更新日:2012年7月18日

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旧上九一色郵便局

明治4年3月1日、東京~大阪間で郵便制度が開始されました。
甲府に郵便取扱所(現在の郵便局)ができたのは同年12月、柳町の加藤源六郎宅でした。

当時、県外への郵便は、江戸時代より「魚の道」として利用されていた中道往還を通り、東海道吉原駅(静岡県富士市)を経由して全国へ配送されていました。

明治7年7月、県下各地に郵便取扱所が設置され、上九一色村土橋助右衛門宅に「古関郵便取扱所」(後の上九一色郵便局)が開設されました。
明治45年7月、建替えに際し土橋家から往還沿いへ移転し、三代目局舎として新築されたものが今日残っている建物です。


画像:旧上九一色郵便局

木造二階建・瓦葺(かわらぶき)で、外壁は下見板張り、上げ下げ窓や軒下飾りなどに洋風の意匠を凝らしてあります。玄関軒下の破風板や軒下飾りに「〒」のマークが彫られ、銅版製鬼瓦にも「〒」のマークを入れるなど、ユニークな意匠を見ることができます。この局舎は第四代局長土屋喜一さんが設計し、自家の山林から良材を選んで頑丈に建てたため、関東大震災のときもひび一つ入らなかったといわれています。


画像:旧上九一色郵便局の郵便マーク

ほとんどの建物が草葺屋根であった当時、瓦葺でハイカラな洋館風建物は、ひときわ人目を引く存在でした。昭和40年、新局舎建設により、その役割を終え、現在は空き家となっていますが、建築以来100年の歳月を経てもなお、静かな山里風景の中にとけこみ、モダンでおしゃれな雰囲気をかもし出しています。

  • 区分…国登録有形文化財
  • 指定日…平成8年12月26日
  • 場所…古関町

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