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更新日:2022年3月10日

「食」の省エネ

フードマイレージ

画像:フードマイレージ計算式

フードマイレージとは、「食べ物の輸送距離」を意味し、重さ×距離で表します。さらに輸送手段ごとの係数をかけることで、CO2排出量を右の式のように求めることができます。簡単に言うと「遠いところ」から「飛行機」で運ばれた食べ物は、輸送に多くのエネルギーを使っています。日本は食料自給率が低く、食べ物を輸入に頼りがちです。そうなると、必然的にフードマイレージも大きくなります。

 

グラフ:フードマイレージの輸入相手国別比較

右図は、各国1人あたりフード・マイレージの輸入相手国別比較のグラフです。(出典:農林水産政策研究第5号及び全国地球温暖化防止活動推進センター)

日本は1人あたりのフードマイレージが大きく、その半分以上がアメリカからの輸入によるものです。地元で収穫された野菜等を使用することで、CO2の排出量を削減していきましょう。

 

 

エコ・クッキング

エコ・クッキングとは、環境のことを考えて「買い物」「料理」「片づけ」をすることです。毎日行うことだからこそ、小さな心がけが大きな成果につながります。具体的に、どのようなことに気をつければよいか、紹介していきます。

買い物

1.フードマイレージ

上にもある通り、遠くから運んでくる食材はそれだけエネルギーをたくさん消費しています。なるべく地元で生産された食べ物を選んで、地産地消に取り組んでいきましょう。

2.旬の食材を選ぶ

旬の食材は、おいしいだけではありません。例えば、夏が旬のトマトを冬の温室で作ると、10倍ものエネルギーが必要になります。旬の食材は環境にも優しい省エネルギーな食材でもあるのです。

3.ゴミになるものを買わない

ペットボトルや缶、ビンなど、年間を通して考えるとかなりの量の容器を使っています。買い物の時に、本当に必要なものかどうか、自分に問いかけてみましょう。

料理

1.食材をぜんぶ使い切る

野菜はきれいに洗って食べられる皮や葉、くきなどは捨てずに使います。いつもは捨ててしまっている皮やその近くには香りや味、栄養もたっぷりです。捨てないことによってゴミが減るだけでなく、食材が本来もっているおいしさに気づくはずです。

2.食べられる量を盛りつける

食べ残しはごみを増やす要因になってしまいます。食べられる量をきちんと考えてから盛り付けをしましょう。

3.エネルギーを上手に使う

やかんや鍋は、水滴を拭いてからコンロにかけると効率が約2%アップします。火を使うときはやかんや鍋の大きさに合わせて火加減を調節しましょう。炎が鍋底からはみ出さないくらいが目安です。同時調理をするのも省エネになります。パスタなどをゆでる時には具材も一緒に茹でることで、エネルギーも時間も節約できます。

片づけ

1.油汚れの食器は重ねない

油で汚れた食器を重ねると全体がベタベタになってしまい、洗う手間も洗剤の量も増えてしまいます。

2.鍋や皿の汚れは洗う前に拭き取る

拭き取りには古い布や料理で出た野菜くず、いらない紙などを使うと、使う水と洗剤の量を減らすことができます。

3.米のとぎ汁やゆで汁は洗い物に使う

米のとぎ汁や、麺類・野菜のゆで汁は食器や鍋の下洗いに使いましょう。

4.洗いおけを上手に使おう

使い終わった食器はすぐに水に浸しておくと汚れが落ちやすくなるので、洗いおけを有効に使いましょう。

 

※エコ・クッキングは東京ガス株式会社の登録商標です。

「食」に係る機器の省エネ

以下では、「食」に係る機器についての具体的な省エネの取り組みを紹介していきます。

機器名

項目

CO2削減量

(kg/年)

電気等削減量

(電気:kWh/年,ガス:m3/年)

節約金額

(円/年)

電気冷蔵庫

ものを詰め込みすぎない。

15.3kg

43.84kWh

960円

無駄な開閉はしない。

3.6kg

10.40kWh

230円

開けている時間を短く。

2.1kg

6.10kWh

130円

設定温度は適切に。

21.6kg

61.72kWh

1,360円

壁から適切な間隔で設置。

15.8kg

45.08kWh

990円

ガス給湯器

食器を洗うときは低温に設定。

20.0kg

8.80m3

1,210円

電子レンジ

野菜の下ごしらえにガスコンロではなく電子レンジを活用。

葉菜(ほうれん草、キャベツ)の場合

14.3kg

ガスコンロ

8.32m3使用

1,150円負担

電子レンジ

13.21kWh使用

290円負担

節約金額

860円

果菜(ブロッコリー、カボチャ)の場合

15.4kg

ガスコンロ

9.10m3使用

1,260円負担

電子レンジ

15.13kWh使用

330円負担

節約金額

930円

根菜(ジャガイモ、里芋)の場合

13.9kg

ガスコンロ

9.48m3使用

1,310円負担

電子レンジ

22.01kWh使用

480円負担

節約金額

830円

電気ポット

長時間使用しないときはプラグを抜く。

37.6kg

107.45kWh

2,360円

ガスコンロ

炎がなべ底からはみ出さないように調節。

5.4kg

2.3m3

330円

食器洗い乾燥機

使用する時は

まとめ洗いを。

2.0kg

手洗い

ガス81.62m3使用

水道47.45m3使用

22,080円負担

食器洗い乾燥機

電気525.20kWh使用

ガス10.80m3使用

14,020円負担

節約金額

8,060円

(出典:(財)省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典2012」)

※数値に関しては、使用環境に影響を受けます。

上記数値算出のための使用条件

機器名

項目

使用条件

電気冷蔵庫

ものを詰め込みすぎない

詰め込んだ場合と、半分にした場合との比較

無駄な開閉はしない

JIS開閉試験(冷蔵庫は12分毎に25回、冷凍庫は40分毎に8回で、開放時間はいずれも10秒)

開けている時間を短く。

開けている時が20秒間の場合と、10秒間の場合との比較

 

設定温度は適切に。

周囲温度22℃で、設定温度「強」から「中」にした場合

壁から適切な間隔で設置。

上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合との比較

ガス給湯器

食器を洗うときは低温に設定。

65Lの水道水(水温20℃)を使い湯沸し器の設定温度を40℃から38℃にし、2回/日手洗いした場合(使用期間:冷房期間を除く253日)

電子レンジ

野菜の下ごしらえに電子レンジを活用。

100gの食材を、1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合

(食材の量等により異なります。)

電気ポット

長時間使用しないときはプラグを抜く。

ポットに満タンの水2.2Lを入れ沸騰させ、1.2Lを使用後、6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較

ガスコンロ

炎がなべ底からはみ出さないように調節。

水1L(20℃程度)を沸騰させる時、強火から中火にした場合(1日3回)

食器洗い乾燥機

使用する時はまとめ洗いを。

給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器えお使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合との比較

〇手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日

 

省エネ効果の算出根拠

金額換算係数

〇電気22円/kWh[平成16年2月(社)全国家庭電気製品公正取引協議会新電力料金目安単価(税込み)]〇ガス138円/m3[平成23年版ガス事業便覧13Aのガス料金平均単価より〇灯油80円/L[石油情報センター給油所石油製品市況調査全国平均灯油(店頭)価格(平成22年度平均)]]〇水道228円/m3[平成16年2月(社)日本電機工業会新水道料金・下水道使用料]

CO2換算係数

〇電気0.350kg/kWh[電気事業における環境行動計画2011電気事業連合会]〇ガス2.277kg/m3[地球温暖化対策の推進に関する法律施行令(第3条)、ガス事業便覧(東京ガス等の13Aガス発熱量)より]

お問い合わせ

環境総室環境政策課温暖化対策係

〒400-0831 甲府市上町601番地4

電話番号:055-241-4363

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