昭和63年9月甲府市議会定例会議事日程(5)

    昭和63年9月30日(金) 午後1時

報 告

 

第 1  請願書について(請願第62−14号・第63−5号・第63−7号

             第63−10号・第63−11号・第63−12号

             第63−13号・第63−14号・第63−15号)

第 2  議案第 96号  昭和63年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正

              予算(第1号)

第 3  議案第102号  市政功労表彰者の決定について

第 4  諮問第  1号  人権擁護委員候補者の推薦について

第 5  議案第 95号  昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

              中所管分

                        以上総務委員長報告

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第 6  議案第100号  甲府市在宅老人及び在宅重度身体障害者短期保護手

              数料条例の一部を改正する条例制定について

第 7  議案第 95号  昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

              中所管分

                        以上民生文教委員長報告

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第 8  議案第 98号  昭和63年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得

              事業特別会計補正予算(第1号)

第 9  議案第 99号  昭和63年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算

              (第1号)

第10  議案第108号  請負契約の変更契約締結について(御岳林道整備

              (改築)工事第1工区)

第11  議案第109号  請負契約の変更契約締結について(御岳林道整備

              (改築)工事第2工区)

第12  議案第 95号  昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

              中所管分

                        以上経済都市開発委員長報告

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第13  議案第 97号  昭和63年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

              (第1号)

第14  議案第101号  甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定につ

              いて

第15  議案第103号  和解及び損害賠償の額の決定について

第16  議案第104号  市道路線の認定について(国玉2号線)

第17  議案第105号  市道路線の認定について(和戸向線)

第18  議案第106号  市道路線の認定について(甲南住宅線)

第19  議案第107号  請負契約の締結について(住吉汚水中継ポンプ場流

              入管布設工事第1工区)

第20  議案第 95号  昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

              中所管分

                        以上建設水道委員長報告

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第21  議案第110号  昭和62年度甲府市各会計別決算の認定について

第22  議案第111号  昭和62年度甲府市各企業会計別決算の認定につい

第23  甲推第  1号  農業委員会委員推せんについて

第24  甲議第  8号  消費税の導入に反対する意見書提出について

 

(出席議員)

細 田   清君

石 原 貞 夫君

大 村 幾久夫君

森 沢 幸 夫君

斉 藤 憲 二君

岡     伸君

秋 山 雅 司君

剣 持 庸 雄君

中 込 孝 文君

鈴 木 豊 後君

堀 内 征 治君

加 藤   裕君

飯 島   勇君

堀 内 光 雄君

小 林 康 作君

武 川 和 好君

皆 川   巖君

小 野 雄 造君

宮 川 章 司君

川 名 正 剛君

牛 奥 公 貴君

清 水 節 子君

依 田 敏 夫君

村 山 二 永君

宮 島 雅 展君

千 野   哮君

堀 口 菊 雄君

福 島   勇君

内 藤 幸 男君

原 田 正八郎君

上 田 英 文君

中 西   久君

早 川 武 男君

三 井 五 郎君

内 藤 秀 治君

小 沢 綱 雄君

                                 36名

 

 

(欠席議員)

                                 な し

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事 務 局 長 河 西 正 克君

総務 担当 主幹 田 中   武君

庶務 担当 主査 今 福 栄 一君

庶務 担当 主査 中 山 正 仁君

調査 担当 主査 末 木 瑞 夫君

議事 担当 主幹 天 野 忠 幸君

議事 担当 主査 斉 藤   勝君

議事 担当 主査 高 橋 勝 己君

議事 担当 主査 加 藤   喬君

記録 担当 主査 飯 寄 明 仁君

庶務 担当 主任 保 坂 照 次君

 

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 原   忠 三君

用 地 室 長 若 林   健君

助     役 小 林 一 彦君

工業団地建設室長 末 木 隆 義君

収  入  役 神宮寺 英 雄君

百周年記念事業室長 雨 宮 和 美君

市 長 室 長 高 室 乙 彦君

市立甲府病院長 伊古美 文 雄君

技術 管理 室長 簗 田 陽 介君

〃 事務 局長 三 浦 恒 則君

企 画 部 長 澤 田 良太郎君

教 育 委 員 長 橘 田 勘 歳君

総 務 部 長 窪 田   。君

教  育  長 楠   恵 明君

市 民 部 長 飯 尾   和君

教 育 次 長 櫻 林 幸 春君

税 務 部 長 小 池 文 男君

水道事業管理者 石 井 司 郎君

福 祉 部 長 小 林 正 司君

水道局経営計画室長 鈴 木   勗君

環 境 部 長 鷹 野 四 郎君

 〃 業務部長 山 岡 勇 夫君

経 済 部 長 小 野 貞 良君

 〃 工務部長 岡 田   淳君

建 設 部 長 小 松   要君

選挙管理委員長 保 坂 昌 新君

都市 開発 部長 小 野 明 英君

農業委員会々長 樋 口 一 六君

下 水 道 部 長 風 間 嘉 吉君

 

中央卸売市場長 平 嶋   泰君

 

 

 

      午後1時11分 開議

 

○議長(福島 勇君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 市長から追加議案の提出についての通知がありました。

 

 提出議案は、議事日程記載の日程第21議案第101号及び日程第22 議案第21号の2案でありますので朗読を省略いたします。

 

 次に、休会中議長のもとに請願1が提出されました。

 

 右は、お手元に配付いたしてあります請願文書表記載のとおり、総務委員会に付託いたしましたので御了承願います。

 

 次に、大村幾久夫君外16名から甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書提出についてが提出されました。

 

 右は、議事日程記載の日程第24でありますので、朗読を省略いたします。

 

 次に、入倉代表監査委員は、公務出張のため本日欠席する旨の通知がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1から日程第5まで5案を一括議題といたします。

 

 5案に関し総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 村山二永君。

 

      (総務委員長 村山二永君 登壇)

 

○総務委員長(村山二永君)

 報告をいたします。

 

 去る28日の本会議において当委員会に付託されました案件について29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 まず、議案第96号 昭和63年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

 

 議案第102号 市政功労表彰者の決定について

 

 議案第95号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分

の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦については、全員異議なく当局諮問のとおり決定するものと決しました。

 

 最後に請願第62―14号 大型(新型)間接税導入反対について

 

 請願第63―5号 いかなる名称・形式であっても、新大型間接税(消費税)導入のとりやめを求める請願

 

 請願第62―7号 「消費税」(新大型間接税)導入に反対する意見書の採択を求める請願

 

 請願第63―10号 消費税の導入に反対する意見書提出を求める請願

 

 請願第63―11号 国民不在の税制改革と「消費税」導入に反対する請願

 

 請願第63―12号 新消費税の導入に反対する請願

 

 請願第63―13号 新消費税の導入に反対する請願

 

 請願第63―14号 消費税制の導入反対について

 

 請願第63―15号 消費税導入に反対する意見書提出に関する請願

の9件については、採決の結果願意妥当と認め、賛成者多数をもって採択するものと決しました。

 

 なお、この9件については少数意見の留保がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(福島 勇君)

 以上で報告は終わりました。

 

 次に、請願第62―14号ほか8件について少数意見の報告を求めます。

 

 早川武男君。

 

     (早川武男君 登壇)

 

○早川武男君

 少数意見について御報告を申し上げます。

 

 9月の29日の総務委員会において、留保した少数意見を左記のとおり、甲府市議会会議規則第84条の規定により報告します。

 

1 請願第62―14号 大型(新型)間接税導入反対について

 

 請願第63―5号 いかなる名称・形式であっても、新大型間接税(消費税)導入のとりやめを求める請願

 

 請願第63―7号 「消費税」(新大型間接税)導入に反対する意見書の採択を求める請願

 

 請願第63―10号 消費税の導入に反対する意見書提出を求める請願

 

 請願第63―11号 国民不在の税制改革と「消費税」導入に反対する請願

 

 請願第63―12号 新消費税の導入に反対する請願

 

請願第63―13号 新消費税の導入に反対する請願

 

 請願第63―14号 消費税制の導入反対について

 

 請願第63―15号 消費税導入に反対する意見書提出に関する請願

 

 意見の内容を申し上げます。

 

 左記の請願に関する税制法案が国会に提出され、現在鋭意審議中でありますので、それらを見守っていきたい。

よって請願は閉会中継続審査にすべきであると考えます。

 

 報告者は私、賛成者は中西 久、堀口菊雄両議員であります。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 以上で少数意見の報告は終わりました。

 

 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

次に、少数意見の報告に対する質疑に入ります。

 

質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

これより5案に対する討論に入ります。

 

討論の通告がありますので、順次発言を許します。

 

 飯島 勇君。

 

      (飯島 勇君 登壇)

 

○飯島 勇君

私は、日本社会党・市民連合を代表をして、今議会の総務常任委員会において採択をされました請願第14号 連雀事業共同組合理事長保坂照雄外43名の請願については、願意妥当として賛成の討論をいたします。

 

 既に、総務常任委員会において論議は尽くされておりますので、多くは申し上げませんが、今開会中の113臨時国会に提出された税制改革6法案のうち、消費税を導入しようとする政府案は、国民の生活を圧迫をし、地方自治体に大きな支障を来すものであります。

 

 我が甲府市におきましても、20万市民にとっても、また甲府市の財政面においても大変な事態を招くことは必至であります。税制改革の基本理念である公平、簡素、活力のいずれにも反するものであり、絶対に納得ができないのであります。

したがって、今回の請願について採択するについては、私は消費税導入に反対をする請願に賛成をする立場から討論をいたしました。

 

 以上、説明を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 次に小林康作君。

 

      (小林康作君 登壇)

 

○小林康作君

 消費税に反対する立場から公明党を代表いたしまして、消費税導入反対請願9件の採択に対しまして賛成討論を行うものであります。

 既に大型間接税は、大平内閣当時一般消費税の名称で登場し、国民の大反対にあってつぶされたのであります。中曽根内閣のときにも売上税として再び登場、ここでも国民から総反撃を浴び、廃案になったわけであります。

ところが性懲りもなく竹下総理は、消費税という名で三たび大型間接税の導入をもくろんでいるわけであります。

2度あることは3度ある。今こそ世論を結集し、大型間接税の息の根をとめる絶好のチャンスとしてとらえ、消費税粉砕のために結束して立ち上がり、心から力強く訴えたいのであります。

 

 さて、昨日は総務常任委員会におきまして、消費税導入の反対の請願が、5対3という多数によりまして、正々堂々採択されたわけであります。この事実は、だれが否定しようとも否定できるものではありません。

また本日、早朝消費税導入に反対する甲府市議団によりまして、商店街全戸に消費税導入反対のチラシが配布されたわけであります。甲府市民初めといたしまして、商店街の方々の御一同の深い理解と賛同を得たものと確信をいたしているところであります。

必ずや賢明なる市民の皆さんは、市民生活を守るために反対のあらしとなって消費税導入反対のために立ち上がることを信じて疑わないところであります。

 

 このときに当たりまして、我が公明党は、今こそ市民とともにあすが見えない税制改革に大反対のキャンペーンを胸を張って闘い切ることを、不退転の決意をもって天下に表明するところであります。リクルートコスモス社の未公開の譲渡に課税せず、生まれたばかりの赤ん坊から寝たきり老人に至るまで一律に課税する消費税は、まさしく天下の悪法であり、断じて通すことはいかないのであります。

 

 我が公明党は、税制改革そのものに反対ではありません。しかし「初めに消費税ありき」ではなく、不公平の是正、行政改革の断行、高齢化社会のビジョンなど、その基本理念を明確にした上で、じっくりと時間をかけて論議し、改革への優先順序や手順を明記した税制改革基本法をつくることが必要であると考えているからであります。

 

 よって、以上の見地から我が公明党は消費税粉砕への県民的な署名運動を展開して、重ねて消費税導入反対する採択に対して、心から賛成するものであります。

 

 以上をもちまして討論を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 次に内藤幸男君。

 

      (内藤幸男君 登壇)

 

○内藤幸男君

 政新会を代表して消費税導入反対の請願について賛成討論を行います。

 

 まず第1点の理由は、年金受給者が、完全に物価スライド方式を取られていない現在、この消費税導入において生活の困窮は火を見るより明らかであります。

 

 第2点は、物品販売業においても、必ずしも消費税部分が消費者に転倒できない形になり、弱小企業者は経営が困難になってまいります。

 

 第3点、大企業の下請企業は、少なくとも単価の決定においても上からの天下りで決定をされております。この昨今の現状から、当然この消費税の負担は弱小企業に負わされる結果になるはずであります。このような重大な時期に、当議会におきましても9月の29日に総務委員会で5対3という多数で請願の採択をいたしました。このときに少数意見の留保がございました。

私は、この理由をお聞きする中では、今現在国会において審議をしているからだと、このような理由のように聞いておりますが、今国会で論議をしているからこそ、この請願の採択をするなり、あるいは不採択にするなりの結論をつけるべきではないだろうかと、このように思います。

 

 このような理由から、ぜひ消費税の導入を反対する請願に賛成をするものでございます。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 次に武川和好君。

 

      (武川和好君 登壇)

 

○武川和好君

 日本共産党を代表いたしまして、消費税導入反対の請願採択に対する賛成の立場から討論をいたします。

 

 竹下自民党内閣は、9月の26日、国会の会期の大幅な延長を強行いたしました。これはまさに世論を踏みにじり、議会性民主主義をじゅうりんする国民への重大な挑戦であると考えるわけであります。まさに前代未聞の暴挙といわなければなりません。

 

 多数をかさに、公約違反の法案を平気で提出し、それが成立するまでは、幾らでも会期を延長するというのでは、国権の最高機関である国会は、自民党の私物と化してしまいます。国民の大多数は、公約違反、国会決議違反の消費税に反対をいたしています。

日経新聞の9月の世論調査、消費税反対が55.6%で、賛成が31.5%、反対が大きく上回っているわけであります。この声は、6月の調査よりも広がっています。国会が11月24日までの59日間の会期を延長を記録をされた今日、消費税に反対する多数の市民が、業者が立ち上がっているわけであります。

暮らし、平和、民主主義に百害あって一利もない最悪の大衆課税である消費税を、子子孫孫のため、今生きている我々が何としてでも廃案にしなければなりません。

事態が緊急な今日、臨時国会の開会中に開かれているこの本市の9月議会で、消費税導入反対の意見書を国に提出することは、市民の負託を受けた我々として当然の責務であると考えるものであります。

 

 よって消費税導入反対の請願に対する採択に賛成するものであります。

 

○議長(福島 勇君)

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

      (上田英文君「議長」と呼ぶ)

 

○議長(福島 勇君)

 上田英文君。

 

○上田英文君

 この際、動議を提出いたします。

 

 日程第1 請願書9件につきましては、現在国会で関係法案審議中であります。したがって、今回も閉会中の継続審査にしていただきたいと思います。

 

      (「賛成」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 ただいま上田英文君から、日程第1請願書について 請願第6214号 大型(新型)間接税導入反対についてほか8件は、閉会中継続審査にされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

 

 よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 本動議のとおり、決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君)

 起立多数であります。

 

 よって、日程第1 請願書について 請願第62―14号 大型(新型)間接税導入反対についてほか8件は、閉会中継続審査にされたいとの動議は可決されました。

 

 これより日程第1 請願書について 請願第62―14号 大型(新型)間接税導入反対についてほか8件について、起立により採決いたします。

 

 お諮りいたします。

 

 本件を閉会中継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君)

 起立多数であります。

 

 よって、本件は閉会中継続審査とするものと決しました。

 

 次に、日程第2 議案第96号及び日程第3 議案第102号の2案を一括採決いたします。

 

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 2案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、2案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

次に日程第4 諮問第1号について採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は諮問のとおり決定であります。

 

本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に、日程第6及び日程第7の2案を一括議題といたします。

 

 2案に関し、民生文教委員長の報告を求めます。

 

 民生文教委員長 斎藤憲二君。

 

      (民生文教委員長 斎藤憲二君 登壇)

 

○民生文教委員長(斎藤憲二君)

 御報告申し上げます。

 

 去る28日の本会議において当委員会に付託されました案件について29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 まず、議案第100号 甲府市在宅老人及び在宅重度身体障害者短期保護手数料条例の一部を改正する条例制定については委員から、社会福祉の充実を図る中で、在宅介護者の負担軽減等を考慮するならば、国の基準改定に追従すべきではない。したがって、条例改正には反対するとの意見が出され、採決の結果賛成多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に、議案第95号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 

 武川和好君。

 

      (武川和好君 登壇)

 

○武川和好君

 議案第100号 甲府市在宅老人及び重度身体障害者短期保護手数料条例の一部を改正する条例についてでありますが、在宅老人及び重度身体障害者短期保護事業は、介護者及び重度障害者の福祉増進という立場から、必要な施策であると考えるわけであります。

しかしながら国の費用基準額の改定に伴って、すなわち右へならへの姿勢を取るということは、福祉を後退させないという市長の基本市政にそぐわないと思うわけであります。

 

 よって、この議案には反対するわけであります。

 

〇議長(福島 勇君)

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

 これより日程第6 議案第100号 甲府市在宅老人及び在宅重度身体障害者短期保護手数料条例の一部を改正する条例制定についてを起立により採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君)

 起立多数であります。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第8から日程第12の5案を一括議題といたします。

 

 5案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。

 

 経済都市開発委員長 宮川章司君。

 

      (経済都市開発委員長 宮川章司君 登壇)

 

○経済都市開発委員長(宮川章司君)

 御報告いたします。

 

 去る28日の本会議において当委員会に付託されました案件について29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 議案第108号 請負契約の変更契約締結について(御岳林道整備(改築)工事第1工区)

 

 議案第109号 請負契約の変更契約締結について(御岳林道整備(改築)工事第2工区)

 

 議案第98号 昭和63年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)

 

 議案第99号 昭和63年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)及び

 

 議案第95号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分の5案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(福島 勇君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第8 議案第98号から日程第11 議案第109号の4案を一括採決いたします。

 

 4案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 4案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、4案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第13から日程第20まで8案を一括議題といたします。

 8案に関し、建設水道委員長の報告を求めます。

 

 建設水道委員長 秋山雅司君。

 

      (建設水道委員長 秋山雅司君 登壇)

 

○建設水道委員長(秋山雅司君)

 御報告いたします。

 

 去る28日の本会議において当委員会に付託されました案件について29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 

 議案第101号 甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第103号 和解及び損害補償の額の決定について

 

 議案第104号 市道路線の認定について(国玉2号線)

 

 議案第105号 市道路線の認定について(和戸向線)

 

 議案第106号 市道路線の認定について(甲南住宅線)

 

 議案第107号 請負契約の締結について(住吉汚水中継ポンプ場流入管布設工事第1工区)

 

 議案第97号 昭和63年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び

 

 議案第95号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分の8案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(福島 勇君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第13 議案第97号から日程第19議案第107号の7案を一括採決いたします。

 

 7案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 7案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、7案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第5、日程第7、日程第12及び日程第20 議案第95号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

次に、日程第21 議案第110号及び日程第22 議案第111号の2案を一括議題といたします。

 

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 原 忠三君。

 

     (市長 原 忠三君 登壇)

 

○市長(原 忠三君)

 

 本日追加提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。

 

 議案第110号「昭和62年度甲府市各会計別決算の認定について」は、昭和62年度の一般会計並びに国民健康保険事業、下水道事業、住宅新築資金等貸付事業、交通災害共済事業、老人保健事業及び土地区画整理事業用地先行取得事業の各特別会計に係る決算を行いましたので、地方自治法第223条第3項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるもであります。

 

 次に、議案第111号「昭和62年度甲府市各企業会計別決算の認定について」は、昭和62年度の中央卸売市場事業、農業共済事業、病院事業及び水道事業の各企業会計に係る決算を行いましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるものであります。

 

 以上が、本日追加提案いたしました案件であります。

 

 御審議の上、御協賛を賜りますようお願いを申し上げまして説明を終わります。

 

○議長(福島 勇君)

 

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま議題となっております日程第21 議案第110号及び日程第22 議案第111号の2案については、委員14名をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査を終了するまで、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は14名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査を終了するまで、閉会中の継続審査に付することに決しました。

 

 お諮りいたします。

 

 ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により

 

  上 田 英 文 君  宮 島 雅 展 君

  村 山 二 永 君  清 水 節 子 君

  牛 奥 公 貴 君  川 名 正 剛 君

  宮 川 章 司 君  飯 島  勇 君

  鈴 木 豊 後 君  細 田  清 君

  小 林 康 作 君  掘 内 征 治 君

  森 沢 幸 夫 君  武 川 和 好 君

 

 以上14名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 

 御異議なしと認めます。

 

 よって、ただいま指名をいたしました14名の諸君を決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。

 

 ただいま選任されました決算審査特別委員は、本会議終了後、速やかに委員会を開き正副委員長の互選を行い、委員会構成をするようここに招集しておきます。

 

 次に、日程第23 甲推第1号 農業委員会委員推せんについてを議題といたします。

 

 本件は農業委員会等に関する法律第12条の規定により、選挙によって選任された委員の外、農業委員会の所管に属する事項について、学識経験を有する老の中から5名を議会において推せんしておりますが、2名欠けておりますので、これが委員の推せんを行うものであります。

 

 まず宮島雅展君についてお諮りいたします。

 

 地方自治法第117条の規定により宮島雅展君の除斥を求めます。

 

      (宮島雅展君 退場)

 

(「議長、えらい大勢出ていってしまっているけれども閉めちゃってくれないか」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 宮島雅展君を農業委員会委員に推せんすることに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、宮島雅展君を農業委員会委員に推せんすることに決しました。

 

 宮島雅展君の入場を求めます。

 

      (宮島雅展君 入場)

 

○議長(福島 勇君)

 次に川名正剛君についてお諮りいたします。

 

 地方自治法第117条の規定により川名正剛君の除斥を求めます。

 

     (川名正剛君 退場)

 

○議長(福島 勇君) 

 川名正剛君を農業委員会委員に推せんすることに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、川名正剛君を農業委員会委員に推せんすることに決しました。

 

 川名正剛君の入場を求めます。

 

       (川名正剛君 入場)

 

○議長(福島 勇君)

 次に、日程第24 甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書提出についてを議題といたします。

 

 大村幾久夫君から提案理由の説明を求めます。

 

大村幾久夫君。

 

(大村幾久夫君 登壇)

 

(「今、過半数じゃなかったよ」

「過半数じゃないよ」

「定足数に達しているのか」と

 呼ぶ者あり)

 

○譲長(福島 勇君)

 あります。

 

 18名が出席でございます。

 

     (「本人が退場したじゃないか」

      と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 

 私も出席の一員でございます。

 

     (「よし」、「もう一遍勘定は

      ちゃんとやってくれよ。議長

      を忘れちゃ困る」

      「過半数じゃないよ」と呼ぶ者あり)

 

○大村幾久夫君

 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。

 

 消費税の導入に反対する意見書案。

 

 政府は、現在開会中の第113臨時国会に消費税を中心とした税制改革6法案を提出し、国会論議を経て明年4月実施することを目指しています。この改革案は不公平の是正や資産課税には手をつけぬまま、大企業や高額所得者への減税を先行させるという、まさに「先に消費税ありき」の税制改革にほかなりません。

 

 「消費税」は、既に数度にわたって国民の選択と判断によって否決された大型間接税であり、1979年の国会決議や1986年の政府見解に反し、選挙公約に違反することは明らかです。また「消費税」は、暮らしに欠かせない米や水にまで課税し、物価の上昇とインフレを招くとともに、大企業に有利に作用するばかりで一般零細企業や、個人営業者には逆に不利に作用することになり承服できません。

 

 このように「消費税」は、すべての負担を消費者及び中小零細業者に強いるものであり、暮らしを大きく圧迫し、日本経済に混乱を生じさせることにもなります。

 

 さらに国民が、強く求めてやまない不公平の是正に手をつけないまま「消費税」が導入されれば、年金生活者など社会的弱者に税負担が押しつけられ、貧富の差や不公平が一層拡大されてしまいます。税制改革に今求められていることは、不公平な税制をすべて廃止して公平な税制にした上で、国民の論議と検討を十分な時間をかけて行い、国民の理解と納得によって税制改革を行うことです。

 

 このように「消費税」は、税制改革の基本的理念である「公平・簡素・活力」のいずれにも反するものであり絶対に納得できません。

 

 よって甲府市議会は政府に対し、以上の見地から、いかなる消費税も導入しないよう強く要望するものであります。

 

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。

 

 昭和63年9月30日、甲府市議会、提出先は内閣総理大臣、大蔵大臣あてであります。

 

 提出者は私、賛成者は飯島 勇議員、鈴木豊後議員、中込孝文議員、岡 伸議員、斎藤憲二議員、石原貞夫議員、細田 清議員、小林康作議員、堀内光雄議員、堀内征治議員、秋山雅司議員、内藤幸男議員、剣持庸雄議員、森沢幸夫議員、武川和好議員、加藤 裕議員であります。

 

 なお、字句の修正等につきましては議長に一任をいたします。

 

      (「賛成多数」 と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか---------小沢網雄君。

 

○小沢綱雄君

 今、消費税導入に反対する意見書の提案がありまして、提案者から説明がありましたけれども、この中で、一応お聞きいたしたいのは『この改革案は、不公平の是正や資産課税に手をつけぬまま』という説明がありましたが、この辺でこれはどういうことか提案者にお聞きをいたしたいと思います。

 

○議長(福島 勇君) 

 大村幾久夫君。

 

○大村幾久夫君 

 まず不公平税制を是正してから、この消費税に関して論議を尽くすべきだと、こういうことであります。

 

○議長(福島 勇君) 

 小沢網雄君。

 

○小沢網雄君 

 申し上げるまでもなく、9月26日の国会におきまして、大きな問題でございますので、国会の会期を59日間延期をいたしまして、この問題を慎重に審議をすることが既に決定をされたわけであります。

 

 そういう中で、まあ民主主義のルールに基づきましてもちろん与野党が全員集まり、審議に応じましてこれを詳しく審議をしていくということであるわけでございまして、今その問題に対しまして特別委員会では全員の議員の出席を求めて行っていこうと、こういう態勢にあろうと思うわけであります。

 

 今大村議員は、むしろこの審議の過程に入ろうとしているのを、審議をさながらしていないというふうに説明されております。この税制改革を進めるに当たっては、特別委員会においては改革の重点は、中堅所得者層の税負担の重圧感、不公平感を解消するため、思い切った所得減税の実施、企業活動を活性化するための法人課税の一層の軽減、また昭和50年以来見直しが行われておらない近年の地価高騰等の中で、重税感が強まっている相続税についての思い切った軽減、合理化いわゆる不公平税制の是正について、また問題になっております有価証券譲渡益の原則課税など、課税の適正、合理化の推進、こういうことをこの会期を延長いたしまして、審議をしようとしているわけでありますから、むしろ今提案理由の説明をされました意見書を提出すれば、それらが国会において十分審議されたその過程において、問題点を地方議会においても意見書を提出するということが私は妥当であろうと思うわけであります。

 

 あて先が内閣総理大臣であり、大蔵大臣でありますから、今まさに国会で審議をしようと、今申し上げましたことを中心に審議をしようとしているときに、これを意見書をもって反対ということは、私は極めて間違っている提案だとこう思いまして、もちろんこの意見書提出するについては反対の立場から、私は提案者にお聞きをしたいわけです。

 

 以上。

 

○議長(福島 勇君)

 大村幾久夫君.

 

〇大村幾久夫君

 今回の臨時国会が59日間という短期間で、この不公平税制に対する審議が、本当に国民にこたえるだけのものはされない。むしろその期間とすれば、3年くらいは慎重な審議をした上でなければならない、こう思います。

 

 そこで、まして今回各市民団体から9件に上がるこういったものが、消費税に反対する意見書、請願等があったわけでございますので、今回提案をしております。

 

○議長(福島 勇君)

 ほかに質疑はありませんか。

 

 質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議あり」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 御異議がありますので起立により採決を行います。

 

 本案を、委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君)

 起立少数であります。

 

 よって、日程第24甲議第8号は、総務委員会に付託いたします。

 委員会審査のため暫時休憩いたします。

 

     午後2時07分 休憩

――――――――――――――――――

     午後2時45分 再開議

 

○議長(福島 勇君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 ただいま総務委員長から委員会審査の結果報告書が提出されました。

 

 これより日程第24に関し、総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長 村山二永君。

 

    (総務委員長 村山二永君 登壇)

 

○総務委員長(村山二永君) 

 

 御報告いたします。

 

 さきの本会議において当委員会に付託されました案件について、休憩中委員会を開き慎重に審査した結果について御報告いたします。

 

 甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書提出については、市民の声を国政に反映させるためにもその時期が追っており、意見書を可決すべきであるとする意見と、意見書の内容が消費税導入に反対する内容であることから、請願と同様に閉会中継続審査とする意見が出され、採決の結果、賛成多数をもって提案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(福島 勇君) 

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより討論に入ります。

 

 討論の通告がありますので発言を許します。

 

 小林康作君。

 

     (小林康作君 登壇)

 

○小林康作君

 

 消費税導入に反対する立場から、公明党を代表いたしまして、消費税導入の反対の意見書の提出に採択に対しまして、賛成討論を行います。

 

 今回の消費税の導入の中で、特に中小零細企業者を直撃する消費税の実態を、市民の前に明らかにされるべきであると我が党は主張するものであります。

 

 政府自民党は、帳簿方式にしたいため「価格転嫁はやりやすくなったはずである」と、このように言っているわけでありますけれども、果たして実際にそうでありましょうか。現実の厳しい価格競争の中では、税額分を価格に上乗せできる費用は、数多くあるわけではありません。カの弱い中小業者や、小売店は価格転嫁ができず、泣く泣く自分のもうけ分を減らして負担をしていることになるのであります。この消費税導入について商売はますます厳しくなることは明らかなのであります。

さらに全業者の96.7%を占める、年商5億円以下の業者が選択できる簡易課税制度とは、売上の20%をマージンと見なしておりまして、それに3%を課税すること、そういう手立てになっておりました。

 

 特に簡易保険課税制度を認めることから、第2の法人税的色彩が強化され、課税転嫁の過程で極めて不透明なものになるといわざるを得ないのであります。

 

 したがいまして、業者間のマージンのその率を、差によって新たなる不公平を生じることも明らかなのであります。このように中小零細企業者を直撃する消費税の例を一つ取ってみても、財布を開けば「はい税金、はい税金」として取られまして、消費税は矛盾をいっぱいにはらんでいるのでありますので、どうか速やかに甲府市議会におきましては、消費税反対の意見書を国へ速やかに提出すべきであります。

 

 我が公明党は消費税粉砕のために、重ねて反対する採択に対して賛同するものであります。

 

 以上で討論を終わります。

 

〇議長(福島 勇君) 

 

 次に、飯島 勇君。

 

      (飯島 勇君 登壇)

 

○飯島 勇君 

 

 私は、日本社会党・市民連合を代表をして、今議会の総務常任委員会において採択をされました請願第14号 連雀事業共同組合理事長保坂照雄ほか43名の請願、それから意見書について願意妥当として意見書の採択の賛成の討論をいたす次第でございます。

 

 既に細かい問題につきましては論議が尽くされておりますので、多くは申し上げませんが、今開会中の第113臨時国会において、提出をされた税制改革第6法案のうち、消費税を導入しようとする政府案は、20万甲府市民にとっても、また甲府市の財政面においても、中小企業の育成の面においても大変な問題を招くことになるわけであります。

 

 税制改革の基本理念であります公平、簡素、活力のいずれにも反するものでありますので、絶対に納得ができません。したがって、今回提案をされております消費税には反対をしながら、意見書が採択をされることについて賛成をするものであります。

 

 以上をもちまして賛成討論にかえさせていただきます。

 

○議長(福島 勇君)

 

 ほかに討論はありませんか。

 

 討論を終結いたします。

 

    (上田英文君「議長」と呼ぶ)

 

○議長(福島 勇君) 

 

 上田英文君。

 

〇上田英文君 

 この際動議を提出いたします。

 

 日程第24甲議第8号消費税の導入に反対する意見書提出については、先ほどの請願書が閉会中継続審査となりましたので、本案も閉会中継続審査としていただきたいと思います。

 

     (「賛成」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 

 ただいま上田英文君から、日程第24甲議第8号消費税の導入に反対する意見書提出については、閉会中継続審査にされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

 

 よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。

 

     (鈴木豊後君「議長」と呼ぶ)

 

○議長(福島 勇君) 

 

 鈴木豊後君。

 

〇鈴木豊後君

 

 動議の提出については、これから採決に移るわけでございますが、この際起立採決でなくて、無記名投票の採決をお願いするものであります。

 

      (「そうだ、そうだ」「異議なし」と

       呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 ただいま鈴木豊後君から、意見書について無記名投票をもって採決をされたいとの要求がありました。

 

 この要求は、会議規則第123条第1項の規定によりまして、5人以上を必要といたします。

 

 よって要求する諸君の起立を求めます。

 

     (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君) 

 

 起立五人以上でありますので、要求は成立いたしました。

 

 議事の都合により暫時休憩いたします。

 

    午後2時58分 休憩

――――――――――――――――――

    午後4時10分 再開議

 

○議長(福島 勇君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 

 日程第24を議題といたします。

 

 上田英文君から提出された動議を議題とし採決いたし

ます。

 

 お諮りいたします。

 

 本動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

      (賛成者 起立)

 

○議長(福島 勇君)

 

 起立多数であります。

 

 よって、日程第24 甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書提出については、閉会中継続審査にされたいとの動議は可決されました。

 

 これより日程第24 甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書を閉会中継続審査にすることについて採決をいたします。

 

 この採決は、無記名投票をもって行います。

 

 念のため鈴木議員の動議によってであります。

 

     (「例がないね」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君)

 

 議場閉鎖を命じます。

 

     (議場 閉鎖)

 

○議長(福島 勇君)

 ただいまの出席議員数は35人であります。

 

 投票用紙を配付いたさせます。

 

     (書記、投票用紙を配付)

 

○議長(福島 勇君) 

 投票用紙の配付漏れはありませんか――配付漏れなしと認めます。

 

 投票箱を改めさせます。

 

     (書記、投票箱を点検)

 

○議長(福島 勇君) 

 異状なしと認めます。

 

 念のため申し上げます。

 

 会議規則第110条の規定により、本案を可とする諸君は白票を、否とする諸君は赤票を点呼に応じて順次投票願います。

 

 封筒の中の投票用紙を確認願います。

 

 事務局に点呼を命じます。

 

     (書記、各員の氏名を点呼)

 

 一  番  細 田   清 君

 二  番  石 原 貞 夫 君

 三  番  大 村 幾久夫 君

 四  番  森 沢 幸 夫 君

 五  番  斎 藤 憲 二 君

 六  番  岡     伸 君

 七  番  秋 山 雅 司 君

 八  番  剣 持 庸 雄 君

 九  番  中 込 孝 文 君

 十  番  鈴 木 豊 後 君

 十一 番  堀 内 征 治 君

 十二 番  加 藤   裕 君

 十三 番  飯 島   勇 君

 十四 番  堀 内 光 雄 君

 十五 番  小 林 康 作 君

 十六 番  武 川 和 好 君

 十七 番  皆 川   巖 君 

 十八 番  小 野 雄 造 君

 十九 番  宮 川 章 二 君

 二十 番  川 名 正 剛 君

 二十一番  牛 奥 公 貴 君

 二十二番  清 水 節 子 君

 二十三番  依 田 敏 夫 君

 二十四番  村 山 二 永 君

 二十五番  宮 島 雅 展 君 

 二十六番  千 野   哮 君

 二十七番  堀 口 菊 雄 君 

 二十九番  内 藤 幸 男 君

 三十 番  原 田 正八郎 君

 三十一番  上 田 英 文 君 

 三十二番  中 西   久 君

 三十三番  早 川 武 男 君

 三十四番  三 井 五 郎 君

 三十五番  内 藤 英 治 君

 三十六番  小 沢 綱 雄 君 

投票漏れはありませんか――投票漏れなしと認めます。

 

 投票を終了いたします。

 

 議場の閉鎖を解きます。

 

     (議場 開鎖)

 

○議長(福島 勇君) 

 開票を行います。

 

 会議規則第31条第2項の規定により立会人に

 

   小 野 雄 造 君

   森 沢 幸 夫 君

 

の両君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって、両君を立会人とすることに決しました。

 

 両君に立ち会いを願います。

 

  (小野雄造君、森沢幸夫君立ち会い投票を点検)

 

○議長(福島 勇君)

 投票の結果を報告いたします。

 

 投票総数 35票

 

 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 

 そのうち

 

 賛 成  18票

 反 対  17票

 

 以上のとおり賛成が多数であります。

 

 よって日程第24 甲議第8号は閉会中継続審査とすることは可決されました。

 

 次に、海外行政視察派遣についてこの際お諮りいたします。

 

 本年度の海外行政視察については、飯島 勇君、千野 哮君 岡 伸君、以上の3名の諸君を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 重ねてお諮りいたします。

 

 ただいま可決されました海外行政視察派遣については、その視察地、期日、その他必要な事項については、議長に委任することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって、さように決しました。

 

 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、

会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。

 

 お諮りいたします。

 

 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中継統審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(福島 勇君) 

 御異議なしと認めます。

 

 よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。

 

 なお、閉会中継統審査となりました請願第62−14、第6−5、第63−7、第63−10、第63−11、第63−12、第63−13、第63−14及び第63−15号の請願書9件並びに甲議第8号 消費税の導入に反対する意見書提出についての各案件は、総務委員会に付託し、閉会中継統審査の取り扱いといたします。

 

 以上をもって本定例会に提案されました議案及び請願等の審査を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。

 

           午後4時24分 閉会

        ――――――――――――――――――

               甲府市議会議長 福 島   勇

                 〃 副議長 中 込 孝 文

               会議録署名議員 宮 島 雅 展

                 〃     細 田   清

                 〃     堀 内 光 雄