昭和58年5月甲府市議会臨時会議事日程(1)

       昭和58年5月18日(水)午後1時

 報  告

第1  甲選第1号 議長選挙について

 

 

  昭和58年5月甲府市議会臨時会追加議事日程

       昭和58年5月18日(水)

 報  告

第2  議席の指定について

第3  会議録署名議員指名について

第4  会期決定について

第5  甲選第 2号 副議長選挙について

第6  甲選第 1号 甲府市議会常任委員会委員選任について

第7  甲選第 3号 甲府市・玉穂村中学校組合議会議員選挙について

第8  甲選第 4号 甲府地区広域行政事務組合議会議員選挙について

第9  議案第49号 専決処分について(昭和57年度甲府市一般会計補正

           予算(第7号))

第10 議案第50号 専決処分について(昭和57年度甲府市住宅新築資金

           等貸付事業特別会計補正予算(第3号))

第11 議案第51号 専決処分について(甲府市市税条例の一部を改正する

           条例制定について)

第12 議案第52号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関

           する条例の一部を改正する条例制定について

第13 議案第54号 助役の選任について

第14 議案第55号 収入役の選任について

第15 議案第56号 監査委員の選任について

第16 議案第53号 甲府市農業委員会農業振興部会の各号別委員の定数

           条例の一部を改正する条例制定について

 

(出席議員)

川 名 正 剛君

清 水 節 子君

飯 沼   忠君

武 川 和 好君

依 田 敏 夫君

剣 持 庸 雄君

森 沢 幸 夫君

岡 田   修君

福 島   勇君

宮 島 雅 展君

村 山 二 永君

秋 山 雅 司君

内 藤 幸 男君

塩 野 褒 明君

早 川 光 圀君

堀 内 征 治君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

小 林 康 作君

堀 内 光 雄君

牛 奥 公 貴君

斉 藤 憲 二君

野 村 義 信君

長 田 昭 哉君

渡 辺 静 男君

中 込 孝 文君

岡     伸君

堀 口 菊 雄君

千 野   哮君

鈴 木 豊 後君

原 田 正八郎君

長 瀬正左衛門君

富 永 政 男君

飯 島   勇君

早 川 武 男君

中 西   久君

小 沢 政 春君

小 林   匡君

三 井 五 郎君

小 沢 綱 雄君

                               40名

 

(欠席議員)

  な し

 

職務のため議場に出席した事務局職員の氏名

事務  局長  臼 田 茂 治君

総務担当主幹  山 下   久君

庶務担当主査  渡 辺 杭 二君

調査担当主査  神 沢 文 雄君

議事担当主幹  平 嶋   泰君

議事担当主査  功 刀   尊君

議事担当主査  今 福 栄 一君

記録担当主査  天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長  原   忠 三君

国体準備室 長  飯 尾   和君

市 長 室 長  入 倉 芳 幸君

中央卸売市場長  中 込   勉君

調整管理部 長  河 村 利 男君

市立甲府病院長  石 井 次 男君

企 画 部 長  神宮寺 英 雄君

 〃 事務局長  保 坂   一君

総 務 部 長  植 田 太 六君

教 育 委員長  飯 室 甫 邦君

市 民 部 長  中 島 省 三君

教  育  長  楠   恵 明君

社 会 部 長  吉 岡   典君

教 育 次 長  近 山 滋 郎君

福 祉 部 長  高 野   肇君

水道局業務部長  中 込 忠 雄君

経 済 部 長  荻 原 克 己君

選挙管理委員長  関   和 夫君

建 設 部 長  赤 池 昭 之君

農業委員会々長  土 屋 活 郎君

都市開発部 長  丸 山   忍君

固定資産評価員  上 杉   要君

下水道 部 長  高 橋 信 靖君

 

技術管理室 長  志 村 泰 介君

 

 

○議会事務局長(臼田茂治君)

 一般選挙後最初の議会でありますので、議長が選挙をされるまでの間、地方自治法第107条の規定により、年長議員が臨時に議長の職務を行うことになっております。

 

 出席議員中長瀬正左衛門議員が年長の議員でありますので、御紹介申し上げます。

 

    (長瀬正左衛門君 議長席に着席)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 ただいま紹介されました長瀬正左衛門であります。

 

 地方自治法第107条の規定により、臨時に議長職を行います。何とぞよろしくお願い申し上げます。

 


    午後2時15分 開会

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 ただいまから昭和58年5月甲府市議会臨時会を開会いたします。

 

    午後2時16分 開議

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 直ちに本日の会議を開きます。

 

 この際、議事進行上仮議席を指定いたします。

 

 仮議席は、ただいま着席の議席を指定いたします。

 

 これより日程に入ります。(岡田 修君「議事進行」と呼ぶ)

 

 岡田 修君。

 

○岡田 修君 

最初に、本日の会議が、すでに1時に招集をされておりまして、その時間には開会をしなければならない。

ところが現在、開会が2時15分、これだけおくれた理由について当局から説明をお願いいたします。

 

○臨時議長(長瀬正左衛門)

 局長から説明させます。

 

 議会事務局長 臼田茂治君。

 

○議会事務局長(臼田茂治君)

 御説明申し上げます。

 

 本日の会議時間が、ただいま御指摘のとおり大変遅延をいたしましたことは、申しわけないと前段おわびを申し上げる次第でございますが、この時間になりましたのは、特定の会派からしばらく待ってほしいと、こういうような御要請があり、その後その他の会派におきましても打ち合わせ等の関係がございまして、おくれた次第でございますが、これについては各会派また議運の委員長さんの御指示等仰ぎながらやってまいった次第でございますが、いずれにいたしましてもこの時間になってしまいましたことは、申しわけない次第でございますので、御容赦をいただきたいと、こんなように存じますので、御理解を賜りたいと存じます。

 

○臨時議長(長瀬正左衛門)

 岡田 修君。

 

○岡田 修君

 ただいまの説明によりますと、特定の会派ということなんですけれども、その会派の名前をまず教えていただきたい。

 

 それから他の会派という言葉が出てまいりますけれども、その他の会派というのは一体だれなのか。

 

 それから議会運営委員長は原田さんでございますけれども、議会運営委員長からどのような申し入れがあったのか、その内容を教えていただきたいと思います。

 

 これは、局長自身が初当選の議員に対して説明会を開いております。

その説明の内容は、甲府市議会の関係例規集に基づいて行っているはずであります。

その最初の新人議員に対する説明会の講師は、局長が努めているはずです。

その第1条を読ませていただきます。

 

 甲府市議会会議規則第一章総則

 

第1条 議員は、招集の当日開議定刻前に議事堂に参集し、その旨を議長に通告しなければならない。

こうなっております。これを、あなた自身が議員の皆さんに、私自身もあなたから説明会を受けましたけれども、議員の皆さんに説明している、第1条最初の項目です。

この開議定刻というのは、御承知のとおり午後1時です。

その時間にここに参集していたのは、日本共産党だけでした。

他の会派の皆さんは、ほかには来ていなかった。

それは、議会運営委員長から伝達を受けた事務局長が、会派の皆さんに1時半からです。

こういって歩いたから皆さんは来なかったわけで、皆さんに責任がある問題ではありません。

したがいまして、その責任は局長にあります。

その責任をつくり出したのは一部の議員にあります。

ですから、その会派、それからその他の会派、議会運営委員長がどのような指示をあなたにしたのか、そこを説明してください。

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 議会事務局長 臼田茂治君。

 

○議会事務局長(臼田茂治君)

 御説明申し上げます。

 

 会派につきましては公明党さん、そして政新会からでございます。

 

 そして指示につきましては、それらの経過の中でいろいろ委員長から御指示をいただいたわけでございますが、いずれにいたしましてもそれらの経過の進行がございましたので、その進行が終わる時点でお願いをすることが円満な形ではなかろうかと、こんなように存じた次第でございますので、その点御了承を賜りたいと存じます。

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 岡田 修君。

 

○岡田 修君

 議会運営委員長からどのような指示があったのか、それは明らかになりませんけれども、それは推測しかありませんけれども、議会運営委員長がここにいらっしゃいますから、その方から説明していただければありがたいと思います。

議運委員長の名誉のために言わなかったんではないかと思いますけれども、ぜひそのように議会運営委員長から説明をお願いをしたいと思います。

いま局長は、円満な議会の運営のためにおくらしたといいますけれども、円満な議会運営をするために、一部の者の意見に従って動かされないために、ここに議会の例規集か定められていると私は思っています。

そうですね。ですからそういう例規集をつくって円満な議会運営を決めるということになっているわけです。

それには定刻前に着席することと、いかなるこれは事情も許さない、これは冠婚葬祭があってもだめなんです。

議員が議席にいなければ、その議員の権限は出てまいりません。

ですから、定刻前に議席に着席していること、これが議員の任務です。

 

 それからいま局長は、円満の議会運営のためにということでありますけれども、それでは局長が勝手に議事をおくらしていたんではないと私は思いますけれども、勝手におくらしていたんではないと思いますけれども、それでは第9条を見てみますと、ここには議会の開会について次のようにされております。

「会議時間は、午後1時から午後5時まで」となっております。

したがいまして、午後1時にはベルを、第一鈴を鳴らすことになります。

それから第二鈴で着席、ですから1時には、いままでの慣例からいたしましても、この規則からいたしましても、局長は鳴らさなければならないと私は思っています。

そこで議員が議席に着かない場合には、それは事務局長の責任ではありません。議員の責任であります。

ここに議員が出席しなかったのは、午後1時に局長がベルを鳴らさないから、集まりようがないです。

そういうことにこれはなっているわけです。

ですから、そこは局長の責任でベルを鳴らさなかった。

それにいろいろな力が作用してそうなっていったということがわかったわけであります。

ですから、局長はなぜそういうふうに特定の人に左右されるのか、議会の円満な運営というのは、少数に支配されるのが議会の運営なのか、1時半現在ここに過半数の議員か出席していたにもかかわらず、なぜ局長はベルを鳴らさなかったのか、ここをはっきりさせていただきたいと思います。

(三井五郎君「議事進行」、岡田 修君「議長、僕の答弁終わってからにしてください、質問がわからなくなっちゃうから」と呼ぶ)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 3回ちょうどやっていますからちょっと待ってください。

(岡田 修君「議事進行は、3回とは書いてないですよ」と呼ぶ)お互いの話し合いの結果3回ということに・・・。

(岡田 修君「議事進行は3回までしかできないですか」と呼ぶ)

 

 議会事務局長 臼田茂治君。

 

○議会事務局長(臼田茂治君)

 御答弁申し上げます。

 

 たしか岡田議員の申されるとおりでございまして、それには何ら御異議申し上げるところがないわけでございまして、いまるる御指摘をいただいたことについては、今後十分留意いたしまして履行してまいりたいと、こんなふうに存じますので、御容赦をいただくようにお願いを申し上げたいと存じます。

(「議事進行」と呼ぶ者あり、岡田 修君「ちょっと待ってください、議事進行お願いします。まだ私の質問終わってません」と呼ぶ)

 

○臨時議長〈長瀬正左衛門君〉

 岡田議員、簡潔にお願いいたしたいと思います。

 

 岡田 修君。

 

○岡田 修君

 議事をおくらせているのは私の責任ではありません。

いいですか、はっきりしてください。

私は最初にこの議席に座っておりましたから、おくらしたのは、私どもを除くおくらした人たちですから、それで僕が発言することに制限を加えることは、僕は反対します。

それは会議規則の中にありますよ、不当な制限をしてはいけないということは。

それで私はそういうことがないように、先ほど皆様方の会派の中へ共産党からの、初議会に当たっての日本共産党甲府市議団の提案を行っております。

 

 この提案に私は書かれていることは、これまでの甲府市議会が行ってきた慣例を書いたわけです。

それで特別会議運営は時間を守り、少数意見を尊重するように訴えた項目を付け加えたわけです。

時間を守るなんということを、議会で言うこと自体がおかしな話です。

いま、いろんな社会悪がそこらにありますけれども、議会が最高の意思を決定する場所ですよ。

そこがしっかりとしないで当局が悪いだとか、あるいは子供たちが悪いだとか、そういうことじゃだめなんです。

やはり議会がきちんとした会議規則を守って、初めて公正、民主の社会がつくれるわけですから、そこのところを履き違えないでもらいたいと思います。

 

 先ほど公明党という言葉が出ましたけれども、公明党は、すでに過半数超えている時点で先に着席しておりますよ。

1時50分に私ははかっておりましたけれども、公明党の皆さんは先に着席しておりました。

なおかつ私は、局長にもう一度お願いに上がったはずですよ、そうですね。

なおかつそれでも圧倒的過半数がここに集まっていても、なおかつ開かないというのは不当ですよ。

これこそ議会の円満な進行を妨げるものです。

ぜひそういう点で言葉のあやですから、少数の者に多数の者が支配されるというのは、ファシズムです。

議会制民主主義のために私たちは選挙を戦かって当選してまいりました。

私の背後には2,000数百人の市民の負託があります。

黙って見過ごすわけにはいきません。

以後このようなことは、絶対に慎んでもらいたい。

 

 以上申し添えまして発言を終わります。

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 これより日程に入ります。

 

 日程第1甲選第1号議長選挙を行います。

 

 議場の閉鎖を命じます。

 

    (議場閉鎖)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 ただいまの出席議員は40人であります。

 

 投票用紙を配付いたさせます。

 

    (書記 投票用紙を配付)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 投票用紙の配付漏れはありませんか――配付漏れなしと認めます。

 

 投票箱を改めさせます。

 

    (書記 投票箱を点検)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 異状なしと認めます。

 

 念のため申し上げます。

 

 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じ、順次投票を願います。

 

 点呼を命じます。

 

    (書記 各員の氏名を点呼)

 

1  番  川 名 正 剛 君

2  番  清 水 節 子 君

3  番  飯 沼   忠 君

4  番  武 川 和 好 君

5  番  依 田 敏 夫 君

6  番  剣 持 庸 雄 君

7  番  森 沢 幸 夫 君

8  番  岡 田   修 君

9  番  福 島   勇 君

10 番  宮 島 雅 展 君

11 番  村 山 二 永 君

12 番  秋 山 雅 司 君

13 番  内 藤 幸 男 君

14 番  塩 野 褒 明 君

15 番  早 川 光 圀 君

16 番  堀 内 征 治 君

17 番  内 藤 秀 治 君

18 番  上 田 英 文 君

19 番  小 林 康 作 君

20 番  堀 内 光 雄 君

21 番  牛 奥 公 貴 君

22 番  斉 藤 憲 二 君

23 番  野 村 義 信 君

24 番  長 田 昭 哉 君

25 番  渡 辺 静 男 君

26 番  中 込 孝 文 君

27 番  岡     伸 君

28 番  堀 口 菊 男 君

29 番  千 野   哮 君

30 番  鈴 木 豊 後 君

31 番  原 田 正八郎 君

32 番  長 瀬 正左衛門君

33 番  富 永 政 男 君

34 番  飯 島   勇 君

35 番  早 川 武 男 君

36 番  中 西   久 君

37 番  小 沢 政 春 君

38 番  小 林   匡 君

39 番  三 井 五 郎 君

40 番  小 沢 綱 雄 君

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 投票漏れはありませんか――投票漏れなしと認めます。

 

 投票を終了いたしました。 

 

 議場の閉鎖を解きます。

 

    (議場開鎖)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 これより開票を行います。

 

 会議規則第31条第2項の規定により立会人に

 

   福 島   勇 君

   堀 口 菊 雄 君

の両君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 両君に立ち会いをお願いいたします。

 

   (福島 勇君、堀口菊雄君立ち会い投票を点検)

 

○臨時議長(長瀬正左衛門君)

 選挙の結果を報告いたします。

 

 投票総数 40票

 

 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 

 そのうち

 

 有効投票 40票

 

 無効投票 なし

 

有効投票のうち  長 瀬 正左衛門  25票

         塩 野 褒 明君  13票

         武 川 和 好君   2票

 

 以上のとおりであります。

 

 この選挙の法定得票数は10票であります。

 

 よって、長瀬正左衛門が第64代議長に当選いたしました。

 

    (長瀬正左衛門君 登壇)

 

○長瀬正左衛門君 

ごあいさつ申し上げます。

 

仮議長から選挙の結果、私が64代の議長に当選さしていただきました。

 

 もとより浅学非才でございます。議員各位の御指導、御鞭撻と、当局の御指導によりまして議会の円満なる運営をしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。

 

 以上、ごあいさつ申し上げます。 (拍手)

 

   (長瀬正左衛門君 議長席に着席)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 それでは、ただいまから議会運営に当たらせていただきます。

 

本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 

議会運営委員会開催のため暫時休憩いたします。

 

   午後2時40分 休憩

 


   午後3時0分 再開議

 

○議長(長瀬正左衛門君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 報告事項に入る前に、原市長から初議会に当たりあいさつしたい旨発言を求められておりますので、この際発言を許します。

 

 市長 原 忠三君

 

   (市長 原 忠三君 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

本日の臨時市議会は、私自身初の議会でございますので、一言ごあいさつ申し上げたいと存じます。

 

 このたび議員各位におかれましては、20万市民の信頼を得て、めでたく当選されましたことに心からお祝いを申し上げる次第でございます。

それとともに、ただいま本会議におきまして第64代議長として御当選されました長瀬正左衛門議長に対し、心から敬意を表し、お祝いを申し上げたいと存じます。

 

 御承知のように私は親しまれる市政、特に市民による市民のための市政、公正で清潔な市政を基調といたしまして、政策を掲げて市長選挙に立候補いたし、幸い当選させていただいたのでございます。

 

 このたびの臨時市議会は、御承知のように議会構成を主にしたものでございますので、市長の所信表明につきましては、より万全を期するために6月の定例市議会の際に述べたいと考えておりますので、御了承をいただきたいと思います。

 

私は、市民党的立場に立って、すべての市民の幸せを願い、市民の十分な理解を得ながら市政の諸問題に取り組んでまいる所存でありますが、特に当面いたしております大型プロジェクトにつきましては、私なりに積極的に推進を図ってまいります。

市民の幸せと本市の発展を目指して、市議会ともども協調と信頼による市政を運営してまいりたいと存じております。

何とぞ議員各位におかれましても、本市発展のために御活躍されますよう、心から御期待を申し上げる次第でございます。

 

 市長就任に当たりまして、私も議員各位とともに市民の福祉向上のため、渾身の努力を尽くしてまいる所存でございますので、今後とも御協力を賜わりますよう、心からお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 報告事項を申し上げます。

 

 本臨時会へ提出する議案につき、市長から通知がありました。

 

 提出議案は、議事日程記載のとおりでありますので朗読を省略いたします。

 

 次に、清水公平委員会委員長、三浦代表監査委員職務代理者は、公務出張のため本日それぞれ欠席する旨の届け出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程第2議席の指定を行います。

 

 議席は、会議規則第4条第1項の規定により議長において指定をいたします。

 

 議員諸君の氏名と議席番号を、職員に朗読いたさせます。

(書記 議席番号・氏名を朗読)

 

 1 番   川 名 正 剛 君

 2 番   清 水 節 子 君

 3 番   飯 沼   忠 君

 4 番   武 川 和 好 君

 5 番   依 田 敏 夫 君

 6 番   剣 持 庸 夫 君

 7 番   森 沢 幸 夫 君

 8 番   岡 田   修 君

 9 番   福 島   勇 君

 10番   宮 島 雅 展 君

 11番   村 山 二 永 君

 12番   秋 山 雅 司 君

 13番   内 藤 幸 男 君

 14番   塩 野 褒 明 君

 15番   早 川 光 圀 君

 16番   堀 内 征 治 君

 17番   内 藤 秀 治 君

 18番   上 田 英 文 君

 19番   小 林 康 作 君

 20番   堀 内 光 雄 君

 21番   牛 奥 公 貴 君

 22番   斉 藤 憲 二 君

 23番   野 村 義 信 君

 24番   長 田 昭 哉 君

 25番   渡 辺 静 男 君

 26番   中 込 孝 文 君

 27番   岡     信 君

 28番   堀 口 菊 雄 君

 29番   千 野   哮 君

 30番   鈴 木 豊 後 君

 31番   原 田 正八郎 君

 32番   長 瀬 正左衛門君

 33番   富 永 政 男 君

 34番   飯 島   勇 君

 35番   早 川 武 男 君

 36番   中 西   久 君

 37番   小 沢 政 春 君

 38番   小 林   匡 君

 39番   三 井 五 郎 君

 40番   小 沢 綱 雄 君

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 ただいま朗読したとおり議席を指定いたします。

 

 次に日程第3 会議録署名議員の指名を行います。

 

会議録署名議員には、会議規則第167条の規定により

 

   塩野 褒明君

   小沢 綱雄君

   岡   伸君

を指名いたします。

 

 次に日程第4 会期決定を議題といたします。

 

 お諮りいたします。

 

 今期臨時会の会期は5月18日1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって今期臨時会の会期は1日間とすることに決しました。

 

 次に日程第5 甲選第2号副議長の選挙を行います。

 

 議場の閉鎖を命じます。

 

     (議場閉鎖)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 ただいまの出席議員数は40人であります。

 

 投票用紙を配付いたさせます。

 

    (書記投票用紙を配付)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 投票用紙の配付漏れはありませんか──配付漏れなしと認めます。

 

 投票箱を改めさせます。

 

    (書記投票箱を点検)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 異状なしと認めます。

 

 念のため申し上げます。

 

 投票は単記無記名であります。

 

投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じ順次投票を願います。

 

 点呼を命じます。

 

  (書記各員の氏名を点呼)

1 番  川 名 正 剛 君

2 番  清 水 節 子 君

3 番  飯 沼   忠 君

4 番  武 川 和 好 君

5 番  依 田 敏 夫 君

6 番  剣 持 庸 雄 君

7 番  森 沢 幸 夫 君

8 番  岡 田   修 君

9 番  福 島   勇 君

10番  宮 島 雅 展 君

11番  村 山 二 永 君

12番  秋 山 雅 司 君

13番  内 藤 幸 男 君

14番  塩 野 褒 明 君

15番  早 川 光 圀 君

16番  堀 内 征 治 君

17番  内 藤 秀 治 君

18番  上 田 英 文 君

19番  小 林 康 作 君

 20番  堀 内 光 雄 君

 21番  牛 奥 公 貴 君

 22番  斉 藤 憲 二 君

 23番  野 村 義 信 君

 24番  長 田 昭 哉 君

 25番  渡 辺 静 男 君

 26番  中 込 孝 文 君

 27番  岡     信 君

 28番  堀 口 菊 雄 君

 29番  千 野   哮 君

 30番  鈴 木 豊 後 君

 31番  原 田 正八郎 君

 32番  長 瀬 正左衛門君

 33番  富 永 政 男 君

 34番  飯 島   勇 君

 35番  早 川 武 男 君

 36番  中 西   久 君

 37番  小 沢 政 春 君

 38番  小 林   匡 君

 39番  三 井 五 郎 君

 40番  小 沢 綱 雄 君

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 投票漏れはありませんか─投票漏れなしと認めます。

 

 投票を終了いたします。

 

 議場の閉鎖を解きます。

 

    (議場開鎖)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 開票を行います。

 

 会議規則第31条第2項の規定により立会人に

 

  福 島   勇 君

  坂 口 菊 雄 君

 

を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 両君に立ち会いをお願いいたします。

 

   (福島 勇者、堀口菊雄君立ち会い投票を点検)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 選挙の結果を報告いたします。

 

 投票総数40票

 

これは、先ほどの出席議員数に符号いたしております。

そのうち

 

有効投票 40票

無効投票  0票

有効投票のうち 早川 光圀君  25票

         福島  勇君  13票

         岡田  修君   2票

 

以上のとおりであります。

 

 この選挙の法定得票数は10票であります。

 

 よって早川光圀君が第75代副議長に当選されました。

 

 ただいま副議長に当選されました早川光圀君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

 

 早川光圀君の発言を求めます。

 

 早川光圀君。

 

    (早川光圀君 登壇)

 

○早川光圀君

 ただいま、伝統ある甲府市議会の第75代の副議長に御推挙賜わりまして、心から厚く御礼を申し上げます。

 

 もとより浅学非才の私でどざいますけれども、先輩並びに同僚議員の方々の御指導、御鞭撻、御協力を賜わる中でこの職務を全うする所存でございます。

 

 今後とも一層御指導賜わりますようお願いをいたしまして、はなはだ簡単でございますが、お礼の言葉とごあいさつにいたします。大変ありがとうございました。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 次に日程第6 甲議第1号常任委員会委員の選任を行います。

 

 常任委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により

 

 上 田 英 文 君  村 山 二 永 君

 森 沢 幸 夫 君  川 名 正 剛 君

 早 川 武 男 君  小 林   匡 君

 岡     信 君  小 林 康 作 君

 堀 内 征 治 君  千 野   哮 君

 岡 田   修 君

以上11人を総務委員に

 

 宮 島 雅 展 君  清 水 節 子 君

 飯 沼   忠 君  中 西   久 君

 野 村 義 信 君  中 込 孝 文 君

 秋 山 雅 司 君  小 沢 政 春 君

 富 永 政 男 君

以上9人を民生委員に

 

 塩 野 褒 明 君  依 田 敏 夫 君

 剣 持 庸 雄 君  小 沢 網 雄 君

 原 田 正八郎 君  長 田 昭 哉 君

 鈴 木 豊 後 君  斉 藤 憲 二 君

 早 川 光 圀 君  渡 辺 静 男 君

 武 川 和 好 君

以上11人を建設経済委員に

 

 内 藤 秀 治 君  内 藤 幸 男 君

 福 島   勇 君  三 井 五 郎 君

 長 瀬 正左衛門君  坂 口 菊 雄 君

 飯 島   勇 君  堀 内 光 雄 君

 牛 奥 公 貴 君

以上9人を水道委員にそれぞれ指名いたしたいと思います。

 

   これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名をいたしました以上の諸君をそれぞれ常任委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました各常任委員は、休憩中それぞれ委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。

 

 暫時休憩いたします。

 

   午後3時18分 休憩

 


   午後3時58分 再開議

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 休憩中各常任委員会を開き、正副委員長の互選を行いましたので報告いたします。

 

 総務委員会委員長 千野 哮君、同副委員長 堀内征治君。

民生委員会委員長 中込孝文君、同副委員長 野村義信君。

建設経済委員会委員長 鈴木豊後君、同副委員長 長田昭哉君。

水道委員会委員長 堀口菊雄君、同副委員長 牛奥公貴君、以上で報告を終わります。

 

休憩中市長から議案第57号 監査委員の選任についてが提出されました。

 

 お諮りいたします。

 

 この際議案第57号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって議案第57号を議題とすることに決しました。

 

 議案第57号 監査委員の選任についてを議題といたします。

 

 飯島 勇君の除斥を求めます。

 

    (飯島 勇君 除斥)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 原 忠三君。

 

    (市長 原 忠三君 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

 ただいま提案いたしました案件につきまして申し上げます。

 

議案第57号「監査委員の選任について」は、本市の監査委員のうち議員のうちから飯島 勇を選任するにつきましては、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 御協賛賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

お諮りいたします。

 

 ただいま議題となっております議案第57号については、会議規則第37条第2号の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

御異議なしと認めます

 

 よって議案第57号については委員会付託を省略することに決しました。

 

 これより議案第57号 監査委員の選任についてを採決いたします。

 

 議案第57号 監査委員の選任については、これに同意することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって議案第57号については、これに同意することに決しました。

 

 飯島 勇君の入場を求めます。

 

 ただいま監査委員に同意を得られました飯島 勇君から、あいさつしたい旨発言を求められておりますので、この際発言を許します。

 

 飯島 勇君。

 

    (飯島 勇君 登壇)

 

○飯島 勇君

 ただいま監査委員に選任をされました日本社会党・市民連合の飯島 勇でございます。

 浅学非才ではございますけれども、皆さん方の御協力をいただきまして、その職務が遂行されますよう心からお願いを申し上げまして、あいさつにかえさしていただきます。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 次に日程第7 甲選第3号甲府市・玉穂村中学校組合議会議員の選挙を行います。

 

本件は、甲府市・玉穂村中学校組合規約第5条に基づき、本市選出の組合議会議員8名の選挙を行うものであります。

 

 お諮りいたします。

 

 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。

これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。

 

 お諮りいたします。

 

 指名の方法については議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって議長において指名することに決しました。

 

甲府市・玉穂村中学校組合議会議員に

 

 上 田 英 文 君   村 山 二 永 君

 森 沢 幸 夫 君   早 川 武 男 君

 岡     伸 君   堀 内 征 治 君

 千 野   哮 君   岡 田   修 君

を指名いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま議長において指名いたしました諸君を甲府市・玉穂村中学校組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました諸君が甲府市・玉穂村中学校組合議会議員に当選されました。

 

 ただいま当選されました諸君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

 

 次に日程第8 甲選第4号 甲府地区広域行政事務組合議会議員の選挙を行います。

 

 本件は、甲府地区広域行政事務組合規約第6条及び第7条に基づき、本市選出の組合議会議員12人の選挙を行うものであります。

 

 お諮りいたします。

 

 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。

これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。

 

 お諮りいたします。

 

 指名の方法については議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって議長において指名することに決しました。

 

 甲府地区広域行政事務組合議会議員に

上 田 英 文 君   村 山 二 永 君

森 沢 幸 夫 君   川 名 正 剛 君

三 井 五 郎 君   早 川 武 男 君

小 林    匡君   岡     伸 君

小 林 康 作 君   堀 内 征 治 君

千 野    哮君   岡 田   修 君

を指名いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま議長において指名いたしました諸君を甲府地区広域行政事務組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました諸君が甲府地区広域行政事務組合議会議員に当選されました。

 

 ただいま当選されました諸君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

 

 次に日程第9 議案第49号から日程第16 議案第53号まで8案を一括議題といたします。

 

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 原 忠三君。

 

    (市長 原 忠三君 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

 本日の市議会臨時会に提案致しました案件につきまして、その大要を御説明申し上げます。

 

 まず、議案第49号「専決処分について」は、建設事業に対する地方債の許可決定により、市債の限度額の変更をするため、昭和57年度甲府市一般会計予算の補正を致したものであります。

 

 次に、議案第50号「専決処分について」は、貸付事業に対する地方債の許可決定により市債限度額の変更をするため、昭和57年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の補正を致したものであります。

 

 次に、議案第51号「専決処分について」は、地方税法等の法律の一部改正に伴う市税条例の一部改正で、法人市民税・軽自動車税・特別土地保有税の税率の改正であります。

 

 以上、3案件につきましては、議会を招集する暇がありませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分しましたので、同条第3項の規定により承認を求めるものであります。

 

 次に、議案第52号「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に準拠し、投票及び開票の管理者並びに立会人等の報酬を改定するものであります。

 

 次に、議案第53号「甲府市農業委員会農業振興部会の各号別委員の定数条例の一部を改正する条例制定について」は、農業協同組合の合併に伴い、農業委員会農業振興部会を構成する委員のうち、選任による委員の定数を変更するものであります。

 

 次に、議案第54号「助役の選任について」は、本市の助役として、新藤昭良を選任するにつきましては、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 次に、議案第55号「収入役の選任について」は、荻原克己を収入役として選任するにつきましては、地方自治法第168条第7項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 また、議案第56号「監査委員の選任について」は、本市の監査委員として、知識経験を有する者のうちから保坂 一を選任するにつきましては、地方自治法第196条第一項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 以上が本日提案致しました案件の大要であります。御審議のうえ御協賛賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 武川和好君。

 

○武川和好君

 提案の案件の特に54号、55号、56号に関連をして、市長の御見解を求めるものであります。

 

 原市長は、4月24日に選挙が執行されまして市長に当選をされたわけでありますけれども、5月の16日に日本社会党甲府総支部と政策協定を結ばれたわけであります。

その第2項に重要な施策、人事等の決定に当たっては甲府総支部及び当市議団と事前に協議を行うとともに、定期会ごとを通じて密接に連携をしていくと、こういう政策協定の一項があるわけであります。

もちろん市の人事は市長の固有の権限であって、だれしもが侵すことのできない聖域であるはずであります。

にもかかわらず、日本社会党甲府総支部とは人事に介入を許すような協定を結んでいるわけであります。

これはきわめて重要であると言わざるを得ないわけであります。

原市長が選挙で言ったことは「市政の私有化にあってはならない」と、特に重要な、重要なですね「契約とか人事等については、毅然とした態度をとる」ということを市民に約束したはずであります。しかるに日本社会党甲府総支部は、この政策協定を結ぶと同時に記者会見をいたしました。

このことは全市民が周知であります。

多くの市民は今日市役所の人事異動を迎えて、日本社会党甲府総支部は、市長に対して人事問題に深く介入するということが約束をされているわけでありますから、相当介入をするであろうと市民は考えているはずであります。

これは当然であります。

したがって、私は市長が冷静にこのことをお考えしていただいて、この政策協定の中にある人事等の決定に当たっては、社会党甲府総支部あるいは当市議団と事前に協議をして行うという項については、再考していただかないと、いただかないと、これからの市長提案の人事については審議をすることができないと思うわけであります。

この点についての市長の見解をまず求めたいと思います。

 

○譲長(長瀬正左衛門君)

 原 市長。

 

    (市長 原 忠三者 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

 ただいまの武川議員さんからの御質問でございますが、協定は確かにそのような形で、字句で結ばれておりますけれども、特に人事について介入を認めるというような、こういうことは絶対私は考えておりませんし、また社会党・市民連合の議員さんたちも、市長の権限を侵すなどということはいささかも思っておらないと私は信じております。

その内容といたしますのは、人事に対する基本的な方針等の問題、こういう問題についてのことがその中で言われたわけでございまして、もしこれが誤解を招くようなことであるとするならば大変なことでございますので、議員さんたちとこれは話し合いをいたしまして、字句の訂正をいたさねばならないと、こんなふうに考えておりますので御了承願いたいと思います。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 武川和好君。

 

○武川和好君

 全くそのとおりであります。

人事等の決定については、人事等の方針ではないですよ、人事等の決定に当たっては社会党甲府総支部と市議団と事前に協議をするとあるわけですから、少なくとも市長は可及的速やかに社会党総支部並びに当市議団と協議をして、総務委員会が開かれる前にその統一見解を公表されないと、私どもはこの人事案件に対する審議に入らないということを申し伝えて終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 ほかに質疑はありませんか。

 

 小林 匡君。

 

○小林 匡君

 ただいまの武川議員が指摘された内容の問題でございますが、私どもは確かに甲府総支部委員長の名前で16日に原市長と協定を結びました。

その内容についての問題でございますが、これは前河口市長とも全く同じ表現で協定を結ばれておりまして、過去12年間それがやられてきたわけでございます。

内容としてはいま市長が答弁されたように方針などの決定についての協議をお願いしたいということで、特に人名をもって云々ということではございませんので、御了承願いたいと思います。以上です。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 ほかに質疑はありませんか――これをもって質疑を終結いたします。

 

 ただいま議題となっております日程第9から日程第16まで8案については、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 

 委員会審査のため暫時休憩いたします。

 

   午後4時18分 休憩

 


   午後7時16分 再開議

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 ただいま総務委員長並びに建設経済委員長から、委員会審査結果の報告書が提出されました。

 

 これより日程第9議案第49号から日程第15議案第56号まで7案を一括議題といたします。

 

 7案に関し総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 千野 哮君。

 

    (総務委員長 千野 哮君 登壇)

 

○総務委員長(千野 哮君)

 先ほどの本会議において当委員会に付託されました議案について休憩中委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。

 

 まず、議案第49号専決処分について(昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第7号))

 

 議案第50号専決処分について(昭和57年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第3号))

 

 議案第51号専決処分について(甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について)の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認することに決しました。

 

 次に議案第52号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定については全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に議案第54号助役の選任について

 

 議案第55号収入役の選任について

 

 議案第56号監査委員の選任についての3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。

 

 なお、委員から人事については、市長の固有の権限でもあるので、特定なものに関与させることのないよう要望する意見があったのに対し、市長からその趣旨を踏まえ、今後とも公正な人事を期すると共に、本会議でも指摘のありました、特定政党との政策協定のうち、人事に係る事項については、協定団体と再度協議し、市民に誤解を招くような点については訂正していきたい旨の表明がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第9議案第49号から日程第11議案第51号まで3案を一括採決いたします。

 

 3案に対する委員長の報告は承認であります。

 

 3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、3案は委員長の報告のとおり承認されました。

 

 次に日程第12議案第52号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は、可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第13議案第54号から日程第15議案第56号まで3案を一括採決いたします。

 

 3案に対する委員長の報告は同意であります。3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、3案は委員長の報告のとおり同意することに決しました。

 

 次に日程第16議案第53号を議題といたします。

 

 本案に関し建設経済委員長の報告を求めます。

 

 建設経済委員長 鈴木豊後君。

 

    (建設経済委員長 鈴木豊後君 登壇)

 

○建設経済委員長(鈴木豊後君)

 御報告申し上げます。

 

 先程の本会議において当委員会に付託されました議案第53号甲府市農業委員会農業振興部会の各号別委員の定数条例の一部を改正する条例制定について

 

 休憩中委員会を開き慎重に審査した結果、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これよ日程第16議案第53号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 先ほど、それぞれ同意を得られました諸君から、あいさつをしたい旨の申し出がありますので、この際順次発言を許します。

 

 最初に助役新藤昭良君。

 

    (新藤昭良君 登壇)

 

○新藤昭良君

 ただいま御同意をいただきました新藤でこざいます。

 

 このたび、市長さんの御推輓をいただきまして、皆様方の御同意を得ることによりまして、助役という重任を担うことになりました。心から感謝を申し上げ、この重責の重大さにしみじみ感じておるところでございます。

 

 私、大変未熟なものでございますが、市の補助職員といたしまして、市長の市政を十分に負いまして、皆様方の温かい御支援と御指導をいただきながら、この重責を全うしてまいりたいと考えております。

よろしく御指導と御鞭撻のほどをお願いをいたしたいと思います。

 

 簡単でございますけれども、一言この壇場をお借りいたしまして、御礼のごあいさつにさしていただきたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 次に収入役荻原克己君。

 

    (荻原克己君 登壇)

 

○荻原克己君

 不肖私の収入役の選任につきまして、御同意をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。

 

 もとより浅学非才の身ではございますが、誠心誠意職責を果たしてまいる覚悟でございますので、議員の先生方の全面的な御指導、御協力のほどをお願いを申し上げまして、簡単でございますがお礼の言葉といたしたいと思います。どうもありがとうございました。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 次に監査委員保坂 一君。

 

    (保坂 一君 登壇)

 

○保坂 一君

 保坂 一でございます。

 

 このたびは監査委員の御下命をいただきまして、またただいまは名誉ある甲府市議会の御同意をいただきまして、ありがとうございました。

 

職責の重さを思いますと、ほんとに身の引き締まる思いがいたします。

 

 もとより浅学非才、私にはあり余る、私の能力を超える職責であることは十分私自身が承知をいたしておりますけれども、御同意をいただきました以上、誠心誠意その職責を果たしてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞより以上の御指導をお願いを申し上げまして、お礼といたします。ありがとうございました。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 以上をもって一般選挙後初議会の使命としての議会の構成を終了するとともに、その他の諸法令に基づく各種の選挙を初め、本臨時会に付議されました議案の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ5月甲府市議会臨時会を閉会いたします。

 

    午後7時27分 閉会

 

 


        臨 時 議 長  長 瀬 正左衛門

        甲府市議会議長  長 瀬 正左衛門

         〃  副議長  早 川  光 圀

        会議録署名議員  塩 野  褒 明

           〃     小 沢  綱 雄

           〃     岡      伸