昭和58年9月甲府市議会定例会議事日程(1)

       昭和58年9月16日(金)午後1時

  報  告

第 1  会議録署名議員指名について

第 2  会期決定について

第 3  議案第 81号  昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)

第 4  議案第 82号  昭和58年度甲府市国民健康保険事業特別会計補

正予算(第1号)

第 5  議案第 83号  昭和58年度甲府市水道事業会計補正予算

(第1号)

第 6  議案第 84号  甲府市市税条例の一部を改正する条例制定につい

第 7  議案第 85号  甲府市同和対策住宅新築資金等貸付条例の一部を

改正する条例制定について

第 8  議案第 86号  甲府市消防団員救じゅつ金条例の一部を改正する

条例制定について

第 9  議案第 87号  甲府市消防団負等公務災害補償条例の一部を改正

する条例制定について

第10  議案第 88号  財産の処分について(甲府刑務所跡地)

第11  議案第 89号  市道路線の認定について(富士見2丁目1号線)

第12  議案第 90号  市道路線の認定について(古上条3号線)

第13  議案第 91号  市道路線の認定について(帯那3号線)

第14  議案第 92号  市道路線の認定について(東光寺1号線)

第15  議案第 93号  市道路線の認定について(南西42号線)

第16  議案第 94号  市道路線の認定について(南西43号線)

第17  議案第 95号  市道路線の変更認定について(堀川西不動線)

第18  議案第 96号  市道路線の変更認定について(金塚西(2)線)

第19  議案第 97号  市道路線の変更認定について(上小河原停車場

線)

第20  議案第 98号  市道路線の変更認定について(出張所前通り線)

第21  議案第 99号  市道路線の変更認定について(城南線)

第22  議案第100号  請負契約の締結について(昭和58年度公共下水

道管布設工事第4工区)

 

(出席議員)

川 名 正 剛君

清 水 節 子君

飯 沼   忠君

武 川 和 好君

依 田 敏 夫君

剣 持 庸 雄君

森 沢 幸 夫君

岡 田   修君

福 島   勇君

宮 島 雅 展君

村 山 二 永君

秋 山 雅 司君

内 藤 幸 男君

塩 野 褒 明君

早 川 光 圀君

堀 内 征 治君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

小 林 康 作君

堀 内 光 雄君

牛 奥 公 貴君

斉 藤 憲 二君

野 村 義 信君

長 田 昭 哉君

渡 辺 静 男君

中 込 孝 文君

岡     伸君

堀 口 菊 雄君

千 野   哮君

鈴 木 豊 後君

原 田 正八郎君

長瀬 正左衛門君

飯 島   勇君

早 川 武 男君

中 西   久君

小 沢 政 春君

小 林   匡君

三 井 五 郎君

小 沢 綱 雄君

 

                                 39名

 

(欠席議員)

                                 な し

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事 務 局 長 臼 田 茂 治君

総務 担当 主幹 山 下   久君

庶務 担当 主査 樋 口 一 雄君

調査 担当 主査 功 刀 敏 男君

議事 担当 主幹 都 筑   登君

議事 担当 主査 功 刀   尊君

議事 担当 主査 今 福 栄 一君

記録 担当 主査 天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 原   忠 三君

国体 準備 室長 飯 尾   和君

助     役 新 藤 昭 良君

中央卸売市場長 田 中 忠 夫君

収  入  役 荻 原 克 巳君

市立甲府病院長 石 井 次 男

市 長 室 長 窪 田   。君

〃 事務 局長 坂 本 吉 哉

調査 管理 部長 河 村 利 男君

教 育 委員長 飯 室 甫 邦

企 画 部 長 神宮寺 英 雄君

教  育  長 楠   恵 明君

総 務 部 長 植 田 太 六君

教 育 次 長 近 山 滋 郎

市 民 部 長 入 倉 芳 幸君

水道事業管理者 志 村 泰 介君

社 会 部 長 吉 岡   典

水道局業務部長 中 込 忠 雄君

福 祉 部 長 高 野   肇君

 〃 工務部長 羽 田   規君

環 境 部 長 中 込   勉

選挙管理委員長 関   和 夫

経 済 部 長 中 島 省 三君

代表 監査 委員 保 坂   一君

建 設 部 長 赤 池 昭 之君

公 平 委 員 長 清 水 一 郎君

都市 開発 部長 丸 山   忍

農業委員会々長 土 屋 活 郎君

下 水 道 部 長 高 橋 信 靖君

固定資産評価員 上 杉   要

技術 管理 室長 小 松   要

 

 

 

 

 

         午後1時03分 開会

 

○議長(長瀬正左衛門君)

ただいまから昭和58年9月甲府市議会定例会を開会いたします。

 

 会議に入る前に御報告申し上げます。

 

甲府市議会議員富永政男君には、去る8月28日急逝されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、御報告申し上げます。

 

この際、故富永政男君の御冥福を祈り黙禱をささげたいと思います。全員御起立を願います。

 

黙禱始め。

 

        (全員起立 黙禱)

 

○議長(長瀬正左衛門君)

黙禱を終わります。御着席を願います。

 

(全員着席)

 

次に、逝去されました故富永政男君に対して追悼の辞を贈りたいと思います。

 

内藤秀治君の発言を許します。

 

内藤秀治君。

 

(内藤秀治君 登壇)

 

○内藤秀治君

私は、同僚議員各位の御同意を得まして、議員一同を代表しこのたび不慮の事故により亡くなられました故富永政男君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと思います。

 

甲府市議会議員富永政男君は、去る8月28日未明、無法な凶刃によりとうとい命を失われました。まことに痛恨哀惜の情を禁じ得ません。

 

また、この突然の不幸にあわれました御遺族の胸中に思いをいたしますときに、悲しみこれに過ぐるものはありません。

 

人の命のはかなさは、朝露よりももろいとは申しながら、あなたの悲報に接しました。悲しみにただただ茫然自失、光を失った感がいたします。

 

富永君は、大正13年南巨摩郡早川町に生まれ、山梨師範学校を卒業されましたあと、30数年主に中学校の教壇に立たれ、学校を愛し、情熱をもって生徒に接し、ひたすら教師という崇高な職務に精励されたのでございました。

 

 そのりっぱな御人格は、真の教育者として学校の内外を問わず広く敬慕されるところとなりました。また卓越した先生の御手腕は高く評価され、昭和37年4月から2年間日教組中央執行委員として、また昭和42年4月から甲府市教職員組合執行委員長として、その手腕、力量を遺憾なく発揮されました。

 

その後昭和54年4月、地域住民、同僚教師、教え子たちから推されて甲府市議会議員に初当選、以来2期連続4年5ヵ月にわたり市議会議員として市政の発展に尽くしてこられました。

 

この間民生委員長及び水道、民生副委員長等多くの要職につかれ、本市議会における円満の士として、温厚なお人柄をもって遺憾なくその手腕を振るわれたのであります。

 

また本年4月に再選を果たすとともに、議会運営委員会副委員長として、円満な議会運営の推進役として果たされた御功労はまた大きなもので、今後の活動には大きな期待が寄せられていたのであります。

 

あなたは常に高邁な政治信念を持って、甲府市の教育、文化、福祉の向上に多大な貢献をされました。特に教育行政については、不断の熱誠と卓越した識見を持って、健全な青少年の育成等のために力を尽くされました。

 

あなたが甲府市教育界の発展のために残されました大きな足跡を顧みますとき、その数々の御功績はさんとして輝き、心から御礼を申し上げたい気持ちでいっぱいでございます。あなたが残されました功績は、今後も長く後世に受け継がれることでありましょう。

 

その君が、いまやこの議場には姿を見ることはできません。富永先生のにこやかな顔も見ることはできません。突然君を失い、今日、あなたとお別れすることを告げなければなりません。だれが予測したことでございましょう。

 

富永先生、あなたの御遺光は必ずや受け継がれ、甲府市政はさらに発展していくと思います。

 

君を送り、君と別れを言わなければならない私たち一堂は、あなたの心を心として本市発展のために全力を尽くす覚悟でございます。

 

富永先生、長い間大変御苦労さまでございました。どうか奥様を初め御家族の前途に、限りない御加護をいただきますよう。「さようなら、さようなら」。

 

ここに謹んで先生の御冥福をお祈り申し上げ、あわせて私どもの決意を申し述べ、追悼の言葉といたします。

 

午後1時10分 開議

 

○議長(長瀬正左衛門君)

これより本日の会議を開きます。

 

報告事項を申し上げます。

 

本定例会に提出する議案につき、市長から通知がありました。

 

提出議案は議事日程記載のとおりでありますから朗読を省略いたします。

 

次に市長から議会に報告すべき事項であります報第7号 専決処分についてが提出されました。

 

右はお手元に配付いたしてありますので御了承願います。

 

次に、市長から昭和58年6月定例会において採択された請願について、その処理の経過と結果の報告がありました。

 

右はお手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。

 

次に監査委員から、昭和58年5月末、6月末及び7月末の例月出納検査報告が提出されました。

 

右はお手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。

 

次に、昭和58年7月14日から8月6日までの間3回にわたり、関東及び県下の各市議会議長会関係の会議が開催され、随員とともに出張いたしました。

 

それぞれの会議の概要につきましては、お手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。

 

以上で報告を終わります。

 

これより日程に入ります。

 

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 

会議録署名議員には、会議規則第167条の規定により

 

   小 林   匡君

   秋 山 雅 司君

   渡 辺 静 男君

を指名いたします。

 

次に日程第2 会期決定についてを議題といたします。

 

お諮りいたします。

 

今期定例会の会期は、招集の日から9月26日まで11日間といたしたいと思います。

 

これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

御異議なしと認めます。

 

よって今期定例会の会期は11日間とすることに決しました。

 

次に日程第3 議案第81号から日程第22 議案第100号まで20案を一括議題といたします。

 

市長から提案理由の説明を求めます。

 

市長 原 忠三君。

 

(市長 原 忠三君 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

提案理由の説明を申し上げます。

 

御説明を申し上げます前に、故富永政男議員の御逝去に対しまして、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。

 

富永議員には、多くの衆望を担って、市議会議員に再当選され、地方自治の振興、その他市政の重要問題が山積し、いよいよそのお力添えをいただかなければならないとき、突如不帰の客となられましたことは、悲しみのきわみでございます。御遺族の御心痛を推察するとき、お慰めの言葉もございません。

 

甲府市の将来を思うとき、天賦の才能と不屈の信念に生きた議員の生涯は、まことに濁世に清流を思わせるものがあります。

 

故富永議員を失いましたことは、本市といたしましてもまことに痛惜のきわみであります。

 

心から哀悼の意を表し、御冥福をお祈りいたします。

 

次に、先般の台風5号によります被害につきまして御報告いたします。

 

被害状況等につきましては、お手元に配付いたしました別添資料のとおりであります。

 

御承知のとおり今回の台風は、典型的な雨台風となり、一時は増水による中小河川の氾濫により、相当の被害が予想されましたが、床上、床下浸水及び農作物等の被害にとどまり、心配された人命にかかわる事故に至らなかったことはまことに幸いでありました。

 

今後はこれらの被害に対しまして、それぞれの対応をしてまいる所存でありますので、議員各位の一層の御協力をお願いいたします。

 

引き続きまして、本日の市議会定例会に提案いたしました案件につきまして、その大要を御説明申し上げます。

 

議案第81号「昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)」につきましては、歳出において第2款総務費は、事務改善情報公開推進に伴う経費と国有地払下げに伴う取得費、成都市友好訪中に伴う経費及びシルバー人材センター国庫返還金等を追加補正するものであります。

 

第3款民生費は、私立保育所施設整備費補助金、北新保育所施設工事費、青少年健全育成及び非行防止推進運動に係る経費の追加、更には国民健康保険事業特別会計繰出金を追加するための補正であります。

 

第4款衛生費は、人間ドック検診実施に伴う経費、公衆浴場施設改善費補助金、火葬場整備事業費、つつじが崎霊園施設整備事業業費及びし尿処理場施設整備に係る経費の追加補正であります。

 

第6款農林水産業費は、地域農業集団育成事業費、水田利用再編対策事業費、果樹指導事業費、土地改良事業費及び国体花いっぱい運動推進事業費等を追加更正するための補正であります。

 

第7款商工費は、商業近代化事業費、商業関係団体組織強化補助金、地場産業振興事業費、昇仙峡地帯観光施設整備事業費等の追加補正であります。

 

第8款土木費は、道路新設改良費、道路舗装費、道路整備事業費、橋りょう改良費、街路事業費、公園建設事業費及び緑化啓発推進事業費等の追加補正であります。

 

第9款消防費は、急傾斜地崩壊防止指定事業費、消防団員等公務災害補償等共済基金の施行令の改正に伴う損害補償等に係る経費及び水害防止対策費の追加であり、第10款教育費は、埋蔵文化財発掘調査費及び社会教育センター改修工事費等を追加するための補正であります。

 

第11款災害復旧費は、台風5号による農業用施設災害復旧及び河川災害復旧に係る経費の追加補正であります。

 

次に、歳入につきましては、市税の一般財源を追加し、使用料及び手数料、国・県支出金、寄附金、諸収入及び市債の特定財源をそれぞれ追加更正するものであります。

 

継続費の補正は、火葬場整備事業に係る総額等の変更であり、債務負担行為の補正は、都市計画街路(善光寺町敷島線)事業費及び中学校拡張用地取得費を追加するものであり、地方債の補正は、起債充当事業費の追加、更正による借入限度額の変更をするものであります。

 

次に、議案第82号「昭和58年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳出第4款保健施設費は、保健指導業務等に係る経費の追加補正であり、歳入については、国民健康保険料を減額更正し、繰入金、繰越金をそれぞれ追加補正するものであります。

 

次に、議案第83号「昭和58年度甲府市水道事業会計補正予算(第1号)」につきましては、収益的収入及び支出において、田富町地内に所有する水道局所有地と、田富町所有地との交換を行うについて、その交換差益及び経費を増額補正するものであり、継続費については、荒川ダム建設費の変更に伴い、第5期拡張事業に係る継続事業費及び昭和59年度年割額の増額変更を行うものであります。

 

次に、議案第84号「甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について」は、地方税法等の一部改正に伴い、区分所有に係る家屋の敷地の用に供されている土地に対する課税の特例措置及び毎月の第2土曜日が銀行等の休日とされたことに基づき規定の整備を行うものであります。

 

次に、議案第85号「甲府市同和対策住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例制定について」は、同和対策事業として対象者の住宅事情を改善するため、耐火構造の共同住宅の購入についても住宅新築資金の貸付けを行うものであります。

 

次に、議案第86号「甲府市消防団員救じゅつ金条例の一部を改正する条例制定について」は、消防表彰規程の一部改正に準じ、消防団員に対する救じゅつ金について、殉職者特別救じゅつ金を新たに設けるものであります。

 

次に、議案第87号「甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について」は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、非常勤消防団員等の公務災害補償について、葬祭補償額の改定を行うものであります。

 

次に、議案第88号「財産の処分について」は、甲府刑務所の跡地を分譲するについては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。

 

次に、議案第89号から議案第94号までの「市道路線の認定について」の6案件につきましては、それぞれの路線を市道に認定し、維持管理を行うについては、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。

 

次に、議案第95号から議案第99号までの「市道路線の変更認定について」の5案件については、それぞれの路線の起点又は終点の位置を変更するのでこれを変更認定し、維持管理を行うにつきましては、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。

 

次に、議案第100号「請負契約の締結について」は、昭和58年度公共下水道管布設工事第4工区を施行するため、請負契約を締結するについては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議決を求めるものであります。

 

以上が、今議会に提案致しました案件の大要であります。御審議のうえ御協賛賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

以上で説明は終わりました。

 

お諮りいたします。

 

9月17日は議案調査のため、本会議を休会いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇譲長(長瀬正左衛門君)

御異議なしと認めます。

 

よって9月17日は本会議を休会することに決しました。

 

9月18日は日曜日のため、休会明け本会議は9月19日午後1時から開会、提出議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。

 

 本日はこれをもって散会いたします。

 

     午後1時25分 散会