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更新日:2024年2月28日

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甲府市防災リーダー

 近年、全国各地で、局地的な豪雨や土砂災害、大雪や噴火などが発生しております。また東海地震や南海トラフ巨大地震等の大規模地震の発生も懸念されていることから、住民の防災・減災への関心は、日々高まっております。
 阪神・淡路大震災では、地域の絆の大切さや、地域における自発的な自助・共助による自主防災活動の必要性が認識され、東日本大震災では、その重要性を再認識させられました。
 災害発生時に被害を最小限に食い止めるには、「自分たちのまちは自分たちで守る」共助の精神に基づき、住民の皆さんが一丸となって、連携した行動をとり、発災直後から速やかに初動対応をしていただくことが肝要です。
 こうしたことから、甲府市では、災害に強いまちづくりを担う人材を育成するため、平成24年度に甲府市防災リーダー登録制度を創設し、地域で主体的に防災活動に取り組むリーダーを育成しています。

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防災リーダーに期待される役割

 平常時においては、地域において、防災・減災に向けた対策の中心的な役割を担うことが期待され、また、災害時においては、地域や関係機関との連携を図り、応急活動を行うことが期待されます。

  1. 平常時の役割
    防災リーダー指導育成研修会で習得した知識・技能等の普及に努めるほか、地域の防災活動等に関する計画の立案及び実施に参画・協力します。
  2. 災害時の役割
    初期消火、救助、救護及び応急活動や避難所運営等の支援を行うほか、自治会内の安否確認や被害状況調査の協力を行います。
     
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防災リーダーの登録方法

 防災リーダー指導育成研修会のA講習・B講習(または女性のための防災研修会)をそれぞれ受講いただいた方を防災リーダーとして登録しています。
 防災・減災に関する基礎的な知識を学ぶほか、初期消火活動に必要となる消火栓器具の取扱い方法や実践的な救命講習を行います。そして、避難所の運営を擬似的に体験する避難所運営訓練などを行います。
 また、災害時の限られた条件下の避難所では、女性は、男性の場合と比べ、生活するうえで制約も多くなると想定されます。こうしたことから、女性のための防災研修会(B講習)では、避難所でのプライバシーの確保や防犯、また、乳幼児を抱える母親の悩みなど、女性ならではの問題について研修を行います。

  1 防災リーダー指導育成研修会の講習内容

  • A講習
    防災リーダーの役割、 防災講座、消火栓器具取扱訓練他
  • B講習(女性のための防災研修会もB講習となります)
    救命講習、避難所運営訓練他

  2 受講資格
 甲府市内在住の方
 経験や年齢・性別などの制限はありません。 

  3 講習の免除(登録要件)
 (1)市町村の消防団員又は消防団を退団した班長以上の階級の方は、研修会のうち、A講習を免除できます。
 またB講習のうち、普通救命講習終了証を取得している方は、救命講習も免除できます。
 (2)日本防災士機構認証委員会の資格審査により防災士として認証された方または、これに準ずる資格を有する 
 方は、A講習のうち防災リーダーの役割に関する講習を受講いただければ、防災リーダー登録となります。

 4 研修会の日程
 毎年、上半期と下半期に研修会を開催しています。
 甲府市HPや広報等で案内をしております。

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防災リーダーの登録状況

 平成24年度の制度開始以降、多くの方に活動いただいております。(令和6年2月末現在)

男性 女性 合計
938人 332人 1,270人

 

登録証カード

 防災リーダーに登録された方には登録証カードが交付されます。

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 甲府市防災リーダーフォローアップ研修会を開催しました

 令和5年度は、甲府市防災リーダーの防災知識や技術の向上を目的とした「甲府市防災リーダーフォローアップ研修会」を3回開催しました。

 1回目は、令和5年9月10日(日曜日)午前10時より、東中学校体育館で開催しました。東ブロックの防災リーダー50名に参加いただき、市職員である地域連絡員22名も参加するなか「NPO法人災害・防災ボランティア未来会」代表の山下博史様を講師に、受付や区割りなどの避難所運営訓練を実施しました。

 2回目は、令和5年10月22日(日曜日)午前10時より、北東中学校体育館で開催しました。北ブロックの防災リーダー50名に参加いただき、市職員を講師に、組立式トイレ・マンホールトイレ・発電機などの資機材の取扱訓練を実施しました。

 3回目は、令和6年1月28日(日曜日)午後2時より、甲府市総合市民会館芸術ホールで開催しました。防災リーダー245名に参加いただき、外部講師による講演会を実施しました。

 はじめに、消防庁の「防災意識向上プロジェクト」の派遣講師を務める武蔵野美和様から講演をいただきました。武蔵野様からは、東日本大震災での自らの被災経験や、避難所で食事の支援活動に携わった経験から、災害時にも活用できるように日常の携帯品を見直す必要があることや、避難所は生活の場であるため、リーダーはいても上下関係は作らないことが重要であるというお話をいただきました。

 続いて、甲府地方気象台の田中智樹調査官から講演をいただきました。田中様からは、近年の大雨による災害事例の解説と、災害発生時にキキクル(危険度分布)などの防災気象情報を活用することや、災害発生前にハザードマップで浸水深や土砂災害警戒区域を確認することが必要であるというお話をいただきました。

 また、令和5年にリニューアルした防災アプリについて説明を行ったほか、相談ブースも設けました。

 今回のフォローアップ研修での内容を、各自治会で伝達していただき、地域防災力の更なる向上を図っていただけることを期待しております。

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よくある質問

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お問い合わせ

危機管理室防災企画課防災企画係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎4階)

電話番号:055-237-5331

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