平成元年9月甲府市議会定例会会議録第5号

                午後1時21分 開議

○議長(原田正八郎君) これより本日の会議を開きます。

 報告事項を申し上げます。

 市長から追加議案の提出についての通知がありました。提出議案は、議事日程記載の日程第29 議案第108号及び日程第30 議案第9号の2案でありますので朗読を省略いたします。

 次に、三井五郎君外3名から甲議第8号消費税の抜本的な見直しを求める意見書提出についてが提出されました。

 右は、議事日程記載の日程第31号でありますので、朗読を省略いたします。

 次に、村山二永君は病気のため、種田百周年記念事業室付部長及び伊古美市立甲府病院長は公務のため、本日欠席する旨の届け出がありました。

 以上で報告を終わります。

 これより日程に入ります。

 日程第1から日程第9まで9案を一括議題といたします。

 9案に関し、総務委員長の報告を求めます。

 総務委員長 牛奥公貴君。

                (総務委員長 牛奥公貴君 登壇)

○総務委員長(牛奥公貴君) 御報告申し上げます。

 去る9月20日の本会議において当委員会に付託されました案件について9月21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 最初に、議案第87号 甲府市職員特別給与条例臨時特例の一部を改正する条例制定について
 議案第89号 甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について
 議案第90号 甲府市消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例制定について
及び、議案第84号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分
の4案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第104号 監査委員の選任について
 議案第105号 公平委員会委員の選任について
 議案第106号 教育委員会委員の任命について
 議案第107号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
の4案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。

 最後に、請願第1−15号 消費税をただちに廃止するための意見書提出を求める請願
 請願第1−16号 消費税の廃止を求める意見書提出に関する請願
 請願第1−17号 消費税廃止を求める請願
 請願第1−18号 消費税廃止を求める請願及び
 請願第1−19号 消費税廃止を求める請願
については、さきの参議院選挙で大多数の市民が消費税廃止を求める意志を表明しているので、採択すべきであるとの意見が出されましたが、採決の結果多数をもって不採択とするものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 最初に加藤 裕君。

                (加藤 裕君 登壇)

○加藤 裕君 消費税廃止を求める意見書不採択に対する反対討論を行います。

 国民は、参議院議員選挙で消費税に明確なノーの審判を下しました。選挙後も本来廃止されるべき消費税を毎日毎日払わされていることに日に日に怒りが広がっているのが現状です。消費税の廃止には、今や一刻の猶予もなりません。海部内閣自民党は、非課税範囲の拡大、福祉目的税構想、税額表示の内税方式への一本化などに絞って、見直し作業を具体化しようとしています。

 こうした政府や自民党の態度は、世論に挑戦をして、あくまで消費税を存続、強化しようとするものです。今議会に市民から出された消費税廃止を求める請願は、廃止を求める市民の切実な声です。これを十分な論議もせずに不採択としたことは、市民の負託に背くものでした。消費税は即刻即時廃止です。

 よって、消費税廃止を求める意見書不採択に対して反対をするものであります。

○議長(原田正八郎君) 次は、飯島 勇君。

                (飯島 勇君 登壇)

○飯島 勇君 私は、日本社会党・市民連合を代表をして、今議会の総務常任委員会において否決されました請願1−15号消費税をただちに廃止するための意見書提出を求める請願外4件について反対の討論を行います。

 自民党の中曽根元首相は、国民の反対をする大型間接税は導入をしないと国民に公約をし、国民はこれを信頼をして衆議院3百余議席を与えたのであります。その公約に違反をし、国民の大きな反対を押し切って消費税を押しつけてまいりました。

 よって国民は、7月の参議院選挙においてリコール審判を行ったのであります。この結果は、本来ならば、政府自民党は当然廃止法案を提出をすべきところであります。まだ見直しなどといっております。もとよりこの消費税は、さきの議会などでも述べてまいりましたように不公平税制の拡大をはじめ、弱い者いじめの最たるものであります。天下の大悪法でもあります。

 したがって、私は、請願1−15号 消費税をただちに廃止するための意見書提出を求める請願外4件について意見書の提出を採択すべきものであり、総務委員会の決定に反対をするものであります。

 以上であります。

○議長(原田正八郎君) 次は、堀内光雄君。

                (堀内光雄君 登壇)

○堀内光雄君 公明党を代表いたしまして今議会での総務委員会における消費税廃止に関する請願に対する不採択の件につきまして、反対の討論を行います。

 国民は、さきの参院選で明確に、消費税はノーとの審判を下した。弱い者いじめの消費税は、断固廃止をとの民意に従い、まず消費税を廃止し、2年ないし3年の時間をかけ、徹底した税制についての論議を行うべきであります。

 先日の19日、政府税制調査会の総会で、委員の中より廃止論も出ているのであります。すなわち税制改革は、まず不公平税制の是正から始まります。今回は欠陥消費税であったと廃止を求める意見も出されており、さらに消費者団体は、消費税導入によって生活費が圧迫されている実情や便乗値上げの実例が報告され、廃止して出直すべきであると主張しているのであります。ここで海部首相は思い切って見直していきたいとの表明がされておりますが、この見直しについては部分的な改革でしかなく、今回の税制抜本改革の目的がサラリーマンの重税感解消にあったにもかかわらず、直接税の不公平是正なしに、間接税で行おうとしたところに大きな過ちがあったのでございます。

 まず、野党の消費税廃止に伴う2年間の暫定財源について伝えておりますが、1つには不公平税制の是正、2つ法人課税の適正化、3つ物品税の復活、4つ税収の見積もり、この4本を柱にして主張しておるのであります。今回の消費税をまず廃止し、間接税のあり方を含めた税制再改革論議を必要を強調いたしまして、今回の総務委員会での消費税廃止に関する不採択に強く反対の意を表するものであります。

 以上。

○議長(原田正八郎君) ほかに討論はありませんか。

 討論を終結いたします。

 これより日程第1 請願書について請願第1−15号 消費税をただちに廃止するための意見書提出を求める請願外4件について、起立により採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は不採択であります。

 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(原田正八郎君) 起立多数であります。

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第2 議案第87号から日程第4 議案第90号まで3案を一括採決いたします。

 3案に対する委員長の報告は可決であります。

 3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、3案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第5 議案第104号から日程第8 議案第107号まで4案を一括採決いたします。

 4案に対する委員長の報告は同意であります。

 4案は、委員長の報告のとおり同意することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、4案は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第10 議案第91号を議題といたします。

 小沢綱雄君を除斥いたします。

                (小沢綱雄君 退場)

○議長(原田正八郎君) 本案に関し、総務委員長の報告を求めます。

 総務委員長 牛奥公貴君。

                (総務委員長 牛奥公貴君 登壇)

○総務委員長(牛奥公貴君) 御報告申し上げます。

 去る9月20日の本会議において当委員会に付託されました案件について9月21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 議案第91号市政功労表彰者の決定については、委員から表彰者の選考にあたっては、年齢及び役職在任年数だけでなく、市有功表彰基準や市勢功労等をも考慮するよう要望する意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第10 議案第91号を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 小沢綱雄君の除斥を解きます。

                (小沢綱雄君 入場)

○議長(原田正八郎君) 次に、日程第11及び日程第12の2案を一括議題といたします。

 2案に関し、民生文教委員長の報告を求めます。

 民生文教委員長 大村幾久夫君。

                (民生文教委員長 大村幾久夫君 登壇)

○民生文教委員長(大村幾久夫君) 御報告申し上げます。

 去る9月20日の本会議において当委員会に付託されました案件について9月21日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。

 議案第88号 甲府市教育職員の退職年金及び退職一時金に関する条例等の一部を改正する条例等の一部を改正する条例制定について及び
 議案第84号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第11 議案第88号を採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第13及び日程第14の2案を一括議題といたします。

 2案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。

 経済都市開発委員長 石原貞夫君。

                (経済都市開発委員長 石原貞夫君 登壇)

○経済都市開発委員長(石原貞夫君) 御報告申し上げます。

 去る9月20日の本会議において当委員会に付託されました案件について9月21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 最初に議案第86号 平成元年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第84号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分については、全員異議なく可決するものと決しましたが、帯那山高原牧場整備事業関係予算に関連して委員から、この事業の推進にあたっては、将来の管理運営について十分慎重な検討の中でのプランニングづくりを考えるべきだと思うがどうかとただしたのに対し、当局からこの事業完成後の管理運営については第3セクター方式が望ましいと判断し、現在県と協議中であり、採算性を十分考慮し長期的な計画の中で検討していきたいとの答弁がありました。

 そのほか他の委員から、街路事業費関係予算に関連して県施行の古府中環状浅原線と高畑町昇仙峡線の計画推進の整合性を図り、地元住民の十分な理解を得る中で今後県との協議を進めるよう要望する意見がありました。

 以上で報告を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第13 議案第86号について採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第15から日程第28まで14案を一括議題といたします。

 14案に関し、建設水道委員長の報告を求めます。

 建設水道委員長 皆川 巖君。

                (建設水道委員長 皆川 巖君 登壇)

○建設水道委員長(皆川 巖君) 御報告申し上げます。

 去る9月20日の本会議において当委員会に付託されました案件について9月21日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 議案第97号 市道路線の認定について(二川橋西2号線)
 議案第98号 市道路線の認定について(大津工業団地東西1号線外1路線)
 議案第99号 市道路線の認定について(五割川左岸1号線)
 議案第100号 市道路線の変更認定について(五割川沿線)
 議案第92号 請負契約の締結について(平成元年度公営住宅(仮称里吉団地)建設(建築主体・第1工区)工事)
 議案第93号 請負契約の締結について(平成元年度公営住宅(仮称里吉団地)建設(建築主体・第2工区)工事)
 議案第94号 請負契約の締結について(貢川南第2幹線下水道管布設工事第1工区)
 議案第95号 請負契約の締結について(貢川南第3幹線下水道管布設工事)
 議案第96号 請負契約の締結について(大津処理揚水処理第3系列築造工事)
 議案第102号 請負契約の締結について(蛭沢川第1幹線雨水渠工事)
 議案第85号 平成元年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び
 議案第84号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分
の12案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第101号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第4号)については、まず当局から年々増加するごみ量及びごみ質の多様化により、最終処分場の確保が本市においても非常に厳しい状況下にある。この状況から民間委託の試行調査を踏まえ、ごみ減量化、資源化のリサイクル型の強化策として、再資源として利用できるごみの排出日を新たに月1回設定し、これを収集、選別する業務を効率的に処理できる方法として、今回新たに民間活力の導入を図ることとし、それに必要な予算を計上したとの説明がありました。これに対し委員から、有価物については自治会の協力によりその回収を行ってきたが、これらの事業が民間へ業務委託されることに伴い、今後有価物の回収にあたって自治会とのあつれきが予想される。さらに資源ごみ以外の生ごみ等が混入された場合の対応策等はどうかとただしたのに対し、当局からこの事業については各自治会及び報道機関等に十分その趣旨を説明し、PRするとともに、平成元年度は有価物回収未実施自治会等を対象に民間委託を進めていく。平成2年度においても各単位自治会に職員が出向き、この事業の説明を行うなど、資源ごみの排出の徹底を図っていきたい。また生ごみが混入されないよう職員によるパトロール体制の強化を図るとともに、市民への理解が得られるよう努力していきたいとの答弁がありました。

 続いて、他の委員から、今回の民間委託はさきの試行計画より後退した委託計画であるが、その原因は何かとただしたのに対し、当局から6月議会に提出した基本計画とは若干後退した計画内容ではあるが、ごみ処理については中間処理も重要であるが、現在最終処分場が平成4年の前半には埋め立て完了になる状況にあり、この新しい事業を導入する中で、最終処分場の延命化を図ることを主眼としたため、試行計画より若干の後退があったとの答弁がありました。

 これに対し委員から、ごみ処理場も耐用年数が過ぎ、また最終処分場も4年ぐらいで埋め立てが完了する状況の中で、ごみ減量化の対策として
1、各家庭に徹底したごみ減量化の指導を行うこと。
1、自治会に対し、ごみの分別のための袋、容器等を無料で配布すること。
1、ごみ減量化のための市民シンポジウムを開催し、市民全員に減量化の意識の高揚を図ること。
等の要望意見がありました。

 このほか他の委員から、最終処分場の取得及び新ごみ処理場建設に伴う進行管理計画を12月議会までに示してほしいとの要望意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 最後に、請願第63−19−1号 塵芥処理工場の改築については、地元3町のうち2町は石和町との共同処理について反対をしているので、3町合意の請願内容でないので、継続審査とすべきであるとの意見が出され、採決の結果多数をもって採択するものと決しました。

 なお、本請願については、3月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。

 以上で報告を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 加藤 裕君。

                (加藤 裕君 登壇)

○加藤 裕君 日本共産党を代表し、議案第101号平成元年度甲府市一般会計補正予算(第4号)歳出第4款衛生費、不燃物業務の効率化実施事業費2,081万9千円について反対の討論を行います。

 今回、委託する業務は、増大の一途を続ける不燃ごみの中から有価物を取り出し、資源として再利用するとともにごみ処理量の半減をねらうという一石二鳥の内容でありますが、これは本来市が直営で行うべきものであります。

 昨年6月、この業務の民間委託試行が議会に提案されたとき、我が党は、この試行は近い将来、環境行政の業務の全面的な民営化につながることを指摘し、民間委託試行に反対をいたしました。

 今日1年を経過した中で、我が党の指摘どおりになってきたことが証明されました。既にごみの収集処理が民営化されている自治体では、経費節減も最初のうちだけで、数年の間に委託費が異常に高騰との例が多くあります。地方自治法第2条第2項に定められているように、清掃業務は市長の固有の義務であり、市民サービスの維持向上を、行政責任を明確にしております。

 したがって、清掃業務にあたっては、より合理的に業務の改善を図り、市民サービスの一層の進展に努めなければなりません。

 よって、全面的な民間委託に道を開くおそれのある今回の補正予算には反対をするものです。

○議長(原田正八郎君) ほかに討論はありませんか。

 討論を終結いたします。

 これより日程第15 請願第63−19−1号 塵芥処理工場の改築についてを採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第16 議案第101号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第4号)についてを起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(原田正八郎君) 起立多数であります。

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第17 議案第85号から日程第27 議案第102号まで11案を一括採決いたします。

 11案に対する委員長の報告は可決であります。

 11案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、11案は委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第9、日程第12、日程第14及び日程第28 議案第84号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 本案は、各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、先ほど同意を得られました公平委員会委員及び教育委員会委員の両君から、あいさつしたい旨の申し出がありますので、この際順次発言を許します。

 最初に、公平委員会委員 布能壽英君。

                (公平委員 布能壽英君 登壇)(拍手)

○公平委員(布能壽英君) ただいま議長から紹介を受けました布能壽英でございます。

 このたびは、はからずも甲府市公平委員会委員の承認をいただきまして、衷心より厚く感謝申し上げる次第でございます。

 私は商業人でありますため、行政には極めて疎いものでございますが、公平委員会の職務を勉強し、皆様の期待にこたえるよう誠心誠意努力いたしてまいりますので、諸先生方及び市当局の皆様の御指導、御鞭撻をいただきたくお願い申し上げます。

 まことに簡単でございますけれども、就任のあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

○議長(原田正八郎君) 次に、教育委員会委員 浅川紫朗君。

                (教育委員 浅川紫郎君 登壇)(拍手)

○教育委員(浅川紫朗君) このたび教育委員の任命にあたりまして、今議会の御同意をいただきましてまことにありがとうございました。

 大変光栄に存じ上げますと同時に、職務の重さを感じまして身に余る光栄でございますと同時に、身が引き締まる思いでございます。

 今後は、県都甲府市の教育行政を担う1人といたしまして、自己研修をさらに一層深めまして、誠心誠意努力をしてまいる覚悟でございます。

 今後もぜひ議員の先生方の大きな御指導や御協力を賜りたいことをお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、お礼のごあいさっといたします。

 ありがとうございました。(拍手)

○議長(原田正八郎君) 次に、日程第29 議案第108号及び日程第30 議案第109号の2案を一括議題といたします。

 市長から提案理由の説明を求めます。

 市長 原 忠三君。

                (市長 原 忠三君 登壇)

○市長(原 忠三君) 本日、追加提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。

 議案第108号「昭和63年度甲府市各会計別決算の認定について」は、昭和63年度の一般会計並びに 国民健康保険事業、下水道事業、住宅新築資金等貸付事業、交通災害共済事業、老人保健事業及び土地区画整理事業用地先行取得事業の各特別会計に係る決算を行いましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるもであります。

 次に、議案第109号「昭和63年度甲府市各企業会計別決算の認定について」は、昭和63年度の中央卸売市場事業、農業共済事業、病院事業及び水道事業の各企業会計に係る決算を行いましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見書を付して議会の認定を求めるものであります。

 以上が、本日追加提案いたしました案件であります。

 御審議の上、御協賛を賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。

○議長(原田正八郎君) 以上で説明は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております日程第29 議案第108号及び日程第30 議案第109号の2案については、委員14名をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査を終了するまで、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は14名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査を終了するまで、閉会中の継続審査に付することに決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により
 三井五郎君  中西 久君
 清水節子君  牛奥公貴君
 宮川章司君  鈴木豊後君
 中込孝文君  石原貞夫君
 上田英文君  福島 勇君
 堀内光雄君  秋山雅司君
 内藤幸男君  加藤 裕君
以上14名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、ただいま指名いたしました14名の諸君を、決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。

 ただいま選任されました決算審査特別委員は、本会議終了後、速やかに委員会を開き正副委員長の互選を行い、委員会を構成するようここに招集しておきます。

 次に、日程第31 甲議第8号 消費税の抜本的な見直しを求める意見書提出についてを議題といたします。

 三井五郎君から提案理由の説明を求めます。

 三井五郎君。

                (三井五郎君 登壇)

○三井五郎君 案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。

 消費税の抜本的な見直しを求める意見書案。

 現行の消費税に対する国民の批判は、極めて厳しいものがある。

                (「そのとおり」と呼ぶ者あり)

 この際政府は、将来の国家財政の堅実な運営を考慮しつつ、謙虚に国民の声に耳を傾け、国民の納得が得られるよう消費税の…

                (「廃止、廃止」と呼ぶ者あり)

 思い切った抜本的な見直しを図るよう強く要望する。

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。平成元年9月22日、甲府市議会。内閣総理大臣、大蔵大臣、自治大臣あてであります。提出者は私、賛成者は早川武男議員、内藤秀治議員、内藤幸男議員であります。

 なお字句等の整理については、議長に一任をいたします。御審議の上、ぜひとも御賛同をお願い申し上げます。

○議長(原田正八郎君) 以上で説明は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議がありますので起立により採決いたします。

 本案について、委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(原田正八郎君) 起立多数であります。

 よって、甲議第8号については、委員会の付託を省略することに決しました。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 加藤 裕君。

                (加藤 裕君 登壇)

○加藤 裕君 日本共産党を代表し、消費税の抜本的な見直しを求める意見書提出について、反対の討論を行います。

 海部首相をはじめ政府自民党の幹部は、消費税の大胆な見直しをすると盛んに言っています。特に消費税納税者の意見を聞いて、国民の納得を得られる思い切った見直しを行うといって経済企画庁長官が、消費者団体代表と懇談するなど、国民の声に耳を傾けるポーズをとっています。

 しかし、政府自民党がやろうとしている消費税の見直しは、廃止しかないという審判を下した国民の怒りをそらし、あくまで消費税を生き延びさせるのがねらいです。海部首相が9月20日消費税について、前回の参院選結果や世論調査を見ると、「見直せ、廃止せよ」との声が大きい中で、とにかく定着させるためには納得いく見直しを考えていかなければならない、と述べていることからも明らかです。

 自民党の見直し案は、論議が煮詰まってできるのではなく、逆に解散の時期を見計らって出すものという声もあり、無責任なものです。

 今回、提案されている意見書の内容を見ると、抜本的な見直しになっていますが、その内容は全く不明確であります。これらは市民から負託された議会の任務を果たしたことにはなりません。先ほどこの件で委員会審議の提案がありましたが、最も重要な内容を含むこの問題で、委員会審議をせず採択しようとするやり方は、市議会に汚点を残すものです。

 よって、この提案には反対をいたします。

○議長(原田正八郎君) ほかに討論はありませんか。

 討論を終結いたします。

 これより本案を起立により採決いたします。

 本案は、提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(原田正八郎君) 起立多数であります。

 よって、甲議第8号については提案のとおり可決されました。

 ただいま可決されました意見書について条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、さように決しました。

 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。

 お諮りいたします。

 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(原田正八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。

 以上をもって本定例会に提案されました議案及び請願書の審査を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。

                午後2時10分 閉会

 甲府市議会議長  福島 勇
   〃      原田正八郎
   〃 副議長  岡  伸
 会議録署名議員  牛奥公貴
   〃      中込孝文
   〃      内藤幸男