更新日:2011年10月28日

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木造聖徳太子立像

今から1,400年余り前の飛鳥時代、「うまやの前で生まれた」「一度に10人の話を聞き分けた」などの伝説を残し、旧1万円札にその肖像が使われた聖徳太子。そんな太子の16歳像(御孝養像(ごこうようぞう))を御本尊としてまつっているのが小瀬町にある仁勝寺です。

 

聖徳太子像は高さが約115cm、ひのきの寄木造で、鎌倉時代の作品です。内ぐりをし、眼は水晶の玉眼をはめ込み、頭部は髪を中央で分けて左右にみずらを結び、胴部は衣の上に袈裟(けさ)をまとい、両手を曲げています。左手に柄香炉を、右手に蓮華を持っていたと思われますが、現在は両方とも失われています。衣の一部には朱色が残され、截金(きりがね)による鳳凰(ほうおう)丸文が数か所に施されています。

また、靴を履き、畳座の上に直立した姿は「天皇病み太子衣帯をとかず日夜看病し給う。香炉を持してひたすら祈る」(太子伝)と伝えられ、その姿をかたどって造られたとも解釈されています。

昭和5年の修理の際に、躰内には紙人形(胎内仏)が収められていることも確認されています。また、平成19年度には浮き上がってきた下地の補修や発生したかびを取り除くための修理が行われています。

もともとは、京都のお寺にあったものと伝えられ、どのような縁で仁勝寺に納められたのかは不明ですが、平安時代の流れをくむ作風を伝えている貴重な彫刻作品です。

  • 区分…国指定文化財(彫刻)
  • 指定日…昭和4年4月6日
  • 場所…小瀬町406

 

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