昭和58年3月甲府市議会定例会議事日程(6)

        昭和58年3月23日(水)午後1時

  報  告

第1  議案第11号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第6号)

                     各常任委員長報告

 

 


第2  議案第20号 青年学級の開設について

第3  議案第36号 甲府市特別会計条例の一部を改正する条例制定について

第4  議案第37号 甲府市市民会館条例の一部を改正する条例制定について

第5  議案第38号 甲府市公民館設置及び管理条例の一部を改正する条例

           制定について

第6  議案第39号 甲府市公民館使用料条例の一部を改正する条例制定に

           ついて

第7  議案第40号 甲府市中小企業振興融資条例の一部を改正する条例

           制定について

第8  議案第41号 甲府市市民センター条例の一部を改正する条例制定

           について

第9  議案第42号 甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定について

第10 議案第43号 甲府都市計画事業の施行に伴う移転等の資金貸付条例

           の一部を改正する条例制定について

第11 議案第44号 甲府市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する

           条例の一部を改正する条例制定について

第12 議案第45号 甲府市市史編さん委員会設置条例制定について

第13 議案第46号 甲府市コミュニティー防災センター条例制定について

                       以上 条例特別委員長報告

 

 


第14 議案第 1号 昭和58年度甲府市一般会計予算

第15 議案第 5号 昭和58年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計

           予算

第16 議案第 2号 昭和58年度甲府市国民健康保健事業特別会計予算

第17 議案第 3号 昭和58年度甲府市下水道事業特別会計予算

第18 議案第 4号 昭和58年度甲府市交通災害共済事業特別会計予算

第19 議案第 6号 昭和58年度甲府市老人保健事業特別会計予算

第20 議案第 7号 昭和58年度甲府市中央卸売市場事業会計予算

第21 議案第 8号 昭和58年度甲府市農業共済事業会計予算

第22 議案第 9号 昭和58年度甲府市病院事業会計予算

第23 議案第10号 昭和58年度甲府市水道事業会計予算

                       以上 予算特別委員長報告

 

 


第24 地震防災対策に関する調査特別委員会中間報告

第25 甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会中間報告

第26 国民体育大会対策に関する調査特別委員会中間報告

第27 議案第48号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

 

(出席議員)

早 川 光 圀君 中 込 孝 文君  岡     伸君 堀 内 光 雄君

堀 口 菊 雄君 鈴 木 豊 後君  飯 島   勇君 小 林 康 作君

原 田 正八郎君 小 林   匡君  堀 込 徳 一君 中 西   久君

長 瀬正左衛門君 樋 口 精 一君  三 井 五 郎君 込 山 貴 雄君

福 島   勇君 宮 島 雅 展君  千 野   哮君 富 永 政 男君

塩 野 褒 明君 武 川 和 好君  岡 田   修君 臼 井 成 夫君

伊 藤 常 八君 内 藤 源 一君  小 沢 政 春君 土 屋   直君

小河原 正 平君 山 中 繁 芳君  秋 山 慎次郎君 内 藤 秀 治君

上 田 英 文君 小 沢 綱 雄君

                               34名

 

(欠席議員)

市 村 輝 男君 市 川 正 雄君  早 川 武 男君

                                3名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の氏名

事 務  局 長  臼 田 茂 治君   総務担当主幹  山 下   久君

庶務担当主査  渡 辺 杭 二君   調査担当主査  神 沢 文 雄君

議事担当主幹  平 嶋   泰君   議事担当主査  功 刀   尊君

議事担当主査  今 福 栄 一君   記録担当主査  天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長  河 口 親 賀君  国体準備室 長  飯 尾   和君

助     役  三 神 俊一郎君  中央卸売市場長  中 込   勉君

収  入  役  古 屋   昭君  市立甲府病院長  石 井 次 男君

市 長 室 長  入 倉 芳 幸君   〃 事務局長  保 坂   一君

調整管理部 長  河 村 利 男君  教 育 委員長  飯 室 甫 邦君

企 画 部 長  神宮寺 英 雄君  教  育  長  楠   恵 明君

総 務 部 長  植 田 太 六君  教 育 次 長  近 山 滋 郎君

市 民 部 長  中 島 省 三君  水道事業管理者  新 藤 昭 良君

社 会 部 長  吉 岡   典君  水道局工務部長  三 沢 国 義君

福 祉 部 長  高 野   肇君  選挙管理委員長  関   和 夫君

環 境 部 長  山 本   貢君  代表監査委 員  小 林 一 彦君

経 済 部 長  荻 原 克 己君  公 平 委員長  清 水 一 郎君

建 設 部 長  赤 池 昭 之君  農業委員会々長  土 屋 活 郎君

都市開発部 長  丸 山   忍君  固定資産評価員  上 杉   要君

下水道 部 長  高 橋 信 靖君

技術管理室 長  志 村 泰 介君

 

 

 

 

        午後2時10分 開議

 

○議長(中西 久君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 市長から追加議案の提出について通知がありました。

 

 提出議案は議事日程記載の日程第27議案第48号でありますので朗読を省略いたします。

 

 次に地震防災に関する調査特別委員会、甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会及び国民体育大会対策に関する調査特別委員会から、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申し出がありました。

 

 右は、議事日程記載の日程第24から日程第26までで行いますので御了承願います。

 

 次に、水道局中込業務部長は一身上の都合により本日欠席する旨の届出がありました。

 

 以上で報告は終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1議案第11号を議題といたします。

 

 本案に関し各常任委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 岡 伸君

 

   (総務委員長 岡 伸君 登壇)

 

○総務委員長(岡 伸君)

 報告いたします。

 

 去る9日の本会議において当委員会に付託されました議案第11号昭和57年度甲府市一般会計補正予算(6号)中当委員会所管分について10日及び本日委員会を開き、慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

○議長(中西 久君)

 次に民生委員長宮島雅展君。

 

   (民生委員長 宮島雅展君 登壇)

 

○民生委員長(宮島雅展君)

 御報告申し上げます。

 

 去る9日の本会議において当委員会に付託されました議案11号昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中当委員会所管分について10日及び本日委員会を開き、慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

〇議長(中西 久君) 

 次に建設経済委員長飯島 勇君。

 

   (建設経済委員長 飯島 勇君 登壇)

 

○建設経済委員長(飯島 勇君)

御報告いたします。

 

 去る9日の本会議において当委員会に付託されました議案第11号昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中当委員会所管分について10日及び本日委員会を開き、慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

○議長(中西 久君)

 次に水道委員長福島 勇君。

 

    (水道委員長 福島 勇君 登壇)

 

○水道委員長(福島 勇君)

 お手元にお届けいたしました報告書記載のとおりでございます。

 


         報 告 書

 

 去る9日の本会議において当委員会に付託されました議案第11号昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第6号)中当委員会所管分について10日及び本日委員会を開き、慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 


○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの各常任委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第1 議案第11号を採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 

 本案は各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

御異議なしと認めます。

 

 よって本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第2 議案第20号から日程第13 議案第46号まで12案を一括議題といたします。

 

 12案に対し条例特別委員長の報告を求めます。

 

 条例特別委員長 込山貴雄君。

 

    (条例特別委員長 込山貴雄君 登壇)

 

○条例特別委員長(込山貴雄君)

 去る3月9日の本会議において、当委員会に付託された条例案等12案について、3月14日から18日までの5日間にわたり委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。

 

 まず総括質問の中で出されました意見要望の大要は次のとおりであります。

 

1 公務員の選挙運動について、最近地域等で選挙運動と見受けられる行為が見られるが、これは地公法に抵触すると思われるため、統一地方選挙をひかえ公務員としての服務規律の周知徹底を図ってほしいこと。

 また、統一地方選挙における立候補予定者の後援団体等の立看板

 等に証紙のはってない違反物が数多く見られるので、選挙管理委

 員会は早急に関係機関協議し、積極的に撤去の指導をし、公正を

 期すよう徹底してほしい。

 

1 かいじ国体開催にむけての選手強化対策と、小中学生の開会式

 の行事参加等については、選手強化にあたって、ジプシー的選手

 採用がないよう県内の地元選手を中心に行ってもらいたい。

 また、小中学生の授業が行事の参加及びその練習等によってカッ

 トされないよう配慮して、カリキュラムをしっかり守るよう指導

 してほしい。

 さらに、開会式等は華美に流れず質素を心がけ、普段着でも参加

 できるようにしてもらいたい。

 

1 甲府駅近代化等に伴う大型店の出店・既存大型店等の増床計画

 が提出されていることについて計画の概況報告書によると大型店

 売場面積は現在の約2倍となり、売上高は5割から9割強となっ

 ている。

 したがってこれ以上認めると、周辺既存中小企業への影響は厳し

 く死活問題であり、通産省から大型出店等の抑制の指導通達も出

 されている時でもあるのでこれら十分検討する中で市として意見

 をまとめるにあたっては、慎重に取組んでほしい。

 

1 工事請負の工事完成保証人について、1つの業者が同一業者の

 何件かの工事完成保証人となっていたため、その業者の倒産によ

 る不測事態に対し、保証人の肩がわりの工事施工に支障をきたし

 ているケースを指摘し、保証人については、工事量等を勘案する

 中で検討し、また、不測の事態に対しても工事が遅滞なく継続す

 るよう指導してほしい。

 

 また、甲府商業高校の教育のあり方について施設整備の充実を図るとともに教職員の積極的な人事交流、男子生徒の増員等を図り、清新な校風満たし、勇猛闊達な生徒に教育し、伝統ある学校をさらに活力ある学校にその名声を高めていくべきであるとの提言と、県との教員の人事交流は制度等に困難な面もあるが、県・市政一体化の情勢の中であるので、スムーズに行えるよう努力してほしいとの要望もありました。

 

 続いて、各条例案等審査の大要は次のとおりであります。

 

 議案第20号青年学級の開設について

 

 議案第36号甲府市特別会計条例の議を改正する条例制定について

の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第37号甲府市市民会館条例の一部を改正する条例制定については、国母市民会館を廃止するものでありますが、代替施設として小集会室的なものを同所にある地元消防団の車庫等の改築計画にあわせて検討してほしいとの要望があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第38号甲府市公民館設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第39号甲府市公民館使用料条例の一部を改正する条例制定について

の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第40号甲府市中小企業振興融資条例の一部を改正する条例制定については、資金融資の対象業種が不況業種を含め、拡大された新しい制度であるので、これが、十分活用されるよう市民に積極的にPRをし、産業振興に努めてほしいとの要望があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第41号甲府市市民センター条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第42号甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定については、これに関連して住宅建設にあたっては、同地域のみに偏らず都市政策上市内全域のバランスを考慮してほしいとの要望があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第43号甲府都市計画事業の施行に伴う移転等の資金貸付条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第44号甲府市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定については、消防団活動に私費負担をしている面もあるので、今後団員の費用弁償額は増額するよう検討してほしいとの要望があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 議案第45号甲府市市史編さん委員会設置条例制定について

 

 議案第46号甲府市コミュニティ防災センター条例制定について

の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第2 議案第20号から日程第13 議案第46号まで12案を一括採決いたします。

 

 12案に対する特別委員長の報告は可決であります。

 

12案は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって12案は特別委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第14 議案第1号から日程第23 議案第10号まで10案を一括議第といたします。

 

 10案に関し予算特別委員長の報告を求めます。

 

 予算特別委員長 堀込徳一君。

 

    (予算特別委員長 堀込徳一君 登壇)

 

○予算特別委員長(堀込徳一君)

 報告いたします。

 

 去る3月9日の本会議において当委員会に付託されました議案第1号から議案第10号までの昭和58年度各会計予算案について、3月12日から3月18日までの間6日間にわたり慎重に審査いたしました経過と結果を報告いたします。

 

 まず昭和58年度予算の総額は

 

 一般会計 346億4,063万円

 

 特別会計 360億6,005万2,000円

 

 合計 707億68万2,000円であります。

これは、前年度当初予算と比較して一般会計は10億7,312万7,000円の増で3.2パーセントの伸び、特別会計は45億9,341万9,000円の増で14.6パーセントの伸びであり、合計では56億6,654万6,000円の増で8.7パーセントの伸びとなっております。

 

 なお、新年度は統一地方選挙の年であるため、新規事業で特に高度な政策判断が求められる事業の決定は改選後まで留保して予算編成がされているということであります。

 

 これに対する内容説明と河口市長の所信は、すでに冒頭の本会議で明らかにされているところでありますので御了承願います。

 

 委員会は冒頭昭和58年度予算全般にわたって総括質問を行い、多方面にわたって論議が交されましたが、その中で各委員から出されました主な要望意見について申し上げます。

 

 まず国の行政改革と経済の停滞は地方行政に大きな影響をもたらしていることは事実であって、本市の新年度の一般会計予算をみても、市税は5.4パーセントの伸びという過去にない厳しいものとなっているのに加えて、地方交付税は27.5パーセント、国庫支出金は10パーセントのそれぞれ減となっている。

一方市債が23.8パーセントの伸びを示し、さらに財政調整基金のとりくずしをせざるを得ないという状況であり、これは非常に厳しい予算内容といわざるを得ない。

したがってこれからの財源確保については万全の配慮をし、より一層効率的な行財政運営に努め、総合計画の完全実施に向って努力すること。

 

 また、市長は常に市民総参加市政を標傍してきており市民の共感を呼んでいることは高く評価するが、一方市民が行政に何もかも頼るといった傾向も見受けられるのでこの厳しい財政事情も踏まえ行政と住民の責任分担を明確にし、毅然とした姿勢で行政執行に臨むこと。

 

 地方の時代といわれながら依然として3割自治であり、この言葉も最近うすれがちで中央集権的候向が強く、地方交付税の伸張率をみてもむしろ3割が崩れようとしている状況にあると理解されるが、地方自治体の自主性自立性を高め地方自治を確立するために市長は先頭に立ってあらゆる機会を通じてより一層積極的にこれに取組んでもらいたい。

 

 現在の行財政対策委員会は当面する問題への対応が主体のようだが、今日の社会経済情勢からすると抜本的な行財政の改革も自治体として避けて通れない問題である。

この機会に組織の簡素化、合理化、事務事業の見直し、定員の抑制などにも真剣に取り組み、より一層行政の減量化を推進してほしい。

 

 本市は全国に先がけて核廃絶平和都市宣言をし、市長の平和に対する考えも明らかに出されているので、全市民的な平和思想の普及、啓発のための施策をより積極的に推進してほしい。

 

 最近青少年の非行、特に中学生の非行が重大な社会問題化しているが、庁内体制の一元化を図り、関係機関等とも有機的な連携をもつなかで健全育成と非行防止に万全を期すること。

 

 最近全国的に個性ある都市づくりが課題となっており、都市に自然を呼び戻すこと、歴史性、風土性をよみがえらせること、都市のイメージの強調等が主に考えられているが、街路、公共施設の緑化を初め、当面の駅ビル、駅前広場については本市独自の個性あるものにする配慮をするとともに、由緒ある町名についてもその歴史的経過を表示して歴史的遺産を残す努力をしている都市もあるので、こうした歴史性、風土性豊かな街づくりを行って個性ある都市づくりを推進してほしい。

また、学校建築を初め公共施設については画一的なものが多いが、文化的な雰囲気をもったユニークさを加味した建物とすることも十分検討すること。

 

 このほか政治倫理確立に関する条例の検討と公務員倫理確立のための具体策、情報公開制度の条例化、報酬等を伴う要綱の規程、規則、条例化への検討、労働金庫貸付金手続の簡素化、駅前駐輪場の設置等について要望する意見が出されました。

 

 また地域公聴制度について、区画整理事業を地域住民の理解と協力を得て推進する上で農業普及員制度と同じような都市計画普及員といったものを第三者機関に委任する中で設置し地域における公聴制度と結びつけて推進したらどうかとの提言とさらに現状の厳しい経済情勢の長期化が予測される中で総合計画の後半期を迎え本市の望ましい将来の都市像とその実現のための政策論が展開され、活力ある都市づくり、本市商工業の活性化を図るための施策特に新年度調査費が計上されているミニ工業団地造成を初め勤労者住宅供給事業や雇用の拡大と人口増等についての今後の取組みに対する問題提起がありました。

 

 以上が総括質問の大要であります。

 

 次に一般会計予算について、各款に従って順次申し上げます。

 

 議会費については議長の年賀状、議長会関係の会議等のあり方の見直しと議会図書室の充実のために、甲府市政並びに市議会にかかわる資料の収集、整理の計画をたてて早急にその整備を図るよう要望する意見も出されました。

 

 総務費については、委員から職員表彰のうち交通戦争の激しい時運転業務に従事する職員に対する表彰については、職員の士気高揚につながるような表彰内容の検討をすること。

また窓口カウンターの高さ、電光掲示板の位置等については、より来庁者の便に供するような施設の改善を要望する意見がありました。

 

 民生費についてはきめ細かい福祉施策の推進のために、次の諸点にわたる要望意見が出されました。

 

1 児童遊園地への水飲場設置を年次計画によって遂次行うこと。

 

1 民生委員・児童委員の推せん方法を再検討すること。

 

1 ちほう症老人に対する積極的な施策を樹立すること。

 

1 老人の生きがい対策と健康確保の一環としてゲートボール場設置をなお進めること。

 

1 国民年金の未加入促進に一層努力すること。

 

 衛生費については、当局から不燃物の最終処分地の確保にあたっては長期的な展望をふまえて広い面積を買収し、59年度から埋立てができるよう努力している旨の説明がありました。

 

 なお、宮入貝撲滅のための地方病予防対策の今後の継続と臭気等の苦情がたえない浄化そうに対するきめ細かい対応を要望する意見が出されました。

 

 労働費については、労働問題懇話会、勤労婦人問題懇話会の報酬の引き上げを要望する意見が出されました。

 

 農林水産業費については、農業振興施策を質したのに対して当局から昨年農業振興計画の見直しを行い、新たに本年2月総合生産事業計画を策定し、今後に向ってこれを基に農用地確保を行いながらきめ細かな実効ある事業執行を図っていくとの答弁がありました。

 

 これに対して委員から、稲作転換事業は多額の経費を投入した割に効果があがっていない。

逆に農業生産は低下し農業の衰退にもつながっているので、営農指導員の設置等農協組織の充実を図りながら農業生産技術の向上に鋭意努力を図ってほしいとの要望がありました。

 

 また、森林組合対策については市有林及び荒川ダム建設に伴う周辺林地の整備等制度的事業の採択が得られ、市有林の経営管理さらに特別重要水源山地治山整備事業、小規模治山事業等々森林組合に委託し強化育成を含め努力しているとの考えが示されました。

 

 商工費については、地場産業振興センター構想を質したのに対して58年、59年の2か年度で国庫補助を受けながら市、県、業界及び国中地区の市町村でそれぞれ出資する第3セクター方式により建設する。

現在建設推進協議会において場所の選定、建物の規模、施設の内容等検討しているとの答弁がありました。

またセンターでの物産品販売によって価格の適正化、標準化のための誘導を図っていきたいとの考えが示されました。

 

 土木費については、小瀬スポーツ公園の代替施設として使用される和田堀、池田両公園については市民に開放し、利用度を高めるため簡易トイレ、水道等の整備を要望する意見に対し、当局から両公園については国体までは暫定的に使用しなければならないので簡易的なクラブハウス等を設置し利用者の要望を充足したいとの答弁がありました。

 

 また委員から花いっぱい運動についてどういう構想を持って国体に対処していくのかと質したのに対し、当局から国体開催時には相当数の花が必要とされるので58年に花の苗の育成と供給源の開発を目標して花卉園芸研究会の協力を得る中で1つのルート作りを行う。

59年度には約2,000基のフラワーポットを購入し飾り付けの準備と花の苗を確保し、その植え付けや水やり管理について各自治会、老人クラブ等の協力を得る中で市民意識の啓蒙を図り最終的に9,000基のフラワーポットで飾り花を育てる運動を展開していきたいとの計画が示されました。

それに対して委員から、構想はフラワーポット中心であるがそうした花いっぱい運動は必すしも適切ではない。本市が管理している公園等全部についても加えていかなければいけないと思う。

花の供給源を作り市民の協力体制を作りながら本当の意味での花いっぱい運動の構想図を正確に設定し、それに基づいた事業の推進をしてほしいと要望する意見がありました。

 

 そのほか労働力を定着させ本市の経済活動を活発にするという観点からも勤労者のために出来得る限り安価な宅地を提供する必要がある。

したがって市内における土地利用の方策を政策的、総合的に十分検討したうえで、その利用計画を策定してほしいとの要望が出されました。

 

 消防費については、自主防災組織の育成強化について質したのに対し、当局から地域住民の意識高揚と啓発については事務職員で、また実地訓練等の指導については専門職である2名の消防職員によって対応しているがまだ十分とはいえないので、今後特に実地訓練等の指導に対する態勢強化に意を注ぎ、自主防災組織の育成強化を図る旨の姿勢が示されましたが、委員から実地訓練の指導者確保については消防本部と連携をとる中で万全を期するよう要望する意見がありました。

 

 そのほか、婦人消防隊の育成強化に努めること及び水害期における土のう確保と防火用貯水槽の維持管理に万遺漏のないよう要望する意見がありました。

 

 教育費については、非行防止対策について当局から、学校当局に対しては生徒自身の自立的、自治的な集団生活ができるような指導の強化を、また教師に対してはきめ細かな個別の対応ができるような研修指導を行うとともに、社会教育の面からも家庭教育講座の開設等により家庭教育の徹底を図っていく。

 

 なお、その予防と補導の面については市長部局の青少年対策担当と一体となって積極的に取や組み、非行防止の万全を期していくとの方針が示されました。

 

 これに対し委員から、目的に沿った具体的な計画を早急にたて非行防止対策の推進を図るよう要望する意見がありました。

 

 そのほかの主な要望、意見は次のとおりです。

 

 教育相談については非行防止対策に重要な役割りを果たすものであるので、さらにその強化拡充を図ること。

 

 和田堀公園の管理運営については、今日までの経過を踏まえ地域住民とのコンセンサスを得る中で対処すること。

 

 一般会計歳入については、委員から国庫支出金及び県支出金のうち特に零細な補助金については行政改革が叫ばれている折から市長会等の機関を通じその整理と充実を国、県に働きかけるよう要望する意見がありました。

 

 以上が一般会計予算の主な審査経過であります。

 

 次に各特別会計予算について申し上げます。

 

 国民健康保険事業特別会計予算については、当局から保険料の滞納繰越分の徴収にあたっては口座振替制度の活用や被保険者組織への加入促進など担当職員が一体となってさらに創意工夫を重ねながらこれが解消に努め、健全な国保財政を維持していく旨の答弁がありました。

 

 下水道事業特別会計予算については、コンポスト稼働に伴うおが屑確保について質したのに対し、当局から現状の試算では4分の1系列で17.5トンの汚泥を処理するには日量30立米のおが屑が必要になり、この確保については市内の製材業組合と約束がされており安定供給の見通しであるが、将来展望の中では万が一不足した場合を想定しておが屑の生産をも含めた検討をし慎重に対応するとの説明がありました。

 

 交通災害共済事業特別会計予算については、当局から58年度に事業内容を抜本的に検討し、会費の引き上げを含めた見直しを行う旨の説明がありました。

 

 住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、委員から貸付金の収納率の一層の向上と同和対象者の福利厚生等の趣旨を踏まえ、貸付けの際の慎重な配慮と事業の的確な推進に努めるよう要望が出されました。

 

 老人保健事業特別会計予算については、とくに質疑はありませんでした。

 

 中央卸売市場事業会計予算については、54年3月31日付けで所有権を譲渡した東西団地部分の行政指導また監督がむずかしさを加えてきている点を指摘しこれが対応について質したのに対し、西側団地については包装品等の取扱いが主で組合も充実しているが、東団地については業種が違い利害関系が一致しない点があるため協力会的な組織を作り1つの形を整えて今後対応していきたいとの考えが示されました。

それに対し委員から、少なくとも年に1回か2回管理事務所が団地組合の構成業者全員を集め計画や意向を伝えると同時に業者からの意見や提案を正確に吸収しそれを精査して監督や指導の指針にするようなことの制度化が必要であるとの提言もありました。

 

 なお委員から、市場の卸売業者が禁魚を販売したという違法行為に対し、今後に向け衛生監視体制の強化、社員教育の徹底、魚種及び衛生に対する知識の向上等十分な管理体制を図ってほしいとの要望する意見がありました。

 

 農業共済事業会計予算については、特に果樹共済の加入促進について被害時の統計数値等を示し農家の理解を得るなかで推進の努力をしてほしいとの要望がありました。

 

 病院事業会計予算について、委員から病院当局と開設者側とが十分協議するなかで病院経営の抜本的な見直しとまた院内の一体感を培いながら魅力的でかつ市民に信頼される医療体制の充実につとめ、健全な病院運営を行うよう要望が出されました。

 

 水道事業会計予算については、とくに質疑はありませんでした。

 

 以上が昭和58年度の一般会計予算並びに各特別会計予算の審査の大要でありますが採決の結果 議案第1号昭和58年度甲府市一般会計予算

 

 議案第2号昭和58年度甲府市国民健康保険事業特別会計予算

 

 議案第3号昭和58年度甲府市下水道事業特別会計予算

 

 議案第4号昭和58年度甲府市交通災害共済事業特別会計予算

 

 議案第5号昭和58年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算

 

 議案第6号昭和58年度甲府市老人保健事業特別会計予算

 

 議案第7号昭和58年度甲府市中央卸売市場事業会計予算

 

 議案第8号昭和58年度甲府市農業共済事業会計予算

 

 議案第8号昭和58年度甲府市病院事業会計予算

 

 議案第10号昭和58年度甲府市水道事業会計予算

 

以上10案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか──質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論はありませんか──討論なしと認めます。

 

 これより日程第14 議案第1号を起立により採決いたします。

 

 本案に対する特別委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者起立)

 

○議長(中西 久君)

 起立多数であります。

 

 よって本案は、特別委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第15 議案第5号を起立により採決いたします。

 

 本案に対する特別委員長の報告は、可決であります。

 

 本案は、特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者起立)

 

○議長(中西 久君)

 起立全員であります。

 

 よって、本案は特別委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第16 議案第2号から日程第23 議案第10号まで8案を一括採決いたします。

 

 8案に対する特別委員長の報告は可決であります。

 

 8案は、特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、8案は特別委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第24から日程第26までの、各特別委員会の中間報告を行います。

 

 最初に地震防災対策に関する調査特別委員会委員長秋山慎次郎君

 

 秋山慎次郎君。

 

   (地震防災対策に関する調査特別委員会委員長

  秋山慎次    郎 登壇)

 

○地震防災対策に関する調査特別委員会委員長(秋山慎次郎君)

 昭和57年3月の定例会において、中間報告をいたしましたが、それ以降の主な調査内容について報告いたします。

 

 5月10日山梨大学地質学教授西宮克彦氏による、大規模地震策に関する講演会を本庁舎4階会議室で開催したところ、委員の外、当局関係者を含め120名余の参加を得て、3時間に及ぶ講義を受け、甲府市の地形・地質と、その地震防災策についての認識を深めました。

 

 ついで5月25日田富町の山梨県立防災安全センターと市南部コミュニティ防災センターを視察し、防災に対する知識や技術を習得し、また、防災用資機材等の実態を調査いたしました。

 

 さらに6月2日から4日にわたり、消防本部職員、防災担当職員等と共に、北海道浦河町を視察し、日高地方を襲った震度6(烈震)の浦河沖地震における被害状況と、防災対策等について調査をいたしました。

 

 本年に入り、2月21日昭和57年度地震防災対策事業実績と

58年度の事業概要について、委員会を開き慎重に審査し、防災資機材等整備充実を図るとともにその活用に万全を期すことの要望を当局にいたしました。

 

 以上が昭和57年度における当委員会の調査状況の大要でありますが近時、富士山大爆発説や、東京直下型地震説、また頻発する伊豆沖地震、あるいは茨城地方での地震等がありひるがえって本市の防災対策をみますと、着々整備されつつあるとはいえ、その運用の面についてはいまだしの感があります。

 

 当委員会の任期もあとわずかとなり、近く議員の改選もありますが、今後取り組まなければならない諸問題が多くあります。

したがって市民の生命と財産を守るため、新議会においても積極的に取り組まれるよう要望して中間報告といたします。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか──質疑なしと認めます。

 

 次に、甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会委員長 長瀬正左衛門君。

 

 長瀬正左衛門君。

 

   (甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会

    委員長 長瀬正左衛門君 登壇)

 

○甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会委員長(長瀬正左衛門君)

 御報告申し上げます。

 

 昭和57年3月定例会におきまして、前早川委員長から中間報告がありまして、その後私が委員長になりまして、計10回にわたって委員会を開き、甲府駅の近代化の実現と交通問題について精力的に取り組んできましたので、それらの調査の経過と内容の概要を御報告申し上げます。

 

 まず甲府駅近代化促進に関しては、南北自由通路について地元要望の北口分岐実現のため西局長ほか関係者に陳情し強く要請いたしましたが、分岐設置個所に油の地下貯蔵タンク、非常用輸送線路の確保の必要とまた通路に勾配が生じて構造上無理がある等の点がネックになり、当面分岐の設置はあきらめざるを得ない状況であります。

 

 なお、これについては今後は国鉄及び地元関係者とで仮称検討委員会を設置し、北口広場の有効利用とともに継続的に検討していくとの考えが示されました。

 

 次に甲府駅近代化に伴う費用負担の割合については、当初国鉄から地元負担として60パーセントを要求されたが折衝を重ねるなかで最終的に52パーセントに決定され、57年度1億6,000万円、58年度5億7,200万円、59年度3億7,800万円、合計11億1,000万円を本市が負担するものと決定され、57年

10月7日国鉄と甲府市の間で工事協定が締結されました。

これに伴い57年12月24日に東京第2工事局甲府工事区が関区し、58年3月3日に起工式が行われ、改良工事に着手いたしました。

 

 次に、仮称甲府ステーションビル株式会社の設立時の株も8,000株、一株の額面金額5万円で本市の持株も400株と決まり、

,000万円について補正予算として本定例会に提出されました。

 

 駅ビルの着工は59年4月で60年秋にオープンの予定で、規模については横幅87.5メートル、奥行約30メートル、5階建で約14,000平方米であり、入居するテナント募集は10月頃の見通しであるとの具体的な説明がありました。

 

 また、本委員会に付託されております陳情書については開会中の継続審査に付して今日まで審査を続けてきたところであり、陳情内容の取扱いについて陳情人との話し合いを行い、甲府駅前発展会から出されていた陳情第5号「甲府駅の近代化等について」は陳情人から取り下げ願いが提出されました。

 

 次に交通問題については、特に県民文化ホール開館に伴い周辺道路の混雑が予測されたため現地視察や県当局に対する要請を行いました。

当局からは、上阿原町寿町線の拡幅工事の進捗状況や当該地区の区画整備事業計画の遅延によって道路状況が悪いため県当局とも協議を重ねた結果、根本的には区画整理事業を実施するなかで基幹道路の整備を図らねば解決できないが、当面の措置として県民文化ホールの正面の道路は9メートルに改良する。

また駐車場対策として300台の収容計画を地元の意向を踏え100台に削減し、また交通規制にも万全を尽くすなかで交通事故防止と交通緩和に努めていきたいととの説明がありました。

 

 以上が今日までの調査の経過の大要であります。

本市の永年の懸案事項である駅近代化は議員各位や当局を初め多くの市民のご協力の中で着々と具体化し進捗をみてきたところでありますが、今後引き続いて取り組まなければならない諸問題も山積しているのが実情であります。

したがいまして名実ともに県都甲府の顔にふさわしい魅力ある駅実現にむけて新市議会においても前向きに取り組まれんことを要望し、中間報告とするしだいであります。

 

 以上で中間報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか──質疑なしと認めます。

 

 次に国民体育大会対策に関する調査特別委員会委員長堀込徳一君。

 

 堀込徳一君。

 

    (国民体育大会対策に関する調査特別委員会委長

 堀込徳一君 登壇)

 

○国民体育大会対策に関する調査特別委員会委員長(堀込徳一君)

 昭和57年3月定例会において、中間報告をして以来、1年を経過しておりますが、その間5回にわたり委員会を開催するとともに、57年11月には第39回国民体育大会の開催地であります。

奈良市の準備状況等をも視察する中で調査を進めてまいりましたので、その後の国体開催に向けての促進状況について主な点を御報告いたします。

 

 まず、主会場の用地買収状況については、第1工区98パーセント、第2工区91パーセントがすでに買収済みであり、未買収地についても、58年中には買収完了の予定であります。

 

 また、主会場の建設状況については、昨年の6月定例会において、小瀬スポーツ公園の県への移管決定以来、県において工事が進められており、今日現在、第1工区については造成工事が90パーセント、陸上競技場メインスタンド工事が70パーセントの進捗を示し、第2工区については、体育館部分の造成が終わり、58年度完成に向け体育館の建設工事に着手しております。

 

 なお、小瀬スポーツ公園の県移管後の代替施設確保については、県に対し県有施設を市に移管されるよう折衝を重ね、国体開催時までには結論を出していきたい旨の説明がありました。

 

 さらに、公園機能のなお一層の充実を期して、既に決定されている区域の南部隣接地およそ5ヘクタール余が新たに公園区域として決定された結果、公園の全体面積は42.6ヘクタールに変更されました。

 

 次に、夏季大会に使用するプール問題については、当初、現在の県営総合運動場水泳場を改修し対応することで、日本水連の正規視察を受けましたところ、施設面において運営上種々難点があるので考慮してほしいとの指摘を受け、検討の結果、飛び込みについては現在地に残し、競泳プールについては、主会場であります小瀬スポーツ公園に建設することが決定されました。

 

 また、かいじ国体のシンボルマーク等も決定し、市民の間に国体意識が高まる中で、県民運動推進に合わせ、58年度中には市民運動推進委員会も結成の見通しとなり、これに対する庁内態勢については、国体準備室と庁内組織の強化を図るとともに準備委員会から実行委員会に移行する等万遺漏のない対応に、なお一層の努力を注いでいく旨の決意が示されました。

 

 以上が前回の中間報告から今日までの調査の大要でありますが、特別委員会としても、今後取り組まなければならない多くの問題を残しております。

 

 しかし、任期を間近に控え、今後の調査活動につきましては、改選後の市議会に譲らざるを得ません。

 

 61年国体開催に向けて、本市の使命が果たされるよう新市議会においても積極的に取り組んでいただきたいことを要望して中間報告といたします。

 

 以上で中間報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか──質疑なしと認めます。

 

 以上で各特別委員会の中間報告を終わります。

 

 次に日程第27 議案第48号を議題といたします。

 

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 河口親賀君。

 

    (市長 河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 本日、追加提案をいたしました案件につきまして、内容を御説明を申し上げます。

 

 本市の固定資産評価審査委員会委員のうち、昭和58年3月1日をもちまして退職いたしました山本榮彦の後任といたしまして、鮎川良雄を選任するにつきまして、議会の同意を求めるものであります。

 

 御審議のうえ、御協賛賜りますようお願い申し上げて説明を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 ただいま議題となっております日程第27 議案第48号は総務委員会に付託いたします。

 

 委員会審査のため暫時休憩いたします。

 

   午後3時06分 休憩

 

 


   午後3時48分 再開議

 

○議長(中西 久君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 ただいま総務委員長から委員会審査結果の報告がありました。

 

 これより日程第27議案第48号を議題といたします。

 

 本案に関し総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 岡  伸君

 

    (総務委員長 岡  伸君 登壇)

 

○総務委員長(岡  伸君)

 報告いたします。

 

 先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案第48号固定資産評価審査委員会委員の選任について休憩中委員会を開き、慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか―質疑なしと認めます。

 

 これより日程第27議案第48号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は同意であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は委員長の報告のとおり同意することに決しました。

 

 ただいま同意を得られました鮎川良雄君からあいさつしたい旨の申し出がありますので、この際発言を許します。

 

   (鮎川良雄君 登壇)

 

○鮎川良雄君

 ただいま御紹介にあずかりました鮎川でございます。

 

 固定資産評価審査委員会の審査委員に御同意をいただきまして、まことにありがとうございました。

 

 私もとより浅学非才の身でございますが、任期3年間一生懸命で勉強さしていただきます。どうぞ今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

 簡単でございますが御礼の言葉にかえさしていただきます。どうもありがとうございました。

                 (拍手)

 

○議長(中西 久君)

 次に、このたび固定資産評価審査委員会委員を退職されました山本榮彦君から、退任のごあいさつをしたい旨の申し出がありましたので発言を許します。

 

 山本榮彦君。

 

   (山本榮彦君 登壇)

 

○山本榮彦君

 このたび固定資産評価審査委員を辞任することになりました。

一期3年間ではございましたが、大変勉強さしていただきました。

また大過なく過すことができました。

これからの市政の御発展と諸先生方の御健勝で御活躍あらんことを祈念いたしまして退任のあいさつにかえさしていただきます。

本当にありがとうございました。

 

○議長(中西 久君)

 次に総務、民生、建設経済、水道の各常任委員長及び甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査について、会議規則第87条の規定により、別紙申し出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。

 

 この件について質疑の通告がありますので発言を許します。

 

 富永政男君。

 

○富永政男君

 私は、閉会中継続審査の申し出について若干その経過の概要について総務委員長にお尋ね申し上げたいと思います。

 

 というのは、私どもの会派が昨年6月議会に御提案申し上げました、もちろん同僚議員の御賛同をいただきましてこの提案を申し上げました。

甲議第1号 甲府市議会議員及び甲府市長の選挙における選挙公報発行に関する条例制定について、甲議第2号 甲府市議会議員及び甲府市長の選挙におけるポスター掲示場の設置に関する条例制定について、この2つの案件につきまして鋭意御審査をいただいたようでございます。

なお、中途におきましても昨年の12月議会におきまして、私どもは審議促進をさらに要望申し上げました。

 

 そこで、今回も閉会中継続審査ということでございますが、その審査の経過について若干委員長にお尋ねしたいと思います。

 

○議長(中西 久君)

 総務委員長 岡  伸君。

 

○総務委員長(岡  伸君)

 御指摘をいただきましたとおり、甲議第1号、第2号の提案をされました。

それ以来精力的に当総務委員会でも審査いたしてまいりました。

この間10回にわたる総務委員会で行い、さらに代表者会議を2回を開催いたしました。

そして、慎重に審査をいたしてきた経過であります。

 

 甲議第1号は、御承知のとおり公報の、選挙公報の公営化の問題でありまして、発行につきましては、これにつきましては、御承知のとおり審議をしてきたんですけれども、その中で、過程の中で1つには昨年の9月の議会では、委員会ではある程度いいんじゃないか、こういうふうな形になってきたわけでありますけれども、12月の議会の中で、委員会の中では選挙制度の改正が行われる可能性があると。

特に地方議員の選挙期間の短縮の問題が国会の方で提案される可能性がある。こういうふうな委員からの発言もありました。全委員で協議をした結果、やはりうまくない、こういうふうなこともありました。

また財政的な問題、さらに当局の態勢がまだ十分整っていないというふうな中から、やはり再度それについては検討していくことが必要ではないかというふうなことで、全員の一致をみた経過であります。

 

 次に、甲議第2号の関係であります。

 

 これは公営ポスターの関係であります。

しかし、御承知のとおりこの公営ポスターの関係につきましては、公職選挙法第144条の4の2号ですね。これにつきましては規定が、1,200枚の規定がされておるわけです。

これにつきましてはそれを制限することは、任意の場合については非常にむずかしいだろうと、こういうふうな話がございました。

 

 また、あと1つは、非常に大きな掲示板の設置の確保の問題等につきましても若干困難性があると、こういうふうなこともございまして、やはりこれにつきましても、もうしばらく検討を要する。

こういうふうな内容で総務委員会としては両案とも継続審査とこういうふうな形になりました。以上であります。

 

○議長(中西 久君)

 富永政男君。

 

○富永政男君

 御存じのように他都市においても、最近非常に公営化という問題が進んでまいりました。

幾つかの都市がいろんな形で公営化を進めており、さらにそれがその状態が進行しようとしているという状況でございます。

 

 ただいまの委員長の御報告によりますと、特にこの選挙法改正の問題、昨年は参議院選挙にかかわって改正が行われたわけでございますが、それらしい堤案があるということで、それも12月ごろはほとんどそういう状況はなくなったという状況下にあったわけです。

さらに当局の態勢が整ってないというような御発言がありましたけれども、一体その中身というのは態勢が整わない中身とというのは、どんな説明が一体委員会において行われたのか。

 

 それから、さらに1,200枚のこの掲示場の設置が不可能な、いろんな具体的な問題について審査が行われたと思うわけなんです。

なぜこのようなことをお聞きするかというと、私どもは当初御提案を申し上げたときは、要するに統一選挙をひとつのタイムリミットに考えて、そしてさらに12月もその審議促進方を要請をしたという経過でございます。

したがって、委員会が審査する場合には特に議案、もしこれが当局の議案でそういうことになったら大変なことになっていただろうと思うし、やはり議案を審査する場合には、ある程度要するにタイムリミットを設定しながら審査していくというのが本来の筋じゃないかと思うわけです。

そういう意味で何か非常に抽象的な説明で、私にはまだ理解できない面があるわけでございますが、先ほどの当局の態勢が整ってないとかあるいは公選法もこの地方議員の選挙期間の短縮という問題は、全然今日ないわけでございますし、ひとつ委員長のいままで申し上げたそういう点をさらに具体的にひとつ御説明をいただきたいと思います。

 

○議長(中西 久君)

 岡  伸君。

 

○岡  伸君

 先ほども申し述べましたとおり、うちの総務委員会の中では、9月の段階ではある程度公報についてはいいんじゃないかというふうな雰囲気になってきたことは事実であります。

しかし、12月の委員会の中ではその公職選挙法の改正の問題は明らかに出まして、そして委員の中から出た経過であります。

これにつきまして、やはりそういう経過であるならば、短縮されるということになると、当局としても大変時間的な問題からするならば、発行から配布まで、これについてはその間たとえば誤りがあってはいけない、あるいはその他含めて問題があってはいけないと、こういうふうなこともございまして、短縮問題が出た過程の中で、やはり慎重に審査した方がいい。

こういうふうな考え方で全会一致というふうな形で総務委員会では継続審査、こういうふうになりました。

 

 また、公選法の関係については、失礼選挙ポスターの関係につきましては、先ほども申しましたとおりやはり任意でありますからこの規制というのは非常にむずかしいと、こういうことの中からはっきり申し上げましてある会派っていいますか、これはそれへは従わない。

こういうふうなことが出ました。そういうふうなことも出まして、やはりそうであるなら規制ができない、過程の中では無理だ。

こういうことでありまして、そういうふうなことも含めまして再度そういうことですから再度継続審査と、こういうことになったわけです。以上です。

 

○議長(中西 久君)

 富永政男君。

 

○富永政男君

 委員長の御説明を伺っていますと、繰り返しの御説明でございまして、どうしてもこれを継続審査しなきゃならぬという必然性は、何も説明されていないように私には受け取れるわけなんです。

そういう意味で冒頭申し上げましたように、私どもは、今回の統一選挙をタイムリミットにして、精力的に審査して結論を出してほしいという要請をした経過がございます。

したがって、この際この継続案件についての決着を、議長に要請を申し上げます。

 

○議長(中西 久君)

 総務委員長 岡  伸君。

 

○総務委員長(岡  伸君)

 先ほども言いましたように、この時点では公選法については、問題はすでに消えたわけであります。

ところが12月の委員会の中では出されていたということで、委員の中からの発言で、全員で審議した経過であります。

ですから、その辺についてはいまの段階においてはできたかもしれませんけれども、しかし、その12月の時点では、そういうことで内容的には問題があったと、こういうことでありますから継続審査と、こういうことになったわけであります。以上です。

 

○議長(中西 久君)

 ほかに質疑はありませんか―これをもって質疑を終結いたします。

 

 これより各常任委員長及び特別委員長からの申し出中総務委員会の甲議第1号及び甲議第2号の2案についてお諮りいたします。

 

 2案は、総務委員長から申し出のとおり、開会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者起立)

 

○議長(中西 久君)

 起立多数であります。

 

 よって2案は、総務委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 各常任委員長及び特別委員長からの申出中、ただいま議決されました2案を除く他の事件については、各常任委員長及び特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、各常任委員長及び特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。

 

 河口市長から、この際あいさつをしたい旨の申し出がありますので、発言を許します。

 

 市長 河口親賀君。

 

   (市長 河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 一言あいさつを申し上げます。

 

 3月定例市議会に御提案を申し上げました案件につきまして、非常に御多用の折にもかかわらず、長期にわたりまして慎重な御審議をいただき、議決をいただきましたことに、厚く御礼を申し上げる次第であります。

 

 市民需要の増高、多様化の中で議員各位におかれましては、任期4年、市政進展のために一方ならぬご苦労と御尽力をいただき、市政がますます発展向上をいたしておりますことは、ひとえに議員各位の御協力、御指導のたまものでございます。

 

 4月は地方統一選挙が執行になりますけれども、議員各位はそれぞれの立場で立候補されるよしを承っております。御健闘の上、御当選を心からお祈りを申し上げます。

なお立候補されない議員におかれましては、長年にわたりまして市政に対し御尽力をされたその御功績に対しまして、衷心から敬意を表し、感謝を申し上げる次第であります。

退任後におかれましても過去の御経験を生かされ、今後の市政に対します御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 

 また私ごとで申しわけございませんが、去る12月議会におきまして出馬の表明をいたしたところでありますが、幸いにいたしまして市政を担当をさせていただけますならば、過去12年の経験をもとに、今後さらに20万市民の立場に立って、一党一派に偏することなく「人間尊重、生活優先」の姿勢を堅持し、「いのちと暮らしを守り、心を大切にする」地域社会を築くための重点施策を掲げ、甲府市の繁栄と発展のために懸命の努力をいたしてまいる所存でございます。

今後とも議員各位の変わらぬ御指導、御協力、そして市民の御理解と協調を切にお願いを申し上げ、私のあいさつといたします。

 

 なお古屋収入役、小林監査員並びに新藤水道事業管理者から、3月31日をもちまして、退職いたしたい旨の届け出がございましたが、収入役及び監査委員の後任者の選任につきましては、選挙後の議会に提案をされますことが適当と考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 

 後ほど3名にそれぞれ退任のあいさつをさせたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

 

○議長(中西 久君)

 次に、ただいま市長から報告がされたとおり、このたび3月31日付をもって退職されることになりました諸君から、この際あいさつしたい旨の申し出がありますので、順次発言を許します。

 

 最初に収入役 古屋 昭君。

 

 古屋 昭君。

 

    (収入役 古屋 昭君 登壇)

 

○収入役(古屋 昭君)

 このたび、私は収入役の職を辞任をいたしまして、3月31日をもって退職をさせていただくことになりました。

 

 考えてみますと、昭和21年本市に奉職をいたしまして、事来

37年近い年月を公務員として過ごさせていただきました。

この間、歴代市長初め上司、先輩各位、また同僚の皆さん方の温かい御指導と御協力、さらに甲府市議会の皆さん方の御指導、御協力によりまして、きょうを迎えることができましたことは、感慨無量でございます。

いま、私はしみじみ大過なくという言葉をかみしめているところでございます。

4月からは一市民といたしまして、この御厚情にお報いをするつもりでございますので、変わらぬ御指導、御協力を賜りますればありがたいと考えております。

 

 終わりに甲府市政と甲府市議会のますますの御繁栄を心からお祈りを申し上げ、退任のあいさつにかえさせていただきます。

 

 どうも長い間ありがとうございました。(拍手)

 

○議長(中西 久君)

 次に監査委員小林一彦君。

 

 小林一彦君。

 

   (監査委員 小林一彦君 登壇)

 

○監査委員(小林一彦君)

 私、3月31日をもちまして、監査委員を辞任させていただくことになりました。

 

 この1年間、どうにか職責を果たし得ましたことは、ひとえに皆さま方の御指導、御鞭撻のたまものと厚くお礼を申し上げます。

 

 また30有余年の公務員生活を、大過なく勤め上げることができましたことも、市長さん、市会議員の皆さま初め多くの同僚、先輩の方々の御共同があったればこそと肝に銘じて感謝いたしておるところでございます。

これからは一市民といたしまして、市政の進展を願ってまいる所存でございます。

 

 議員の皆さまには、どうか健康に御留意されまして、今後とも河口市長とともども県都甲府市の輝かしい未来のために、御活躍されんことを心からお祈りいたしまして、退任にあたってのお礼の言葉にさせていただきます。

                     (拍手)

 

○議長(中西 久君)

 次に水道事業管理者 新藤昭良君。

 

 新藤昭良君。

 

   (水道事業管理者 新藤昭良君 登壇)

 

○水道事業管理者(新藤昭良君)

 このたびの水道事業管理者を退任するにあたりまして、この壇場から退任のあいさつをすることをお許しをいただきましたことを、無情の光栄に存じておるところでございます。

本当にありがとうございました。

 

 顧みますと、昭和30年後半、本市が再建団体から脱却いたしまして、みずからの力で諸施策を推進するという市政の状態の時期以来、計画基幹に参画をさせていただきました。

長期総合計画、首都圏整備計画、広域圏整備計画、新総合計画と、こういった大型プロジェクトの参画をさせていただきましたことは、ひとえに市長さん初め議会の皆さま方の温かい御指導と御鞭撻によるものと、常々心から感謝を申し上げておったところでございます。

 

 特に水道事業管理者の期間は、2ヵ年間の短い期間でございましたが、第5期拡張事業のピークの年にあたりまして、荒川ダムの定礎式、その他大型の事業を推進することができました。

また、こういった状況下に置かれましたことを、無情の光栄に思っておるところでございます。

 

 このたび退任をいたしまして、一市民として甲府市政発展のために微力でございますが、ますます御協力申し上げたいと、このように考えているところでございます。

市長さん初め議員の皆さま方、それから先輩、同僚の方々の温かい御厚情にお報いしたいと、ここでお誓い申し上げますとともに、市政並びに市議会の御発展を心から祈念いたしまして、簡単でございますけれども退任のあいさつにさせていただきたいと思います。

 

 本当にありがとうございました。(拍手)

 

○議長(中西 久君)

 以上をもって本定例会に提出されました議案及び請願等の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、3月市議会定例会を閉会いたします。

 

        午後4時15分 閉会

 

 


           甲府市議会議長  中 西   久

             〃 副議長  伊 藤 常 八

           会議録署名議員  三 井 五 郎

             〃      早 川 光 圀

             〃      小 沢 綱 雄