更新日:2016年8月29日

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甲州枡

分量を計る道具として使われている「枡」。現在の一升枡(約1.8ℓ)は「京枡」と呼ばれていたもので、この大きさに定まる以前は地域によってさまざまな一升枡がありました。

甲斐国で使われていたものは「甲州枡」と呼ばれ、1升の容量は京枡の3倍の約5.4ℓもありました。
そのため、三升枡や大枡、信玄枡、鉄判(かなばん)などとも呼ばれました。

甲州枡
画像:(左)京枡(方約15cm、深さ約8cm)・(右)甲州枡(方約23cm、深さ約10cm)。市民俗資料館に展示されています。

また、甲州枡にはほかに、一升枡の4分の1の「端子(はたご)」、端子の2分の1の「半宣旨(なからせんじ)」、さらにその2分の1の「小(こ)半宣旨」と容量の異なる枡が4種類あり、穀物類の計量に用いられるなど、当時の人びとの生活には欠かせないものでした。

甲州枡の創始は武田氏時代といわれています。
武田家から枡職を公認された細工師・小倉(こごえ)惣次郎の子孫は、枡屋と号して、工町(現在の中央5丁目)で枡を作りました。内側4面と底に枡屋の焼印が押された枡に、鍛冶職・斎木氏が鉄具を取り付けた後、枡の外側に斎木氏の焼印を押したものが甲州枡です。

甲州枡内側
画像:甲州枡の内側4面と底に押された枡屋の焼印

甲州枡外側
画像:甲州枡の外側に押された斎木氏の焼印

江戸時代に京枡が公定枡に定められ、江戸をはじめ諸国で京枡の使用が義務づけられましたが、甲斐国では、幕府から特別に甲州枡の使用が認められていました。

ちなみに、新荒川橋にある「ふれあい」というモニュメントの中央部の四角形は、甲州枡をかたどっているそうです。

ふれあい
画像:新荒川橋にあるモニュメント「ふれあい」

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