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更新日:2023年3月23日

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令和元年6月市議会定例会の招集告示に伴う市長記者会見

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日時

令和元年6月6日(木曜日)午前10時00分~

場所

市長応接室

発表事項

こうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXTについて

令和元年6月甲府市議会定例会提出案件について

  • 令和元年6月甲府市議会定例会提出予定案件表
  • 令和元年6月甲府市議会定例会補正予算概要

甲府市洪水ハザードマップの改訂について

配布資料

発表内容

本日は、お集まりいただきまして、ありがとうございます。

はじめに、大津市の事故、川崎市の事件におきまして、お亡くなりになられました方々に、深い哀悼の意を表しますとともに、ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方々が、一日も早く日常を取り戻せますようお祈りを申し上げます。私ども甲府市におきましても、改めまして、児童生徒の安全確保が図られるよう、教育委員会や各小中学校及び警察の方々とも連携をする中で、複数での登下校や地域・保護者と連携した見守り活動の強化を図っているところであります。二度と、このような痛ましい事件が起こらないことを心から願うばかりであります。

続きまして、甲府大使であります竜電関が、先月の「大相撲令和元年五月場所」におきまして、10勝5敗と2場所連続の2桁勝利を挙げ、技能賞を受賞されましたことは、大変喜ばしく、大いに誇りに思うところであり、市民の皆様に大きな活力と感動を与えてくれました。その力強さは、先場所よりも、格段にレベルアップしており、番付上位の相手に、果敢に挑戦し、破る姿は、地元に限らず、全国の相撲ファンに大きな感動を与えてくれました。また、強いだけではなく、相手のことを心配するしぐさや表情に、隠し切れない優しい人柄が表れていました。甲府市では、郷土力士として47年ぶりの三役昇進が見えてきました竜電関を今後も、力強く応援してまいります。

それでは、本日の発表項目3項目につきまして、お話をさせていただきます。

こうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXTについて

はじめに、今般、私が政治公約として掲げました、「こども輝くまちを創る」、「女性活きいきのまちを創る」などの政策提言を実現するため、今後、重点的に取り組む施策を取りまとめました「こうふ未来創り重点戦略プロジェクト・NEXT」を策定いたしましたので、お手元の資料1に基づきまして、概要をご説明させていただきます。

本プロジェクトには、開府から500年という長い歴史を経て、今日に引き継がれてきました「故郷こうふ」の更なる発展に向けまして、市民の皆様と力をあわせて、また、国や県、民間企業等とのネットワークを活かす中で、今、甲府市が抱える様々な課題に果敢にチャレンジし、「笑顔あふれるまちづくり」に「元気をプラス!」して、このまちの輝かしい未来を創っていきたいという、私の想いと決意を込めさせていただきました。

それでは、1ページをお開きください。

ここでは、私の政策提言を基本に、「市民の笑顔とまちの元気」があふれるまちづくりを実践していくことを基本理念といたしました。2019年度から2022年度までの4年間において、本プロジェクトに位置付けた取組を重点的かつ着実に展開していくこととするなど、基本的な内容を整理いたしました。

2ページをご覧ください。

本プロジェクトの全体構成につきましては、掲げました「こども輝くまちを創る」から「タフで優しい市役所を創る」まで7つの重点施策を「元気スタイル」とし、それに関連付けました14の方向性を示すとともに、51の取組を位置付け、推進してまいります。

3ページをご覧ください。

このページ以降は、各取組とその概要、主な事業のロードマップ並びに到達目標をお示ししています。4年間の各年度目標を設定しておりますが、取組によっては、その内容・性質から到達年度の目標値のみを記載しているものがございますので、ご了承ください。

それでは、○元気スタイル1の「こども輝くまちを創る」の主な取組であります。

まず、「くらしと学びの応援創り」といたしまして、

➢「(仮称)子ども条例」の制定と子育ちの推進につきましては、地域ぐるみで子どもの権利を守り、成長を応援するため、制定するものであり、これにより子育て・子育ちを、更に力強く応援してまいります。

➢「子ども応援センターを核としたネットワークの構築」につきましては、地域における子育ち支援の担い手の育成や、学習支援等を含む子どもの交流・相談の場づくり等の活動を支援する、ネットワークの整備など、子どもが健やかに成長できる仕組みづくりを推進します。

5ページをご覧ください。

続きまして、「たくましさ創り」といたしまして、

➢中段の「子ども運動遊び場の提供」につきましては、幼児期における「遊び」を中心とした身体活動をいつでも楽しめるよう「運動遊び場」を提供してまいります。

➢「遊亀公園及び附属動物園の整備」につきましては、子どもがいきいきと元気に遊べる場として、遊亀公園及び附属動物園を一体的に整備するとともに、本年の開園100周年を記念して、子どもたちが、楽しめる催しを開催し、賑わいと交流を創出してまいります。

7ページをご覧ください。

元気スタイル2の「健康といきがいのまちを創る」の主な取組であります。

「健康の好循環創り」といたしまして、

➢「健康支援センターの拠点機能の発揮」につきましては、「健康支援センター」を拠点に、身近な地域で様々な保健事業などを展開し、「ひと」「地域」「まち」の健康づくりを推進します。

➢「健康都市の宣言」につきましては、市民と地域・行政が一体となり、健康づくりに取り組むことを永続的な道標とするため、「健康都市宣言」を行います。

➢8ページの「緑が丘スポーツ公園の再整備」につきましては、市民の健康増進・体力づくりに寄与し、生涯スポーツ活動の拠点となるよう、再整備を計画的に行うこととし、県が施工する、緑が丘アクセス道路整備の影響を受けます、テニスコートや、野球場と船出広場のそれぞれ一部を先行して整備するとともに、その他の施設の更新を検討してまいります。なお、テニスコートのAコートにつきましては、水はけの良い、砂入り人工芝とする予定であります。

9ページをご覧ください。

続きまして、「いきがいときずな創り」といたしまして、

➢「いきがいインフォメーションの推進」につきましては、市民が自分に合った「いきがい」を見つけ、充実した人生を送れるよう、市ホームページ上に特設サイト「(仮称)生きがい発見・応援サイト」を開設し、各種セミナー等の情報提供を行います。

10ページをご覧ください。

元気スタイル3「女性活きいきのまちを創る」の主な取組であります。

「活躍創り」といたしまして、

➢「(仮称)日本女性会議2021in甲府」の開催につきましては、2021年に日本女性会議を開催し、活躍する女性の取組を積極的に発信をしていきます。

➢11ページの「こうふまちづくりラウンジ」の実施につきましては、市内で活躍する様々な分野の女性が集い、交流する機会を提供し、女性の視点や感性から、まちづくり等をテーマに意見交換を行います。

12ページをご覧ください。

続きまして、「ライフ・デザイン創り」といたしましては、

➢「女性活躍等に係る提案支援」につきましては、市民団体等から、女性の就業・起業など女性の活躍に向けました企画事業を募集し、効果や成果が期待できる事業の実施に要する経費の一部を助成することで、女性の多彩な活躍をアシストするとともに、「甲府市女性活躍支援サイトなでしこプラス」を活用いたしまして、その取組を発信してまいります。

➢「女性の就業・起業の応援」につきましては、女性による起業を後押しするとともに、再就職を希望する女性に、マッチングの場を提供し、再就職を支援してまいります。

続きまして、13・14ページであります。

元気スタイル4「潤いと活力あるまちを創る」の主な取組であります。

「地域産業・未来産業創り」といたしまして、

➢「キャッシュレス化の推進」につきましては、キャッシュレス決済事業者、民間事業者及び関係機関等と連携して、キャッシュレス化を推進することで、商業の活性化や市民の皆様の利便性の向上を図ります。

➢14ページ中段の「新産業・未来産業の立地促進」につきましては、企業の進出ニーズ等のリサーチを行う中で、企業を訪問し、情報交換を行いながら、民間開発を視野に入れました、企業立地を促進するとともに、受け皿となる事業用地確保のための仕組みを構築し、企業立地を支援します。

続きまして、15・16ページであります。

「未来へと続く住みよい暮らし創り」といたしまして、

➢「リニア新時代を見据えた都市環境の創出」につきましては、リニア開業効果を最大限享受できるよう「甲府市リニア活用基本構想」に基づきます、まちづくりプロジェクトを推進します。

➢「都市計画道路の整備」につきましては、「都市計画道路整備プログラム」に基づきまして、「城東三丁目敷島線伊勢工区」のほか、池田地区、里垣地区の都市計画道路2路線の事業化を進めてまいります。

続きまして、17・18ページであります。

元気スタイル5「故郷が好きなまちを創る」の主な取組であります。

『「こうふ愛」創り』といたしまして、

➢「故郷こうふの学びの推進」につきましては、開府500年を機に実施しました「私の地域・歴史探訪」や「ラーニングスピーチ」を継続的に展開してまいります。

➢「甲府市の歌」の普及につきましては、子どもからシニアまで、あらゆる世代で、また、会議の前やイベントの中などあらゆるシーンで、本市を象徴する歌であります「甲府市の歌」を歌う機会を増やし、誰もが口ずさむことができる「みんなの歌」となるよう普及させることで、市民の一体感や郷土愛を育んでいきます。

続きまして、19・20ページであります。

「新たな宝創り」といたしまして、

➢「歴史を感じられる甲府城エリアの整備」につきましては、甲府城エリアにおけます、賑わいの創出や中心市街地の活性化を図るため、風格のある、歩いて楽しい、歴史を感じられる空間づくりを進めます。

➢下段の「ドリームキャンパス」の推進につきましては、こちらも開府500年を契機とした事業としまして、甲府大使や甲府にゆかりのある著名人、地域で活躍する匠などの方々を「夢の先生」に迎えまして、小中学校を対象に授業を行っていただき、多くの子どもたちに夢を持つことの素晴らしさ、大切さを伝えてまいります。また、12月には、ノーベル生理学・医学賞を受賞されました「大村智」先生を講師に迎えまして、広く「ドリームキャンパス」を実施する予定となっております。

21ページをご覧ください。

元気スタイル6「世界がつながるまちを創る」の主な取組であります。

「グローバルな人材創り」といたしまして、

➢「地域国際交流の推進」につきましては、国際交流アンバサダーや外国人留学生との国際交流活動を活発に行うことで、市民の国際理解と国際感覚の醸成を図るほか、

➢「国際教育の推進」により、国際性豊かな、グローバル人材の育成に取り組みます。

22ページをご覧ください。

「海外活力による賑わい創り」といたしまして、

➢「東京2020オリンピック事前合宿とホストタウン交流の推進」につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピックを機に、ホストタウン交流を推進し、スポーツの振興や日本文化の発信、そして、インバウンド観光の促進に繋げてまいります。

➢「外国人留学生の応援」につきましては、外国人留学生を様々な場面で応援し、定住促進や地域経済の活性化を図りますとともに、外国人留学生のネットワークを活かしました、国内外への情報発信によって、交流人口の増加を目指します。

続きまして、23・24ページであります。

元気スタイル7「タフで優しい市役所を創る」の主な取組であります。

「成長する人材と組織創り」といたしまして、

➢「民間企業などの職務経験者等の活用」につきましては、民間企業等の知識や経験を、市政に活かせる人材を採用することで、職員の意識改革と組織の活性化につなげ、更なる市民サービスの向上を図っていきたいと思っております。

続きまして、25・26ページであります。

「協働して未来に進む市政創り」といたしまして、

➢「市民活動の支援と応援」につきましては、様々な市民活動の奨励やボランティア活動の活性化を図る中で、協働によるまちづくりを一層推進してまいります。

➢下段の「行財政の改革と更なる財政健全化」につきましては、行政サービスの向上を図るため、選択と集中によるスクラップ・アンド・ビルドにより、一層の行財政改革を進め、効率的で健全な自治体運営を確立します。

以上、「こうふ未来創り重点戦略プロジェクト・NEXT」に位置付けました7つの元気スタイルと主な取組について、ご説明をさせていただきました。

この「NEXT」を推進するための関連経費につきましては、本年度当初に所要の措置を講じたものと、この後にご説明いたします6月市議会定例会に関連予算案を提出するものもございます。今後、この「NEXT」の推進に全力を注ぎながら、甲府市のなお一層の発展と市民福祉の更なる増進に努め、「市民の笑顔とまちの元気」の実現を図ってまいります。

令和元年6月甲府市議会定例会提出案件について

2項目めは、6月13日に開会が予定されております、6月市議会定例会への提出案件につきまして、その概要をご説明申し上げます。資料の2及び3をご覧ください。本定例会に提出を予定しています案件につきましては、

予算案件2件

条例案件8件

その他の案件1件の合計11案件であります。

「予算案件」につきましては、「一般会計」、「介護保険事業特別会計」の補正予算2件であります。一般会計におきましては、消費税率の引上げに伴い実施されます、プレミアム付商品券発行等に係る経費や、緑が丘スポーツ公園の再整備実施設計に係る経費などを計上いたしました。

次に、「条例案件」につきましては、「甲府市森林環境譲与税基金条例制定について」などの8案件であります。

そのほか、市営住宅の明渡し及び滞納家賃等の支払いを求める、「訴えの提起について」の「その他の案件」が1件であります。

提出案件の詳細につきましては、後ほど、担当部長から説明をさせていただきます。

甲府市洪水ハザードマップの改訂について

最後の項目は、甲府市洪水ハザードマップの改訂についてであります。資料の4をご覧ください。

国と山梨県では、平成27年の関東・東北豪雨災害など、全国各地で水害が頻発、激甚化したことにより、「千年に一度とも言われる降雨」を想定した、「洪水浸水想定区域図」を平成29年に公表しました。

本市におきましても、この想定区域図を基にして、平成18年度に発刊しました洪水ハザードマップを、このたび、改訂いたしました。改訂にあたりましては、市内8河川の堤防が同時に決壊したことを想定した大規模な水害の危険性や、いざという時の適切な避難に係る情報を記載し、市民の皆さん一人ひとりの命を、水害から守ることに重点をおきました。

水害の防止に有効であります堤防のかさあげや、河川の拡幅などの河川改修による施設整備では、防ぎきれない水害が発生する可能性もありますことから、社会全体で危機意識を共有し、災害に備えていただく必要があります。

水害が発生した場合の状況を事前に理解していただき、安全な避難経路や避難場所、家族との連絡方法などを確認することにより、不測の事態に、適切な避難行動をとっていただくため、洪水ハザードマップをご活用いただきたいと思います。

なお、この洪水ハザードマップは、広報こうふ7月号と一緒に各戸へ配布するとともに、本市ホームページへも掲載し、市民センターの窓口などでは、英語版もお渡しできるようにご用意いたしますので、ご利用いただきたいと思います。また、7月には、市内5か所の会場におきまして、説明会を開催し、市民の皆様へ周知を図ってまいります。私も、会場にまいる予定でございますので、多くの皆様にご参加いただけますようお願いいたします。

私からの発表は以上であります。6月市議会定例会への提出案件の詳細につきましては、それぞれ担当部長が説明いたしますので、よろしくお願いいたします。

令和元年6月甲府市議会定例会提出予定案件表

(総務部長)

おはようございます。

6月市議会定例会に提案を予定しております案件につきましては、お手元の資料2予定案件表のとおりでございますが、私からは予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。

最初に、案件表NO.3の「甲府市森林環境譲与税基金条例制定」につきましては、平成31年度税制改正において導入された森林環境譲与税を、森林の整備等の施策の財源に充てることを目的に、基金として、積み立て、適正に管理・運用していくため、地方自治法の規定に基づき、条例を制定するものであります。

次に、NO.4の「甲府市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例制定」につきましては、児童福祉法施行令及び地方自治法施行令の一部改正に伴い、平成31年4月1日から、障がい児の通所支援事業を行う事業者の指定等の権限が中核市に移行されたことにより、本市における指定障害児通所支援を提供する事業者の指定基準等を定めるものであります。

次に、NO.5の「市町村から委託を受けて非常災害により生じた廃棄物の処分を行うための一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例制定」につきましては、非常災害により生じた廃棄物を円滑かつ迅速に処分するため、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等が改正されたことを受け、市町村から委託を受けた者が焼却施設を設置する際に実施する生活環境影響調査結果の縦覧の手続等を定めるものであります。

次に、NO.6の「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に準じ、投票管理者、開票管理者、立会人等の報酬の額を改定するものであります。

次に、NO.7の「甲府市母子世帯児童就学資金貸付条例を廃止する条例制定」につきましては、中核市移行に伴い、本年4月より「母子父子寡婦福祉資金貸付事業」が開始され、当該事業において、本条例の目的及び内容等を包括していることから本条例を廃止するものであります。

次に、NO.8の「甲府市介護保険条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、介護保険法施行令の一部改正に伴い、低所得者に対する保険料のさらなる軽減を図るものであります。

次に、NO.9の「甲府市建築基準法施行条例の一部を改正する条例制定」につきましては、建築基準法の一部改正に伴い、建築許可等に関する新たな事務に係る申請手数料などを定めるものであります。

次に、NO.10の「甲府市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、準用規定の追記などを行うものであります。

次に、NO.11の「訴えの提起」につきましては、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求め、提訴することについて、議会の議決を求める案件であります。なお、現在家賃の支払い等について関係者との交渉に努めていますので、近日中に話し合いが整えば、提訴は見送りにいたします。

その他、案件表欄外に記載の報告事項8件につきましては、和解及び損害賠償に係る専決処分が1件、予算繰越しが3件、甲府市土地開発公社他3件の経営状況の報告についてであります。私からは、以上でございます。

令和元年6月甲府市議会定例会補正予算概要

(企画部長)

それでは、補正予算関係につきまして、お手元にお配りした資料3「令和元年6月甲府市議会定例会補正予算概要」に基づきまして、ご説明いたします。

最初に1の補正予算集計でありますが、(1)令和元年度補正予算につきましては、一般会計及び特別会計1件の合計2件であります。補正予算の規模につきましては、記載のとおり、一般会計と特別会計を合わせまして、5億5,557万円の増額補正であります。

続きまして、(2)の一般会計繰越明許費につきましては、橋りょう長寿命化修繕事業と甲府駅周辺土地区画整理事業の追加であります。(3)の一般会計債務負担行為につきましては、情報システム更新・運用業務委託料 外7件の追加であります。

次に、2の一般会計補正予算前年度比較でありますが、平成30年6月補正予算額と比較しますと、2億6,558万2千円の減となっております。補正後の予算額は、749億9,907万円となり、前年度補正後予算額と比較しますと、4億5,951万2千円の減となり、伸び率は、0.61%の減となります。2ページをご覧ください。

続いて、3 補正予算内容につきまして、説明をさせていただきます。

まず、(1)の一般会計補正予算(第1号)につきまして、

第2款総務費は、新事業形成費における消費税率の引上げに伴い実施されるプレミアム付商品券の発行・運営等に係る経費の増額が主なものであります。

第3款民生費は、介護保険事業特別会計繰出金における、低所得者保険料軽減強化に係る介護保険事業特別会計への繰出金の増額であります。

第4款衛生費は、地球温暖化対策事業費における、甲府市地球温暖化対策導入促進助成金の見直しによる新たな助成メニューに係る経費の増額が主なものであります。

第5款労働費は、雇用促進対策事業費における、「市内企業見学バスツアー事業」の実施に係る経費であります。

第6款農林水産業費は、森づくり推進事業費における、甲府市森林環境譲与税基金を活用した森林情報の収集等に係る経費が主なものであります。

第7款商工費は、観光開発事業費における、こうふ開府500年コンセプトバスツアー及び甲府市観光誘客促進タイアップ事業等に係る経費が主なものであります。

第8款土木費は、緑が丘スポーツ公園整備事業費における、緑が丘アクセス道路整備に伴う実施設計に係る経費が主なものであります。

第9款消防費は、非常備消防費における、消防団甲運分団本部拠点施設の建設に伴う実施設計及び地質調査に係る経費であります。

第10款教育費は、学校営繕費等における、「(仮称)甲府市学校施設長寿命化計画」策定に係る経費が主なものであります。3ページをご覧ください。

(2)の介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、低所得者保険料軽減強化による介護保険料収入の減少に伴う第1号被保険者保険料の減額及び低所得者保険料軽減繰入金の増額であります。

最後に4の報告事項でございますが、一般会計予算の繰越しにつきましては、継続費の逓次繰越が1件、繰越明許費が16件、事故繰越しが1件となっております。また、下水道事業会計において1件、水道事業会計において3件の予算繰越しがございます。以上でございます。

質疑応答

発表事項の質問について

(記者)

重点戦略プロジェクトについて、7つの分野、51の項目・政策の取り組みを進めるということで、もちろん全部に力を入れると思いますが、特に「肝いり」というか、必ず進めていきたいというものがあれば教えてください。

(市長)

重点戦略ですから、すべてに力を入れていきますが、とりわけ、子ども最優先のまちづくりを1期目に推進してきまして、その中で出てきた課題を整理して子育てを支援いたします。“子育ち”、子どもたち本人への支援も必要だということで、「子ども最優先」からさらにグレードアップさせ、「子ども輝くまち」というタイトルをつけました。それを進めていくということと、やはり女性が活躍していただけるまちづくりを進めていきたい。そして、今まで行ってきたうるおいと活力あるまちを引き続いていきたいと思っております。全部になってしまいますが、今までやってきたことに積み上げていくこと。「NEXT」という名前にもそんな想いを込めさせていただきました。開府500年を迎え、中核市になったということで、今まで以上に、これまでやってきたことをさらに積み上げていくことを重点的に網羅させていただきました。

さらに強調させていただくと、それを推進するのは、中核市にふさわしい市役所という想いも込めました。職員のスキルアップ、大変厳しい財政状況ですが、スクラップ・アンド・ビルドをしっかりとして、選択と集中をしながら事業を進めていくということと、市役所だけではなく市民やさまざまな団体にもお力をいただいて、相互に補完しあって事業を進めていきたいという想いを、元気スタイル7で特に述べさせていただきました。

(記者)

プロジェクトの実現のために、新年度の予算、今回の補正でも新しく取り組む内容があるとおっしゃっていましたが、新規でこれに伴って行うものは、どういうものがあるか具体的に教えてください。

(市長)

緑が丘スポーツ公園の整備や、遊亀公園附属動物園が開園100年を迎えますから、開府500年の記念事業として、夏、秋、冬にイベントを行うので、そこに若干、補正予算を計上してあります。そのほか、女性の支援ということで、日本女性会議の実行委員会をそろそろ立ち上げていこうと思っております。実施は2年後でありますけれども、大勢の人に来ていただけるように、また、大勢の人に参画をしていただけるように立ち上げていこうと、日本女性会議の準備をしていこうと思っております。また、「海外販路開拓支援」という形で、私のトップセールスを今組み立てをしており、それも予算を計上しています。

(記者)

ハザードマップの改訂について、従前のものより大きな被害、大きな堤防の決壊などを想定しているかと思いますが、これによって浸水の区域などは広がっているのか、そういったところがわかれば教えてください。

(市長)

本日の資料4は、ダイジェストと言いますか、前段のお知らせなんですけれども、(浸水の区域は)広がっています。そして、今までの避難所の中でも、「1階2階はだめですよ」という表記をさせていただくなど、避難所の中でも使えるところ、使えないところを書かせていただきました。その周知をしっかりしていきたいと思っております。想定外が通じませんから、想定外という意識を取り払っていただいて、“今まで来なかったから今回も大丈夫”ではなく、そういうものが来る可能性があるということを市民の皆さま方に見ていただいて、理解していただいて、それに備えていただけるようなハザードマップを作らせていただきました。

冒頭に言いましたが、50年から100年に一度の豪雨を想定していたものが平成18年度に作ったものですが、今度は千年に一度の大洪水、大豪雨を想定したものになりますので、かなり範囲は広がってきていると思います。

(記者)

中身については、担当課の方で確認させてもらえるということでよろしいでしょうか。

(市長)

はい。

その他の質問について

 

(記者)

リニアついてお伺いしたいのですが、先日JR東海が東京で記者会見を開きまして、リニアの開業時期に遅れが出かねないという認識を示しました。甲府市は開業の2027年に向けてまちづくりのプロジェクトを進めていると思いますが、今回の遅れの懸念に対して何かあるかということと、もし国やJRに求めたいことがあればお願いします。

 

(市長)

もちろん、2027年開業予定ということで私どもは取り組んでいますし、県もそうでありますから、そのスケジュールをしっかりと守ってほしいという想いであります。南アルプスを貫く静岡部分の工事に遅れがあるかもしれないということでありますけれども、遅れないように、最善の努力をしていただきたいと思っております。

(記者)

まちづくりに影響というのは今後出るのか、どのように想定されていますか。

(市長)

もちろん影響は出ると思いますし、駅舎の問題もあったり、県のほうでもリニア駅周辺の開発といいますか、整備、まちづくりについても今までと違ったプラン、ビジョンをつくっていきたいということでありますから、どういったものが出るかを見ながら、私どもは平成23年に決定された今の駅位置でのリニア活用基本構想に沿ったまちづくりを進めていきたいと思っているところでございます。

(記者)

ちなみに、県のまちづくりの計画は白紙状態ですが、そのあたりもう少し急いでほしいという想いはありますか。

(市長)

そうですね。県のことを言えば、一昨年も総合球技場の場所の問題で約1年間遅れてしまいましたので、今は調査をするということで、また新たなビジョンをつくるということで止まっておりますが、できるだけ早くお示しをしていただきたいと。あるいは変更点があるならばどういうところだとか、その根拠など調査するとおっしゃっていますから、それについてもしっかり調査をした結果を示していただいて、早く予定通りのスケジュールを進めていただきたいと思っております。

(記者)

関連でリニアの駅位置について、長崎知事側から市長には何か具体的なことは伝わっていますか。

(市長)

皆さんが承知していらっしゃる、あるいは皆さんから発信していただいている情報以外のところはないです。

(記者)

具体的に連絡調整の場とかというのは。

(市長)

今のところ(ありません。)とにかく根拠をもう1回調査をしたいということで、ぜひ理解をしていただきたいというところで留まっています。

(記者)

甲府市としては、駅位置が決まるまで周辺の整備は止まるのか、それともそれに関わらず進めていくのか、スタンス的にはどちらでしょうか。

(市長)

周辺の整備事業について、地元の皆さんとの意見交換や勉強会は進めていこうと、粛々とやっていこうと思っているところです。ただ、昨年まで進めていたスケジュールが止まっておりますから、それについては、今申し上げましたようにできるだけは早く進めたいと思います。

 

 

(以上)

 

言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市シティプロモーション課)

 

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