昭和54年6月甲府市議会定例会議事日程(5)

        昭和54年7月9日(月)  午後1時

  報  告

第1  議案第42号  議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の

            一部を改正する条例制定について

第2  議案第43号  甲府市職員旅費支給条例等の一部を改正する条例制定

            について

第3  議案第44号  甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について

第4  陳情書について(陳情第2号)

第5  議案第56号  昭和54年度甲府市一般会計補正予井(第1号)

                      以上総務委員長報告

  

 

第6  議案第48号  甲府市幸療育園条例の一部を改正する条例制定に

            ついて

第7  議案第49号  甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定に

            ついて

第8  議案第60号  甲府市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の1部を

            改正する条例制定について

第9  議案第56号  昭和54年度甲府市一般会計補正予井(第1号)

                      以上民生委員長報告

  

 

第10 議案第41号  専決処分について

            (示談締結及び損害賠償額の決定について)

第11 議案第45号  甲府市中小企業資金融資貸付条例の一部を改正する

            条例制定について

第12 議案第46号  甲府市小規模企業者小口資金融資促進条例の一部

            を改正する条例制定について

第13 議案第47号  甲府市農業共済条例の一部を改正する条例制定について

第14 議案第58号  昭和54年度甲府市農業共済事業会計補正予算

            (第2号)

第15 議案第50号  農作物共済及び蚕繭共済の無事戻しについて

第16 議案第51号  農業共済事業事務費の賦課単価について

第17 議案第52号  市道路線の認定について(長松寺新田線)

第18 議案第53号  市道路線の認定について(荒川1号線(2))

第19 議案第54号  市道路線の認定について(西大久保大下線)

第20 議案第55号  市道路線の認定について(大津西下条線)

第21 議案第57号  昭和54年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算

            (第1号)

第22 議案第70号  昭和54年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算

            (第2号)

第23 議案第56号  昭和54年度甲府市一般会計補正予井(第1号)

                      以上建設経済委員長報告

  

 

第24 議案第59号  昭和54年度甲府市水道事業会計補正予算(第1号)

第25 議案第63号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場自家用発電機設備工事)

第26 議案第64号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場水処理施設管廊内配管設備工事)

第27 議案第65号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場水処理動力電気設備工事)

第28 議案第66号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場給水砂濾過設備工事)

第29 議案第67号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場濃縮消化タンク設備工事)

第30 議案第68号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場水処理監視計装設備工事)

第31 議案第69号  請負契約の締結について

            (大津終末処理場汚泥脱水設備工事)

                      以上水道委員長報告

  

 

第32 甲議第3 号  宝飾研磨等地場産業の保護育成に関する意見書

            提出について

第33 甲選第5 号  第1奥仙丈山恩賜県有財産保護組合議員の選挙に

            ついて

 

 

 

 

  (出 席 議 員)

塩 野 褒 明君

福 島   勇君

中 込 孝 文君

岡     伸君

原 田 正八郎君

市 村 輝 男君

鈴 木 豊 後君

飯 島   勇君

伊 藤 常 八君

内 藤 源 一君

長瀬 正左衛門君

小 林   匡君

小河原 正 平君

市 川 正 雄君

中 西   久君

樋 口 精 一君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

森 沢   茂君

込 山 貴 雄君

堀 口 菊 雄君

富 永 政 男君

千 野   哮君

宮 島 雅 展君

臼 井 成 夫君

秋 山 慎次郎君

土 屋   直君

岡 島   修君

早 川 光 圀君

武 川 和 好君

石 丸 あきじ君

小 林 康 作君

堀 込 徳 一君

小 沢 政 春君

三 井 五 郎君

溝 口 一 雄君

山 中 繁 芳君

早 川 武 男君

小 沢 綱 雄君

 

                          39名 

 

 

  (欠 席 議 員)

堀 内 光 雄君

 

 

 

                           1名

 

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事 務 局 長 臼 田 茂 治君

総務 担当 主幹 窪 田   。君

庶務 担当 主査 松 本 康 成君

調査 担当 主査 今 福 栄 一君

議事 担当 主幹 平 嶋   泰君

議事 担当 主査 大日方 好 一君

議事 担当 主査 功 刀   尊君

記録 担当 主査 天 野 忠 幸君

 

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

甲 府 市 長 河 口 親 賀君

中央卸売市場長 河 村 利 夫君

助     役 吉 田 三 郎君

市立甲府病院事務局長 岡 田 政 治君

収  入  役 保 坂 昌 新君

教 育 委員長 小 池 幸 蔵君

参     事 輿 石   正君

教  育  長 岩 波 民 造君

市 長 室 長 古 屋   昭君

教  育 次長 小 林 一 彦君

企 画 部 長 荻 原 克 己君

水 道 管 理 者 坂 本 友 幸君

総 務 部 長 新 藤 昭 良君

水道局業務部長 塩 見 善 之君

市 民 部 長 神宮寺   茂君

〃 工務部長 三 沢 国 義君

福 祉 部 長 保 坂   一君

選挙管理委員長 関   和 夫君

社 会 部 長 内 藤   恒君

農業委員会会長 土 屋 活 朗君

環 境 部 長 中 村 悦 三君

公 平 委 員 長 堀 内 亀太郎君

経 済 部 長 篠 原 憲 造君

代表 監査委員 山 本 義 邦君

建 設 部 長 一 瀬   勇君

固定資産評価員 廣 瀬 順 作君

都市 開発 部長 三 神 岩 一君

 

下 水 道 部 長 丸 山   忍君

 

 

 

 

        午後2時09分 開議

 

○議長(小河原正平君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 議場内が大変暑いですから御自由に上着をお脱ぎください。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 議長のもとに請願1件が提出されました。

 

 右は各位のお手元に配付いたしてあります請願文書表の記載のとおり建設経済委員会に付託いたしましたので御了承を願います。

 

 次に小沢政春君ほか9名から、宝飾研磨等地場産業の保護育成に関する意見書が提出されました。

 

 右は議事日程記載の日程第32甲議第3号でありますので朗読を省略いたします。

 

 次に堀内光雄君は一身上の都合により本日欠席する旨の届け出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。日程第1から日程第5まで5案を一括議題といたします。

 

 5案に関し総務委員長の報告を求めます。総務委員長市村輝男君。

 

      (総務委員長 市村輝男君 登壇)

 

○総務委員長(市村輝男君)

 去る4日の本会議において、当委員会に付託された案件について5、6日の2日間にわたり委員会を開会、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。

 

 まず、議案第42号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第43号甲府市職員旅費支給条例等の一部を改正する条例制定について

 

 議案第44号甲府市市税条例の一部を改正する条例制定についての3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第56号昭和54年度甲府市一般会計補正予算(第1号)中当委員会所管分については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、特に、新総合計両事業の一環としての市民窓口サービスセンター設置費、総合市民会館基本構想委託費、児童館建設事業費及び総務費中甲府地区開発推進協議会負担金に関連する職員採用問題について、集中的に論議が交わされました。

 

 まず、新しい試みである市民窓口サービスセンター設置費については、当局より設置場所は旧商業高校跡地として、市内全域の市民が利用出来る施設とするが、当面は4万8千人を対象とし、うち

80パーセントを実際の利用人口と見込んでいる。

なお駐車場の収容台数は30台から40台を予定しており、また、職員の配置については、現有勢力で対応し、2名を配置する予定であるとの説明がありましたが、委員中より、すでに総合計画の中で今回を含め4ヵ所に設置することが決っているが、実施の状況によっては、他の3ヵ所についても弾力的かつ加速的に設置に踏みきり、市民サービスの万全を期するよう要望する意見がありました。

 

 次に、総合市民会館基本構想委託費については、委員中より基本構想をまとめるに当たって、この間題は県・市にとって重要な課題の1つであるので、公有地の有効利用という面からも、積極的に県とも協議を重ね基本的な一致点を見い出すとともに、市民の要望、議会の意向を十分踏まえ、万事遺漏のないよう要望する意見がありました。

 

 次に、甲府地区開発推進協議会負担金に関連する職員採用については、開発推進協議会に職員1名を出向させたことによって生じた欠員を7月1日づけの採用で補充したが、このように必要が生じたからといって、年度中途における職員の採用は、人事に対する不明朗さを表すものであるので、今後、事務職については年度中途においての採用はせず、市民に対し不信を抱かせることのないよう慎重に対処すべきだと質したのに対し、当局より了承する旨の答弁がありました。

 

 次に、児童館建設事業費については、総合計画の中で市内4ヵ所に建設する予定であるが、その手始めとして本年度石田小用地に留守家庭児童会との複合で建設するものであるとの説明に対し、小学校用地内に建設することは、他の小学校地域の児童の利用が困難になり、特定地域の児童のみが利用することになるので、教育の公平化の建前からも、今後の建設にあたっては、幾つかの小学校区域の児童が包含され、なお学校へ行くような意識でなく、児童館に行くという感覚が満たされ、その使命が十分果たされる施設とすることを要望する意見がありました。

 

 陳情第2号国体主会場の誘致については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 

 本陳情については、9月議会でその経過と結果の報告を求めます。

 

 引き続き、今回の住民リスト漏洩事件は、市民の関心も高く、重要な問題でありますので、委員会は所管事務の調査の中で特にとり上げ、委員外議員の発言をも許し、集中的に審議を行い、市長の政治姿勢、管理体制、職員モラル等について質したのに対し、市長から、今度のリスト問題については、執行の最高責任者として市政に対する不信感を与えたということは誠に遺憾である。

 

 今後、再びこの様なことが起きないよう、職員モラルの向上と管理体制の確立を図っていくが、それ以上に市長自身の姿勢が問われており、それが職員に与える影響も大きいので、自分自身の姿勢を厳しく律し、全職員一丸となって、市政執行に邁進するとの決意表明がありましたことを特に報告いたします。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で説明は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 総務委員会の御審議の過程の中で、住民リスト陰謀のもとは、当時土地開発公社の代表監事であった石上基孝君であったことが明らかになったと思いますが、石上君についての御審議の状況がありましたらお聞かせを願います。

 

 次に住民リストの未回収の分は、公文書の毀棄につながるものと考えられますが、御審議の結果をこれまたお尋ねをいたします。

 

 次に住民リストの作成代金の金額、これを支払った者またその違法な扱いについての御審議の内容はどのようでありましたかお尋ねをいたします。

 

 次に住民票の世帯主一覧表の送付についての公文書中、市政グラフと加入した内容について、グラフ甲府というのは既刊されておりますが、市政グラフと記入されたことについては、やはり甲府市の部長職が書かれたものですから間違いだろうと思いますが、この辺についての御審議の内容はいかがでありましたか。

当然これは、グラフ甲府は広報課長の、広報課の方の担当でありますから、残念ながらこの加入、市政グラフと加入した担当部管ではないから、間違いとすれば仕方ありませんが、この辺の内容についての御審議があったかどうか。

以上の点について、審議の内容についてひとつ教えていただきたいと思います。

こういうわけです、終わります。

 

○議長(小河原正平君)

 市村輝男君。

 

○市村輝男君

 秋山議員さんにお答えをいたします。

 

 第1項目の石上氏についての審議はなされたかということでございましたが、されませんでした。

 

 次に住民リストの未回収分についてどうなっているかということのようですが、現在15枚未回収でございます。

ただこれが毀棄に通ずるかどうかということになりますと、総務委員会はその点につきましては、大変何と申しますか毀棄とは言いがたいと、このような御答弁がなされました。

 

 次にリストの代金支払いは、深沢前室長がポケットマネーで支払ったわけでございますが、この違法性という点につきましては、当局は当然こういうふうな目的で使われると解釈しておりませんので、結果的にはどうか知りませんが、違法という断定を下すことは困難だ、このような答弁です。

 

 4番目の市政グラフのことについてですが、これは当日のことを具体的に申し上げるわけですが、担当課長の中村課長は、このことにつきましては担当部に対しまして御相談がなかった。

しかし総務部長のお答えによりますと、深沢前室長は担当部にこのことは申し伝えてあると、このような回答がなされました。

以上でございます。

 

○議長(小河原正平君)

 ほかに質疑はありませんか―これをもって質疑を終結いたします。

 

 これより日程第1議案第42号から日程第3議案第44号まで3案を一括採決いたします。

3案に対する委員長の報告は可決であります。

3案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって3案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第4陳情について採決いたします。

 

 本件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に日程第6から日程第9まで4案を一括議題といたします。

 

 4案に関し民生委員長の報告を求めます。

民生委員長内藤源一君。

 

      (民生委員長 内藤源一君 登壇)

 

○民生委員長(内藤源一君) 

 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました議案について、5日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。

 

 議案第48号甲府市幸療育園条例の一部を改正する条例制定については、委員から、利用対象者18歳までの年齢制限をはずし、自立更生の道を助長させるためには、肢体不自由者の就職に理解を持つ企業の協力がなければ不可能なことであり、その企業の開拓に一層の努力をされるよう要望がありました。

 

 議案第49号甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定については、委員から本議案に関連して保険料に関する申告漏れのないよう十分に周知徹底を図り、申告に混乱をきたさないような措置を講ずるよう要望がありました。

 

 議案第56号昭和54年度甲府市一般会計補正予算(第1号)中所管分については、委員から民生費に計上された各補助金について、補助金見直しの見地から公金支出の重要性を認識し、内容審査を十分に行い、手続き等のチェックに手ぬかりのないよう強い要望が出されました。

 

 議案第60号甲府市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定については、今回のし尿汲取手教科の改定は、前回の改定から2年を経過したもので、清掃同業組合の申請に対し、し尿処理問題研究協議会の報告を得て定めたものであるが、全体的には諸経費の高騰により、値上げはやむを得ないとするものの、定額制と従量制の値上げ額にどのような配慮をしたかと質したのに対し、従量制手数料は、浄化槽清掃手数料への影響を考慮して低く押えたとの答弁がありました。

また、清掃同業組合に対する企業経営合理化促進補助金の成果と今回の値上げとのかかわり合いについて論議が交わされ、結論的に清掃業者に対して下水道の普及に対応する企業の合理化については、協業化の方向で検討を進め、住民に対しより一層サービスの向上に努めるよう指導を行い、市長の行政責任を果すよう要望がありました。

 

 以上4案については、いずれも全員異議なく、当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第6議案第48号から日程第8議案第60号まで3案を一括採決いたします。

3案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって3案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第10から日程第23まで14案を一括議題といたします。

14案に関し建設経済委員長の報告を求めます。

建設経済委員長 小沢政春君。

 

      (建設経済委員長 小沢政春君 登壇)

 

○建設経済委員長(小沢政春君)

 去る4日の本会議で当委員会に付託されました議案並びに請願について、5日及び6日の2日間委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 まず、議案第41号専決処分について(示談締結及び損害賠償額の決定について)並びに議案第52号から議案第55号までの市道路線の認定についての以上5案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認及び可決するものと決しました。

 

 次に、議案第47号甲府市農業共済条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第50号農作物共済及び蚕繭共済の無事戻しについて

 

 議案第51号農業共済事業事務費の賦課単価について

 

 議案第58号昭和54年度甲府市農業共済事業会計補正予算(第2号)の4案についても、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第45号甲府市中小企業資金融資貸付条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第46号甲府市小企模企業者小口資金融資促進条例の一部を改正する条例制定についての2案は、今回新たに経済変動による不況業種を営む中小企業者に対する運転資金と小規模企業者に対し緊急に必要とする運転資金の融資を行おうとするものであり、委員会では、時宜を得た融資制度であるので、その趣旨が十分生かされるよう利用者の立場に立った適切な運用を図るとともに代理弁済についても十分留意することを要望し、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第56号昭和54年度甲府市一般会計補正予算(第1号中当委員会所管分については、主に土地区画整理事業について論議が集中しましたが、委員会は、住民の理解とコンセンサスを得る中で慎重に事業の推進を図ることの要望を付し、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 最後に、議案第57号昭和54年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)及び議案第70号昭和54年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算(第2号)の2案については、特に附設食品卸売団地の用地買戻しに閲し、現地視察も行う中で、その経過や今後の対処の仕方等について慎重な論議が交わされました。

その結果委員会では、当局から説明がされたとおり、附設食品卸売団地は中央卸売市場を補完する公の施設で市場取引と連携して関連食品等の総合卸売機能を充足し、食品の流通の合理化、効率化を図り、無秩序な営業活動を排除して、多数の中小企業者の業績の安定と向上、更には市民福祉の増進を目的として機能してきたものであり、この食品卸売団地の趣旨、目的が維持されることを条件として締結された譲渡契約に違反した以上は断固買戻しを行い、今後の中央卸売市場を中心とする総合的な流通の合理化と効率化を図り、市民生活の安定に資するべきであるとの意見の集約をみたのであります。

 

 しかしながら、地上物件や抵当権など法的に多くの問題が内在し、その解決は相当むずかしさが予測されるため、関係者や同業者の組合とも十分な話し合いを行い、円満に解決できる方途も検討し、できる限り早期に買戻しができるよう万全の対処をすること。

また今後は、なお一層入居業者に附設食品卸売団地の使命を十分に認識して貰う努力を払い、再びこうした問題が発生しないよう留意することを要望して、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第10議案第41号の専決処分について採決をいたします。

 

 本件は委員長報告のとおり承認することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本件は委員長の報告のとおり承認することに決しました。

 

 次に日程第11議案第45号から日程第22議案第70号まで

12案を一括して採決いたします。

12案に対する委員長の報告は可決であります。

12案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって12案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第5議案第9、日程第22議案第56号について採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって議案第56号は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第24から日程第31まで8案を一括議題といたします。

 8案に関し水道委員長の報告を求めます。

水道委員長 原田正八郎君。

 

      (水道委員長 原田正八郎君 登壇)

 

○水道委員長(原田正八郎君)

 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました議案について、5日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を報告いたします。

 

 まず、議案第59号昭和54年度甲府市水道事業会計補正予算(第2号)については、水道局庁舎建設事業の施工にあたりその財源として、企業債を補正するものでありますが、当局から、庁舎建設資金は原則として水道料金によらず、現庁舎の市役所への所管換えによって賄うものであり、国の公共投資の拡大、景気刺激策などにより、庁舎建設に100パーセント起債が認められ、しかも財政が健全で、利益剰余金が見込まれる54年度着工が時期的に最も適している。

 

 また、分散している機能を集中し、事務能率の向上のために早期建設が望まれているため、本年度から庁舎建設に着手したい旨の説明がありました。

 

 委員会はまず、水道庁舎移転は市民に対するサービス面に著しい低下を招くのではないか、と質したところ、当局から市民サービスを低下させず、しかも水道事業の企業性をも十分発揮するために、移転建設するものであり、市民に直接影響のある料金納付等の窓口事務の取り扱いについては、一部事務委託に切りかえるなど可能な限り事務改善を行うほか、納税証明等あらゆる証明も取り扱えるような市民センター的役割も果たすよう、市の企画部とも協議するなかで検討しており、合理的な市民サービスを目指していく旨の答弁がありました。

 

 これに対して委員から、設計段階から窓口等のスペースを広く確保するなど、市民サイドに立った建設を進めるよう要望が出されました。

 

 次に、水道局庁舎に臨接する電々公社錦町分局が甲府市南部に移転する準備を進めているようだが、これへの対応策及び新庁舎建設に伴う冷暖房施設について質したのに対しては、現在水道局として直接的には折衝はしていないが、水道局庁舎の跡地の効率的利用の面から、市当局が確保することには大きなメリットが期待できる。従って、将来にむかって積極的に取り込む必要性は認めている。

 

 また、冷暖房施設については石油不足、省エネルギーの折から、太陽熱利用のソーラーシステムも時代の要請に適合するものとして慎重に検討を行ってきたが、このシステムの大規模なものはいまだ研究段階にあり、一般に普及はしていない。また、

 

1 設備費が割高で、市内に設置した例からすると1億8千万円位はかかり、水冷式の方が割安である。

 

1 ソーラーシステムを屋上に設置すると、将来3階から4階に増設する場合に障害となる。

 

1 大官市体育館の例からすると、冬期の維持管理に不安がある。

 

1 ソーラーシステム自体が開発途上にあり、そのために利用効果、耐用年数が未知数である。

 

1 故障などのトラブルが生じやすい。

等の理由により、

冷房は水冷式、暖房は都市ガスにより設置したい旨の説明がありました。

 

 なお、委員中より局庁舎建設にあたっては、職員が能率的、効率的に活用でき、また市民に過大な負担を及ぼすことのないよう努めるなかで、100年の大計の上に、あらゆる英知を結集して建設にあたられるよう特に要望する意見も出されました。

 

 以上が委員会での審査経過の大要でありますが、委員から、電々公社分局の移転構想もある現在、現敷地での局庁舎の建設とソーラーシステムに対する配慮の不足を理由として反対する意見が出され、採決の結果、多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、

 議案第63号請負契約の締結について(大津終末処理場自家用発

                   電機設備工事)

 議案第64号請負契約の締結について(大津終末処理場水処理施

                   設管廊内配管設備工事)

 議案第65号請負契約の締結について(大津終末処理場水処理動

                   力電気設備工事)

 議案第66号請負契約の締結について(大津終末処理場給水砂濾

                   過設備工事)

 議案第67号請負契約の締結について(大津終末処理場濃縮消化

                   タンク設備工事)

 議案第68号請負契約の締結について(大津終末処理場水処理監

                   視計装設備工事)

 議案第69号請負契約の締結について(大津終末処理場汚泥脱水

                   設備工事)

についての7案は、

 

 いずれも大津終末処理場建設に伴う請負契約の締結でありますが、委員会は、工事施工に際して各業者間に摩擦が生じないよう、万全な指導、監督を特に要望し、7案いずれも当局原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。

 

 なお、大津幹線管渠工事に関連して委員から、一部未買収地が残されているが、地権者の理解と協力を得るなかで、円満のうちに買収を進め、55年の運転開始に支障をきたさないよう特段の努力を要望する意見が出されました。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第24議案第59号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者起立)

 

○議長(小河原正平君)

起立全員であります。

 

 本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第25から日程第31まで7案を一括採決いたします。

 

 7案に対する委員長の報告は可決であります。

7案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって7案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 暫時休憩いたします。

 

      午後2時45分  休憩

  

      午後4時50分 再開議

 

○議長(小河原正平君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

日程第32甲議第3号宝飾研磨等地場産業の保護育成に関する意見書提出についてを議題といたします。

 

 小沢政春議員から提案理由の説明を求めます。

 

     (小沢政春君 登壇)

 

○小沢政春君

 御説明申し上げます。

 

 今期定例会に請願が提出をされ、願意妥当と認められましたので、建設経済委員の全員の意思で意見書を提出することになった次第であります。

 

 宝飾研磨等地場産業の保護育成に関する意見書(案)

 

 数100年の伝統をもち、山梨県の地場産業として繁栄してきた宝飾研磨業界は、円高と相つぐ経済不況により大きな打撃を受けております。

円高以来、アメリカ等は輸入先を日本から台湾、韓国等に変え、受註が完全にストップする状態にあります。

 

 又最近では、水晶のカットネックレス、丸玉部門については、韓国等からの輸入価格を基準にした買いたたきも行われ、関連する業者の失業状態は慢性化し、転廃業が続出しています。

 

 さらに、台湾、韓国等からの低工賃を利用した逆輸入は、この業界の基盤を失い、地場産業の崩壊は必至であります。

 

 よって甲府市議会は、本市の地場産業として長い間培われてきた宝飾研磨技術と従事する多くの業者の生活を守るため、次の御措置を講じられるよう強く要望するものであります。

 

1 逆輸入に対して、きびしい規制の措置を講ずること。

 

1 当面、規制が困難であるとすれば、「産業表示」の措置を講ずること。

 

1 操業、半休業、休業業者に対し、必要な援助を講ずること。

 

右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。

 

  昭和54年7月9日

                  甲 府 市 議 会

 

内 閣 総理大臣

通 商 産業大臣

あて

公正取引委員長

山 梨 県 知 事

 

 

 なお、字句、条項の整理については議長に御一任をいたしますので、よろしくお取り計らいをお願いいたします。

 

○議長(小河原正平君)

以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたします。

これに御異議ありませんか。

 

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第3号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 これより翻案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第3号宝飾研磨等地場産業の保護育成に関する意見書提出については、請願のとおり可決されました。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま意見書提出についてが可決されましたが、それぞれの条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 ただいま甲議第3号が可決されましたので、請願第3号はみなし採決として処理いたします。

 

 暫時休憩いたします。

 

     午後 4時55分 休 憩

  

     午後11時38分 再開議

 

○議長(小河原正平君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 日程に入る前に7月4日の本会議で樋口議員から要求のありました宮島雅展君の同日の発言内容については、議長が当日宣告したとおり会議録を精査の上、議長において措置することといたします。

 

 なお、当局の答弁についても同様に措置いたします。

 

 次に、ただいま上田英文君ほか8名から甲議第4号甲府駅近代化促進ならびに交通問題に関する調査について、

 

 また樋口精一君ほか8名から甲議第5号国民体育大会対策に関する調査について、また小沢政春君ほか8名から甲議第6号地震防災対策に関する調査についてが、それぞれ提出されました。

よってこの際まず甲議第4号甲府駅近代化並びに交通問題に関する調査についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第4号を日程に追加し、議題とすることに決しました。

 

 甲議第4号を議題といたします。

 

 上田英文君から提案理由の説明を求めます。上田英文君。

 

      (上田英文君 登壇)

 

○上田英文君

 甲府駅近代化ならびに交通問題に関する調査についてを提案いたす次第でございますが、お手元に配付してあります印刷物のとおりでございますので、朗読を省略さしていただきたいと思いますが何分よろしくお願いいたします。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 お誇りいたします。

本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は提案のとおり可決されました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 ただいま設置されました甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会の委員選出については、委員会条例第6条第1項の規定により

 

伊 藤 常 八 君   内 藤 源 一 君

福 島   勇 君   小 林   匡 君

鈴 木 豊 後 君   小 林 康 作 君

早 川 光 國 君   山 中 繁 芳 君

 早 川 武 男 君   堀 口 菊 雄 君

 石 丸 あきじ 君   長 瀬 正左衛門君

 臼 井 成 夫 君

の13名を指名いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

よって、ただいま指名いたしました13名の諸君を甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました特別委員は本会議終了後、委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。

 

 次に、甲議第5号国民体育大会対策に関する調査についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。よって、甲議第5号を日程に追加し、議題とすることに決しました。

 

 甲議第5号を議題といたします。

 

 樋口精一君から提案理由の説明を求めます。

 

 樋口精一君。

 

      (樋口精一君 登壇)

 

○樋口精一君

 国民体育大会対策に関する調査についての御提案を申し上げますが、すでにお手元に配付してある資料を一読していただくことによりまして、提案にかえさせていただきます。

御了承願います。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は、提案のとおり可決されました。

 

 重ねてお諮りいたします。

ただいま設置されました国民体育大会対策に関する調査特別委員会の委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により

 

 内 藤 秀 治 君   上 田 英 文 君

市 村 輝 男 君   岡     伸 君

飯 島   勇 君   樋 口 精 一 君

堀 込 徳 一 君   堀 内 光 雄 君

小 沢 綱 雄 君   千 野   哮 君

武 川 和 好 君   中 西   久 君

 土 屋   直 君

の13名を指名いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました13名の諸君を国民体育大会対策に関する調査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました特別委員は、本会議終了後、委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。

 

 次に、甲議第6号地震防災対策に関する調査についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第6号を日程に追加し、議題とすることに決しました。

 

 甲議第6号を議題といたします。

 

 小沢政春君から提案理由の説明を求めます。

 

 小沢政春君。

 

      (小沢政春君 登壇)

 

○小沢政春君

 地震防災対策に関する調査についての提案をいたします。お手元にありますプリントにお目を通していただいて御了承いただきたいと思います。

 

○議長(小河原正平君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は提案のとおり可決されました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 ただいま設置されました地震防災対策に関する調査特別委員会の委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により

 

 市 川 正 雄 君   原 田 正八郎 君

 塩 野 褒 明 君   中 込 孝 文 君

 込 山 貴 雄 君   溝 口 一 雄 君

 小 沢 政 春 君   富 永 政 男 君

 宮 島 雅 展 君   岡 田   修 君

 森 沢   茂 君   秋 山 慎次郎 君

 三 井 五 郎 君

の13名を指名いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました13名の諸君を地震防災対策に関する調査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました特別委員は、本会議終了後、委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。

 

 次に、日程第33甲選第5号第一奥仙丈山恩賜県有財産保護組合議員の選挙を行います。

 

 本件は、山梨県恩賜県有財産管理条例により第一奥仙丈施業区恩賜県有財産の保護に関する事務を共同処理するため、甲府市・敷島町をもって規約を定め組合を組織しております。

同組合議員の定数は、旧甲府市池田4名、山宮1名、千代田4名を当該地区に住所を有し、恩賜林の保護の責任を有する市議会の被選挙権を有する者の中から本市議会が選挙するものであります。

 

 組合議員の任期は4年で、現議員は7月31日をもって任期を満了しますので、この際任期満了前に選挙を行うものであります。

 

 お諮りいたします。

選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、議長において指名することに決しました。

 

 第一奥仙丈山恩賜県有財産保護組合議員に、

 

甲府市上帯那町3054番地  末 木 恒 秋 君

甲府市下帯那町1990番地  大久保 忠 孝 君

甲府市平瀬町1052番地   長谷川   博 君

甲府市平瀬町2004番地   石 橋 益 一 君

甲府市山宮町3255番地   小 林 武太郎 君

甲府市荒川1丁目4番14号  五 味 理 作 君

 甲府市池田3丁目5番23号  三 井   力 君

 甲府市下飯田2丁目5番30号 鶴 田 昭 夫 君

 甲府市池田2丁目10番18号 千 野 武八郎 君

を指名いたします。

 

お諮りいたします。

 

ただいま議長において指名いたしました以上の諸君を第一奥仙犬山恩賜県有財産保護組合議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました以上の諸君が組合議員に当選されました。

 

 次に、海外行政視察派遣について、この際お諮りいたします。

 

 本年度の海外行政視察については、込山貴雄君、小沢綱雄君、上田英文君、内藤源一君、秋山慎次郎君、土屋直君、武川和好君の7名を派遣することといたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 ただいま可決されました海外派遣についてその視察都市、期日については、議長に一任することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 次に、総務、民生、建設経済、水道の各常任委員会から目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。

 

 お諮りいたします。

 

 各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(小河原正平君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。

 

 以上をもって、本定例会に提案されました議案及び請顧の審査を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、6月甲府市議会定例会を閉会いたします。

 

午後11時51分 閉会

 

        甲府市議会議長 小河原 正 平

          〃 副議長 石 丸 あきじ

        会議録署名議員 福 島   勇

                岡 田   修

                長瀬 正左衛門