午後1時06分 開会
○議長(上田英文君)
ただいまから昭和53年9月甲府市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
報告事項を申し上げます。
まず、本定例会に提出する議案につき市長から通知がありました。提出議案は議事日程記載のとおりでありますから朗読を省略いたします。
次に昭和53年3月及び6月定例会において採択された請願並びに陳情について、この処理の経過及び結果の報告がありました。
右はお手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。
次に監査委員から、昭和53年4月末から7月末までの例月出納検査報告書が提出されました。
右はお手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。
次に渡辺俵市君は病気療養のため本会期中、風間良輿君は一身上の都合により本日、それぞれ欠席する旨の届け出がありました。
以上で報告を終わります。
これより日程に入ります。
日程第1会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、会議規則第167条の規定により、
浅 川 和治郎君
小 林 淳 光君
秋 山 慎次郎君
を指名いたします。
次に日程第2会期決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は招集の日から10月9日まで11日間といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」 と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって今定例会の会期は11日間とすることに決しました。
次に日程第3議案第94号から日程第17議案第108号まで15案を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
(市長河口親賀君 登壇)
○市長(河口親賀君)
提案の理由を御説明申し上げます前に、一言述べさしていただきたいと存じます。
今回の問題につきましては、市議会におかれましては調査特別委員会を設置をされまして、大変な御努力をいただきましたことを心から感謝を申し上げますとともに敬意を表する次第であります。
なお、市民各位に非常に御心配をおかけをし、かつまた職員に多くの動揺を与えたことを市長としては厳しく受けとめ、市政安定のため本問題が1日も早く解決されることを望んでおるようでございますが、目下警察当局におきまして捜査が進められておりますので、その結果を待たなければなりません。
しかし市政は1日といえども停滞することは許されません。御承知のような幾つかの懸案事項がございます。
私は職員と一体となり市政推進のため誠心誠意努めてまいる考え方でございます。
職員各位におかれましても温かい御協力をお願いを申し上げる次第でございます。
それでは本日の市議会定例会に提案致しました案件につきまして、その大要を御説明を申し上げます。
最初に条例案について御説明を申し上げます。
議案第94号「職員団体の登録に関する条例の1部を改正する条例制定について」は、地方公務員法の1部改正に伴い関係条項の整理を行うものであります。
次に、議案第95号「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の1部を改正する条例制定について」は、国庫補助基準額の引き上げに伴い、婦人相談員の報酬の額の改定を行うものであります。
次に、議案第96号「甲府市職員特別給与条例臨時特別の1部を改正する条例制定について」は、恩給法等の1部改正に伴い本市職員であった者の退隠料等の年額について、その額の改定、最低保障額の増額等を行うとともに老齢者等の退隠料等に係る算出率の特例及び遺族扶助料に係る加算の特例について改善措置を講ずるものであります。
次に、議案第97号「甲府市教育職員の退職年金及び退職一時金に関する条例等の1部を改正する条例制定について」は、恩給法等の1部改正に伴い本市教育職員であった者の退職年金等の年額について、その額の改定、最低保障額の増額等を行うとともに、退職年金外所得による退職年金の停止基準額の引上げ並びに老齢者等の退職年金等に係る算出率の特例及び遺族年金に係る加算の特例について改善措置を講ずるものであります。
次に、議案第98号「甲府市消防団員等公務災害補償条例の1部を改正する条例制定について」は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の1部改正に伴い、非常勤消防団員等に係る公務災害補償の算定の基礎となる補償基礎額の改定を行うものであります。
次に、議案第99号「甲府市消防団員退職報償金支給条例の1部を改正する条例制定について」は、消防団員等の公務災害補償等共済基金法施行令の1部改正により、非常勤消防団員退職報償金の支払額が増額されたので、これに基づき所要の改定を行うものであります。
次に、補正予算について御説明申し上げます。
議案第100号「昭和53年度甲府市一般会計補正予算(第3号)」につきましては、歳出におきまして第2款総務費は、恩給法等1部改正に伴う所要額及び保護費等の国、県支出金の精算による償還金並びに住宅統計調査等の追加を主とする補正であり、第3款民生費は、国民年金法1部改正に伴う適用特別対策に係る経費の追加と臨時生活福祉給付金支給事務費等の補正であります。
第4款衛生費は、飲料水滅菌装置等施設整備事業費及び伝染病予防に係る救急自動車購入費を計上するとともに塵芥収集処理事業促進に伴う経費並びに下水道事業特別会計繰出金を追加するための補正であります。
第6款農林水産業費は、営農計画転換事業費の追加及び県費補助対象事業費の減額更正を主とする補正であり、第8款土木費は、道路舗装新設事業、生活関連道路舗装事業費及び道路新設改良事業費並びに河川水路事業費、緑化推進事業費をそれぞれ追加するための補正であります。
第9款消防費は、消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の1部改正に伴う公務災害基金負担金等を追加するものであり、第10款教育費は、小中学校施設営繕費及び小学校施設整備事業費の追加を主とする補正であります。
歳入については、市税、地方公付税、交通安全対策特別交付金、繰入金及び繰越金の一般財源を追加更正し、分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、財産収入及び市債の特定財源をそれそれ追加更正し、一般会計の補正額は総額4億2,916万7千円であります。
債務負担行為の補正は、小曲土地改良区が融資を受ける圃場整備事業資金に係る損失補償を追加するものであります。
地方債の補正は、起債充当事業費の追加、更正による借入限定額を変更するための補正であります。
次に、議案第101号「昭和53年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は歳出におきまして、国庫支出金の精算のための償還金を追加計上するもので、歳入につきましては、国民健康保険料を減額更正し、繰越金を追加補正するものであります。
次に、議案第102号「昭和53年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」は、下水道施設調整補修事業費等に追加するもので、これに見合います財源として繰入金を追加補正し、3,331万7千円の追加をするものであります。
次に、議案第103号「昭和53年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算第1号」は、収益的支出として、甲府市中央卸売市場付設食品卸売団地の譲渡を行うための測量等の事務経費所要額を補正し、収益的収入は同団地使用者の負担金を追加補正するものであります。
次に、議案第104号「昭和53年度甲府市農業共済事業会計補正予算(第2号)」は、過去3ヵ年の無被害農家に対し、農作物、蚕繭共済勘定から無事戻し金の支払いのための所要額を、収入、支出それぞれ追加補正するものであります。
次に、議案第105号「昭和53年度甲府市水道事業会計補正予算第1号」は、水道料金の改定による給水収益の増額分として、3億5,910万5千円を補正するものであります。
次に、議案第106号「市道路線の認定について」は、利用効果の高い道路であります住吉本町2号線を市道に認定して維持管理を行うため、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第107号「大津終末処理場曝気用ブロワー機械設備工事」の請負契約を締結するにつきましては、同工事を施行するため指名競争入札を行い、その落札者と請負契約を締結することにつきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第108号「農作物共済及び蚕繭共済の無事戻しについて」は、農作物共済及び蚕繭共済における無事戻しを行うについては、甲府市農業共済条例第36条及び第53条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
以上が本日御提案を申し上げました案件の大要であります。
よろしく御審議のうえ御協賛をいただきますようお願い申し上げまして説明を終わります。
○議長(上田英文君)
以上で説明は終わりました。
お諮りいたします。
9月30日は議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田英文君)
御異議なしと認めます。
よって9月30日は休会することに決しました。
10月1日は日曜日のため、休会明け本会議は10月2日、午後1時より開会、提出議案に対する質疑及び市政一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
午後1時20分 散 会
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