ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報オリジナルコンテンツ > 甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市 > GO!GO!市民レポーターが行く! > 2015年1月号“知るほど成るほど”達人への近道!?~消しゴムはんこ編~
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今回の達人は消しゴムはんこインストラクターのカサイユウコさんです。社会教育センターで催された『消しゴムはんこを作ろう』の講師として、“けしはんビキナー”である生徒さんたちに、やさしく、鋭く、カッコよく指導されていました。気軽に始められるけしはんだけに、思い違いや見逃してしまいそうな制作の基本とコツを伺いました。 |
消しゴムに彫ったはんこのことです。木版などよりも身近で手軽な素材、消しゴムで作れることから人気が高まっています。『けしはん』と略称で呼ばれることもあります。けしはん専用の消しゴムも売られています。
達人曰く「文具店などでほぼ揃いますよ」とのことでした。
★用意するもの★
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おおまかな手順を紹介します。カッター類を使用する際は手を切らないよう集中力を高めて行いましょう。お子さんが作る場合は特に注意してくださいね。
消しゴムの表面に付着している粉を、水洗い、またはあらかじめこねた「ねり消し」を押し付けて取っておきましょう。
彫りたい図案の上にトレーシングペーパーを重ね、シャーペン(線の太さが変わりにくい)で写し取り、写した面を消しゴムの上に伏せ、爪など固いモノでこすって図案を写しましょう。 |
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消しゴム表面の図案から外側の部分を数ミリ余裕を持たせ、カッターで切り落としましょう。 |
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デザインカッターの出番です。はんことして色づけたい図案部分を残すよう彫っていきましょう。このとき、消しゴムに刺しこむデザインカッターの刃は斜めに深く、刃の角度はそのまま固定し、反対の手に持っている消しゴムの方を動かしましょう。リンゴを丸いままむいていく要領で、カッターを持っている腕は固定します。 |
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彫りあがったらスタンプインクをムラなくつけて紙に押してみましょう。彫り残しがあったら、ねり消しを繰り返しはんこに押し付け、インクを取り除いてから彫り直し、完成度を高めましょう。 |
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「本当は、はんこを押してできた紙上の作品よりも、インクの色を付けた状態のはんこそのものが大好きなんです」と笑った達人。真っ白な消しゴムに浮かび上がった繊細かつ雅やかな模様を見れば納得です。 |
![]() ▲達人オリジナル作品(ハンコ本体) |
まずは楽しむこと、そして、目標を持つことが上達のカギなのです。「自分だけの素敵な作品を彫りたい」と、夢が広がり始めたら、あなたも達人の仲間入り…間近かも。 |
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※Eraser Stamp Works sol*hancoより提供
デザインカッターではなく消しゴムの方を回して彫るとは驚きでした。まずは寒中見舞いでけしはんデビュー、狙ってみます。親しみやすさと芸術性の高さを兼ね備えた消しゴムはんこの世界を見せてくださったカサイ先生、ありがとうございました。
今月の担当レポーター/功刀すみ子