昭和58年9月甲府市議会定例会議事日程(5)  

      昭和58年9月26日(月) 午後1時

報  告

 

第 1  議案第 85号  甲府市同和対策住宅新築資金等貸付条例の一部を

改正する条例制定について

第 2  議案第 84号  甲府市市税条例の一部を改正する条例制定につい

第 3  議案第 86号  甲府市消防団員救じゅつ金条例の一部を改正する

条例制定について

第 4  議案第 87号  甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正

する条例制定について

第 5  議案第 81号  昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)

中所管分

                           以上総務委員長報告

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

第 6  議案第 82号  昭和58年度甲府市国民健康保険事業特別会計補

正予算(第1号)

第 7  議案第 81号  昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)

中所管分

                           以上民生委員長報告

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

第 8  議案第 88号  財産の処分について(甲府刑務所跡地)

第 9  議案第 89号  市道路線の認定について(富士見2丁目1号線)

第10  議案第 90号  市道路線の認定について(古上条3号線)

第11  議案第 91号  市道路線の認定について(帯那3号線)

第12  議案第 92号  市道路線の認定について(東光寺1号線)

第13  議案第 93号  市道路線の認定について(南西42号線)

第14  議案第 94号  市道路線の認定について(南西43号線)

第15  議案第 95号  市道路線の変更認定について(堀川西不動線)

第16  議案第 96号  市道路線の変更認定について(金塚西(2)線)

第17  議案第 97号  市道路線の変更認定について(上小河原停車場

線)

第18  議案第 98号  市道路線の変更認定について(出張所前通り線)

第19  議案第 99号  市道路線の変更認定について(城南線)

第20  議案第 81号  昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)

中所管分

                         以上建設経済委員長報告

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

第21  議案第 83号  昭和58年度甲府市水道事業会計補正予算(第1

              号)

第22  議案第100号  請負契約の締結について(昭和58年度公共下水

道管布設工事第4工区)

第23  請願書について  請願第12号

第24  議案第 81号  昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)

中所管分

                           以上水道委員長報告

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

第25  議案第104号  昭和57年度甲府市各会計別決算の認定について

第26  議案第105号  昭和57年度甲府市各企業会計別決算の認定につ

いて

第27  議案第101号  教育委員会委員の任命について

第28  議案第102号  公平委員会委員の選任について

第29  議案第103号  固定資産評価審査委員会委員の選任について

第30  諮問第  1号  人権擁護委員候補者の推薦について

第31  甲議第  3号  地方行財政対策に関する調査について

第32  甲議第  4号  人事院勧告完全実施に関する意見書提出について

第33  甲議第  5号  国民健康保険制度に関する意見提出について

第34  甲議第  6号  国民を医療から遠ざける健康保険制度改革反対に

関する意見提出について

 

(出席議員)

川 名 正 剛君

清 水 節 子君

飯 沼   忠君

武 川 和 好君

剣 持 庸 雄君

森 沢 幸 夫君

岡 田   修君

福 島   勇君

宮 島 雅 展君

村 山 二 永君

秋 山 雅 司君

塩 野 褒 明君

早 川 光 圀君

堀 内 征 治君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

小 林 康 作君

堀 内 光 雄君

牛 奥 公 貴君

斉 藤 憲 二君

野 村 義 信君

長 田 昭 哉君

渡 辺 静 男君

中 込 孝 文君

岡     伸君

堀 口 菊 雄君

千 野   哮君

鈴 木 豊 後君

原 田 正八郎君

長瀬 正左衛門君

飯 島   勇君

早 川 武 男君

中 西   久君

小 沢 政 春君

三 井 五 郎君

小 沢 綱 雄君

                                 36名

 

(欠席議員)

依 田 敏 夫君

内 藤 幸 男君

小 林   匡君

 

                                  3名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事 務 局 長 臼 田 茂 治君

総務 担当 主幹 山 下   久君

庶務 担当 主査 樋 口 一 雄君

調査 担当 主査 功 刀 敏 男君

議事 担当 主幹 都 筑   登君

議事 担当 主査 功 刀   尊君

議事 担当 主査 今 福 栄 一君

記録 担当 主査 天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 原   忠 三君

国体 準備 室長 飯 尾   和君

助     役 新 藤 昭 良君

中央卸売市場長 田 中 忠 夫君

収  入  役 荻 原 克 巳君

市立甲府病院長 石 井 次 男

市 長 室 長 窪 田   。君

〃 事務 局長 坂 本 吉 哉

調査 管理 部長 河 村 利 男君

教 育 委 員 長 飯 室 甫 邦

企 画 部 長 神宮寺 英 雄君

教  育  長 楠   恵 明君

総 務 部 長 植 田 太 六君

教 育 次 長 近 山 滋 郎

市 民 部 長 入 倉 芳 幸君

水道事業管理者 志 村 泰 介君

社 会 部 長 吉 岡   典

水道局業務部長 中 込 忠 雄君

福 祉 部 長 高 野   肇君

 〃 工業部長 羽 田   規君

環 境 部 長 中 込   勉

選挙管理委員長 関   和 夫

経 済 部 長 中 島 省 三君

代表 監査 委員 保 坂   一君

建 設 部 長 赤 池 昭 之君

公 平 委 員 長 清 水 一 郎君

都市 開発 部長 丸 山   忍

固定資産評価員 上 杉   要

下 水 道 部 長 高 橋 信 靖君

 

技術 管理 室長 小 松   要

 

 

 

      午後1時14分 開議

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 市長から追加議案の提出について通知がありました。

 

 提出議案は議事日程記載の日程第25議案第104号から日程第30諮問第1号までの6案でありますので朗読を省略いたします。

 

 次に、市長から議会に報告すべき事項であります報第8号甲府市一般会計継続費精算報告について、報第9号甲府市下水道事業特別会計継続費精算報告について、報第10号甲府市病院事業会計継続費精算報告についての3件が提出されました。

 

 右は、お手元に配付いたしてありますので御了承願います。

 

 次に、中西 久君外5名から甲議第3号地方行財政対策に関する調査についてが提出されました。

 

 右は、議事日程記載の日程第31でありますので、朗読を省略いたします。

 

 次に、千野 哮君外10名から甲議第4号人事院勧告完全実施に関する意見書提出について、中込孝文君外7名から甲議第5号国民健康保険制度に関する意見書提出について、野村義信君外7名から甲議第6号国民を医療から遠ざける健康保険制度改革反対に関する意見書提出について、が、それぞれ提出されました。

 

 右は、議事日程記載の日程第32から日程第34まででありますので、朗読を省略いたします。

 次に内藤幸男君、依田敏夫君、小林 匡君、土屋農業委員会会長は、一身上の都合によりそれぞれ本日欠席する旨の届け出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1から日程第5まで5案を一括議題といたします。

 

 5案に関し、総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 千野 哮君。

 

     (総務委員長 千野 哮君 登壇)

 

〇総務委員長(千野 哮君)

 報告をいたします。

 

 去る21日の本会議において当委員会に付託されました案件について22日委員会を開会、慎重に審査した経過と結果についてご報告いたします。

 

 まず、議案第84号甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第87号甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定についての2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第85号甲府市同和対策住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例制定については、委員から行政の公正を欠くような制度については反対するとの意見があり、採決の結果賛成多数をもって、当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 なお、貸付金の回収について回収率が今日現在73%を確保していることについては、当局の努力を良としながらも、今後においては、さらに100%回収に向けて一層の努力を要望する意見がありました。

 

 次に、議案第86号甲府市消防団員救じゅつ金条例の一部を改正する条例制定については、委員から特にこの運用にあたっては、すべての対象者に対して、最高の救じゅつ金が授与されるよう、特段の配慮を要望する意見があり全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 最後に、議案第81号昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中総務委員会所管分については、特に、総務費のうち成都市友好訪中経費に関連して、今後訪中団等の編成にあたっては、公私の別を明確にし、計画推進を図るよう要望があり全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論の通告がありますので発言を許します。

 

 武川和好君。

 

     (武川和好君 登壇)

 

〇武川和好君

 議案第85号甲府市同和対策住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例制定について、反対討論を行います。

 

 当初、本市が同和対策事業を始めるに当たって、この議会でも相当議論をしたところでございますけれども、私ども共産党は、従来同和対策事業については民主的で公正な同和対策事業、また法の精神に基づいて属地主義に徹するべきである。

そういう主張を積み重ねて議論をしてきたところでございますが、昭和55年、本市が同和対策事業を始めたときに、私どもの属地主義を貫けという意見に対して、あくまでも属人主義で貫いてこられたわけであります。今日まで、おおむね10億になんなんとするお金が、これら同和対策事業に使われているわけであります。同和対策事業特別措置法が、先般新法に変わりました。

これは地域改善事業特別措置法、言うなれば属地主義を原則としてこれからも民主的な同和行政を行う国の法律であります。今回提案をされた条例の一部改正案が、これから58年度の3億2,930万の予算の範囲内において、同和者の皆さん方が土地を求め、また住宅を取得するということではなく、高級マンションを取得する際お金を貸しなさい。

本市は、この地域改善事業特別措置法に基づいて条例の一部を改正をして、この高級マンション取得に道をあけたわけであります。言うなれば地域改善事業特別措置法の精神、言うなれば属地主義に今度は乗りかえたわけであります。したがいますと、山梨県の全日本同和会山梨本部の皆さん方は、今度市が属地主義の立場を貫くわけでありますから、当然同和の皆さん方が住まいをしている地域の改善を求めてくることは明らかであります。

先般の本会議で私は市長に質問しました。これらの皆さん方は、地域改善に必要なもちろん地域改善事業特別措置法で認められています運動場の設置、屋内体育館の設置、あるいはこれらの皆さん方が集会に必要とする隣保館の設置、また共同住宅の設置を求めてくるでありましょう。

 

 この9月定例会において、本市は全く矛盾に満ちた、言うなれば急転直下の方針の転換をいたしたわけであります。おそらく12月からあるいは来年3月、いわゆる新年度予算に向けてこれらの要求が出てくることは明らかです。

わが党が概算してその数値を計算してみますと、13億円にも及ぶ数字になるはずであります。もし、このようなことが行われるとするならば、いま大きく叫ばれている行財政改革どこ吹く風と、市長は、これらの皆さんの要求に恐らく今回の条例改正で道を開くわけでありますから、大変な事態が到来することは明瞭であるわけであります。

 

 少なくとも市長は、就任以来公正で誠実な市政の執行を貫くと、幾たびか表明をされたところでありますけれども、もはやこのような条例改正をして、不公正な行政の道を求めるとするならば、そのような発言は以後しても信憑性がないといわざるを得ないわけであります。私ども日本共産党は、同和行政といえども一般行政と同じように民主的で公正な行政を求める立場から、この議案第85号条例改正案について反対をするわけであります。

 

 以上で終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 ほかに討論はございませんか。

 

 これをもって討論を終結いたします。

 

 これより日程第1議案第85号について、起立により採決をいたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者 起立)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 起立多数であります。

 

 よって本案は、委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第2議案第84号から日程第4議案第87号まで3案を一括採決いたします。

 

 3案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、3案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第6及び日程第7の2案を議題といたします。

 

 2案に関し民生委員長の報告を求めます。

 

 民生委員長 中込孝文君。

 

     (民生委員長 中込孝文君 登壇)

 

〇民生委員長(中込孝文君)

 御報告を申し上げます。

 

 去る21日の本会議において当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果をご報告いたします。

 

 まず議案第82号昭和58年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に議案第81号昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中当委員会所管分については全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、これに関連して当局から老人健康管理助成金支給制度については今年度は現状どおり実施するが来年度以降は全体として福祉の後退とならないよう改めて検討していく旨の答弁がありました。また委員から青少年の健全育成にかかわる費用の増額と青少年対策に関する各種の組織の体系化を要望する意見も出されました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第6議案第82号について採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第8から日程第20まで13案を一括議題といたします。

 

 13案に関し建設経済委員長の報告を求めます。

 

 建設経済委員長 鈴木豊後君。

 

     (建設経済委員長 鈴木豊後君 登壇)

 

〇建設経済委員長(鈴木豊後君)

 御報告申し上げます。

 

 去る21日の本会議において、当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 まず、議案第89号から議案第94号市道路線の認定についての6案及び議案第95号から議案第99号市道路線の変更認定についての5案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、委員から道路を拡幅し市道認定の際土地を無償提供する地権者に対し有償の方向を検討するよう強く要望する意見がありました。

 

 次に議案第88号財産の処分について(甲府刑務所跡地)及び議案第81号昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中所管分については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第8議案第88号から日程第19議案第99号まで12案を一括採決いたします。

 

 12案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 12案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、12案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第是21から日程第24まで4案を一括議題といたします。

 

 4案に関し水道委員長の報告を求めます。

 

 水道委員長 堀口菊男君。

 

     (水道委員長 堀口菊男君 登壇)

 

〇水道委員長(堀口菊男君)

 御報告申し上げます。

 

 去る21日の本会議において当委員会に付託されました議案について22日委員会を開き慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 議案第81号昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中当委員会所管分

 

 議案第83号昭和58年度甲府市水道事業会計補正予算(第3号)及び

 

 議案第100号請負契約の締結について(昭和58年度公共下水道管布工事第4工区)の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に請願12号排水溝の整備については、願意妥当と認め採択するものと決しましたが、これに関連して委員から市内の常襲冠水地帯の解消は、年次的計画をもって対処してほしいとの要望が出されました。

 

 なお、本請願については、3月市議会定例会でその処理の経過と結果の報告を求めます。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第21議案第83号及び日程第22議案第100号の2案を一括採決いたします。

 

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 2案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、2案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第23請願書について採決いたします。

 

 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に、日程第5、日程第7、日程第20、日程第24議案第81号昭和58年度甲府市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第25議案第104号から日程第30諮問第1号まで6案を一括議題といたします。

 

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 原 忠三君。

 

     (市長 原 忠三君 登壇)

 

〇市長(原 忠三君)

 本日追加提案致しました案件につきまして御説明申し上げます。

 

 議案第101号「教育委員会委員の任命について」は、本市の教育委員会委員飯室甫邦の任期が、本年10月13日をもって満了するので、後任として小林一彦を任命するにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 次に、議案第102号「公平委員会委員の選任について」は、本市の公平委員会委員清水一郎の任期が、本年10月13日をもって満了するので、後任として山本つる代を選任するについては、地方公務員法第9条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 次に、議案第103号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」は、固定資産評価審査委員会委員有賀久次の任期が本年10月13日をもって満了するので、後任として小野吉利を選任するについては、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 

 次に、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、本市の人権擁護委員のうち荻野貞雄の任期が、本年11月30日をもって満了するので、後任として佐藤幸雄を推薦することについては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。

 

 次に、議案第104号「昭和57年度甲府市各会計別決算の認定について」は、昭和57年度の一般会計並びに公益質屋事業、国民健康保険事業、下水道事業、交通災害共済事業、住宅新築資金等貸付事業及び老人保健事業の各特別会計に係る決算を行いましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるものであります。

 

 次に、議案第105号「昭和57年度甲府市各企業会計別決算の認定について」は、昭和57年度の中央卸売市場事業会計、農業共済事業会計、病院事業会計及び水道事業会計の4企業会計につきまして、それぞれの決算を行いましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるものであります。

 

 以上が本日追加提案致しました案件の大要であります。

 

 御審議のうえ御協賛賜りますようお願い致しまして説明を終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより6案に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま議題となっております日程第25議案第104号及び日程第26議案第105号の2案については、委員15人をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査を終了するまで、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、2案は15人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査を終了するまで閉会中の継続審査に付することに決しました。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により

   内 藤 幸 男君   福 島   勇君

   村 山 二 永君   清 水 節 子君

   飯 沼   忠君   原 田 正八郎君

   長 田 昭 哉君   野 村 義 信君

   鈴 木 豊 後君   斉 藤 憲 二君

   堀 内 光 雄君   掘 内 征 治君

   小 沢 政 春君   牛 奥 公 貴君

   武 川 和 好君

 

 以上15名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名をいたしました15人の諸君を、決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました決算審査特別委員は、本会議終了後速やかに委員会を開き、正副委員長の互選を行い委員会を構成するようここに招集しておきます。

 

 次に日程第27議案第101号から日程第30諮問第1号まで、4案については総務委員会に付託いたします。

 

 委員会審査のため暫時休憩いたします。

 

         午後1時43分 休憩

      ――――――――――――――――――

         午後2時35分 再開議

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 ただいま総務委員長から日程第27議案第101号から日程第30諮問第1号まで、4案について委員会審査結果の報告がありました。

 

 4案に関し総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 千野 哮君。

 

     (総務委員長 千野 哮君 登壇)

 

〇総務委員長(千野 哮君)

 報告を申し上げます。

 

 先の本会議において当委員会に付託されました議案について休憩中委員会を開会、慎重に審査した結果についてご報告いたします。

 

 まず、議案第101号教育委員会委員の任命について

 

 議案第102号公平委員会委員の選任について

 

 議案第103号固定資産評価審査委員会委員の選任について

の3案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。

 

 次に、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について

は、全員異議なく当局諮問のとおり決定するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なし認めます。

 

 これより日程第27議案第101号から日程第29議案第103号まで、3案を一括採決いたします。

 

 3案に対する委員長の報告は同意であります。

 

 3案は、委員長の報告のとおり同意することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、3案は委員長の報告のとおり同意することに決しました。

 

 次に日程第30第1号について採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は、諮問のとおり決定であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は、委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に、ただいま教育委員会委員、公平委員会委員、固定資産評価審査委員会委員にそれぞれ同意を得られました諸君から、ごあいさつしたい旨の申し出がありますので、この際発言を許します。

 

 最初に教育委員会委員 小林 一彦君。

     (小林一彦君 登壇)

 

〇小林一彦君

 ただいまは、不肖私の教育委員選任に温かい御同意をいただきまことにありがたく、厚くお礼申し上げます。

 

 昨年は監査委員として、このたびは教育委員として市政に関与できますこと、私にとりまして無上の光栄でございます。と同時に、市政が当面いたしております幾多の教育課題に思いをいたすとき、責任の重大さに改めて身引き締まる思いでございます。

 

 微力ではございますが、誠心誠意職責を全うしたいと存じておりますので、議員の皆様の旧に倍した御指導、御鞭撻を心からお願いいたしまして、お礼のあいさつにいたします。(拍手)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 次に公平委員会委員 山本つる代君。

 

     (山本つる代君 登壇)

 

〇山本つる代君

 ただいま御紹介いただきました山本つる代でございます。

 

 このたび公平委員という非常に重責の立場に御選任をいただき、また皆様方の御同意をいただきまして、この責務の重大なことをはっきり認識し、私にできる限りの努力を続けてまいりたいと思います。

 

 国連婦人10年の以後、国も県も市も婦人を各種方面に登用をというような御希望に対して、婦人の登用が対処されたというふうに理解をしておりまして、婦人の立場の突破口として恥ずかしくないような、婦人の公平委員としての責務に十分に努めていきたい覚悟でございます。

 

 どうぞ何もわかりませんけれども、温かい御指導、御鞭撻をお願いしながら、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 次に固定資産評価審査委員会委員小野吉利君。

 

     (小野吉利君 登壇)

 

〇小野吉利君

 このたび固定資産評価審議会の委員として信任をいただきました、私、小野吉利でございます。

 

 固定資産の評価委員会の職場の重大さを身に感じまして、私も一生懸命これに努力してまいりたいと、かように心がけておるものでございます。

 

 皆様方とも今後の御指導と御鞭撻をよろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえさしていただきます。

 

 ありがとうございました。

(拍手)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 次に日程第31 甲議第3号 地方行財政対策に関する調査についてを議題といたします。

 

 中西 久君から提案理由の説明を求めます。

 

 中西 久君。

 

     (中西 久君登壇)

 

〇中西 久君

 地方行財政対策に関する調査につきまして、お手元に配布されております文書によりまして朗読をして、これにかえたいと思います。

 

 調査を行う理由につきましては、本市の財政状態は深刻な状況に置かれている中で、大型事業を完成するとともに、61年の国体以後の市政を展望し、最小の経費で市民の期待する最大の行政サービスを提供する能率的な行政組織と効果的な財政運営を目指し地方自治を守る本市独自の総合的な対策について調査す

 

 その調査の1つ、期間といたしまして、

 

 昭和58年9月26日から昭和60年9月定例会までの2ヵ年とする。

 

 1 詞査の方法としましては、委員18名をもって構成します「地方行財政対策に関する調査特別委員会」を設置し、これに付託して閉会中も継続して調査を行うものであります。

 

 1 調査事項 大型事業の推進、市政に対する市民参加の方法、情報公開の具体的方策、民主的な契約手続などを含め地方自治の進展を目指す本市の行財政対策に関する調査についてであります。

 

 何とぞ御賛同賜わりますようお願いを申し上げまして説明にかえさしていただきます。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより本案について起立により採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者起立)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 起立多数であります。

 

 よって本案は提案のとおり可決されました。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま設置されました地方行財政対策に関する調査特別委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規程により

   上 田 英 文 君   塩 野 褒 明 君

   福 島   勇 君   剣 持 庸 雄 君

   清 水 節 子 君   川 名 正 剛 君

   三 井 五 郎 君   早 川 武 男 君

   中 西   久 君   堀 口 菊 雄 君

   小 林   匡 君   飯 島   勇 君

   中 込 孝 文 君   小 林 康 作 君

   早 川 光 圀 君   千 野   哮 君

   渡 辺 静 男 君   岡 田   修 君

の18名を指名いたしたいと思います。これに異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名いたしました18名の諸君を地方行財政対策に関する調査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました特別委員は、本会議終了後委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。

 

 次に日程第32 甲議第4号 人事院勧告完全実施に関する意見書提出についてを議題といたします。

 

 千野 哮君から提案理由の説明を求めます。

 

 千野 哮君。

      (千野 哮君 登壇)

 

〇千野 哮君

 人事院勧告完全実施に関する意見書提出について、提出者は私、賛成者は総務委員全員でございます。お手元の資料にあるとおりでございますが、朗読をもって提案の理由にかえさしていただきます。

 

 人事院勧告完全実施に関する意見書(案)について

 

 人事院は去る8月5日昭和58年度国家公務員の給与改定について6.47%(平均1万5,230円)を引き上げるよう政府と国会に勧告いたしました。人事院勧告は、公務員労働者の労働基本権の制約の代償措置であって、その完全実施を政府に義務付けたものであり、また、ここ十数年来の完全実施によって正常な労使関係が保たれてきたところであります。

 

 このような経過のなかで、昨年の凍結は国家財政の危機的、異常な状況下といえども重大な課題を残したといえます。

 

 今年度人事院勧告は、昨年度凍結分4.58%を含んでおり、この実施が抑制されるとしたら、官民給与差はさらに増大し、人事院制度の根幹にかかわる問題となります。

 

 また、公務員労働者はもとより、その家族、年金、恩給受給者等を含め国民生活に多大な影響を及ぼすことは明らかであり、円満な労使関係、公務員の士気高揚をも損なうことになります。

 

 よって甲府市議会は政府に対し、人事院勧告制度を尊重して、速やかに完全実施を行うよう態度表明と、その具体的措置を講じるよう強く要望するものであります。

 

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書

 

を提出するものであります。

 

   昭和58年9月26日

            甲 府 市 議 会

 内閣 総理 大臣

 大 蔵 大 臣

 労 働 大 臣

 自 治 大 臣

 総理府総務長官

 内閣 官防 長官

 行政管理庁長官

 経済企画庁長官

          あて

 

 なお、字句の修正並びに提出時期等につきましては議長に御一任をいたします。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――岡田 修君。

 

     (岡田 修君 登壇)

 

〇岡田 修君

 この案に反対するわけではありませんけれども、確認をしたいと思います。

 

 これを審議された委員会では、たしかこれは総務委員会だと思うんですけれども、文書表現上、次のようにしていただきたい。

 

 第1行目から第2行目に入るところへ、4月にさかのぼってと、4月にさかのぼり引き上げるよう政府と国会に勧告いたしました、この文章だけですと、いわゆる凍結問題の問題の論点がぼんやりしておりまして、議会としてその真意を政府と国会に出すとすれば不十分と、いわゆる凍結論議にこれでは一定の方向を出せないということで、4月にさかのぼって人事院は勧告をしたというところが明確になるような字句を挿入してもらいたいと、こういうことでございます。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 千野 哮君。

 

〇千野 哮君

 ただいまの私は要望だろうと思うわけでございまして、岡田さんも総務委員会の方に所属をされておりましたので、委員会の審議については十分御承知だと思いますので、そのようにまた字句の修正等については議長に一任してありますので、そのように取り扱いをお願いいたしたいと思います。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 岡田 修君よろしゅうございますか。

 

 ほかに質疑ありませんか――これをもって質疑を終結いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第4号については委員会付託を省略することに決しました。

 

 これより本案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第4号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲議第4号が可決されましたので、請願第6号はみなし採決として処理いたします。

 

 次に、日程第33 甲議第5号 国民健康保険制度に関する意見書提出についてを議題といたします。

 

 中込孝文君から提案理由の説明を求めます。

 

 中込孝文君。

 

     (中込孝文君 登壇)

 

〇中込孝文君

 提案理由の説明をいたします。

 

 国民健康保険制度に関する意見書の提出についてでございます。

 

 地方自治法第99条第2項の規定により、内閣総理大臣ほか大蔵大臣、自治大臣、公正大臣に別紙のような意見書を提出するものであります。

 

 提出者は中込、賛成者は民生常任委員の皆さんでございます。全員でございます。

 

 それでは、意見書の案を朗読いたしますのでよろしくお願いをいたします。

 

 大蔵・厚生省は、医療保険全体の見直し方針のなかで、国保全体の国庫補助を削減しようとしています。国保組合についても、これまでの経過をご破算にし、臨調の削減・廃止のみにとどまらず、政令加算分を含んだ定率補助削減を進めようとしています。

 

 市町村国保4,300万人、国保組合300万人の被保険者をもつ国民健康保険制度は、わが国の医療保険制度の中刻として、地域住民の医療の確保と保健の向上に多大な役割を果しています。しかしながら、長引く不況の中で、保険料負担力の低下に加え、高齢者、低所得者を多く抱える国民健康保険の事業の運営は、一段と困難になってきています。

 

 しかるに政府は、昭和59年度予算編成に向け、国民健康保険の定率による国庫負担方式を改めて、定率を削滅、査定配分を強化する動きを強めています。

 

 このように、市町村国保の補助金削減が行われれば、市町村においても大幅な財政負担、保険料の負担増を強いられることになります。

 

 よって甲府市議会は政府に対し、国民健康保険事業の健全な運営のために次の諸点について要望するものであります。

 

 1 国民健康保険に対する国庫補助は、現行水準を確保すること。

 

 2 市町村国保及び建設国保組合に対する国庫補助は、定率40%を堅持するとともに、臨時調整補助金は、現行水準を維持すること。

 

 3 事務費負担金の保険料肩代わりを行わず、最低現行水準を確保すること。

 

 以上でこざいます。

 

 なお、字句の訂正等については議長に一任いたします。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質凝はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。

 

 これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第5号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 これより本案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第5号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲議第5号が可決されましたので、請願第8号はみなし採択として処理いたします。

 

 次に日程第34 甲議第6号 国民を医療から遠ざける健康保険制度改革反対に関する意見書提出についてを議題といたします。

 

 野村義信君から提案理由の説明を求めます。

 

 野村義信君。

 

     (野村義信君 登壇)

 

〇野村義信君

 意見書の案を朗読いたしまして提案にかえさしていただきます。

 

 国民を医療から遠ざける健康保険制度改革反対に関する意見書(案)

 

 厚生省は、来年度予算の概算要求のなかで、医療費抑制のために公的医療費に対する国庫補助を大幅に削減し現行保険制度の抜本的な改革を進める方針であると報道されています。

 

 その内容をみると、健康保険被保険者本人は、現行800円の初診時一部負担を1,500円にし、再診時にも800円を自己負担する。入院時の給食材料費も自己負担とする。ビタミン剤、総合感冒薬等は保険給付から除外し、さらに本人の10割給付をくずし一律に2割の自己負担をさせ、また医療機関のあり方を適正にするという美名のもとにべット数の規制などをしようとしています。

 

 こういう健康保険制度の改革は、安心して良い医療を受けられる方向に逆行し、病気の早期発見、治療が困難となり、国民の健康が根本から損なわれることにもなりかねません。

 

 よって甲府市議会は政府に対し、市民のいのちと健康を守る立場から健康保険被保険者本人にも医療費の2割を自己負担させることや、入院中の給食材料費の自己負担、初診料の大幅増額、軽い病気は患者負担など、国民を医療から遠ざけるようなこれらの内容を含む健康保険制度の改革に強く反対するものであります。

 

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書

 

を提出します。

 

   昭和58年9月26日

            甲 府 市 議 会

 内閣総理大臣

 大 蔵 大臣

 厚 生 大臣

 自 治 大臣

         あて

 

 提出は私、賛成者は民生委員長ほか委員全員であります。

 

 なお、字句の訂正等については議長に一任をいたします。

 

 以上でございます。

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第6号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 これより本案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第6号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲議第6号が可決されましたので、請願第10号はみなし採択として処理いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま意見書3案が可決されましたが、それぞれの条項、字句その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 次に総務、民生、建設経済、水道の各常任委員長から目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。

 

 お諮りいたします。

 

 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

〇議長(長瀬正左衛門)

 御異議なしと認めます。

 

 よって各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。

 

 以上をもって本定例会に提出されました議案及び請願等の審査を全部終了いたしましたので会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。

 

         午後3時03分 閉会

      ――――――――――――――――――

 

       甲府市議会議長 長瀬 正左衛門

         〃 副議長 早 川 光 圀

       会議録署名議員 小 林   匡

         〃     秋 山 雅 司

         〃     渡 辺 静 男