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更新日:2022年2月14日
甲州だるまは別名「横沢だるま」(旧横沢町でつくられたことから)ともいわれ、大神宮祭、厄除け地蔵尊祭などの縁日で売られる招福、厄除けの縁起物。赤達磨、子持ち達磨、甲陽金達磨、白達磨などの種類があります。
400年の伝統を持ち、気品・風格は日本一。武田信玄公がモチーフで、顔面の彫りが深く、鼻が高いのが特徴です。
目玉を下まぶた寄りに書き入れるために、神棚にまつったとき、拝む人と目が合うように見えることから「下見だるま」とも呼ばれます。
農業や養蚕業が盛んだったため、その豊作を願って繭の形をした白だるまをまつる風習が江戸時代末期に生まれました。
子孫繁栄を願って、腹に子だるまを抱いています。その子だるまに描かれた立派なひげには立身出世の願いが込められています。
だるまの面描き。
今も昔も一つひとつ手作り。
甲州市川の紙のこしが強かったので、顔の彫りを深くすることができたそう。
土台をつけ、貝粉を何回か塗り2日ほど乾かした後、ドロ絵の具で色を2~3回重ねて塗ります。
最後に面描きをして、乾かしてできあがり!
TEL・FAX 055-235-7760(大沼富士夫さん工房)