昭和62年12月甲府市議会定例会議事日程(5) 

       昭和62年12月23日(水) 午後1時  

報  告

 

第 1  陳情書の撤回について

第 2  議案第130号  甲府市市税条例の一部を改正する条例制定につい

              て

第 3  議案第152号  議会の議長の報酬及び費用弁償等に関する条例の

              一部を改正する条例制定について

第 4  議案第146号  昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

第 5  議案第133号  和解及び損害賠償の額の決定について

第 6  議案第145号  第3次甲府市総合計画の基本構想設定について

第 7  議案第153号  特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の

              一部を改正する条例制定について

第 8  議案第154号  甲府市職員給与条例の一部を改正する条例制定に

              ついて

第 9  議案第155号  甲府市特別職の職員の退職手当に関する条例の一

              部を改正する条例制定について

第10  議案第125号  昭和62年度甲府市国民健康保険事業特別会計補

正予算(第2号)

第11  議案第147号  昭和62年度甲府市国民健康保険事業特別会計補

正予算(第3号)

第12  議案第164号  公平委員会委員の選任について

第13  議案第124号  昭和62度甲府市一般会計補正予算(第4号)中

当委員会所管分

                        以上総務委員長報告

   ――――――――――――――――――――――――――――――   

第14  議案第127号  昭和62年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別

              会計補正予算(第1号)

第15  議案第128号  昭和62年度甲府市病院事業会計補正予算(第1

              号)

第16  議案第131号  甲府市福祉センター条例の一部を改正する条例制

              定について

第17  議案第132号  甲府市入学準備金融資条例制定について

第18  議案第149号  昭和62年度甲府市老人保健事業特別会計補正予

              算(第1号)

第19  議案第151号  昭和62年度甲府市病院事業会計補正予算(第2

              号)

第20  議案第156号  教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条

              例制定について

第21  議案第157号  甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制

              定について

第22  議案第124号  昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)

              中当委員会所管分

                      以上民生分教委員長報告

   ――――――――――――――――――――――――――――――   

第23  議案第150号  昭和62年度甲府市農業共済事業会計補正予算

              (第2号)

第24  議案第161号  請負契約の締結について(池の平林道整備(改

              良)工事第2工区)

第25  議案第162号  請負契約の締結について(御岳林道整備(改築)

              工事第1工区)

第26  議案第163号  請負契約の締結について(御岳林道整備(改築)

              工事第2工区)

第27  陳情書について  (陳情第62−5号 陳情第62−8号)

第28  議案第124号  昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)

              中当委員会所管分

                    以上経済都市開発委員長報告

   ――――――――――――――――――――――――――――――   

第29  議案第126号  昭和62年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

              (第2号)

第30  議案第129号  昭和62年度甲府市水道事業会計補正予算(第3

              号)

第31  議案第134号  市道路線の認定について(善光寺団地北線)

第32  議案第135号  市道路線の認定について(宮原1号線)

第33  議案第136号  市道路線の認定について(下鍛冶屋2号線)

第34  議案第137号  市道路線の認定について(上条新居1号線)

第35  議案第138号  市道路線の認定について(桜井川田線)

第36  議案第139号  市道路線の認定について(上町5号線)

第37  議案第140号  市道路線の認定について(上町小瀬1号線ほか2

              路線)

第38  議案第141号  市道路線の変更認定について(南河原竜王線)

第39  議案第142号  市道路線の変更認定について(南河原東線)

第40  議案第143号  区域外町道路線認定の承諾について

第41  議案第144号  区域外町道路線認定の承諾について

第42  議案第148号  昭和62年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

              (第3号)

第43  議案第159号  請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅

              (仮称大里南団地)建設(建築主体第2工区)工

              事)

第44  議案第160号  請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅

              (仮称大里南団地)建設(建築主体第3工区)工

              事)

第45  議案第124号  昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)

              中当委員会所管分

第46  議案第158号  請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅

              (仮称大里南団地)建設(建築主体第1工区)工

              事)

                      以上建設水道委員長報告

   ――――――――――――――――――――――――――――――   

第47  甲議第 14号  国民健康保険の国庫負担削減、地方への負担転嫁

              や「福祉医療制度」創設等に反対する意見書提出に

              ついて

 

(出席議員)

細 田   清君

石 原 貞 夫君

大 村 幾久夫君

森 沢 幸 夫君

斉 藤 憲 二君

秋 山 雅 司君

剣 持 庸 雄君

中 込 孝 文君

鈴 木 豊 後君

堀 内 征 治君

加 藤   裕君

飯 島   勇君

堀 内 光 雄君

小 林 康 作君

武 川 和 好君

皆 川   巖君

小 野 雄 造君

宮 川 章 司君

川 名 正 剛君

牛 奥 公 貴君

依 田 敏 夫君

村 山 二 永君

宮 島 雅 展君

千 野   哮君

堀 口 菊 雄君

福 島   勇君

内 藤 幸 男君

原 田 正八郎君

上 田 英 文君

中 西   久君

早 川 武 男君

三 井 五 郎君

内 藤 秀 治君

小 沢 綱 雄君

 

 

34名

 

(欠席議員)

岡     伸君

清 水 節 子君

 

 

                                2名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

   長 入 倉 芳 幸君

総務 担当 主幹 河 西 正 克君

庶務 担当 主査 今 福 栄 一君

調査 担当 主査 志 村 文 武君

議事 担当 主幹 都 筑   登君

議事 担当 主査 高 橋 勝 巳君

議事 担当 主査 功 刀 敏 男君

議事 担当 主査 加 藤   喬君

記録 担当 主査 飯 寄 明 仁君

庶務 担当 主任 保 坂 照 次君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 原   忠 三君

工業団地建設室長 末 木 隆 義君

助     役 小 林 一 彦君

中央卸売市場長 井 上   真君

収  入  役 生 山 正 仁君

市立甲府病院長 伊古美 文 雄君

市 長 室 長 高 室 乙 彦君

〃 事務 局長 沢 田 良太郎君

企 画 部 長 神宮寺 英 雄君

教 育 委 員 長 新 藤   瞳

総 務 部 長 窪 田   。君

教  育  長 楠   恵 明君

市 民 部 長 石 井 司 郎君

教 育 次  長 櫻 林 幸 春君

社 会 部 長 土 橋   博君

水道事業管理者 石 原 一 雄君

環 境 部 長 鷹 野 四 郎君

水道局業務部長 山 下   久君

経 済 部 長 小 野 貞 良君

 〃 工務部長 岡 田   淳君

建 設 部 長 小 松   要君

選挙管理委員長 保 坂 昌 新君

都市 開発 部長 小 野 明 英君

代表 監査 委員 中 島 省 三君

技術 管理 室長 鈴 木 東一郎君

公 平 委 員 長 飯 田 祥 雄君

 

固定資産評価員 斉 藤 孝 房君

 

 

          午後1時23分 開議

 

○議長(千野 哮君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 昭和62年9月18日提出の陳情第62−3号について、提出者からお手元に配付の別紙のとおり撤回したい旨の申し出がありました。

 

 右は、議事日程記載の日程第1でありますので、御了承を願います。

 

 次に、川名正剛君外8名から甲議第14号 国民健康保険の国庫負担削減、地方への負担転嫁や「福祉医療制度」創設等に反対する意見書提出について が提出されました。

 

 右は、議事日程記載の日程第47でありますので、朗読を省略いたします。

 

 次に岡 伸君、清水節子君は病気のため、高野福祉部長は公務のため、本日欠席する旨の届け出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1 陳情書の撤回について を議題といたします。

 

 本件は、昭和62年9月18日提出されました陳情第62−3号県営ファミリープール等の建設計画反対について、提出者からお手元に配付の別紙のとおり撤回する旨の申し出がありました。

 

 お諮りいたします。

 

 本件は、会議規則第19条第1項の規定により、申し出のとおりこれを承認することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、陳情第62−3号については撤回を承認することに決しました。

 

 次に、日程第2から日程第13まで12案を一括議題といたします。

 

 12案に関し、総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 川名正剛君。

 

      (総務委員長 川名正剛君 登壇)

 

○総務委員長(川名正剛君)

 御報告を申し上げます。

 

 去る18日の本会議において当委員会に付託されました案件について19日及び21日の2日間委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 まず議案第145号 第3次甲府市総合計画の基本構想設定については、委員から出された質疑、意見、要望を大別すると1、土地利用、2、水利用、3、人口増施策、4、都市基盤整備、5、総合計画の推進策中、特に市民参加と行政組織等についてであります。

 

 最初に1の土地利用については委員から、土地政策の基本として、市街地残存農地の開発をどう進めるかとただしたのに対し、600ヘクタールのうち集団農地等205ヘクタールは組合施行による区画整理をしたい。人口増対策は土地にあるので、積極的に宅地開発をし、都市の活性化を図っていきたいとの答弁がありました。

 

 次に、都市と農村の調和のとれた開発とはどのようなものか。また調整区域は開発できないため土地価格や生活環境等多方面において市街地との格差があるが、その解消をどう図るかとただしたのに対し、農村の開発については来年作成する土地利用計画の中で、十分夢の持てるものにしたい。また調整区域についても区画整理を予定しているとの答弁がありました。

 

 さらに、市街化調整区域については、国の措置に変化があり今後開発可能になると思うが、その面からの人口想定を考えているかとただしたのに対し、現在の土地利用計画は県の総合福祉計画を参考にしてつくったが、土地利用計画が出たところで手直しをしていきたいとの考えが示されました。

 

 このほか、北部森林地帯の活性化についてただしたのに対し、国土の保全と水資源の確保など自然景観を守る中でリゾート計画、能泉湖周辺メルヘン計画、既設林道の活用により一帯を開発し、それに伴う水質汚濁については農村集落下水道事業の導入等も考える中で、1,200メートルまでは可住地帯としたいとの答弁がありました。

 

これに関連して委員から、開発による上水の汚濁防止策を厳しく行うとともに、滞在型の開発を要望する意見が出されました。

 

 次に2の水利用については、すでに地下水の枯渇、地盤沈下が見られるが、工業団地の建設等により、さらに拍車がかからないかとただしたのに対し、地下水は現在日量10万トンと見込まれるが、昭和水源、工業団地等の取水により減少傾向にある。したがって、当面荒川ダムの取水増加を図る中で、昭和水源を減少させるとともに将来的には工業用水道を検討する必要があるとの答弁がありました。

 

 次に、3の人口増加施策については、総合計画の重要な柱である人口増加の具体策について、土地政策の面からただしたのに対し、市街地残存農地の開発により、1万1,900人の増加を予想し、また、調整区域内にニュータウン等を建設し、3,500人の増加をあ図る。さらに公営住宅は新方式として地域特別賃貸住宅制度等により8.3ヘクタールに建設し、1,500人増加する。民間開発は100ヘクタールを予想しているとの答弁がありました。

 

 これに対し他の委員から、

 

 22万8,000人の人口増加は難しいと考える。したがって、人口増を意識した特別な計画を持つべきではないかとただしたのに対し、都市の活性化は人口増加が第1である。社会的投資をした地域において、比較的ドーナツ化現象が起きており、これらの地域に効率的な住宅を建てるための助成措置等を考えながら、土地利用計画と一体の中で計画を推進していく。人口の増加は単に目標数値とは考えていないとの答弁がありました。

 

 次に、4の都市基盤整備については、市内中心部の活性化計画をただしたのに対し、都市景観の形成の中で電線の地中化、モール化、第3セクター方式にょる駐車場対策を立てながら、商業の活性化を是すとともに、ネックとなっている交通問題を解決するため、放射道路と内外環状道路を建設し、その組み合わせにより交通の円滑化と市街地の混雑後和を図りたいとの答弁がありました。

 

 また、基盤整備を進める中で、施設完成後の維持管理については、必要に応じ市民負担を求め、一般会計からの安易な投入は避けるとともに、下水道等の環境整備についても全市的な施策を展開し、不公平行政にならないよう強く要望する意見がありました。

 

 さらに他の委員から、市道等に対する用地は有償提供とすべきではないかとただしたのに対しては、中期ごろからは有償にするよう努力したいとの答弁がありました。

 

 次に5の総合計画を推進するための市民参加の方法についてただしたのに対し、行政と市民の役割分担の明確化を基調とする中で、計画に理解を求めるための情報提供を積極的に行うとともに、地域計画を導入し、市民運動推進協議会との連携を図りながら、市民みずからが地域をよくする活動を助長し、まちづくりをしていきたいとの答弁がありました。

 

 また、総合計画を推進する組織体制の確立と職員の増員計画をただしたのに対し、計画の遂行に当たっては、

 1、総合調整機能としてのゼネラルスタッフの確立。

 2、市民運動にあわせ現行庁内体制のスタッフ部門への移行。

 3、税の安定確保に必要な税部門の独立。

 4、公聴広報機能の一元化。

等を進めたい。また、計画に伴い150名ぐらいの職員の増加を必要とするが、電算機の導入、民間委託、さらに職員の流動性、労働牲の発揮により、大幅な増員は見込んでいないとの考えが示されました。

 

 これに関連して、他の委員から職員定数の不拡大方針を堅持する中にあっても、市民要望に対応する必要な人員の増加を図るとともに、職員意識の高揚を求める要望意見がありました。

 

 さらに他の委員から、計画の推進に当たっては、市民の参加を求めているが、その協力を得るには事業の中心となる職員の意識改革が必要ではないかとただしたのに対し、組織の強化を図るとともに、職員が市民奉仕の精神を持ち、地域の要望が十分事業に反映されるよう対応に取り組みたいとの答弁がありました。

 

 このほか、農業の現状と存続に関し、農家意識と農業政策にずれがあるが、計画はどのようになっているかとただしたのに対し、農業の活性化についてはバイオテクノロジーを中心とした生産性の高いものにしていきたいとの考えが示されました。

 

 以上が総合計画に関する質疑の大要であります。

 

 以上の質疑の結果、議案第145号 第3次甲府市総合計画の基本構想設定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第130号 甲府市市税条例の一部を改正する条例制定については、委員から低所得者層の課税率が現行税率より高くなることは、不公平税制がさらに進行することになるとの理由から反対するとの意見が出され、採決の結果賛成多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第152号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定については、議員報酬の引き上げ理由をただしたのに対し、議員の活動分野が広がったこと。また疑似都市も参考に決定したとの答弁がありました。これに対し、引き上げは本市独自のものとすべきであり、市民が納得できる論議が出なかったことは遺憾であるとの意見がありました。

さらに、他の委員から、議員定数を削減する際、減量経営をその理由としたが、引き上げにより削減の効果は消滅した。議員定数は国勢調査に基づく人員とすべきであり、政治的立場から反対するとの意見が出され、採決の結果賛成多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第153号 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例制定については、議案に関連して、非常勤職員の給与についても、常勤職員と同時期にその引き上げを行うよう強く要望する意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第154号 甲府市職員給与条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、職員の超過勤務に関し、そのチェックと厳正な支給を要望する意見が出されました。

 

 次に、議案第164号 公平委員会委員の選任については、全員異議なく当局原案のとおり同着するものと決しました。

 

 次に、議案第133号 和解及び損害賠償の額の決定について

 

 議案第155号 甲府市特別職の職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第125号 昭和62年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

 

 議案第147号 昭和62年度甲府市国民健康保健事業特別会計補正予算(第3号)

 

 議案第124号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当季負会所管分の5案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 最後に議案第146号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第5号)については、議案第152号の条例改正に伴う補正予算が含まれているとの理由により反対するとの意見が出され、採決の結果賛成多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論の通告がりますので発言を許します。

 

 武川和好君。

 

      (武川和好君。登壇)

 

○武川和好君

 議案第130号 甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について 反対の討論を行います。

 

 この条例改正は、去る109国会で地方税法が改正されたことに基づいて行われるものであります。地方税法の改正は、公約違反のマル優廃止を前提とした税制改革法の1つとして行われました。その特長は、減税といいながら県民税及び市町村民税については、個人住民税の税率構造を現行の4.5%から18%、5%から16%とし、最低税率を0.5%引き上げ、最高税率を2%引き下げ累進制を緩和、税の刻みも13段階から7段階に簡素化するものです。

 

 同時に基礎控除額の引き上げ、配偶者特別控除の創設などで約5,000億円の減税を行う一方、この公共財をマル優廃止による利子課税に求めることにしています。この市税条例改正によって甲府市においても最低税率が0.5%引き上げられ、最高税率が2%引き下げられます。

こうした結果、低所得者層には一層負担が重いものとなり、マル優廃止とあわせて大多数の庶民にとっては減税どころか逆に増税となるものであります。私は市民のいのちと暮らしを守る立場から、到底賛成することができないわけであります。

 

 地方税法改正には、109国会で共産党、社会党、公明党、民社党など野党がこぞって反対したこともあわせ申し上げ、討論とするわけであります。

 

 次に、議案第152号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、及び議案第146号

昭和62年度甲府市一般会計補正予算議会費分について、反対の討論を行うものであります。

 

 昨年、議会の議員定数が満員提案によって削減、条例の制定を見たところであります。この論議の中で最大の理由は、議会みずからが減量経営をするんだと、こういうことであったはずであります。選挙からわずか8力月、大幅な議員報酬の増額であります。我が党は、「地方自治法に基づく定数の確保を一貫して求めるものであります」という観点からこの2案に対する反対を表明をするものであります。

 

〇議長(千野 哮君)

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

 これより日程第2 議案第130号 甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について 起立により採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(千野 哮君)

 起立多数であります。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第3 議案第152号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、及び日程第4議案第146号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第5号)の2案を一括起立により採決いたします。

 

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 2案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(千野 哮君)

 起立多数であります。

 

 よって、2案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第5 議案第133号から日程第11 議案第147号まで7案を一括採決いたします。

 

 7案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 7案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、7案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第12 議案第164号について採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は同意であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり同意されました。次に、日程第14から日程第22まで9案を一括議題といたします。

 

 9案に関し民生文教副委員長の報告を求めます。

 

 民生文教副委員長 小野雄造君。

 

      (民生文教副委員長 小野雄造君 登壇)

 

○民生文教副委員長(小野雄造君)

 報告申し上げます。

 

 去る18日の本会議において当委員会に付託されました案件について21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 まず、議案第131号 甲府市福祉センター条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、議案に関連して委員から、施設の使用に当たっては、地域的に偏ることのないよう十分配慮する中でその運営に当たるよう要望する意見がありました。

 

 次に、議案第132号 甲府市入学準備金融資条例制定については委員から、この制度の運営に当たっては、他の貸付事業に置かれているような貸付審査会を設置されたいとの要望意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第156号 教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第157号 甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制定について

の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第127号 昭和62年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)については委員から、この補正予算は法の趣旨に基づかない不公正、不平等なものであるとの理由により反対する意見が出され、採決の結果賛成多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に議案第149号 昭和62年度甲府市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)

 

 議案第128号 昭和62年度甲府市病院事業会計補正算(第1号)

 

 議案第151号 昭和62年度甲府市病院事業会計補正予算(第2号)

 

 議案第124号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分の4案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上、報告を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの副委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――なしと認めます。

 

 これより討論に入ります.

 

 討論の通告がありますので発言を許します。

 

 加藤 裕君。

 

      (加藤 裕君 登壇)

 

○加藤 裕君

 議案第127号 昭和62年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算について反対の討論をいたします。

 

 1969年に同和対策事業特別措置法が施行されてから18年が経過し、その間に支出きれた国と地方自治体の同和予算は約8兆円にも上ります。これによって今日、部落と一般地区との格差は大きく是正されてきてはいるものの、部落の実情、地方自治体の財政力、取り組みの姿勢の違いにより、同和事業の進み方と成果はまだまだ一様ではありません。

 

 真の部落差別の解消、国民融合の前進にとって必要不可欠なのは、部落住民が部落対策という特別対策に頼らず自立して生活できる条件をつくり上げるため、一般行政施策の水準の引き上げとあいまって、特に教育対策、中高年齢老の就労対策、産業対策、人権の尊重と民主主義を基調とした国民の連帯強化を図る啓発、社会的交流など、これらの必要で限定きれた対策が厳格な基準のもとに、実態に見合って適正にかつ計画的に進められることであると考えます。

 

 これらの観点から甲府市のこの事業を見るならば、差別の解消には役立たない属人主義に固執していること、貸付金の返済率が年々低下し、市財政を圧迫していること、一般市民には不可能な市街化調整区域への住宅建築が認められていること、公開できないような秘密行政であること等々、部落差別解決に逆行しているといわざるを得ません。

今回の補正予算の5,080万円についても、今まで再三指摘してきたように不公正な内容であり、全く無計画なものであります。甲府市の同和行政が法に基づく公正な同和行政への転換を求めまして討論を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

 これより日程第14 議案第127号 昭和62年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)を起立により採決いたします。

 

 本案に対する副委員長の報告は可決であります。

 

 本案は副委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(千野 哮君)

 起立多数であります。

 

 よって、本案は副委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第15 議案第128号から日程第21議案第157号まで7案を一括採決いたします。

 

 7案に対する副委員長の報告は可決であります。

 

 7案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、7案は副委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第23から日程第28まで6案を一括議題といたします。

 

 6案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。

 

 経済都市開発委員長 牛奥公貴君。

 

      (経済都市開発委員長 牛奥公貴君 登壇)

 

○経済都市開発委員長(牛奥公貴君)

 御報告をいたします。

 

 去る18日の本会議において当委員会に付託されました案件について21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 まず議案第161号 請負契約の締結について(池の平林道整備(改良)工事第2工区)

 

 議案第162号 請負契約の締結について(御岳林道整備(改築)工事第1工区)

 

 議案第163号 請負契約の締結について(御岳林道整備(改築)工事第2工区)

 

 議案第150号 昭和62年度甲府市農業共済事業金計補正予算(第2号)

の4案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第124号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分については、当局から本市農業が産地間競争に負けることなく生産性の高い高品質農作物を生産するため、農業センター試験圃場拡大計画として、小曲地区内に8.8ヘクタールの用地を取得し、今後はブドウのウィルスフリー苗の供給、及び水田転作物の試験圃場等に活用との考えが示されました。

 

 これに関連して委員から、農業センター圃場拡充事業、及び南部工業団地事業における用地の確保については、関係各部が協力する中で法律上の諸問題の解決に努め、用地取得後は直ちに事業に着手できるよう要望する意見がありました。

 

 また、他の委員から「風林火山館」の建設計画等をただしたのに対し、当局から観光の拠点として、また商工業の活性化を考える中で、地場産業センター東側に戦国時代の「館」風の外観を装った展示館を建設し、来年4月から11月まで開館する予定であるとの考えが示され、全量異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、陳情第62−8号 住吉地区土地区画整備事業の白紙撤回については、今回の都市計画区域区分の見直しにより、陳情地区は市街化区域に編入され、土地区画整理事業施行区域として決定されているので、不採択とするものと決しましたが、委員から当該地区の区画整理は組合施行による事業であるが、本市将来の新しいまちづくりとして重要な事業であり、行政が積極的な技術指導を行うこと。

また本組合設立に当たっては、農地地権者に加え既存宅地の地権者も役員に参画させるとともに、組合が決定する減歩率及び換地設計等についても十分な配慮をし、事業を進めるべきであるとの意見がありました。

 

 次に、陳情第62−5号 小瀬スポーツ公園へのゲートボールコート新設については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 

 なお、本陳情については3月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――なしと認めます。

 

 これより日程第23 議案第150号から日程第26議案第163号まで4案を一括採決いたします。

 

 4案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 4案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、4案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第27 陳情書について採決いたします。

 

 本件に対する委員長の報告は、陳情第62−5号について採択、陳情第62−8号については不採択であります。

 

 本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に日程第29から日程第45まで17案を一括議題といたします。

 

 17案に関し、建設水道委員長の報告を求めます。

 

 建設水道委員長 堀内征治君。

 

      (建設水道委員長 掘内征治君 登壇)

 

○建設水道委員長(堀内征治君)

 御報告申し上げます。

 

 去る18日の本会議において当委員会に付託されました案件について21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 まず議案第134号から議案第140号までの市道路線の認定について、並びに議案第143号及び議案第144号の区域外町通路線認定の承諾についての9案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第141号及び議案第142号の市道路線の変更認定についての2案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが委員から、市道路線の変更認定に伴い、その維持管理が竜王町に移管されることになるが、今後地元住民からの道路改修等の要望に対しては、住民の利便を図る立場から建設部が窓口となり、竜王町との対応を図るよう要望する意見が出されました。

 

 次に、議案第159号 請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅(仮称大里南団地)建設(建築主体第2工区)工事)

 

 議案第160号 請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅(仮称大里南団地)建設(建築主体第3工区)工事)

 

 議案第126号 昭和62年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第2号)

 

 議案第148号 昭和62年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第3)

 

 議案第129号 昭和62年度甲府市水道事業会計補正予算(第3号)

の5案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 最後に議案第124号 昭和62年度甲府市議会計補正予算(第4号)中当委員会所管分については委員から、し尿処理費に関連してし尿些理場は地元住民にとっては迷惑施設であるが、市民が広く利用するものであり計画どおり竣工することが望まれる。そのために地元周辺整備費として補てん金を支出することはやむを得ない措置であるが、今後これらに頼似した各種施設の建設が計画されており、地元に対する行政対応は慎重に行うよう要望する意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論の通告がりますので、発言を許します。

 

 加藤 裕君。

 

      (加藤 裕君 登壇)

 

○加藤 裕君

 議案第124号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算第8款土木費中住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金828万円についての討論でありますが、これについては先ほどの議案第127号における趣旨と同一でありますので、省略をいたしまして反対の意思表明だけをいたしまして終わりにいたします。

 

〇議長(千野 哮君)

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

 これより日程第29 議案第126号から日程第44議案第160号まで16案を一括採決いたします。

 

 16案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 16案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、16案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第13、日程第22、日程第28及び日程第25 議案第124号 昭和62年度甲府市一般会計補正予算(第4号)を起立により採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 

 本案は各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(千野 哮君)

 起立多数であります。

 

 よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

      (中西 久君「空席」)

 

○議長(千野 哮君)

 次に日程第46を議題といたします。

 

 本案に関し、建設水道委員長の発言を求めます。

 

 建設水道委員長 堀内征治君。

 

      (建設水道委員長 堀内征治君 登壇)

 

○建設水道委員長(堀内征治君)

 御報告申し上げます。

 

 議案第158号 請負契約の締結について(昭和62年度公営住宅(仮称大里南団地)建設(建築主体第1工区)工事)

については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――異議なしと認めます。

 

 これより日程第46議案第158号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、先ほど公平委員会委員に同意を得られました江間知羞子君からごあいさつしたい旨の申し出がありましたので、この際発言を許します。

 

 公平委員会委員 江間知羞子君。

 

      (公平委員会委員 江間知羞子君登壇)

 

○公平委員会委員(江間知羞子君)

 ただいま御紹介をいただきました江間知羞子と申します。

 

 このたびは名誉ある甲府市公平委員の御同意をいただきましてありがとうございました。まことに光栄に存じております。

 

 公平委員の職務は私にとって非常に身に余る重責で、ただいま非常に戸惑っておりますけれども、精いっぱい皆様の御期待に沿うように頑張りたいと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 

 御指導御鞭撻を心からお願いいしてごあいさつといたします。(拍手)

 

○議長(千野 哮君)

 次に、日程第47 甲議第14号 国民保険の国庫負担削減、地方への負担転嫁や「福祉医療制度」創設等に反対する意見書提出について を議題といたします。

 

 川名正剛君から提案理由の説明を求めます。

 

 川名正剛君。

 

      (川名正剛君 登壇)

 

○川名正剛君

 案分の朗読もって提案にかえさせていただきます。

 

 国民健康保険の国庫負担削減、地方への負担転嫁や「福祉医療制度」創設等に反対する意見書(案)

 

 厚生省は「国保問題懇談会」に福祉医療制度の創設等を柱とする「改革案」を提示し、検討を行っていますが、先の国庫負担率の引き下げにより、国保財政は破綻の危機にひんしています。

 

 しかるに今回の改革により、住民及び地方自治体の負担がさらに増大することは必至です。

 

 よって甲府市義会は、この「改革案」については次の理由により反対するものです。

 

1、「福祉医寮制度」の創設とはいえ、低所得者の自己負担率や、保

 険料負担は現行とほとんど変わらず、また低所得者を別枠とする

 ことは、医療に差別を持ち込むことになる。

2、医療費の地域性を理由に地方自治体への格差負担を一方的に押

 しつけることは「改革案」に値しない。

3、老人保健医療費拠出金の見直しは、国庫負担率の引き下げであ

 り、地方への負担転嫁に過ぎない。

4、「小規模市町村の県営化」は地域保険である国保制度の解体に

 つながるおそれがある。などであります。国保は国の制度として

 設けられた国民皆保険の一環であり、国の責任において行うべき

 であります。また、制度の改革にあたっては、地方への負担転嫁

 や国保負担率の引き下げなどの方途によらず、幅広く国民や地方

 自治体の意見を聞く中で抜本的な改革を進めるべきであります。

 

 なお、引き下げられた国庫負担率の回復をされるよう強く要望します。

 

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。

 

  昭和62年12月23日

                     甲 府 市 議 会

 

 あて先は内閣総理大臣、厚生大臣、大蔵大臣、自治大臣。

 

 提出者は私、賛成者は総務委員全員であります。

 

 なお、字句等の訂正は議長に一任いたします。

 

〇議長(千野 哮君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条弟第2項の現定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、甲義第14号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 これより本案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、甲議第14号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲義第14号が可決されましたので、請願第62−10号、請願第62−11号及び請願第62−12号5項については、みなし採択として処理をいたします。

 

 ただいま可決されました意見書について、条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により別紙・申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。

 

 お諮りいたします。

 

 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(千野 哮君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。

 

 以上をもって、本定例会に提案されました議案及び請願等の審査を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、12月甲府市議会定例会を閉会いたします。

 

          午後3時24分 閉会

   ―――――――――――・―――――――――――   

         甲府市議会議長   千 野   哮

          〃  副議長   鈴 木 豊 後

         会議録署名議員   中 西   久

            〃      原 田 正八郎

            〃      川 名 正 剛

            〃      秋 山 雅 司