平成元年3月甲府市議会定例会会議録第5号

                午後1時03分 開議

○議長(福島 勇君) これより本日の会議を開きます。

 報告事項を申し上げます。

 休会中、条例、予算両特別委員会を開き、正副委員長の互選を行い、条例特別委員長に鈴木豊後君、同じく副委員長に牛奥公貴君、予算特別委員長に千野 哮君、同じく副委員長に剣持庸雄君がそれぞれ互選されましたので、御報告申し上げます。

 次に、剣持庸雄君は、一身上の都合により、高室市長室長は公務のため、本日欠席する旨の届け出がありました。

 以上で報告を終わります。

 これより日程に入ります。

 日程第1から日程第9まで9案を一括議題といたします。

 9案に関し総務委員長の報告を求めます。

 総務委員長 村山二永君。

                (総務委員長 村山二永君 登壇)

○総務委員長(村山二永君) 御報告を申し上げます。

 去る8日の本会議において当委員会に付託されました案件について9日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告をいたします。

 最初に、議案第16号専決処分について(甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について)
 議案第17号専決処分について(職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例第8条及び甲府市学校職員の勤務時間等に関する条例第7条の規定による休日の特例に関する条例制定について)
 議案第18号専決処分について(昭和天皇の崩御に伴う職員の懲戒免除及び職員の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例制定について)
の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。

 次に、議案第44号請負契約の締結について(甲府市総合市民会館(仮称)建設(建築主体)工事)
 議案第45号請負契約の締結について(甲府市総合市民会館(仮称)建設(電気設備)工事)
 議案第46号請負契約の締結について(甲府市総合市民会館(仮称)建設(給排水衛生設備)工事)
の3案については、まず当局から本工事の施工業者構成員の出資割合については、市内業者の育成という見地から県外業者50%、市内業者50%となったとの報告がありました。これに対し委員から、総合市民会館の建設は、大型事業となるので、工期に留意するとともに、設計変更等についてはそれに伴う経費の増加も考えられるので、慎重な対応を図るよう要望する意見が出され、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第12号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中当委員会所管分
 議案第13号 昭和63年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 最後に、請願第1―2号消費税廃止のための意見書提出を求める請願並びに請願第1―6号「消費税」から市民のくらしを守るための請願中第1項及び第3項については、消費税の廃止は、国民的要求となっており、採択すべきであるとの意見が出され、採決の結果多数をもっていずれも不採択とするものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので発言を許します。

 加藤 裕君。

                (加藤 裕君 登壇)

○加藤 裕君 私は、日本共産党を代表し、今議会の総務委員会において不採択とされた消費税廃止に関する請願について反対の討論を行います。

 4月1日から実施される消費税は、実施を前にして公共料金の値上げや各分野での便乗値上げを次々と引き起こしています。こうした動きは、消費税が文字どおり生活の隅々まで課税され、物価を引き上げ家計に重大な打撃を与える大悪税であることをはっきりと示しており、市民の不安が大きく広がっています。

 甲府市でも消費税実施により10億円余の財政負担を強いられることが今議会でも明らかとなり、自治体が直接被害を受けるだけでなく、住民に犠牲を押しつける加害者の役割を果たさせられようとしていることも重大であります。住民の実態や地方財政の実情に全くおかまいなしに、原則としてあらゆる商品、サービスに課税をするという消費税は、廃止する以外に道はありません。

 よって、本請願が不採択とされたことに反対をするものです。

○議長(福島 勇君) ほかに討論はありませんか。

 討論を終結いたします。

 これより日程第1 請願書について請願第1―2号消費税廃止のための意見書提出について及び請願第1―6号「消費税」から市民のくらしを守るための請願中第1項及び第3項についての2件を起立により採決いたします。

○議長(福島 勇君) 2件に対する委員長の報告は不採択であります。

 2件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(福島 勇君) 起立多数であります。

 よって、2件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に日程策2 議案第17号専決処分についてを起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は承認であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(福島 勇君) 起立多数であります。

 よって、本案は委員長の報告のとおり承認されました。

 次に、日程第3 議案第18号専決処分についてを起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は承認であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(福島 勇君) 起立多数であります。

 よって、本案は委員長の報告のとおり承認されました。

 次に、日程第4 議案第16号専決処分について採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は承認であります。

 本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり承認されました。

 次に、日程第5 議案第13号から日程第8 議案第46号まで4案を一括採決いたします。

 4案に対する委員長の報告は可決であります。

 4案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、4案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第10から日程第12まで3案を一括議題といたします。

 3案に関し民生文教委員長の報告を求めます。

 民生文教委員長 斎藤憲二君。

                (民生文教委員長 斎藤憲二君 登壇)

○民生文教委員長(斎藤憲二君) 御報告申し上げます。

 去る8日の本会議において当委員会に付託されました案件について9日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 まず議案第15号 昭和63年度甲府市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)
 議案第12号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中当委員会所管分
の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、請願第1―3―2号甲府商業高校周辺道路改良等については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 なお、本請願については、9月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。

 以上で報告を終わります。

○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第10 議案第15号について採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第11 請願書について請願第1―3―2号についてを採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第13及び日程第14の2案を一括議題といたします。

 2案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。

 経済都市開発委員長 宮川章司君。

 暫時休憩いたします。

                午後1時17分 休憩

                午後1時18分 再開議

○議長(福島 勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 この際、議長から念のため一言申し上げます。

 欠席、遅刻につきましては、議長または委員長のもとに正確に報告をしてください。なお遅刻の際、議席または委員席に着席する際は、議長または委員長に確実にサインを送ってから着席をしてください。

 日程第13及び日程第14の2案を一括議題といたします。

 2案に関し経済都市開発委員長の報告を求めます。

 経済都市開発委員長 宮川章司君。

                (経済都市開発委員長 宮川章司君 登壇)

○経済都市開発委員長(宮川章司君) 大変おくれて申しわけございません。

 御報告申し上げます。

 去る8日の本会議において当委員会に付託されました条件について9日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 議案第34号 財産の取得について
 議案第12号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中当委員会所管分
の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第13 議案第34号について採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第15から日程第28まで14案を一括議題といたします。

 14案に関し建設水道委員長の報告を求めます。

 建設水道委員長 秋山雅司君。

                (建設水道委員長 秋山雅司君 登壇)

○建設水道委員長(秋山雅司君) 御報告いたします。

 去る8日の本会議において当委員会に付託されました案件について9日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 まず議案第35号から議案第43号までの市道路線の認定についての9案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第32号 請負契約の変更契約締結について(住吉汚水中継ポンプ場築造工事その1)
 議案第33号 請負契約の変更契約締結について(住吉汚水中継ポンプ場流入管布設工事第1工区)
 議案第14号 昭和63年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
 議案第12号 昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中当委員会所管分
についての4案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 最後に請願第1―3―1号 甲府商業高校周辺道路改良等については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 なお、本請願については、9月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。

 以上で報告を終わります。

○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第15 議案第14号から日程第26 議案第43号まで12案を一括採決いたします。

 12案に対する委員長の報告は可決であります。

 12案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、12案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第27 請願書について 請願第1―3―1号についてを採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第9 日程第12、日程第14及び日程第28 議案 第12号昭和63年度甲府市一般会計補正予算(第8号)を採決いたします。

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 本案は、各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため3月11日から3月23日まで13日間は本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。

 よって、3月11日から3月23日まで13日間は本会議を休会することに決しました。

 休会明け本会議は3月24日午後1時より開会いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

                午後1時26分 散会