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更新日:2019年3月20日

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甲府市自治基本条例推進研究会 第二専門部会(平成23年1月21日)

開催日時

平成23年1月21日(金曜日)午前10時~午前11時15分

開催場所

相生仮庁舎4号館2階会議室

出席者

  • 推進研究会委員(条例推進第二専門部会)4名
    石原希美委員/輿石修委員/廣瀬集一委員/依田敏夫委員
  • 事務局
    中村政策課長/宮川課長補佐(議会事務局)/砂長係長(政策課)/堀内係長(政策課)

傍聴者

条例推進第一専門部会委員3名

甲府市自治基本条例推進研究会条例推進第二専門部会

  • 開会
  • 部会長あいさつ
    依田部会長があいさつ

以降、議事進行を事務局より、依田部会長に引継ぎ

議事内容

【部会長】
本日は、2回目の第二専門部会ということで、第4章についてのまとめを行なうことになります。検証作業にいつまでも時間がかけられるというわけではないので、委員の皆さんの活発な議論をお願いしたいと思います。
では、自治基本条例第4章・資料等について事務局から説明してください。

【事務局】
はじめに、昨年の年末に予定しておりました専門部会について、事務局の都合により急に延期させていただきました。委員の皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
最初に、前回の第二専門部会の経過について報告させていただきます。前回の第二専門部会では自治基本条例第4章について、第13条から第17条までのすべてにおいて逐条審議を行い、委員の皆様からは条例の内容についての修正は特段認められないとの検証結果をいただきました。
しかし、条文については、現在の言い回しや表現では説明が不足している部分があるとのご指摘をいただきました。また、自治基本条例をどうすれば具体的に活かしていくことができるのか検討する必要があるというご意見もいただきました。以上が、前回の第二専門部会の経過になります。
次に、第一専門部会の経過報告をさせていただきます。昨年12月17日に開催した第一専門部会では第4章の第13条から第6章の第25条までを審議しました。第一専門部会での第4章の検証について、市民には難しい表現や言葉が条文のなかにある、市民にわかりやすく説明するということに関連して、反問権(逆質問権)の有効性や市議会・議長が議会を招集する権利の追加などを検討したらどうかという意見がありました。詳細については、会議録(要旨)を甲府市ホームページに掲載していますので、ご覧ください。
続いて、本日の資料について説明させていただきます。事前に配布させていただいた資料は2点あります。
「自治基本条例・第4章検証資料」は、前回の会議のときに使用したものに委員の皆様からいただいた意見等を追加したものになります。追加した部分については文字が斜体になっており下線が引いてあります。
「参考資料・議会基本条例について」は、参考資料として用意させていただきました。こちらには、山梨県内で初めて制定された昭和町の議会基本条例逐条解説も添付させていただきました。
また、本日追加させていただいた資料は、前回の会議において意見をいただきました「名誉」及び「誇り」という言葉について、その言葉の意味を記載させていただいております。
以上が事務局からの説明となります。ご審議をよろしくお願いいたします。

【部会長】
事務局より説明がありましたが、前回会議で検証した資料に追加されている内容等があるということです。では、本日は前回会議を欠席した委員の方もおられることから検証内容をまとめるという意味でも、もう一度逐条審議という形で検証を進め、皆さんの意見をまとめていきたいと思います。
まず、第13条について、ご意見等をお願いします。

【委員】
第13条の検証については、議員発議による議員定数の削減や政務調査費の減額などの実績を検証資料として記載するのは良いと思います。しかし、実績だけではなく自治基本条例をこれからどのように活かしていくのかという部分についての検討が必要であり、そのためにも条例体系(自治基本条例の構造図)の整備が不可欠だと思います。また、個別条例制定のための仕組みを自治基本条例のなかで定義することも提案したいと思います。

【部会長】
条例体系及び個別条例制定についての議論は、全体会である条例推進研究会としての検討課題ということになるのではないかと思いますが、事務局の判断はどうでしょうか。

【事務局】
部会長が考えているとおり、自治基本条例全体に関連する事項ということであれば全体会である条例推進研究会で審議・検討するのが良いと思いますので、全体会の中で意見として取り扱うようにするべきではないかと考えます。

【部会長】
今日の会議は、自治基本条例の第4章・議会部分を検証するということが会議の主旨となるので、条例全体に関連する事項は全体会議において意見を出していただくということでよろしいでしょうか。ですので、本日は第4章検証についての取りまとめを優先していただきたいと思います。

【委員】
第13条の2の政策論議という部分についてですが、議員提案ができるように政策論議の場を設ける必要があると考えます。
他都市の事例を見ますと、全体協議会以外に政策論議する場を設けており、そこで政策課題等を自由に議論しているそうです。甲府市でも政策論議が自由に行なえる場が設定できればよいと考えます。

【部会長】
今の意見については、条例自体を変更するということではなくて、意見としての提案事項ということでよいでしょうか。

【委員】
これまでは実績を検証しながら審議してきたわけですが、全体会の名前にもなっているように自治基本条例を推進する意味でも、提案や意見の部分も議論していくべきだと思います。

【事務局】
自治基本条例に対する意見や提案についても、委員の方に議論や審議していただくことは推進研究会全体の主旨でもあります。ですので、今回いただいた意見等をまとめさせていただき、第二専門部会の意見として全体会へ提出させていただく予定となっております。

【委員】
議員提案や政策論議の充実を図るための活動を積極的に推進していく意見には賛成です。
しかし、議員定数削減については、議員提案という実績は評価してよいと考えますが、定数削減については反対意見があることを追加させていただきます。

【部会長】
政策論議については、いままでも検討してきたが、実質的な部分については結果としてなにも進展していないという状況になっている。今回、意見として提案していただいたこの部分については、議員自身の資質向上ということにもつながってくると思います。
また、議員定数については、今後も継続して検討していく必要があると思います。
第13条についてはよろしいでしょうか。では、続いて第14条・15条について意見等をお願いします。

【部会長】
情報公開の手法について、新しい方法として議会のインターネット中継や動画の配信ができるように推進するということを意見として残した方がよいと思います。
また、市民にわかりやすく説明する責任の部分では、議会報告会についての検討をはじめていく時期ではないかと思います。

【部会長】
時代の流れとして、インターネット中継や議会報告会は必要になってくると思います。これらについては議会改革ということにも関連することなので、第二専門部会としての課題として取り上げていくべきであると思います。
その他に、なにかありますか。

【委員】
情報公開に関連して、常任委員会の会議や会議録の公開についても、課題として検討していく必要があると思います。

【委員】
常任委員会の公開については、いずれ避けては通れない課題となってきていると感じます。部会の意見として取り上げ、検討課題として残していただきたいと思います。

【部会長】
いままで出た意見は、自治基本条例検証の論議のなかで出された意見なので、部会としての参考意見または提案ということで取り上げていただきたい。今回の検証では、それをすぐに実行するということではなくて、さまざまな関係機関とも協議しながら推進してもらいたいと考えます。
第14条・15条について、他になにかありますか。ないようですので、第16条・17条に進みたいと思います。

【部会長】
前回会議で、第16条のなかで使用している「名誉」という言葉について、「誇り」という言葉の方が適切ではないかという意見があったため、事務局から言葉の意味を調べた資料が提出されています。この件についての意見をお願いします。

【事務局】
前回の「名誉」という言葉の意味については、「名高いこと、有名」という意味で議論されていたと思います。しかし、「名誉」という言葉のなかには、「道義的尊厳、すなわち人格の高さに対する自覚」という意味があり、条文のなかで使用されている「名誉」についてはこちらの意味があてはまると考えられます。
また、「誇り」については「自慢に思うこと」が言葉の意味として定義されておりますので、条文の意味としてはニュアンスが若干違うと思います。

【委員】
条文の言葉としては「名誉」がよいと思います。ただし、「名誉」という言葉に対しての意味を明確に記すことにより、言葉の意味に誤解が生じないと思いますので、検討をお願いします。

【委員】
私も「名誉」という言葉に賛成です。自治基本条例には「条例と解説」という条文を逐条解説した資料があります。この資料の解説部分に「名誉」の意味を追加すればよいと思います。

【事務局】
前回及び本日審議していただきました今回の件については、第二専門部会の提言としてまとめさせていただきます。

【部会長】
その他に、第16条、第17条について、なにか意見等はありますか。

【委員】
第17条の2には、「事務局職員の知識と能力の向上を図ります」とあります。資料には議会事務局職員の職場研修の実績について掲載されていますが、これからは、議員、議会事務局職員、法制課職員など関係する部署と合同で研修会を開催し、資質向上に努めるべきだと思います。このことについては、検討課題としていただきたい。

【部会長】
条例の解説部分にそのことを追加して、説明するということでしょうか。

【事務局】
条例の検証は条例内容について審議することになりますが、検証のなかでいただいた条文に含まれる意味や関連する意見・提案については、条例解説において、追加や補足をしていくことが可能だと考えております。また解説を踏まえて具体的にどのようにするのかという方策については、条例解説とは別に検討課題として管理していくことも必要ではないかと思います。

【部会長】
いろいろと意見を出してもらいましたが、これらの意見等については解説や課題としてまとめていくということでしょうか。

【事務局】
解説に追加する事項や、それとは別に提案などの課題として検討する事項については別出しで管理して、第二専門部会の提言としてまとめていきます。部会としてまとめるにあたりましては、委員の皆さんに諮りたいと考えております。

【委員】
確かに、条例解説部分を変更していくということで、推進研究会として検証を行った経過が残ることになり、わかりやすいと思います。

【事務局】
今回の自治基本条例検証の主旨としては、条例が現在の社会状況に対応しているかどうかを検証することですので、条例内容についての解説を時代に合う形に変更することは必要であると考えます。

【委員】
議会基本条例についての参考資料が出ていますが、今回の検証において議会基本条例を策定する、しないという結論を出すのでしょうか。

【部会長】
第二専門部会での検証目的は、自治基本条例の第4章・議会部分となっています。甲府市自治基本条例はすでに議会部分を含んでいるため、検証という意味では議会基本条例をつくる、つくらないという議論は適切ではないと考えます。

【委員】
最後に意見として、条例の体系化を条例本文に追加していくことを提案させていただきます。

【事務局】
ご意見として、承りました。意見をまとめるなかで出させていただきます。

【部会長】
いろいろと意見を出していただきました。まとめると、基本的には、条例本文についての変更は認められないが、解説部分についての説明は部会として審議した意見をまとめるなかで修正・追加していくということになります。

【事務局】
本日の会議内容を踏まえて、第二専門部会の皆様には検証結果をまとめた内容について意見等をいただきたいと考えております。意見の集約には郵送による方法でまとめさせていただき、最終的に部会長と調整させていただきたいと考えております。
また、次回は条例推進研究会として全体会の開催を2月下旬頃に予定しております。確定しだい委員の皆様にはお知らせいたします。

【部会長】
それでは日時が確定しだい、各委員にお知らせするということでお願いします。
では、第二専門部会はこれで終了となります。

【事務局】
依田部会長ありがとうございました。委員の皆様には長時間に渡り、活発な討議をありがとうございました。

閉会

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