更新日:2014年7月24日

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塩澤寺(えんたくじ)地蔵堂

湯村温泉郷を見下ろす湯村山中腹に位置する福田山塩澤寺は、大同3(808)年、弘法大師(空海)が開山した由来を持つ真言宗の寺院です。

塩澤寺地蔵堂
画像:昭和32(1957)年の解体修理によって復元された地蔵堂。

「厄地蔵さん」の名前で親しまれ、毎年2月13日から14日にかけての祭礼では、大勢の参拝客で賑(にぎ)わいます。
弘法大師を模して造られた本尊は、高さ約1.5mの石造りの地蔵菩薩坐像(ぼさつざぞう)(県指定文化財)であり、室町時代以前に造られました。

地蔵堂は、本尊の覆堂(おおいどう)として湯村山の岩盤を平らにして建立されました。
直径約25cmの丸柱が使われ、桁行(けたゆき)4間(7.27m)、梁間(はりま)3間(6.36m)、屋根は寄棟造りで、現在は銅板葺(ぶき)です。
建立年代が分かる棟札などはありませんが、屋根の軒を支える組物(斗(ます)・肘木(ひじき)・木鼻(きばな))などの建築様式から、室町時代末期の建立とされていました。しかし、最近の研究では江戸時代初期の建物と考えられています。

堂内は本尊が安置されている内陣と、前面の外陣(参拝所)に分かれます。長年の護摩祈祷(とう)により柱から天井まで真っ黒に煤(すす)け、歴史と人びとの信仰の深さが感じられます。

地蔵堂から出ると、甲府盆地の風景と南アルプスが望めます。境内の裏手には、14世紀代の年号が刻まれた無縫塔(むほうとう)と板碑(いたび)(県指定文化財)、山門横には、東西30mに枝がのびる舞鶴の松(県指定天然記念物)が見られます。さらに門前東側には、湯村温泉最古の杖(つえ)の湯跡など弘法大師開湯伝説があります。

多くの歴史を秘めた塩澤寺には、現在も参拝者が絶えません。

  • 区分…国指定文化財(建造物)
  • 指定年月日…昭和24年2月18日
  • 場所…湯村3-17-2

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