NPO法人マンマメルカート 代表理事 早川亜希子さん

 

夢を追いかけて　頑張る女性を応援したい！！

ショートカットが似合う優しい笑顔が印象的な早川亜希子さん。話してみると高い意欲が感じられ、ますます魅力的な早川さんは、2016年にNPO法人「マンマメルカート」を起ち上げ、女性の活躍の場を広げる社会の仕組みをつくり、学び、教えようとする人のはじめの一歩を応援したいと活動しています。

2018年にはさらに、山梨の女性たちの時間に縛られない働き方を進める人材のマッチング会社「TryMam」を設立。バイタリティあふれる活動で、山梨の女性を輝かせる仕組みを次々とつくりだしているパワフルなママ起業家です。

ママたちの得意を活かしたい

マンマメルカートのスタートは、たくさんのママとの出会いからでした。結婚後、3人の子育てをしながらパン作りの教室をしていて、さまざまなママたちと出会い、なかには得意なものやスキルを持っている人もたくさんいました。だけどそれを活かせずにいる人が多いと感じたのです。

そこでハンドメイトしているママたちと一緒に自分たちでマルシェを開こうと動き出しました。7店舗、来場者数50人からスタートしたマルシェは、今では200店舗が出店し、5,000人が集まるイベントにまで成長しています。(写真：マンマメルカート2018の様子)

その中でママたちの得意なことやスキルを社会に活かし、それがお金になる仕組みをつくっていきたいと考えるようになり、NPOを起ち上げました。

 

お母さんの生き方が子どもの未来を広げる

NPOの最終的な目的は、子どもたちが個性を活かせる社会をつくること、子どもたちの未来を広げることです。

それにはママたち自身が自分の個性やスキル、経験を活かして自分のやりたいことに取り組み、夢を追いかけていくこと、楽しく生きていくことが大切だと思います。家で悶々としているなんてもったいないです。

お母さんの経験や生き方は、子どもたちにとても影響します。お母さんがやりたいことに頑張って取り組み、生き生きと輝いている姿は、子どもの夢や将来の選択肢を広げることにつながります。

NPOはそんなやりたいことに向かって頑張る女性を応援したいんです。『はじめの一歩を応援する』がNPOの理念です。起業や趣味を仕事にするために必要なことを学べるセミナーやイベントを開催したり、人や企業とつながる仕組みづくりしたり、新たな一歩を踏み出そうとする女性を応援しています。

 

時間に縛られない女性の働き方を提案

NPOを通してさまざまな方と出会い、たくさんのはじめの一歩を応援する中で、家事も育児も忙しい女性たちが時間に縛られずにフリーランスで働けたら、もっと持っているスキルを活かすことができるのではないかと考え、起ち上げたのが「TryMam」です。

さまざまなスキルを持っている女性と、そのスキルを必要とする企業などをマッチングさせ、自由で多様な働き方を提案していくことで、もっと女性は楽しく生きられると思います。

今は山梨の地域に密着した女性と子どもに特化した情報サイトを運営し、さまざまな情報を提供しています。今後は女性の新しい働き方を提案する講座なども開催し、活動の幅を広げていきます。

 

まずはやってみる。ダメなら戻ればいい

私は死ぬ時、すべてやってよかったって思って死にたいんです。そのために逆算思考で、これをいつまでにやろうと考えて取り組んでいます。このマインドはビジネスではもちろん、子育てなどすべてに通じると思います。

人はいつだって、自分の気持ち一つで学ぶことができます。自分が理想とするもの、やりたいことに向かって努力することが学びです。何かをはじめると苦労したり、傷ついたりすることもありますが、その分、楽しいこともたくさんあって仲間もできます。やってみてダメなら戻ればいいんです。

多くの女性が自分のやりたいことに向かって進み、楽しく生きられるように、私はその気付きを与えられる人、夢に向かって頑張る女性をいつも応援できる人でありたいです。これからも山梨の女性たちをもっと社会で活躍させ、生き生きと輝かせていきたいと思います。

 

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