午後1時19分 開議
○議長(小林淳光君)
これより本日の会議を開きます。
議場が大変暑いので御自由に上着をおぬぎください。
報告事項を申し上げます。
長瀬正左衛門君ほか9名から、甲議第5号甲府地方貯金局の存置に関する意見書提出についてが提出されました。
右は議事日程記載のとおりでありますから朗読を省略いたします。
次に、原田正八郎君ほか6名から、甲議第6号地方公営企業制度の抜本改正に関する意見書提出についてが提出されました。
右は議事日程記載のとおりでありますから朗読を省略いたします。
次に、休会中議長のもとに請願1件が提出されました。
右は各位のお手元に配付してあります請願文書表記載のとおり、建設経済委員会に付託いたしましたので御了承願います。
次に、甲府市議会委員会条例第11条の2の規定に基づき、上田英文君から「甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員会委員を一身上の都合により辞任したいので許可されたい」との申し出がありましので、本日上田英文君の辞任を許可いたしました。
右の補欠委員の選任については、日程第33で行いますので御了承顧います。
次に、河西富夫君は病気のため、荻原企画部長は公務出張のため、本日それぞれ欠席する旨の届け出がありました。以上で報告を終わります。
日程に入るに先立ち、7月8日の集中豪雨により発生いたしました被害の状況について、市長からその調査結果の報告をしたい旨の発言を求められておりますので、この際発言を許します。
河口市長。
(市長河口親賀君 登壇)
○市長(河口親賀君)
7月8日の集中豪雨の状況につきまして概要を御報告申し上げます。
まず、降雨量とこれによります被害の状況について申し上げます。
雨は当日午後3時前から降り出し、午後9時頃まで続き、午後9時現在で89ミリの降雨量となりましたが、この間、午後2時25分から3時25分までの1時間に、甲府気象台開設以来2番目と言われる1時間当たりの最大雨量73ミリという記録的な降雨量となりました。
この雨により市内各所において河川のはんらんが起こり国母、琢美、貢川、伊勢、東、相生、里垣、穴切の各地区を始めとして、道路、家屋への浸水被害が広がり、昨夜までの調査結果によりますと床上浸水149戸、床下浸水1,300戸、合計1,449戸の家屋の被害が確認されました。
なお、今回の集中豪雨に際し、まことに不幸なできごとでありますが、人身事故が発生し、小学生1名が行方不明になるという事態を招いております。
午後3時20分頃、大和町地内の市道塩部、堰線を通行中の相川小学校5年三嶋里津子さんが、折からはんらん中の水路に転落、行方不明となったもので、報告を受けた水防本部では、消防、警察及び地元学校関係者の御協力をいただいて、その捜査活動に全力を挙げておりますが、現在まで発見するに至っておりません。
次に公共施設等の被害状況につきましては、美咲下水路の一部に欠壊のあったほかは、小、中学校施設等に軽微な被害を受けた程度であります。
農作物関係の被害につきましては、果樹、野菜類、水稲等に大きな浸冠水があり、被害の総面積は304ヘクタール余り、金額にして2億8,800万円を超えるにいたっております。
次に、水防本部が行った応急対策について申し上げます。
7月8日当日でありますが、午後1時大雨雷雨注意報の発令を受けて午後1時10分、第一配備を発令、被害状況の把握と被害地からの連絡を受けて水防物資の供与等に当たり、7月9日は早朝から被害地の消毒作業に消毒班を送り、床上、床下浸水家屋を中心に周辺家屋等をも含めて昨日までに2,451世帯の消毒作業を実施し、本日もなお出動しております。
農作物被害に対する対応といたしましては、病虫害防除のための農薬購入費と果樹に対する樹勢回復用の肥料購入代につきまして、それぞれ3分の1の購入費補助を行なう方針であります。
次に、床上浸水世帯に対する生活必需品等の救援物資の支給につきましては、現在対象となる世帯を調査中でありますので、調査結果を待って対応してまいります。
以上が今回の集中豪雨における被害の状況と対策の概要でありますが、不測の災害に対し、地域住民の精力的な御協力をいただき、特に三嶋里津子さんの捜索作業に当たりまして、相川小学校のPTA関係者、地元自治会、消防団、警察、その他一般市民の皆さんから献身的な御協力をいただいておりますことに心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。
市当局といたしましても、今後の不測の事態に適格にかつ迅速に対応して、災害救助の万全を期してまいるため、この際防災組織の整備と充実を図って、市民の負託にこたえてまいりたいと存じますので今後一層の御協力をお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(小林淳光君)
これより日程に入ります。
日程第1から日程第4まで4案を一括議題といたします。
4案に関し総務委員会副委員長の報告を求めます。
総務委員会副委員長 長瀬正左衛門君。
(総務副委員長 長瀬正左衛門君 登壇)
○総務副委員長(長瀬正左衛門君)
御報告申し上げます。
去る5日の本会議において当委員会に付託された案件について6日委員会を開会、慎重に審査した結果について報告いたします。
議案第69号甲府市市立の高等学校及び幼稚園の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第86号請負契約の締結について(市立伊勢小学校改築(建築主体)工事)
議案第87号請負契約の締結について(市立湯田小学校改築(建築主体)工事)
議案74号昭和53年度甲府一般会計補正予算(2号)中所管分の4案については、いずれも当局原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの副委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
これより日程第1議案第69号から日程第3議案第87号まで3案を一括採決いたします。
3案に関する副委員長の報告は可決であります。3案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって3案は副委員長の報告のとおり可決されました。
次に日程第5から日程第9まで5案を一括議題といたします。
5案に関し民生委員長の報告を求めます。
民生委員長小林 匡君。
(民生委員長小林 匡君 登壇)
○民生委員長(小林 匡君)
御報告申し上げます。
去る5日の本会議において当委員会に付託された案件について6日委員会を開き、慎重に審査した結果を報告いたします。
議案第70号甲府市災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第71号甲府市母子家庭医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について
議案第72号甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
議案第74号昭和53年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中当委員会所管分については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
次に、請願第10号交通委員会設置については、甲府市交通対策協議会において前向きに検討することを要望し、不採択とすることに決しました。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
これより日程第5議案第70号から日程第7議案第72号まで3案を一括採決いたします。
3案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって3案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に日程第8請願書について採決いたします。
本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異義なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、日程第10から日程第20まで11案を一括議題といたします。
11案に関し建設経済委員長の報告を求めます。
建設経済委員長武川和好君。
(建設経済委員長武川和好君 登壇)
○建設経済委員長(武川和好君)
御報告申し上げます。
去る5日の本会議において当番負会に付託された議案・請願について6日委員会を開会、審査した結果について御報告いたします。
議案第73号甲府市農業共済条例の一部を改正する条例制定について
議案第76号から議案第81号までの市道路線の認定について
議案第84号、議案第85号請負契約の締結についての2案及び議案第74号昭和53年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中所管分の10案については、いずれも当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。
次に請願第12号、第16号、第14号の3件についてはいずれも願意妥当と認め採択するものと決しました。
なお、採択された請願については9月定例会で経過と結果の報告を求めます。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
これより日程第10議案第73号から日程第18議案第85号まで9案を一括採決いたします。
9案に対する委員長の報告は可決であります。9案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって9案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に日程第19請願書について採決いたします。
本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に日程第21から日程第26まで6案を一括議題といたします。
6案に関し水道委員長の報告を求めます。
水道委員長原田正八郎君。
(水道委員長 原田正八郎君 登壇)
○水道委員長(原田正八郎君)
御報告申し上げます。
去る7月5日の本会議において、当委員会に付託されました議案及び請願について、6日から8日まで3日間にわたり委員会を開き、上、下水道施設の現場視察も行う中で、慎重に審査した経過と結果についてご報告いたします。
まず議案第82号請負契約の締結について(大津終末処理場消化タンク建設工事)
議案第83号請負契約の締結について(大津終末処理場濃縮タンク建設工事)の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
また議案第74号昭和53年度甲府市一般会計補正予算(第2号)所管分及び議案第75号昭和53年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の2案についても、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
次に議案第92号甲府市水道条例の一部を改正する条例制定については、まず冒頭当局から、今回の料金改定の最大の要因として1つには増大する水需要に対処するための荒川ダム建設を含む第5期拡張事業が第4年目を迎え、着々と推進されてはいるもののこれらの資金の元利償還金が53年度からの3ヵ年で22億5千万円に達し、大きな財政負担となっていること。
2つには現行料金は50年度から52年度までの3ヵ年を見こして決定したものであり、53年度からは水の原価が料金単価を上回る。
その結果、53年度2億7千万円の赤字予算となり、55年度までには約16億円の赤字が予測され、企業努力や合理化だけでは解消される見込みがたたないことが主なものである。
なお、今回の改定額が前回の89.2%と率が大きく異なる点については、前回は7億円もの累積赤字を解消することが1つの値上げ要因であったためであるとの説明がありました。
これに対して委員会は、今回の改定に際しては市民の意見を聴く会、水道モニターからの意見の聴取、水道料金審議会への諮問と、市民の意向や意見を十分くみ入れながら、改定の提案がされている点に関しては一定の評価はするものの、水道事業は市民生活にとって必要不可欠なものであり、また料金値上げはその公共性から諸物価に与える影響の極めて大きいことに鑑みて、経費節減のための企業努力、事務の合理化の推進、市民サービスの徹底とその方策、便乗値上げ防止の具体策、有収率向上のための漏水防止対策等多方面にわたって論議を交わし、当局の考えを質しました。
まず今回の改定に際して水道当局は32.85%の値上げを市長に具申しているが、結果として30.39%の料金改定の提案となっている点については、当局から適正な水道料金の確保、健全なる企業の経営面から考慮すれば32.85%の値上げが必要ではあるが、水道料金審議会の答申においても、本市水道事業の財政実態から今回の値上げはやむを得ないと考えられるが公共料金としての性質や現在の不況と物価高のもとにおける市民生活を考慮して可能な限り低額に押えるべきである、との意見があり、市長もこの点を尊重し慎重に配慮する上で率を引き下げたものである。
率の引き下げ分は内部留保資金で行い、工事費等一般の予算は削減しない考えであり、サービス業務等への影響がないよう企業努力で補っていく。
また、これ以上の引き下げについては、企業の健全な経営等を考えると困難であり、これが限度である。
また、経費節減のための企業努力、合理化対策については、前回の改定以降各種方面に亘って積極的に取り組んできたが、3ヵ年におけるその実施内容は
1 職員定数の不拡大の徹底と機構の縮小を図った。
1 事務の効率化のための事務の流れの単純化、機械設備等の自動化、省力化、無人化、業務の外注及び委託化等に努めてきた。
また、
1 有収率の向上のために定期的、計画的な漏水調査及び修理、老朽管の敷設替え等に努めた結果、現在71.3%に達している。
1 一般会計から水道事業会計への繰り出しについても現在荒川ダムに関する経費など法に許される範囲いっぱいまで繰り入れている。
1 国の補助の拡大、充実の運動については、その1つの効果として荒川ダムに対する国の補助率が2分の1に引き上げられ、汚泥処理費の一部についても国庫補助が認められることとなった。
なお、市民サービスを欠くことのないよう慎重に配慮していくが、そのために工事指定店など委託業者の従業員の研修をも含む職員研修の徹低、技術の向上にも鋭意努めている、との答弁がありました。
次に、便乗値上げ防止策については、今回の水道料金は端的に言えはドラムかん1本に対して平均4円、最高6円の値上げである。このことを広報等で知らせるほか、消費者団体など市民組織を通じるなどあらゆる機会をとらえて市民に徹底し、さらに各種業界に対しても理解と協力を得るよう努力していく。
なお、公衆浴場については答申でも示されたとおり、家庭風呂をもたない世帯に対する公衆衛生上の施設を確保するためにも何らかの配慮を要すると思われるため、今後行政面による配慮を行っていきたい、との答弁がありました。
これに対して委員会は、水道料金改定に対する市民の理解を得るためのなによりの方策は、まず市民サービスに徹する姿勢が肝要である。
特に、第一線において市民と接する機会の多い工事指定店など委託業者に対する批判や不満は根強いものがあるため、水道局職員と同様に接遇等に遺憾のないよう万全を期し、また工事料金等についてもその明朗化を図るよう指導、監督の強化に努めるべきであるとの強い要望をいたしました。
そのほか、
1 経費節減のための企業努力については、なお一層徹底すること。
1 荒川ダムの建設については、県との連絡を緊密に行うなかでその推進に遺漏のなきよう努めること。
1 荒川ダム完成の時点までの補助水源については、十分確保し、公平な水の分配に努力し、住民に迷感を及ばすことのなようにすること。
1 漏水防止対策については、有収率が年々向上しておりその努力は十分評価できるが、今後は予算面においても配慮する上で更に一層の向上を図るよう方途を講ずること。
1 水道事業の公共性にかんがみて、公営企業としての健全な経営を確保するために、国庫補助率の引き上げ、企業債に対る利子の軽減と償還期限の延長及び公共性を確保するような公営企業法への抜本的改正を国に対して強く働きかけること。
を要望いたしました。
これら委員会の要望に対して、水道事業管理者から企業努力や市民サービスなどに特段の努力を傾注するなかで遺漏のない運営に努め、市民の期待に応えてまいりたいとの決意の表明があり、採決の結果全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
最後に、請願第13号水道補助管の敷設について、及び請願第
16号の2水路の改良工事促進についての2件は、いずれも願意妥当と認め採択するものと決しました。
なお、採択された請願については、9月定例会にその処理の経過と結果の報告を求めます。
以上で報告を終わります。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
これより日程第21議案第75号から日程第24議案第92号まで4案を一括採決いたします。
4案に対する委員長の報告は可決であります。4案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって4案は委員長の報告のとおり可決されました。
次に日程第25請願書について採決いたします。
本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に日程第4、日程第9、日程第20及び日程第26議案第74号昭和53年度甲府市一般会計補正予算(第2号)について採決いたします。
本案に対する各常任委員長及び副委員長の報告は可決であります。
本案は各常任委員長及び副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって議案第74号は各常任委員長及び副委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第27から日程第30まで4案を一括議題といたします。
4案に関し甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員長の報告を求めます。
甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員長小沢綱雄君。
(甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員長小沢綱雄君
登壇)
○甲府刑務所移転促進に関する調査特別委且長(小沢綱雄君)
御報告いたします。
去る5日の本会議において、議決により当委員会に付託された4案について10日委員会を開会、慎重に審査した結果について、御報告をいたします。
まず議案第88号請負契約の締結について(甲府刑務所新営工事(第1工区建築主体工事))
議案第89号請負契約の締結について(甲府刑務所新営工事(第1工区電気設備工事))
議案第90号請負契約の締結について(甲府刑務所新営工事(第1工区機械設備工事))
議案第91号請負契約の締結について(甲府刑務所新営工事(第2工区建築主体工事))の4案については、刑務所本体と宿舎の建築工事等の契約でありますが、委員会は4案の審査に関連して9千万円以下の工事契約についても、会社の規模等を含め資料として議会に提出するよう要望し、当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。
本特別委員会は、昭和50年6月定例会において発足して以来、今日まで3年有余にわたり甲府刑務所移転について超党派でその実現に努力をしてきましたが、末日ここに新刑務所の契約案件の報告ができましたことは、関係各位の日夜をわかたぬ努力のたまものであり、この機会に厚くお礼申し上げる次第です。
今後は、跡地利用、新刑務所周辺の整備等まだ幾多の所要事業が山積しておりますので、各位のなお一層の御協力をあわせてお願いするものであります。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
これより日程第27議案第88号から日程第30議案第91号まで4案を一括採決いたします。
4案に対する特別委員長の報告は可決であります。4案は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異義なしと認めます。
よって4案は特別委員長の報告のとおり可決されました。
次に日程第31甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会より中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際これを許します。
甲府駅近代化並びに交通問題に関する調査特別委員長小河原正平君。
(甲府駅近代化並びに交通問題に関する調査特別委員長小河原正平君 登壇)
○甲府駅近代化並びに交通問題に関する調査特別委員長(小河原正平君)
中間報告を行います。
甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員会の設置以来、本年6月13日開催されました第10回目の委員会までの調査の状況について御報告いたします。
本特別委員会は、50年6月定例会において甲府駅近代化と周辺の整備を図るために設置された甲府駅近代化促進に関する調査特別委員会の調査日的をもとに、さらに身延線の高架に関すること、市内の交通機能の整備、充実に関すること、の2項目を調査目的に追加し、51年9月定例会において設置されたものであります。
設置以来今日まで委員各位の御協力をいただきながら計10回に亘って委員会を開き、慎重に調査活動を進めてきましたが、その調査の概要について順次御報告いたします。
まず、甲府駅近代化並びに周辺地区の再開発事業については、「昭和47年7月に県、市、商工会議所及び関係諸団体などにより「甲府駅近代化促進委員会」が結成され、その具体化のためのマスタープラン「甲府駅及び駅周辺地域近代化整備構想」が策定され、これに基づいて地元への説明会、国鉄当局への促進のための働きかけなどを精力的に行ってきたところであり、また市議会としても47年
10月及び50年6月に設置された甲府駅近代化促進に関する特別委員会、さらに本特別委員会と継続的に鋭意努力してきたことは既に御承知のとおりであります。
しかし、その後のオイルショックによる経済不況、国鉄当局の財政状況、客貨分離及び中央新幹線等の諸問題がネックとなり、一時的に停滞していましたが、昨今、山梨国体の61年開催が決定されたことによって再度その気運が急速に高まり、なお市長も国体開催にむけて駅近代化等に邁進する旨強い決意を示すとともに早急に国鉄当局との交渉、促進委員会の名誉会長である田辺知事への協力要請等精力的に取り組んでいくとの姿勢が示されました。
また、本特別委員会としても、来年6月に隣県松本駅の改築及び周辺地域の整備状況を視察するなど具体的に調査してきたところでありますが、こうした一連の調査の過程で明らかにされた内容として、まず国鉄側の意向としては、
1 駅舎改築については駅舎のみではなく、「甲府駅等の拠点駅は駅ビル方式」であること。
1 中央新幹線構想については、当局考慮に入れなくて良いこと。
1 客貨分鮭、すなわち貨物駅移転について勘案しなくて良いこと。等であります。
また当局から、国鉄当局に対しては、61年国体開催を目途に改築するよう強く要請しているところであるが、第1に国鉄、市、県、商工会議所等が一体となって、これが対策に取り組むことが肝要であるので、なお一層努力するとともに、この事業の促進に際しては市民の熱意や意欲が欠くべからざる要素であるので、市民の理解と協力を得るよう、この面に特段の努力を傾注していく旨明らかにされました。
なお、当面は市及び国鉄双方が具体的な実施内容を検討し、それに基づいて協議を重ねていくとの説明がありました。
委員会は、駅近代化並びに周辺地域の再開発問題が1歩前進してきた点については評価するものの、61年山梨国体が実現の絶好のチャンスであることを特に指摘し、促進委員会事務局の強化拡充を図りながら時機を失することなく具体的かつ積極的に運動を展開するよう要請しているところであります。
次に、身延線の高架問題については、昭和50年12月に3万8千人からの署名による高架促進のための陳情書が身延改善促進期成同盟会の会長である市長並びに建設省、国鉄に対して提出され、以来、甲府市東南部の開発と本市将来の均衡ある都市的発展のためその実現が望まれてきたものでありますが、委員会は高架によるメリット、デメリットの把握、及び推進のための具体的方策等について先進地である静岡市を視察するなかで今日まで慎重に検討を加えてきたところであります。
国鉄線高架事業は、都市計画事業の一環として建設省が主体となって推進する事業であり、また先進地の状況から勘案しても推定事業費300億円、10年以上の期間を要す大規模な事業であります。
このため当局は、署名による住民意思は十分尊重するとしながらも、具体的な県並びに国等に陳情し、また市としても責任ある方策を講じていく前段階として、独自で市民の意向を的確に把握したいとして52年10月から11月にかけて特に高架による騒音、電波障害等の各種公害の影響を直接的に被る身延線沿線住民を対象にアンケート調査を実施いたしました。
集約の結果は高架に賛成16%、反対53%、よくわからないが31%という数値を示しましたが、委員会はこれらの調査結果と署名薄による住民の意向とは大きくかけ離れている点を指摘し、さらに広範囲かつ詳細な調査を要請してきたところであります。
これに対し当局は、身延線高架促進のための所管部を都市開発部として位置づけ、これに対処することにし、市民の意向の十分なる把握のために今年度再度調査を実施し、その結果を踏まえて慎重に対策を講じていくとの姿勢が示されました。
なお、現在進捗中の都市街路、上阿原町寿町線と身延線との関連については、当局から街路事業は42年認可の事業であり、身延線高架問題はその後生じてきたものであるので当然そこには矛盾はあるが、当面都市街路が鉄道をまたぐかっこうで建設を進め、身延線高架線具体的見通しの明らかになった時点で再度検討し直していきたい旨明らかにされました。
最後に、市内交通機能の整備充実に関しては特に市内の通勤通学時における交通渋滞の著しい状況から、その実情の調査と解決策の検討に重点をおき調査を進めてきたところであります。
まず、第3次として行われた朝日町の交通規制のうち本市で初めての読みであるバス専用レーンの設定については、大量公共輸送機関としてのバスを優先し、これによってマイカーを減少させ交通の暖和を図ろうとするものであり、毎朝7時30分から9時までの時間帯にバス専用レーンを設けたものであります。
また、朝日、新紺屋小学校地域の交通事故防止のために同時に交通規制も行われてきましたが、これらに対し、地域からは商業活動の阻害、住民と公委員会等との対話不足による住民の意向無視、交通渋帯の偏重等を理由に一部規制暖和が要請され、特にバスレーン設定に関しては特定の地区の実施であり、その効果が懸念されてきたところであります。
委員会はこれらの諸状況を踏まえるなかで、市当局が住民の意見、要望を十分斟酌し、公安委員会当局等へ反映されるよう強く要請し、また効果についても合理的かつ科学的に分析し、把握されるよう要望いたしました。
なお、実施後の調査結果によりますと、以前より交通事情の緩和が図られ、結果的に効果があらわれてきたとの報告を受けております。
次に市内でも特に通勤、通学時の交通渋滞の著しい荒川橋付近の交通状況についても、現地視察、金沢市等先進進都市の視察を精力的に実施する中でその対策のための調査を重ねてきましたが、結論的にはこれが抜本的解消策としては道路、橋梁の新設改良以外になくこれによる交通体系の樹立が急務とされながらも応急策としてのバス停の位置の変更、荒川橋下の道路整備、堤防道路への横断歩道の新設等を当局に提示し、その実現方を要望してきたところであります。
なお、本年4月24日より29日までの間、県公安委員会は荒川橋付近の交通規制を試行したところでありますが、付近住民からのこれが試行に対する批判や不満が強く、また委員からも当局は地元の意向を十分尊重して実施するよう公安委員会に要請すること、さらに道路の整備拡幅、またこれに関連する付近の区画整理事業を実施するなど抜本的、総合的な交通対策を構ずることなどの意見が出されました。
以上が、今日までの調査の大要でありますが、これはいずれも大規模かつ市民生活にとって欠かすことのできない諸事業であるため、当局は一層精力的かつ前向きに取り組み、これら諸問題の進展を期するよう特に要望し、また、特別委員会といたしましても、諸情勢を踏まえ今後も積極的に調査活動を進めてまいる所存でありますので、議員各位におかれましてもなお一層の御協力を賜わらんことをお願いし、中間報告とする次第であります。
以上で中間報告を終わります。
○議長(小林淳光君)
以上で報告は終わりました。
ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
次に日程第32甲議第4号甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査に要す経費の額の追加についてを議題といたします。
小河原正平君から提案理由の説明を求めます。
(小河原正平君 登壇)
○小河原正平君
提案理由の説明を申し上げます。
昭和51年10月5日の本会議に甲議第10号をもって地方自治法第100条の規定による甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査を行うことを議決しましたが、その際同条第11項に基づき、未調査の議決の要件である調査経費について、甲議第10号により議決した額(100万円)先ほど中間報告申し上げましたように、甲府駅近代化促進問題がクローズアップされてまいりましたので、それらをふまえてさらに精力的な調査が必要な状況でありますので、100万円を追加し200万円と定めるものであります。
以上が提案理由でございます。
○議長(小林淳光君)
以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
おはかりいたします。
本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第4号は提案のとおり可決されました。
次に日程第33特別委員会の補欠委員の選任についてを議題といたします。
おはかりいたします。
甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員会の補欠委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により小林淳光を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よってただいま指名いたしました小林淳光を、甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員会の補欠委員に選任することに決しました。
次に日程第34甲府市議会常任委員会の委員の選任を行います。
各常任委員会委員の任期は7月27日までとなっておりますが、甲府市議会委員会条例第3条第2項の規定に基づき、任期満了前にあらかじめ委員の選任を行うものであります。
おはかりいたします。
常任委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、
山 中 繁 芳君 上 田 英 文君
長 瀬正左衛門君 内 藤 源 一君
秋 山 慎次郎君 土 屋 直君
込 山 貴 雄君 樋 口 精 一君
堀 内 光 雄君 三 井 五 郎君
以上10人を総務常任委員に
内 藤 秀 治君 石 川 達 朗君
小 林 淳 光君 伊 藤 常 八君
小 沢 綱 雄君 中 西 久君
小 林 正君 小 沢 康 作君
石 丸 あきじ君
以上9人を民生常任委員に
内 藤 幸 男君 市 村 輝 男君
塩 野 褒 明君 河 西 富 夫君
柏 原 保 幸君 臼 井 成 夫君
風 間 良 輿君 堀 込 徳 一君
早 川 光 圀君 武 川 和 好君
以上10人を建設経済委員に
浅 川 朝治郎君 清 水 清 富君
森 沢 茂君 市 川 正 雄君
小河原 正 平君 渡 辺 儀 市君
早 川 武 男君 原 田 正八郎君
溝 口 一 雄君
以上9人を水道常任委員に
それぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり。)
暫時休憩いたします。
午後2時10分 休憩

午後3時40分 再開議
○議長(小林淳光君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
この際おはかりいたします。
秋山慎次郎君から緊急質問の通告があります。
秋山慎次郎君の緊急質問に同意のうえ、この際日程に追加し発言を許すことに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(小林淳光君)
御異議なしと認めます。
よって秋山慎次郎君の緊急質問に同意のうえ、この際日程に追加し、発言を許可することに決しました。
秋山慎次郎君の発言を許します。
秋山慎次郎君。
(秋山慎次郎君 登壇)
○秋山慎次郎君
自由民主党議員団を代表いたしまして、きのう、きょう起こりました問題について市長にお尋ねをいたします。
昨日、私どもの同僚議員である臼井議員から重大な事件がありますので、ひとつ皆さんと御相談をしたいという申し出があり、早川幹事長がこれを受けて渡辺会長に相談をし、至急われわれ自民党の議員団の臨時の総会が持たれました。
その席上、臼井君の発言の内容を聞きました。それは、すでにけさ新聞各紙に報道されておる大体とおりでありますが、臼井君よりことしの1月20日ごろ、先日新聞へいろいろ出ました。
上棟式に出ました施主であるK氏より再三にわたって河口市長に会って話しを、というような電話があったそうであります。そこで臼井君は、しばらく考えた後26日にオーケーを出した。
そこで26日の夜7時、中央2丁目昔の横近習町の「大森」という割ぽう店で会いました。そのときにK氏、それから河口市長と会ったということであります。細部についてのことは、臼井議員としてもこまかいことまではいわれませんでした。
しかし、臼井君が身の危険を感ずるようなこともあるやの発言もありましたので、私ども議員団も慎重にこれに対処すべく、いろいろ会議を開いたわけであります。
その結果が、これは臼井個人の問題ではない、自由民主党議員団としてこれを取り上げて、そして御批判を乞うという結論に達したわけであります。
そこで、昨日各報道機関との合同記者会見が持たれ、わが党の早川幹事長が代表してその趣旨を申し上げ、また臼井議員より、若干の内容についての説明がありました。
ところがけさの新聞を見ますと、市長は全然知りません。会っておりません。また、K氏は海外旅行へ行っておったというようなことが新聞に出されておる。
また大森割烹店のおかみといいますかは、いや、そんなことは覚えがありません。というようなことが新聞に載っております。
臼井議員はもちろんでありますが、私どももこれが正しいか否かによっては、議員生命も絶たれるわけであります。
臼井議員が絶たれるばかりでなく、自由民主党議員団として取り上げたからには、われわれも相当覚悟をしなければなりません。したがって、事は重大であります。
市長としても、これに対していままで話し合いの場はなかったのは遺憾であります。われわれも手落ちがあったかもしれません。
しかし遺憾でありますが、本会議の席上、われわれはそういう決意を持っておりますので、それを受けて、河口市長から責任ある御回答をいただきたく、あえて緊急質問した次第であります。
以上で終わります。
○議長(小林淳光君)
市長河口親賀君。
(市長河口親賀君 登壇)
○市長(河口親賀君)
秋山議員にお答えいたします。
いま御指摘をいただいたことにつきましては、そのような事実はございませんが、議会、その他の皆さんをこのようにお騒がせをいたしておることは、まことに遺憾に存じております。
今後市長として一そう自重をすべきだということを十分考えておりますので、御了承をいただきたいと存じます。
○議長(小林淳光君)
秋山慎次郎君
○秋山慎次郎君
ただいまの市長からお答えがあったことは、すでに聞くところによりますと、きょう、記者会見で申し述べられた、そのとおりだと思います。
しかし、私どもは、さっき申し上げたとおり、決死の決意をもっておりますので、まさにこれは私どものほうでは会ったといい、市長としては会わないということですから、これは問題だろうと思うんです。
しかし、ここで、本会議場でこれを突き詰めても、これはどうもいたしかたありません。
したがって、これは、今後のこの問題の正否、正しいか否かの解明については、議長に一任をいたしますので、議長においてこの正しいか否かがはっきりするような措置を講ぜられるよう、お願いを申し上げて質問を終わります。
○議長(小林淳光君)
暫時休憩をいたします。
午後3時48分 休憩
午後9時23分 再開議
○副議長(浅川朝治郎君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中、小林淳光君から議長辞職願が提出されました。
この際議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(浅川朝治郎君)
御異議なしと認めます。
よってこの際議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。
議長辞職についてを議題といたします。
小林淳光君の除斥を求めます。
(小林淳光君 退場)
○副議長(浅川朝治郎君)
まず辞職頗を朗読いたさせます。
(書記議長辞職願を朗読)
辞 職 届
甲府市議会議長 小 林 淳 光
私こと
このたび甲府市議会議長を辞職いたしたくお届けいたします。
昭和53年7月11日
甲府市議会副議長 浅 川 朝治郎殿
○副議長(浅川朝治郎君)
おはかりいたします。
小林淳光君の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(浅川朝治郎君)
御異議なしと認めます。
よって小林淳光君の議長辞職を許可することに決しました。
小林淳光君の入場を求めます。
(小林淳光君 入場)
○副議長(浅川朝治郎君)
ただいま議長が欠員となりました。
おはかりいたします。
この際議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(浅川朝治郎君)
御異議なしと認めます。
よってさらに決しました。
これより議長選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○副議長(浅川朝治郎君)
ただいま出席議員数は34人であります。
投票用紙を配付いたさせます。
(書記投票用紙を配付)
○副議長(浅川朝治郎君)
投票用紙の配付漏れはありませんか―配付漏れなしと認めます。
投票箱をあらためさせます。
(書記投票箱を点検)
○副議長(浅川朝治郎君)
異状なしと認めます。
念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載のうえ、点呼のうえ順次投票を願います。
点呼を命じます。
(書記各員の氏名を点呼)
1 番 市 村 輝 男君 3 番 塩 野 褒 明君
4 番 市 川 正 雄君 5 番 伊 藤 常 八君
6 番 小河原 正 平君 7 番 内 藤 源 一君
8 番 長瀬 正左衛門君 9 番 浅 川 朝治郎君
10番 石 川 達 郎君 11番 上 田 英 文君
12番 小 林 淳 光君 13番 清 水 清 富君
14番 内 藤 幸 男君 15番 森 沢 茂君
16番 石 丸 あきじ君 18番 山 中 繁 芳君
19番 武 川 和 好君 21番 原 田 正八郎君
22番 小 林 匡君 23番 早 川 光 圀君
24番 堀 内 光 雄君 25番 樋 口 精 一君
27番 小 林 康 作君 28番 堀 込 徳 一君
29番 風 間 良 興君 30番 込 山 貴 雄君
31番 溝 口 一 雄君 32番 秋 山 慎次郎君
33番 臼 井 成 夫君 35番 土 屋 直君
36番 中 西 久君 37番 柏 原 保 幸君
38番 小 沢 綱 雄君 39番 早 川 武 男君
○副議長(浅川朝治郎君)
投票漏れはありませんか―投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖をときます。
(議場開鎖)
○副議長(浅川朝治郎君)
開票を行います。
会議規則第31条2項の規定により、立会人に
塩野 褒明君
中西 久君
を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(浅川朝治郎君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
両君に立ち会いをお願いをいたします。
(塩野褒明君、中西久君立会い投票を点検)
○副議長(浅川朝治郎君)
選挙の結果を報告いたします。
投票総数 34票
これは、先ほどの出席議員数に付合いたしております。
そのうち
有効投票 26票
白 票 8票
有効投票中 上田英文君 25票 (拍手)
清水清富君 1票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は9票であります。
よって上田英文君が第59代議長に当選されました。(拍手)
ただいま議長に当選されました上田英文君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
上田英文君の発言を求めます。
(上田英文君 登壇) (拍手)
○上田英文君
ただいまは先輩諸兄の御支援をいただきまして、栄誉ある議長に当選をさしていただきました。
このうえは、この責めを一生懸命全うする覚悟でございますので、なお今後とも議員の皆さん、並びに当局の皆きんの御支援を心からお願いを申し上げまして、簡単でございますが、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)
○副議長(浅川朝治郎君)
上田英文君、議長席にお着き下さい。
(上田英文君議長席に着席)
○議長(上田英文君)
ただいまより運営にあたらせていただきます。
ただいま前議長小林淳光君から、議長辞任にあたってごあいさつをいたしたい旨の発言を求められておりますので、この際発言を許します。
小林淳光君。
(小林淳光君 登壇) (拍手)
○小林淳光君
一言ごあいさつをさしていただきます。
昨年の6月議会に全会一致で第58代の議長に御推選をいただきまして、きょうまで先輩、同僚議員各位、あたたかい御指導と御協力をいただく中において、無事きょうを迎えることができましたことを、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。
なお、河口市長はじめ当局の皆さま方、特に議会事務局の輿石局長をはじめといたしまして事務局の職員の皆さま方、いたらぬ議長でございましたが、御配慮のうえ御協力をいただきまして、きょうを過させていただくことを、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。
甲府市政にとりまして、これから建設に着手する刑務所の問題、また荒川ダムの問題、なお刑務所の移転に伴いまして跡地、また東部開発の諸問題、駅の近代化、いろいろ諸問題が山積をいたしておりますが、今後は一議員に戻り、これらの問題の解決のために努力をいたしてまいりたいと思うものでございます。
新議長も誕生いたしましたので、どうか議会の円満な今後の運営と、甲府市議会のますますの御発展を心から祈念をいたしまして、簡単でございますが、退任のごあいさつにかえる次第でございます。
どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(上田英文君)
ただいま浅川朝治郎君から副議長辞職願が提出されました。
この際、副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってこの際、副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。
副議長辞職についてを議題といたします。
浅川朝治郎君の除斥を求めます。
(浅川朝治郎君 退場)
○議長(上田英文君)
まず辞職願を朗読いたさせます。
(書記副議長辞職願を朗読)
辞 職 願
今般、一身上の都合により副議長を辞職したいので、許可されるようお願いいたします。
昭和53年7月11日
甲府市議会副議長 浅川朝治郎
甲府市議会議長 上田英文殿
○議長(上田英文君)
おはかりいたします。
浅川朝治郎君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」 と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって、浅川朝治郎君の副議長辞職を許可することに決しました。
浅川朝治郎君の入場を求めます。
(浅川朝治郎君 入場)
○議長(上田英文君)
ただいま副議長が欠員となりました。
おはかりいたします。
この際副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
これより副議長選挙を行います。
議場の閉鎖を求めます。
(議場閉鎖)
○議長(上田英文君)
ただいまの出席議員数は34人であります。
投票用紙を配付いたさせます。
(書記投票用紙を配付)
○議長(上田英文君)
投票用紙の配付漏れはありませんか―配付漏れなしと認めます。
投票箱をあらためさせます。
(書記投票を点検)
○議長(上田英文君)
異状なしと認めます。
念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の氏名を記載のうえ、順次投票を願います。
点呼を命じます。
(書記各員の氏名を点呼)
1 番 市 村 輝 男君 3 番 塩 野 褒 明君
4 番 市 川 正 雄君 5 番 伊 藤 常 八君
6 番 小河原 正 平君 7 番 内 藤 源 一君
8 番 長瀬 正左衛門君 9 番 浅 川 朝治郎君
10番 石 川 達 郎君 11番 上 田 英 文君
12番 小 林 淳 光君 13番 清 水 清 富君
14番 内 藤 幸 男君 15番 森 沢 茂君
16番 石 丸 あきじ君 18番 山 中 繁 芳君
19番 武 川 和 好君 21番 原 田 正八郎君
22番 小 林 匡君 23番 早 川 光 圀君
24番 堀 内 光 雄君 25番 樋 口 精 一君
27番 小 林 康 作君 28番 堀 込 徳 一君
29番 風 間 良 興君 30番 込 山 貴 雄君
31番 溝 口 一 雄君 32番 秋 山 慎次郎君
33番 臼 井 成 夫君 35番 土 屋 直君
36番 中 西 久君 37番 柏 原 保 幸君
38番 小 沢 綱 雄君 39番 早 川 武 男君
○議長(上田英文君)
投票漏れはありませんか−投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖をときます。
(議場開鎖)
○議長(上田英文君)
開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
塩 野 褒 明君
中 西 久君
両名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
両君に立会いをお願いをいたします。
(塩野褒明君、中西久君立会い投票を点検)
○議長(上田英文君)
選挙の結果を報告いたします。
投票総数 34票
これは、先ほどの出席議員数に付合いたしております。そのうち
有効投票 26票
白 票 8票
有効投票中 清水清富君 26票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は9票であります。
よって清水清富君が第70代副議長に当選されました。(拍手)
ただいま副題長に当選されました清水清富君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
清水清富君の発言を求めます。
(清水清富君 登壇) (拍手)
○清水清富君
ただいまは、皆さま方の御支援によりまして市議会副議長に当選をさせていただき、この栄誉ある職責を汚すことになりました。
幸いによりまして人格、識見ともに卓越しております上田議長でございます、先輩並びに同僚議員各位の御支援をいただきまして、この名誉ある席を汚さないよう、一生懸命がんはるつもりでございます。
ので、何とぞ今後ともいっそうの御指導、御鞭撻を賜わりますよう、心からお願いを申し上げまして、はなはだ簡単ではございますが、ごあいさつにかえさしていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
○議長(上田英文君)
ただいま前副議長浅川朝治郎君から副議長辞任にあたって、ごあいさつをいたしたい旨の発言を求められておりますので、この際発言を許します。
浅川朝治郎君
(浅川朝治郎君 登壇) (拍手)
○浅川朝治郎君
一言お礼のごあいさつを申し上げます。
短い期間ではございましたが、いろいろとお世話をいただきまして、ほんとうにありがとうございました。
老後の準身体障害者というような副議長を、あたたかいボランティアをお与え下さいまして、感激これに過ぐるものはございません。りっぱな小林議長さんの木陰のもとで、どうやらほんとうに、ほんとうに大過なく1ヵ年を経過することができました。
これもひとえに議員の先生方はじめ、市長さんをはじめ職員の皆さん方の御指導、御協力のたまものと心から感謝をいたしている次第でございます。
きわめて優秀な新正副議長さんも無事に選出されましたので、新しい斬新気鋭の陣容で、任期最終年をおおいに張り切って、円満な議会の運営と大甲府市の発展に御活躍をされますことを心から願望をいたしまして、退任のごあいさつといたします。
ほんとうにありがとうございました。(拍手)
○議長(上田英文君)
ただいま市長から議案第93号監査委員選任についてが提出されました。
おはかりいたします。
この際議案第93号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって、この際議案第93号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第93号監査委員選任についてを議題といたします。
樋口精一君の除斥を求めます。
(樋口精一君 退場)
○議長(上田英文君)
市長から提案理由の説明を求めます。
市長河口親賀君。
(市長河口親賀君 登壇)
○市長(河口親賀君)
本日追加提案致しました案件について御説明申し上げます。
議案第93号「監査委員の選任については」は、本市の監査委員のうち議員のうちから選任した小林康作の退職を承認したので、この後任として樋口精一を選任するについて地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
以上が本日提案致しました案件の大要であります。御審議のうえ御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(上田英文君)
以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。―質疑なしと認めます。
お誇りいたします。
ただいま議題となっております議案第93号については会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって議案第93号については委員会の付託を省略することに決しました。
お誇りいたします。
議案第93号監査委員選任についてはこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(上田英文君)
起立多数であります。
よって議案第93号監査委員選任については同意することに決しました。
樋口精一君の入場を求めます。
(樋口精一君入場)
○議長(上田英文君)
ただいま監査委員に同意を得られました樋口精一君からごあいさつをしたい旨の発言を求められておりますのでこの際発言を許します。
樋口精一君
(樋口精一君 登壇) (拍手)
○樋口精一君
一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま監査委員の選任について河口市長より心温まる御配慮をいただきまして任命をいただきました。また議員各位の深い御配慮を賜わる中で御同意をいただきました。
衷心より深く御礼申し上げます。申し上げるまでもなく地方自治体財政はますます危機にひんしております。
当然市民生活も大変苦しい状態に追い込まれているわけでございますから、地方自治本来の趣旨に沿って市民の生活をより豊かに向上させるためにこの責任を全うしたい。
精一ぱいがんばっていくことをお誓い申し上げましてお礼のごあいさつにかえさせていただきます。
(拍手)
○議長(上田英文君)
ただいま土屋直君外6名から甲議第7号議会権威に関する調査についてが提出されました。
お誇りいたします。
この際甲議第7号を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし、異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議ありますので起立により採決いたします。
この際甲議第7号を日程に追加し議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(上田英文君)
起立少数であります。
よってこの際甲議第7号を日程に追加し、議題とすることは否決されました。
次に、日程第35選第2号甲府市玉穂村中学校組合議会補欠議員選挙を行います。
本件は甲府市玉穂村中学校組合議会義会の中、本市選出議員の河西富夫君がこのたび組合議会議員を辞職され、1名の欠員を生じましたのでこれが補欠議員の選挙を行うものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法については地方自治法第118条第2項の規定により指名推せんによりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって選挙の方法については指名推薦によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法については議長から指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって議長において指名することに決しました。
甲府市玉穂村中学校組合議会の補欠議員に、
内藤源一君
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長から指名いたしました内藤源一君を甲府市玉穂村中学校組合議会の補欠議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってただいま指名いたしました内藤源一君が、甲府市玉穂村中学校組合議会の補欠議員に当選されました。
ただいま当選されました内藤源一君が議場におられますので本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
次に、日程第36甲選第3号甲府地区広域行政事務組合議会議員の選挙を行います。
本件は、甲府地区広域行政事務組合議会議員の中、本市選出議員の、河西富夫君がこのたび組合議員を辞職され1名の欠員を生じましたので、これが補欠議員の選挙を行うものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法については地方自治法第108条第2項の規定により指名推薦によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって選挙の方法については指名推薦によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法については議長から指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって議長から指名することに決しました。
甲府地区広域行政事務組合議会議員の補欠議員に、
内藤源一君
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長から指名いたしました内藤源一君を甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってただいま指名いたしました内藤源一君が甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員に当選されました。
ただいま当選されました内藤源一君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
次に日程第37甲推第1号農業委員会委員推薦についてを議題といたします。
本件は、農業委員会等に関する法律第12条第1項により、選挙によって選出された委員の外、農業委員会の所掌に属する事項について学識経験を有する者の中から、5名を議会において推薦されたい旨市長から要請されましたので、提案いたしました。
推薦人はお手元に配付いたしました甲推第1号のとおりであります。
まず森沢茂君についてお諮りいたします。
地方自治法第107条の規定により森沢茂君の除斥を求めます。
(森沢茂君 除斥)
○議長(上田英文君)
森沢茂君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって森沢茂君を農業委員に推薦することに決しました。
森沢茂君の入場を求めます。
(森沢茂君 入場)
○議長(上田英文君)
次に市村輝男君についてお諮りいたします。
市村輝男君についても同様除斥を求めます。
(市村輝男君 除斥)
○議長(上田英文君)
市村輝男君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって市村輝男君を農業委員に推薦することに決しました。
市村輝男君の入場を求めます。
(市村輝男君 入場)
○議長(上田英文君)
次に塩野褒明君についてお諮りいたします。
塩野褒明君についても同様除斥を求めます。
(塩野褒明君 除斥)
○議長(上田英文君)
塩野褒明君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって塩野褒明君を農業委員に推薦することに決しました。
塩野褒明君の入場を求めます。
(塩野褒明君 入場)
○議長(上田英文君)
次に土屋直君についてお諮りいたします。
土屋直君についても同様除斥を求めます。
(土屋直君 除斥)
○議長(上田英文君)
土屋直君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって土屋直君を農業委員に推薦することに決しました。
土屋直君の入場を求めます。
(土屋直君 入場)
○議長(上田英文君)
次に武川和好君についてお諮りいたします。
武川和好君についても同様除斥を求めます。
(武川和好君 除斥)
○議長(上田英文君)
武川和好君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって武川和好君を農業委員に推薦することに決しました。
武川和好君の入場を求めます。
(武川和好君 入場)
○議長(上田英文君)
次に、日程第38甲議第5号甲府地方貯金局の存置に関する意見書提出についてを議題といたします。
長瀬正左衛門君から提案理由の説明を求めます。
(長瀬正左衛門君 登壇)
○長瀬正左衛門君
提案理由の説明をいたします。
甲府地方貯金局の存置に関する意見書(案)
現在、郵政省は貯金局のオンライン合理化を計画しているが、この合理化によって全国約半数の貯金局が廃局あるいは機構縮小の運命にあり、オンライン化が本格化すると、従来から甲府貯金局で取り扱っている作業は、東京貯金局に引き上げられ、廃局を余儀なくされます。
不況、インフレの長期化のもとで民間の雇用状況はますます悪化の一途をたどっている今日、甲府地方貯金局が廃局となった場合、そこに働く職員550名とその家族の生活基盤は失なわれ、さらには周辺地域の商店街をはじめ甲府市民の生活にも多大な影響を及ぼすものと考えられます。
よって甲府市議会は、政府に対し新規業務の開拓、一部所掌事務の移管等を充分検討され、甲府地方貯金局が存置されるよう強く要望するものであります。
右、地方自治法第99第2項の規定により意見書を提出する。
昭和53年7月11日
甲 府 市 議 会
内閣総理大臣、郵政大臣あて、
なお議決になりましたら字句その他必要事項の整理は議長に一任いたします。
○議長(上田英文君)
以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。―質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案については会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第5号については委員会の付託を省略することに決しました。
これにより本案を採決いたします。
本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第5号甲府地方貯金局の存置に関する意見書は提案のとおり可決されました。
ただいま意見書が可決されましたがその条項、字句その他整理を要するものについてはその整理を議長に委任することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
ただいま意見書が可決されましたので請願第15号はみなし採択として処理いたします。
次に、日程第39甲議第6号地方公営企業制度の抜本改正等に関する意見書提出についてを議題といたします。
原田正八郎君から提案理由の説明を求めます。
(原田正八郎君 登壇)
○原田正八郎君
案文をもって提案理由といたします。
地方公営企業制度の抜本改正に関する意見書(案)
現在の市民生活にとって上水道の受持つ役割は、極めて大きいものがあります。水道は都市において人が生きて行くための水を供給する唯一の施設であるばかりでなく、都市の発展、産業の伸長、生活水準の向上にとって不可欠の条件となっています。
従って、水道はもはや特定の者に対するサービス給付の域を超えた国家的な事業であり、国の責任において上水道事業の抜本的方策を確立し、地方公共団体となって原水の確保、浄水の供給に当たることが時代の要請となっております。
しかるに、現行地方公営企業制度は、巨額な経費を要する上水道事業に対して、厳しい独立採算を課しており、地方公共団体がその枠の中で経営の基木原則として求められている「公共性の確保」を図ることは、財政上から極めて至難であると言わざるを得ません。
幸い最近に至り水源開発費や汚泥処理関係費に対する国庫補助の範囲の拡大、補助率の引き上げなどが図られましたが、これを更に拡大充実して上水道事業の健全な発展を期すべきであります。
よって甲府市議会は、政府に対し速やかに現行地方公営企業法並びに水道法を、地方公営企業の実情に照らし「公共性の確保」を重点に抜本政正するとともに、当面次の事項について実現されるよう強く要望するものであります。
記
1 上水道の拡張事業等に対する国庫補助率を工業用水水道事業に
対する補助率25%以上に引き上げ、施設の改良事業について
も補助対象とすること。
1 企業債の利率を大幅に引き下げ、償還期限の最大限の延長を図
ること。
1 ダム建設など水源開発については、国の責任において全額国費
をもって積極的に推進すること。
右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
昭和53年7月11日
甲 府 市 議 会
内閣総理大臣、大蔵大臣、自治大臣、厚生大臣、建設大臣、国土庁長官あて、
○議長(上田英文君)
以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか―質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案については会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第6号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって甲議第6号地方公営企業制度の抜本改正等に関する意見書は提案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま意見書が可決されましたが、その条項、字句その他整理を要するものについてはその整理を議長に委任することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
議案第92号、及び甲議第6号が可決されましたので請願第17号はみなし採択として処理いたします。
次に、総務、民生、建設経済、水道の各委員長から目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第87条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
この際お諮りいたします。
海外行政視察については本年度は、小林淳光君、石川達朗君、風間良興君を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
重ねてお諮りいたします。
ただいま可決されました海外行政視察派遣について、視察地、期日、その他必要な事項については議長に一任することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よってさように決しました。
ただいま市長からごあいさつをしたい旨の申し出がありますのでこの際発言を許します。
(市長河口親賀君 登壇)
○市長(河口親賀君)
非常に長時間にわたりまして、本日は御審議をいただきまして、私どもの方から御提案申し上げました全議案を御議決いただきましたことを厚く御礼申し上げます。
このたび御承知のような件もございましたけれども、先ほど私の心境を申し上げましたように、今後自重しながら市政発展のために皆さまの御指導御協力を願って努し力を重ねてまいりたいと思いますので今後とも御指導御鞭撻をお願いをしてごあいさつといたします。(拍手)
○議長(上田英文君)
以上をもって本定例会に提案された議案及び請願の審査を全部終了いたしましたので会議を閉じ6月定例会を閉会いたします。
午後10時20分 閉会
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