昭和53年12月甲府市議会定例会議事日程 (3)

      昭和53年12月14日(水)午後1時

  報  告

第1  議案第122号 甲府市職員給与条例の一部を改正する条例制定に

             ついて

第2  議案第123号 甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制定に

             ついて

第3  議案第124号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部

             を改正する条例制定について

第4  議案第125号 特別職の職員で常勤のものの期末手当に関する条例の

             一部を改正する条例制定について

第5  議案第126号 甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定に

             ついて

第6  議案第127号 昭和53年甲府市一般会計補正予算(第5号)

第7  議案第128号 昭和53年度甲府市公益質屋事業特別会計補正

            予算(第1号)

第8  議案第129号 昭和53年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

             (第4号)

第9  議案第130号 昭和53年度甲府市交通災害共済事業特別会計補正

             予算(第1号)ついて

第10 議案第131号 昭和53年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算

             (第2号)

第11 議案第132号 昭和53年度甲府市農業共済事業会計補正予算

             (第2号)

第12 議案第133号 昭和53年度甲府市病院事業会計補正予算(第2号)

第13 議案第134号 昭和53年度甲府市水道事業特別会計補正予算

             (第2号)

第14 議案第135号 市道路線の認定について(国母工業団地1号線ほか

             6路線)

第15 議案第136号 市道路線の認定について(泉1号線ほか16路線)

第16 議案第137号 工事委託契約の締結について(市道荒川1号線に

             架かる陣場橋整備工事の委託施工)

第17 議案第138号 甲府都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の

             一部を改正する条例制定について

第18 議案第139号 請負契約の変更契約締結について(山城幹線下水道管

             布設工事(シードル工))

第19 議案第140号 請負契約の変更契約締結について(大津鎌田川幹線

             下水道管布設工事(シードル工))

第20 議案第141号 請負契約の変更契約締結について(大津終末処理場

             最終沈殿池機械設備工事)

第21 議案第142号 請負契約の変更契約締結について(大津終末処理場

             スクリーン機械設備工事)

第22 議案第143号 請負契約の変更契約締結について(大津終末処理場主

             ポンプ機械設備工事)

第23 議案第144号 請負契約の変更契約締結について(大津終末処理場

             塩素減菌機械設備工事)

第24 議案第145号 請負契約の変更契約締結について(大津終末処理場

             エアレーションタンク機械設備工事)

第25 市政一般について質問

 

  (出 席 議 員)

市 村 輝 男君

河 西 富 夫君

塩 野 褒 明君

伊 藤 常 八君

小河原 正 平君

内 藤 源 一君

長瀬 正左衛門君

石 川 達 郎君

上 田 英 文君

小 林 淳 光君

清 水 清 富君

内 藤 幸 男君

武 川 和 好君

石 丸 あきじ君

森 沢   茂君

山 中 繁 芳君

三 井 五 郎君

原 田 正八郎君

小 林   匡君

早 川 光 圀君

堀 内 光 雄君

樋 口 精 一君

小 林 康 作君

堀 込 徳 一君

風 間 良 興君

込 山 貴 雄君

溝 口 一 雄君

秋 山 慎次郎君

臼 井 成 夫君

土 屋   直君

中 西   久君

小 沢 綱 雄君

早 川 武 男君

 

 

 

                          33名 

 

  (欠 席 議 員)

市 川 正 雄君

浅 川 朝治朗君

内 藤 秀 治君

柏 原 保 幸君

渡 辺 儀 市君

 

 

 

                           5名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事 務 局 長 輿 石   正君

総務 担当 主幹 臼 田 茂 治君

庶務 担当 主査 松 本 康 成君

調査 担当 主査 大日方 好 一君

議事 担当 主幹 平 嶋   泰君

議事 担当 主査 功 刀   尊君

記録 担当 主査 中 尾 良 次君

 

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 河 口 親 賀君

中央卸売市場長 小 林 一 彦君

助     役 吉 田 三 郎君

市立甲府病院長 柿 崎   勉君

収  入  役 保 坂 昌 新君

〃 事務 局長 内 藤   恒君

参     事 三 神 岩 一君

教 育 委員長 小 池 幸 蔵君

企 画 部 長 荻 原 克 己君

教  育  長 岩 波 民 造君

総 務 部 長 新 藤 昭 良君

教  育 次長 山 本 義 邦君

市 民 部 長 神宮寺   茂君

水 道 管理者 坂 本 友 幸君

福 祉 部 長 篠 原 憲 造君

水道局業務部長 塩 見 善 之君

社 会 部 長 岡 田 政 治君

〃 工務部長 三 沢 国 義君

環 境 部 長 中 村 悦 三君

選挙管理委員長 関   和 夫君

建 設 部 長 一 瀬   勇君

農業委員会会長 土 屋 活 郎君

都市 開発 部長 丸 山   忍君

公 平委 員長 堀 内 亀太郎君

下 水 道 部 長 志 村 泰 介君

代表 監査委員 飯 野 守 平君

 

固定資産評価員 広 瀬 順 作君

 

 

   午後1時07分 開議

 

○議長(上田英文君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

 柏原保幸君、市川正雄君は一身上の都合により、深沢市長室長は一身上の都合により本日、それぞれ欠席する旨の届け出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1から日程第24まで24案及び日程第25、市政一般について質問を一括議題といたします。

 

 これより昨日に引き続き上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。

 

 本日は自由民主党の秋山慎次郎君。

 

 秋山慎次郎君。

 

      (秋山慎次郎君 登壇)

 

○秋山慎次郎君

 自由民主党議員団各位の御推挙により代表質問をいたします。

 

 すでに通告してあるとおり、私の質問は、主として市長の政治姿勢と市政執行の基本理念についてであります。

 

 昭和46年市長に就任してより8年の任期終了を間近にし、市政の重要な懸案事項は数多く残されております。すなわち、荒川ダム建設に関連しての治山治水、荒川が放水路として変貌することによるその対応策、水道料金改定の検討。

刑務所の移転建設と跡地開発。覚書き取りかわしによる堀の内周辺整備、特に線引き未確定による区画整理組合の設立未定の問題。さらに、身延線高架陳情とアンケートの分析による対策。上阿原寿町線の身延線跨線橋の是非の再検討。あわせて甲府駅改築と駅前再開発等。

また、教育委員会関係においては、仮称北西中の建設、貢川小の分割、琢美小の移転と幼稚園併設の公約履行。市立甲府商業高校の短期大学への検討と青沼甲府商業高校の跡地に建設予定の市民会館的な同校同窓会館の建設の見通し等。さらに事故繰り越しの繰り返しで、一向に進展しない丸中地区再開発事業関係の諸問題。

また市立病院の現況と将来への展望を考えるとき、医大設置と付属病院の充実、市内開業医の増加等があり、市民の医療はますます充実されるであろうが、市立病院の経営はきわめて困難になることが予想される。拡充か縮小か、あるいは市民の最も必要とする休祭日、夜間専門の救急医療業務に限る病院とするか、いずれにしても、その岐路に立つことは近々のうちであることは間違いない。

 

 また、甲府駅前線の拡張により、騒音と振動により著しく環境の悪化している春風寮は、桜井町にある福祉施設用地への移転は最もふさわしい、かつ特別養護老人ホームの併設も可能とすれば、これが実現を1日も早くと願うのは、老人ばかりではなく、福祉の光でもあるはずであります。

 

 さらに、春風寮移転後の跡地へは、現在ぎゅうぎゅう詰めである甲府地区広域行政事務組合の消防本部中、中央消防署を除き移転し、もって広域消防の充実をはかることができ、消防本部の跡地への市営駐車場の設置も可能となり、まさに1石3鳥の施策であります。このほか、ますます混雑の度を加えつつある交通対策として、甲府市川大門線の緩和策としての高畑二日市場線の開通、中央卸売市場と甲府駅前線の架橋によるドッキング自転車道設置と自転車駐車場の新増設、さらに国体開催時における受け入れ態勢の整備等20数目にかたるものがありますが、今次12月定例会の議案中に具休的な御提案もなく、余すところは来年3月の定例会のみであり、これまた骨格予算だけに限るものと推察をされます。

さらに加えて重要なことは、いわゆる三者会談の究明の過程において、市長は、本件の推移により白黒いずれになろうとも、責任を取ると言明されたことであります。したがって、責任を取られる方に施策の御方針をお尋ねしてもせんないことであり、通告してあるとおり、政治姿勢と市政執行の基本方針のみをたださざるを得ないゆえんであります。質問に入ります。

 

 去る8日の議会運営委員会に、市長は私用のため欠席と助役の説明があり、詳細につき委員長あてにその理由を説明するように求めたのに対し、委員長からの通報も私用でありました。いうまでもなく、議会は市長により招集されるものであり、本定例会も12月4日付で11日招集されました。

招集日より正式に議案審査が始められることは、地方自治法に明らかであり、招集者である市長以下当局者も審査に応ずる義務を有することも当然であります。昭和46年以来、委員会は、死去された市政功労者の葬儀に会葬のため、開会時刻を繰り下げた場合とか、公務出張による欠席のほかは、市長の欠席はありませんでした。

助役、委員長の報告は、ともに私用により上京したための欠席であり、記者会見における市長の言明も私用であります。このことは、地方自治法の精神を踏みにじり、議会軽視どころか議会に対する侮辱であります。欠席の理由につき詳細に説明を求めます。

 

 次に、12月7日付で各部長あてに出された年末年始における職員の綱紀保持についての通達について、助役名になっておりますが、依命通達とありますので、当然市長命令であることは明らかであります。

この中で2項目に「政治的中立性の保持について」とあります。来年早早には知事選挙が行われ、また4月には統一地方選挙が行われる予定であるが、これから年末年始にかけて会合、諸組織等を通じ、これらの運動が活発化されることが予相される。地方公務員については、地方公務員法等により、政治的行為が制限され、また公職選挙法により地位利用による選挙運動等が禁止されることは、すでに周知のとおりである。

職員は、これらの選挙に関係し、いやしくも法の規定に違反して責任を問われ、あるいは公務員として政治的中立性を疑われることのないよう、各自が自覚と意識を持ち、慎重に行動するよう指導、強化につとめることとして、各部長あてに通達が出されております。まことにけっこうな通達であります。時宣を得たものとして賛意を表しますが、12月7日前後を通じ、これに抵触するような事例はあったかなかったか、的確にお答えをいただきたいと思います。

 

 さらに、さきの決算特別委員会で、わが党員より土地開発公社代表監事が、知事選某候補後援会事務所の甲府選対事務局長として常勤していることを指摘されました。

代表監事は社会福祉協議会、社会部、教育委員会、建設部、自治会連合会、体協に配置されている旧職員と同じく、いうならば退職後のポストであり、したがって、報酬も平均月額9万円くらいと承知しております。

出勤、退庁とも市職員同様に勤務している者に比べて、ひとり選挙運動に没頭している現状は、影響するところ甚大であり、しかも土地開発公社の監査規程第2条第3項に「代表監事の勤務時間は、職員の勤務時間の4分の3以内」とするとあります。したがって、6時間以内の勤務となります。

議員の中には、民法法人だから何ら支障がないと、公言している者がおりますが、道義的に黙過できなく、許されるべきことではありません。市長は任命権者であり、かつ前段の通達命令者でありますので、どちらか一方に専念するように対処すべきであると考えるけれども、所信をお示しを願いたい。

 

 次に市長は、就任直後玉諸事件の関連、以後水道局、開発公社の汚職、主幹職の酒酔い運転による免職、降格環境部の破廉恥事件の再発等の事件のたびごと「はなはだ遺憾であり、今後このようなことがないように十分反省して対処したい」と、この繰り返しであります。

ところが、ほとんど改善されることなく放置されてきたといえ、そのことが三神水道事業管理者の辞任につながったともいえます。さらに近くは、決算特別委員会で総務部、建設部、監査委員会に厳重に注意した本庁舎前に建設された二輪車置き場の52年度予算でやるべきを、事故繰り越しもせず、6月5日竣工、6月11日支払いというずさんな処理に見られるとおり、いかに市長が「こっちを向け」と職員を叱曹オ、信賞必罰を口にしても、率先垂範、毅然として事に処する体質ではなく、そのつど取り巻く体制にたより、甘い処置の結果であり、その集積されたものが、いわゆる三者会談事件といわざるを得ない。

したがって、市長及びその体制側が、事あるごとに唱える市長追い落しの謀略であるとする根拠は、まさに虫めがね的見解であり、誹謗もはなはだしきものであります。そこで、過去の諸事件に対し検討を命じた職員分限懲戒諮問会の答申内容のあらましと、対策はいかようになされたか、あらためてお尋ねをいたします。

 

 最後に三者問題関係について。

 

 地方自治法第149条に、普通地方公共団体の長は、おおむね左に掲げる事務を担任するとあり、5項には会計を監督すること。8項には証書及び公文書類を保管すること、とあります。

したがって、支出負担行為決定書、支出命令書の不実記載、汚染毀棄、原本と偽って提出した公文書、焼却されたとする支払通知書兼原本の処置など、一連の不祥事の責任は、あげて市長の負うべきものであります。

それをあたかも担当部職員の過誤であるがごとき答弁とともに、捜査の過程を待って責任を明らかにするがごとき言明は、政治責任と刑事責任を混同した詭弁であります。

さらに、決算特別委員会において明らかになった霊園墓地に関する陳情処理は、10月3日に陳情され、同月10日にすべて回答が出され、決着のついたことであり、しかも、その折衝はすべて担当部である経済部と地元岩窪町自治会会長、副会長、相川地区自治連合会会長、副会長、事務局長であったことが判明しました。

しかるにそれまでの説明は、ありもしない大手3丁目自治会、その役員と称する建設業者2名と相川地区親友会青年部長の3名が、解決済みの内容で陳情となり、市長は料亭大森を指定し、窪田課長に19日午後4時50分、代理出席を命令したとありました。そこでタクシーチケットの件についてただしたところ、担当者は甲府署に書類一切を押収されているので不明と、答弁がありましたが、決算の認定に関することであり、甲府署に理由を申し述べて明らかにすべきと追求した結果、判明したことは、19日使用分は相生から山宮1,270円と、春日町から千塚840円であり、この春日町も裏春日町というように思われます。

社会部新年宴会会場であった小島肉店を起点とすることは、ほぼ間違いないことがわかりました。公務の場合使用されるべきタクシーチケットが、私用に使われた事実は明らかであり、質問の冒頭に提起した市長の公務と私用の混同と、軌を一にするものであります。このような審査結果からして、19日の陳情と称する大森会談は、架空のものであった公算は大きく、もし万が一会合の存在が実証されたとしても、自治会の陳情ではないのだから、「その執行は正当である」と言明された市長としては、そのいずれについても責任を負い、不当支出につき返還すべきである。タクシーチケットについても同様の処置を取るべきであります。

 

 本件が提起されて以来、参考人として調書を取られたママさんバレーの一般市民を含め、200名を超す市民、職員に迷惑をかけ、今後も起訴された場合、さらに検察庁、裁判所へと増加するであろうことを深刻に、真剣に考えなければならない。

当市職員中、随一のまじめな勤務ぶりといわれる生山課長をして、墨汁をこぼしたとする責めを一身に負わせ、入院に至るまでさせたものは何なのか。虚構に満ちた体制によるものと断定せざるを得ない。

市長のたぐいまれな庶民的といわれるよい面には、いつも敬意を表しております。そして是々非々を堅持して、常に革新を考え、誠意をもって行動してきた私ですが、8年間の締めくくりのお尋ねであります。市長の担任事務についての見解と、速やかに政治責任を取ることを要求いたします。

もしも、受け入れられた場合は、わが党の総意により、告訴を取り下げる用意のあることを言明し、質問を終わります。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

     (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 お答えいたします。

 

 冒頭、今後の市政に重大な、しかも市民にとりましては必要な大型な事業が、これこれ、これこれあるというお話しでありますが、そのとおりであります。このことは、市民総参加のうえに立って新総合計画を策定をした中に、すべて入っております。

したがって昨日も御答弁を申し上げましたように、54年度の予算は骨格的予算ではありましても、新規事業というのは、今後の実施計画に基づいて政策的新規事業は6月の時点で発表をいたし、そして今後荒川ダムをはじめ刑務所の跡地の問題、あるいは堀の内地域の区画整理事業、あるいは身延線の高架の問題等々、お説にありましたものは、すべて新総合計画10ヵ年の中で実施をいたしてまいります。

したがって当然昨日も御説明を申し上げましたように、12月の補正に何でそのことが出せますか、今後そういう姿勢でやるわけでありますから、御理解をいただき、御協力いただきたいと思います。

 

 次に、質問に入った第1点でありますが、8日の議会運営委員会へ、私が出席をしなかったということについて、議会軽視だという御発言がございました。もちろん私も人間であります。一身上の都合もございます。

したがって、事前に議長のほうには私用で私は休ませていただくということは、助役を通じてお願いを申し上げており、しかも運営委員会のあとで、長瀬運営委員長にも、そのことについてはお伝えを申し上げてございます。その内容について、私があなたに御答弁申し上げる必要はないと思います。

 

 次に、職員に対して助役依命通達を出しております。そうあらねばならないと思っておりますから、依命通達を助役名でいたしたわけでありますが、12月の7日のことについては、その依命通達に違反しておるではないかという御質問だろうと思いますが、これは職員でありますから、自主研修あるいは研究、こういうことを行っても私は差しつかえないと思います。

もっと私がこまかく申し上げれば、これは私は報告といいますか、聞いたことでありますから、私がたまたまそれに出席をすればよかったんですけれども、私は公務のため出席ができ得なかったんで、風聞によることでありますが、たまたまその席上へ候補予定者が、そのホテルで会合があったから、あいさつをさしてくれということかあったので、あいさつをしたことは事実であります。

それは前副知事であるから、そういうあいさつをさしてくれと、こういうことであるから了承をしたように私は受けとめておりますが、そういうように御理解をいただきますと同時に、依命通達がありますから、当然私はその研修グループというものは地方公務員法、いろいろ地方公務員としての立場は中立でなければいけない、幾つかの36条にまた制約がございます。私は少なくとも、その会合が地方公務員法第36条の制限に違反をしておる。そういうことはなかったと私は理解をいたしております。

しかしながら、今後知事選だとか、あるいは来年度の地方統一選拳を控えておりますので、職員としてはいやしくも法に触れるようなことのないように、十分私は自重をすべきだということは、ただいまの御質問を受けまして、痛切に感じておりますので、職員にも今後そのような考え方のうえに立って、自重をするよう配慮をいたしてまいりたい、このように考えておりますので、御理解をいたたきたいと存じます。

 

 次に、土地開発公社の代表監事が、某選挙事務所で仕事をしておる。こういうことを私も聞いておりますし、この前決算特別委員会で、私が出席をしておりませんでしたけれども、そういう御指摘をいただいたようでありますから、私も直ちに調査をいたしたわけでありますが、この現在のような形で、代表監事がこの種の活動に参画をしておることについては、現状の関係法令上には別段の制限がないことでありますから、差しつかえはないとは申し去しても、やはり開発公社の監事としての職席上、そのために監査の業務というものが停滞を生じたり、あるいは市の公社の運営に支障を来たすことがあれば問題があるわけでありますけれども、そういう御発言がありましたので、実情を調査をいたしましたところ、毎月の月例検査あるいは定例監査、あるいは1日6時間以内の出動もいたしておると、こういうことを聞いております。

しかし、職務上の義務違反、または役員たるの適格性、そういうものを欠いてはいけませんので、今後とも代表監事には、十分任命権者であります私のほうから注意をいたしてまいりたい。

いわゆる監査上の事務、あるいは公社運営上支障があってはならないわけでありますから、いかに法的な違反がないと、関係法令上違反がないとはいえども、私は、そういう姿勢を保っていただかなければならないと考えておりますので、そのような面については十分注意をいたしてまいりたい、このように考えております。

 

 それから私が就任して以来、いわゆる職員の分限懲戒諮問委員会に、諮問をした事件、内容、そういうものについては、助役が委員長をいたしておりますから、詳細は存じておると思いますから、内容については説明は申し上げますけれども、確かに御指摘をいただいておりますように、服務義務の違反関係、その他いろいろあったことは事実であります。

このことは、やはり最高責任者であります私が、常に職員には公務員としてのいわゆる倫理を忘れてはいけないぞ、あるいはいろいろ資質の向上のための研修等をやっておりますけれども、確かに御指摘をいただいておりますように、先般までいろいろの事件がございました。

こういう点についてはまことに遺憾でありますが、今後ともこういう問題が発生をいたさないように、服務管理の万全について指導をいたしてまいりたい、こう考えております。

どうぞその点「市長はいつもそういうことをいうんじゃないか」と、先ほど御指摘を受けたんですけれども、なかなか多くの職員の服務規定を守らせ、あるいは職員としての、公務員としてのいわゆる姿勢というものを、厳格にあらためていくということを強く、私ども総務部を中心にして行っておりますけれども、まだ足りないところがあるではないかという反省のうえに立って、こういうことができ得る限り起きないような努力はささげてまいりますので、ぜひ今後ともその点についての御指導あるいは御協力を賜わりたいと思うわけであります。

 

 次に、三者会談を中心とした問題について、職員あるいは市民にもそうでありますが、御心配をかけておることは、私の責任であることは事実であります。そこで命令書あるいは支出負担行為決定書、あるいはタクシーの問題等々、御指摘をいただきましたこのことについては、決算委員会でも申し上げたように、私は現段階ではいろいろと申し上げられません。

しかし、たとえばひとつチケットの問題を取っても、これはやっぱり公用に使用するものであるから、もしそれが私用として使われるというならば、これは職員としてよろしくないんだという判断をいたしております。

こういうことについては、今後対応いたしますしまた大手の云々ということをおっしゃいましたが、それは秋山議員の見解でありまして、私の見解とは相違をいたしておりますから、たとえば、その時点ではもう陳情の問題は済んでいるではないかといいましても、まだ済んではいない河川の問題だとか、駐車場の問題だとか、あるいは武田神社内のいわゆる便所の問題とか、そういうものをなるべく理解をしていただくような努力をしなければならなかったからいたしたわけでありまして、そういう見解の相違については、いずれ明らかになるわけでありますから、その時点までひとつ待っていただきたい。こう思うわけであります。

 

 そこで、やめれば告訴を取り下げるとかなんとかおっしゃいましたけれども、告訴など取り下げていただかなくてけっこうであります。告訴の内容によって明らかになることでありますから、私は、少なくとも責任は感じております。その責任は、私が当事者として責任を明らかにする時期はあるでしょう。そういうようにひとつ御理解をしていただきたい。このように思います。

 

○助役(吉田三郎君)

 秋山議員さんの御質問の中で、市長の御答弁に対して補足的に申し上げたいと存じます。

 

 8年間といいますか、市長就任以来の諮問委員会の事件の内容はどうだと、こういうような質問でございます。

調査いたしましたところ服務義務違反関係が17件ございます。さらにまた交通事故違反が70件でございます。計87件が取り扱った件数でございます。さらにまた内容につきましては、13件の公務関連の発生した事件につきましては、私的な事件が4件ございます。

さらにまたその事件で関連して処分した職員が全体で45名でございます。内容につきまして懲戒免が3名でございます。それから失職が1名、減給7名、戒告8名、訓戒7名、口答文書訓戒9名、厳重注意3名、口答注意7、こういうふうな数字でございますので申し上げておきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 大手3丁目自治会の件につきましては、見解が違うという御答弁をいただきましたが、大手3丁目自治会というのはないんです。これはもう明らかなんです。このことは、市長も知ってると思います。すでにそのことが決算特別委員会で明らかになったのは、いろんな先ほどいったとおり経済部長とも話して済んでいるという。

ところが市長は、ほかに武田の便所の問題から何からみんなあるという、こういうんです。なぜ料亭でそういう陳情をしなければならないのか、それが問題なんです。われわれは、いつも市長に陳情するとすれば対話室を使うとか、あるいは役所の中で話すとか、これは当然のことであります。

だけれども、これはその自治会の岩窪の自治会の役員でもなければ、富士川地区自治会連合会の役員でもない人と、それを料亭を指示して、そこで陳情をさしたとか、こういう理由が違うんじゃありませんか。市内にも約500からの自治会があります。

その単位自治会が、それそれの要件で、ひとつ料亭で陳情をしたいからといったら、どうなりますか。こんなことは、市長のいまの答弁は全然違うことなんです。違う御答弁をいただいたんです。この点をもう1度御答弁を願いたい。

 

 それからタクシーチケットのことについては、確かに市長は決算特別委員会の総括の中では、ただいま御答弁をいただいたようなことであります。

しかし、その後甲府署へ行って、担当者に調べてもらった。甲府署では必ずそのことについてはいってくれるでしょう。調べてきてくれといったところが、調べた結果が先ほどいったとおりなんです。とすれば、1枚はともかくも、1枚は完全に私用であります。新年宴会の会議、こんなことは明らかじゃありませんか、それが処置できない。

これは私用に使ったことは明らかです、処置できない、こんな変な話がありますか、現実なんです。

 

 それから冒頭の議会運営委員会におけるこの欠席については、議長に私用だといって通知してある。ところが議会運営委員会の委員長には、委員会が終わったあといったと、だけれども私には、長瀬委員長は私用とだけしか返事はありません。だから聞いているんです。

そのことを、あなたは、そういうことはあなたの質問には答えられないという。私も、本会議であなたなんていわれることは初めてであります。だからいまもいったんです。あなたがいえば私もいいます。それまでは市長といっているんです。

敬意を表している(「うんといえ」と呼ぶ者あり)だから、その点あまり感情に激さなくても、私のほうは冷静であります。だから、わけをいっていただいたらいいと思うんです。どんな私用でもいいじゃありませんか。もしもいわれるごとく(「取り調べを受けていた」と呼ぶ者あり)容疑者として取り調べられたとしたって、それだって理由はいいじゃありませんか。何も申しませんよ。

場合によれば、公用で全私休も、そりゃ当然出てくるんでしょう。だけれども、私のほうは、ただ私用だけでは通らないじゃありませんか、といっているんです。その点を明らかにしてください。どんな用でもいいじゃないですか。それが欠席した理由に該当するとするならば、そういうことをいっている。冷静にひとつお答えを願いたい。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君

 

     (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 私も冷静に御答弁を申し上げておるつもりであります。

 

 ただ取り方によってはいろいろ誤解もあったと思いますけれども、ぜひそういうように御理解してください。

 

 また、頭の狂ったのもだいぶやじを飛ばすようないろいろ会議でありますが、私は少なくとも冷静にやっておりますから、どうぞそのように御理解してください。

(「そのとおり」と呼ぶ者あり)そこでお答え申し上げます。

 

 ただいま秋山議員の御発言の中に、容疑者云々という御発言がありましたけれども、私は容疑者ではございません。被告発、告訴人でありますから、その発言は取り消しをしていただきたい。

(秋山慎次郎君「取り消します。」)と呼ぶ。

 

 それから大手3丁目の問題につきましては、大手3丁目とうたってありますのは、前に大手の役員をした人が入っておりますから、そのように使ったと私は理解をしておるんです。そこで料亭で云々という御発言がありました。でき得れば、やはりお説のように対話室なりなんなりを使ってやるべきだということについては、私も理解をさしていただきます。

ただいろいろ、たとえば光風寮の問題にいたしましても、先ほどから御発言がありました刑務所の移転の問題にいたしましても、2号線をいまから用地買収をして下水道管布設事業をやらなきゃならぬとか、いろいろの問題で反対、賛成があります。

やはりこの理解をしていただくには、たとえば大手3丁目の元の役員であっても、力のある人が反対をしておる人たちに、ぜひ納得してくださいといって政治的な配慮をすることもなければ、なかなかこの行政の推進ができ得ない場合もあるわけです、実際に。

ですから、そういうことのあるときには、そういうこともやったと、ぜひひとつ、原則的なことは秋山議員がおっしゃったことは、私は理解をして、そうあるべきだと思いますけれども、なかなかそういうことまでやって理解を求めるような工作をといいますか、率直に申し上げて。そうしなければなかなかいまのこの市民が行政に協力をしていただくという姿が出てこない、なかなかむずかしい問題がございます。

そういううえに立って私はそのようにいたしたのでございますので、原則的なことは、秋山議員がおっしゃったとおり、私も理解をさしていただきますが、そうであったということを、ぜひ御理解をいただきたいと思います。

 

 なおタクシー券の問題等については、明らかになりますれば、当然これは先ほどの分限懲戒委員会もあるわけでありますから、その他の問題もすでに検討の段階にございますから、含めて検討をしなければならない。このように考えておりますので御了承をいただきたいと存じます。

 

○議長(上田英文君)

 秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 自治法にあります市長の当然やらなければならない件については、答弁漏れがありますね。その辺が冷静を欠いておるということなんですよ。地方自治法の市長のやるべきこと、答弁漏れがありますね。

 

 それから、いまタクシー券の件につきましてですが、これほど明らかなことはないんですよ。それが調べなければわからない、そういう体質をいっているんです。

 

 それからいま、大手3丁目のことについて、たいへん重要な話がありました。工作が必要だという、市民総参加の中で、何が工作が必要ですか。市民総参加市政が、市長の、河口市政の根本でしょう。総参加の中でなぜそういう工作をしなければならないか、そこに疑惑が出てくるわけです。

市長のいわれるごとく、おれのところにこう、市長室にこうと、いつでも市へたずねてこうやとそういう姿勢を私はたいへん尊敬しているといっているんです。だから、そういう形でもできるはずなんです。

そういう工作をしなければならぬところに疑惑がある。そういう考えだから疑惑が出てきたんです。そのことを思い、この点については、市長がいわれるごとく、見解がやっぱり違う問題もありますけれども、これはまたこれで納得したわけではありません。

 

 また運営委員会の問題については、私がたまたまことばを違えて、被告訴人というべきを容疑者といった。これは確かに取り消さざるを得ません。しかし、その私用の内容については、何としてもおっしゃっていただかない、それほど困ることなんですか。簡単なことじゃありませんか。それがいえないということは、本会議の席上であります。しっかり御答弁をいただきたい。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 運営委員会に欠席をしたことは、私用でありますと、こういうことでありますが、私用というのは、すなわち一身上の都合でございます。一身上の都合の内容について、私から議員さんに申し上げる必要はない、こう考えております。

 

 それから文書管理についてはお説のとおりでありまして、文書管理は厳重に今後ともいたさなければならないと思っております。

 

 それから市民総参加であるから、お説のとおりの行動、配慮をすべきだということについては、原則的に賛成であります。

今後、できるだけそういう形の中での市民理解を求めるようなことにいたしてまいりたいと思いますが、なかなかいまの社会事情あるいは経済事情、そういうような情勢の中で、なかなかむずかしさがあるということだけは理解をして、私どもが市民の納得を得るため、あるいは御協力をいただくため、それが個人的ないわゆる私権とからんでまいりますと、なかなか私権あるいは地域の感情、こういうものがありますと、堀の内へ大津から刑務所の用地を移転したときのあのいきさつをごらんいただいてもわかるように、なかなかむずかしさがありますから、どうしてもひざをつき合わせて、じっくりと話さなければ、理解を求めることができ得ないというような私ども行政当局には非常な悩みがございます。

原則的なことは理解をさしていただいておりますし、またそのような方向で今後ともやってまいるつもりでありますが、今日までの段階では、そのような実態があったということは、ぜひ御理解を賜りたい、こんな気持ちでございますので、以上をもって答弁にかえます。

 

○議長(上田英文君)

 関連質問の通告がありますので発言を許します。

 

 臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 先ほどから議事進行でお願いしたんですけれとも、全然無視でありますけれども、私は質問に入る前に、市長がただいま秋山議員の質問に答えていわく、冒頭「頭の狂ったやじとか」という項がありました。それを、速記録を示して弁明をいただくまで、私は関連質問に入りませんから。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 この会議でやじを飛ばした人が「頭が狂っている」と申し上げたんではありません。よく会議の中でそういうことがありますねと申し上げたんで、臼井さんが何かおっしゃっておったのかどうかも、私の耳には入りません。

 

      (臼井議員「議事進行」 と呼ぶ)

 

○議長(上田英文君)

 臼井議員に申し上げます。

 

 議長はまだ指名しておりません。一たんおすわりください。

 

 臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 それはですね。いやしくもこの本会議場のマイクを使って「どこの話か知らぬけれども、頭の狂った云々」ということは、これは大変な不謹慎なことばです。その程度の弁明では私は困ります。議長の裁断で、議事録を示して、そしてわが自民党に検討さしてください。

(「異議なし」「休憩だ」と呼ぶ者あり)

 

○議長(上田英文君)

 関連質問はいたしませんか。

 

 白井成夫君。

 

○臼井成夫君

 議長がどういう裁断をしてくださるのか、議長に私はお願いをしているんです。速記録をとって、それまで暫時休憩をしてくださいと、自民党としていっているんです。

(「必要なし」「必要あり」「議事進行について」と呼ぶ者あり)

 

○議長(上田英文君)

 込山貴雄君。

 

○込山貴雄君

 臼井議員さんのおっしゃっていることはごもっともだと思いますけれども、議事録をおとりになるまで時間もございますし、検討するにも時間がかかると思います。

したがって、臼井議員さんのほうの関連質問がありますから、関連質問を予定どおりしていただいて、その間にそちらのほうで準備をしていただき、準備のでき次第休憩なりなんなり、それは議長の判断におまかせいたしますので、そういうふうな議事の取り扱いをするようにお願いをいたします。

 

○議長(上田英文君)

 臼井議員に申し上げます。

 

 ただいま臼井議員から申し出のとおり、速記録の整理等後刻いたしまして、お示しをいたします。したがって臼井議員が関連の通告をやっておりますことについて、ここで続けて関連をいたしますか。それともこの際取りやめにいたしますか、お尋ねをいたしますが。

 

 臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 その必要なしという、たいへん非常識な発言の中にあって、込山大先輩のようなりっばな御発言がありましたので、そのことをあえて私も了解をさしていただきまして、関連質問に入ります。

1つは、市長が今月10月10日付甲府青年会議所新聞に掲載されておりまする市長及び広報課長、青年会議所柳沢理事長と3者の、これも3者会談でありますが、3者との対談のことにつきまして、私の調査の範囲では、録音テープをダビングして率直そのままにすべてを掲載したと、こういう話を漏れ聞いておりますけれども、そのことをまず市長にお尋ねいたします。

 

 3者会談問題という中に、政治的な背景というものがございます。こうあります。質問の第1点はこの問題であります。

 

 第2点、小林善録−ここには君とありますが、私はあえて氏と言います。小林善録氏と私、いわゆる市長と3者会談をした。それが強要罪、いわゆる強要罪というのは、臼井市議が暴行あるいは強迫を私が受けた、おっかない云々とあります。その強要罪に対する市長の見解説明。

 

 3番目、なぜそれならば半年以上たった7月10日の時点で恐怖を感じたのか常識でみてわかる。いわゆる7月10日に提起をしたことがゆえに恐怖でないという、市長の大変身勝手な判断ありますけれども説明を3つ目求めます。

 

 4つ目、昭和50年の選挙のときから小林善録君は一私は氏という―氏と臼井君は関係があったと言っている。

飲食店等で数回にわたって飲んでいる仲のいい人と、何で恐怖を感ずるというんだ、こう言っております。この説明。

 

 5つ目、強要罪なんというものは当然成立しません。

弁護士みたいなことを言っているんですけれども、市長が―。甲府市政が暴力団と関係があるように言われているけれども、その事実が明らかになれば臼井市議が暴力団と関係があったという調査が出てきますと、5つ目説明を求めます。

 

 6つ目、11項目が真実であるとするならば、当然贈収賄何々で逮捕されなければおかしいですよ。ねつ造、これはねつ造です。

 

 7つ目、7月10日に発表する前に、7月3日におれは小林善録氏の家がどこか知らないけれども、市会議員某氏―この某氏の説明―が電話をかけて来てくれと言った。ほったら臼井君は現実に自分の車で迎えに行った。

7月3日に河口市長追い落としのため協力してくれと言っているじゃないか、この具体的説明。

 

 8つ目、あとはいろいろ文書の問題もありますし、これは明らかになりますね。新聞などもスクープであおって市民のみんなに不信感をね、という説明。

 

 9つ目、市民にひとつの理解を求めるような時期が近いうちに来るでしょう。警察官のようなことをおっしゃっているけれども、その近いうちというものをぜひ指導願いたい。

 

 2点の質問に入ります。

 

 三者会談事件に関係して、市長が後援者の集まりの席において、金丸代議士にお世話になっているので心配ないということを言明したということは私は聞いておりますが、そのお世話の内容を承りたい。

金丸先生は御案内のように自民党の代議士で、多数市民に反逆するような河口市長を側面的に支えるなんということは、全くそのようなお立場の方じゃないと私は理解いたしておりますけれども、もしそのことが事実でないならば市長の言明を求めます。

 

 また、たとえば市長にお尋ねするんですが、代議士が動くことによって事実が事実でなくなったり、クロがシロになったりするのかよく御説明いただきたい。

良識ある保守政治家である金丸先生は、恐らくこんな事件にはいつか何かの新聞にも出ておりましたけれども、きわめてタブーの政治家です。金丸先生と河口市長はその辺がちょっと私は違うと思うんだけれども、ぜひその点は金丸先生を呼んで問題を、市長のお口から聞いたという人たちから何人か聞いておりますので言明を求めます。

 

 3つ目、先ほどオリエンタルホテルの、恐らく12月7日の会合のことでしょう秋山議員が御質問されたのは。

この主催者、会合の趣旨、出席者の数等を明らかにしていただきたいと思います。

 

 4つ目、市職員の中で現在選挙違反等の罰に問われて公民権停止の職員がいるかどうか。またいたとしたらどのような処分をされたかどうか。

 

 5つ目、総務部長にお尋ねします。

 

 市職員の採用資格試験の受験資格のうち、住所要件を説明してほしいと思います。住所要件。

 

 次に、最近新聞に若干でありますけれども、市長の三選出馬要請をというふうなことがささやかれてきております。

政治的中立を保たなければならない民生委員の皆様、あるいは社会福祉協議会、ボランティア協会、老人クラブ連合会、本日は私立保育園協会か何かが新聞に載っておりますけれども、前者4者については私の精査では、春定期総会なり役員会等でそんな論議若干あったことのようですけれども、問題が代表者によってあえてこの大変市長が市民から批判を受けておるこの時期にそういう方々が出馬要請をしてきた。

その意図はかれらの自発的なのか、市長サイドによる例によっての根回し工作なのか、この点を明確にお答えをいただきます。

 

 6つ目、荒川ダム関係、あるいはまた国の特定不況地域振興対策等、非常にあるいは県から市は相当のサポートしていただかなければならない難問題をいま抱えておるわけでありますけれども、荒川ダムについてもアロケーション22%以外に県は相当の御努力をしようということで、いま現在土木サイドでいろんな検討を重ねているようですけれども、そのことは即甲府市の20万人ロ、20万市民のために大変段に立つことである。

というふうに理解をいたしますけれども、市長の御判断をお聞かせいただきたい。

 

 と同時に、自治省が現在特定不況地域振興総合対策というふうなものを要綱をまとめまして、本年12月いっぱいには全国70ヵ所を指定をしようということで、現在各自治体の責任者とヒヤリングに入っているようですけれども、山梨県ではわが甲府市、これはまぁどちらかというと研磨、宝飾とか地場産業が不況の波におわれているということで、県はその対象にしているようです。

加えて富士吉田市、西桂町、この3市町を県は不況対策の国の指定地域にしようということで、多分のいま努力をしている。12月中に決定をされることでありますけれども、このこともわが甲府市にとっては大変な有利なことであると私は判断をいたしますけれども、市長の見解を承りたいと思いいます。

 

 第1弾を終わります。

 

○議長(上田英文君)

 河口市長。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 お答えします。

 

 今度の問題が政治的な背景だといっておるけれども、それが政治的な背景であるゆえんと、こういうように非常に項目的にパパッといわれましたから、あるいは落ちるのがあると思いますが、もし落ちたらお許しをいただきたいと思います。後ほど再質問をお願いを申し上げたい。

政治的な背景であるということは、7月10日に自民党の市議団の皆さんが、三者会談問題について記者会見をして御発表をされたと。その後になって小林善録君が記者会見をした結果で、私どもは承知をしたんですけれど、7月の3日に臼井議員が呼びに来られて、議員さんのうちで三者会談をおやりになった。

そのときの発言の内容をいろいろとりざたはされておりますけれども、私が本人から聞くところによると、河口市長失脚のために協力をしてくれないかといったと、こういっておることをもってして政治的な背景だと判断を私がしたと、こう御理解をいただきたいと思います。

 

 次に強要罪云々ということは、私のきめることではございません。ただ、強要罪というのは、いわゆる法にありますようなことがなされて、はじめてこの強要罪というものは成立をするんだと、私は常識的に考えております。

私も弁護士ではありませんから、詳細はわかりませんけれども、少なくともそういうことがなされたことが強要になるんだと、こういうことであるなら、ないことだから強要罪はないではないか、こういうことを私が申し上げておるわけです。

 

 それから小林善録君と臼井議員との関係ということについては、特別委員会等の発言を私が承っておりますと、その前から御関係があった。

こういうことを御証言をされておりますから、それをもってして臼井議員が小林さんとは非常に親交が厚かったと、こういうことであれば、これまた強要罪にも関連がなくなるではないかという予測は、当然されるわけでありまして、私は特別委員会で申し上げておりますように、冠婚葬祭等で2、3回会ったと、こういうことでありますから、そういうように御理解をいただきたいと思います。

 

 なお11項目につきましては、臼井議員が風聞、その他不確定の情報に基づいてということをいっておられる、そのことについては私の関知するところではないから、あえてここで答弁を申し上げる必要はなかろうかと思いますけれども、そのように御理解をいただきたいと思います。

 

 それから各会合で、近いうちにこの問題の決着がつく、こういうことをいっておるが、その近いうちとは何ぞやということでありますが、なるべく早く決着をつけたほうがいいではないかと、こう私は思っておる。

こういうことですから、私がやることではありません。私がやることでございませんから、私としては予測もするでしょうが、予測の当たらぬこともございますし、早く決着がついた方がいいと、私が願っている、こう御理解をいただきたいと思います。

 

 それから金丸さんにお世話になっておるとは、どういう聞き違いをされたか知りませんけれども、良識ある金丸先生に、この問題等には一切関係はございません。

今日まで、この先生には本市のいろいろな都市計画事業、その他いろいろの問題で非常なごやっかいになっておるということは、いったかもしれませんけれども、本問題と関係してやっかい、せわになっているという内容ではございませんので、そう御理解をいただきたいと思います。

 

 それから12月7日の問題については、これは特定の研修グループの皆さんの発起によって、この会合が持たれた、こう御理解をいただきたいと思います。

 

 それから市職員で選挙違反に問われておった者があるかどうか。現状、そういう者はないようでございます。

 

 それから三選出馬要請については、私どものほうからそういう意図をもって、この何というんですか、やれと、こういったというように御理解をしていただいては困ります。

私はそうでなくして、自主的に皆さん方が臼井議員が、どう解釈をされようとも、いやいやそれはそうじゃないんだというなら、そうおとり下さい。私は、皆さんが好意をもってそうしてくれたことには、感謝をいたします。

しかし、私は現段階では、せっかくのお申し出をいただきましても、現状の段階では考えておりません。御好意だけは感謝をいたしております。ということでありまして、私はこの皆さんに感謝をしているんですから、その皆さんをいろいろと申し上げることは、何ものも持っておりません。どうか、そういうように御理解を賜わりたいと、このように思います。

 

○総務部長(新藤昭良君)

 職員の採用の要件につきましてお答え申し上げます。

 

 9月1日現在住民登録をいたしまして、本市に居住をいたしている者が該当でございます。

 

○議長(上田英文君)

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 答弁漏れがございました。

 

 荒川ダムの問題、その他不況対策に関して、いろいろと県が御配慮をしていただいた。特に荒川ダムについては私どもはじめ議会関係からも議長さんはじめ皆さん方の御意志で、ぜひ補助金をお願いをいたします。

あるいは国庫補助率を引き上げていただくことについては、積極的に御努力をいただいておりますから、私は、県がそのような御配慮、御努力をしていただきますことを、心から期待を申し上げております。

今後ともまた皆さん方とともども御協力をいただいて、少しでもこの軽減が、はかられるような方途を、私どもも努力をいたさなければなりませんし、また県のそういう御配慮を心から期待を、不況対策を含めていたしておりますので、御了承をいただきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 臼井茂夫。

 

○臼井成夫君

 いまのまず青年会議所の新聞の問題から再び質問をいたします。

 

 政治的背景が云々ということは、市長これは当初からおっしゃっております。別に小林善録さんが記者会見をする前から政治的背景、私に対する失脚だということは、当初からおっしゃっているんです。7月の11日の記者会見、12日の新聞をごらんください。小林善録氏の記者会見は、12日以降ですよ。

市長がおっしゃっているのは、その当初からです、失脚というのは。失脚じゃありません。私がよく申し上げますから聞いておいてください。6月の早々から、某報道機関の記者から、私のところに何度も連絡があって、暴力団幹部をまじえ市長と会ったと聞くがと、私に三者会談を察知したかの質問がたびたびあったのです。

その方が10日の朝市長のお宅に行った方ですよ、NHKの某記者ですよ。それからそういう何度もNHKの某記者との交渉の過程の中で、7月の2日午後7時半ごろ、私の自宅に小林さんより電話がありまして、三者会談が漏れそうだ、いま直ちに会いたいといって見えたのが小林さんです。

市長と打ち合わせをしたかしないか、私の関知するところではない。そういう中で、私はお断わりをしますと、何度も断わったのであります。そうしましたら、ぜひ会いたい、どうしても会いたいというんで、じゃ私のうちにお越し下さい。初めてだけれども、聞きながら来てください。

こういう場所ですからといったら、けっこうだと、すぐとんでいくといって30分後に小林さんが来たのであります。そのときの会話を私は申し上げます。ねつ造じゃありませんよ。三者会談のことが世間に漏れそうだ、漏れたら三者とも困る。ぜひ他言をしないでほしいという趣旨のことを、小林さんが私のところにいってきたのであります。

そこで私は、このときだということで、勇気をもって小林さんに対して、市長はその後も言行全く改まっておりません。残念ながら、私の指摘したような言行は、エスカレートするばかりであります。小林さんからの話でありますけれども、私は市長の代弁者じゃありません。市民の代弁者であります。

私は、これ以上この市長の悪口を無視することはできません。ぜひ小林さん、これ以上私に制圧をかけないで下さいといって、私は小林さんにお願いをしたのであります。そうしましたら、小林さん答えていわく、もしも、いま臼井さん、あなたのいったことが事実ならあきれた、姿勢を正すと約束した市長が、相も変わらず姿勢を正さないとするならば、仲介人であるおれの顔にどろを塗ったことになるんだ。

おれはもう市長のことは知らん、けっこうだといって、小林さんと私でその際の結論として、三者会談が漏れようとも、市長の疑惑問題がどんなに漏れようともかまわないという結論に、7月2日の夜、私のうちでなったんです。

そのときに私は、これで市長問題で小林さんとは対決しなくなるであろうといって、安堵したのであります。そしていよいよ7月の議会を迎えようと思ったやさき、議会の開会をして、ちょうど休会の日であったと思いますけれども、7月の10日の朝8時半に、市長、あなた御自身か私のうちに、いまいいますよ、いまマスコミのNHKの某君が、おれのうちに来たと、三者会談問題を聞きたいのでどうだといってきたから、そんな事実は全くない。

市長がそんなことをするはずがないといって、おこって記者を追い返した。いま大森旅館にも、1月26日には会合なかったことにするように手配をした、ぜひ臼井議員もそのように頼むといって、7月10日の8時半に電話をしてきたのは、あなたじゃないですか。そのときに、私は頭が痛いから電話を切りますよと、一方的に切った。そのときにわかりましたといえば、この事件はなかったんです。一方的に切ったんです。

こういう事実を、私は自民党の先輩議員にみんな御相談申し上げて、こういうことをどうしましょうかといったら、民主主義、議会政治に対する挑戦だと、やれといってなったんです。何でこれが政治謀略ですか。狂っているというおことばは、あなたに返します。強要罪、確かにあなたはその席にいらっしゃったから、強要したかしないか1番御存じでしょう。

あの程度の話じゃ強要にならなかったという判断なんでしょう。弁護士と相談したら。強要罪というのはそんなに簡単なものじゃありませんよ。私も相当優秀な弁護士と相談しているんですから、あなたがだれと相談したか知らないけれども。

 

 それから選挙縁、選挙縁といっております。これも私は公に再度市長にいいますから、市長がちゃんと答えをしてください。小林さんが何とおっしゃっているのか、私の関知するところじゃありません。人の口に戸は立たらないから。

しかし、私は51年の、いいですか、よく聞いておいてください。51年の秋ごろ、市内の某食店で私と居合わした友人から紹介されたんです。ああ、あんたですか、若い臼井という議員はといって、私にことばを返してくれたのが小林さんであります。51年の秋です。

その後グリーンクラブのプールのオープン、ある私の地元の飲食店のオープンの宴会等に招かれた際に小林さんもいらっしゃっておって、あるいはスーパーダイエーの近所で会ったのが2、3回、これが私と小林さんの関係であります。

ところが市長の御関係を、大森旅館で1月26日に、御両者はどういう関係でございますかといって、私が御両者にお尋ねしたところ、両者が異口同音に十数年来のつきあいだと、たいへん深い関係であるということをおっしゃった。その事例をあげましたね、市長が。その事例を申し上げてもいいですか。

ここで十数年来のどういう関係であるかということを、私は事例を申し上げましょうか。私は、そこまで市長にいいたくないので、もっとすなおに物を判断し、御答弁いただきたいんで、あえてきょうもいいません。私も人の子です。(「明らかになるからいいじゃないか」と呼ぶ者あり)いいですよ、市長の知ってることですから、答弁者はあなた方じゃない、市長ですから。

 

 それから謀略説という、ちょっと静かにしてください。議長、静かにしてもらわないとだめですよ、質問できなくて。私も小林さんという方が、どういう方かよく存じません。しかし、巷間でいわれている小林さんという人を聞く範囲では、そのような大物をまつり込んで、事件をでっち上げるほど私にも勇気はありません。

率直にいいまして、市長は暴力団でもなんでもないから、こうやって口角あわを飛ばして市長に質問ができるんです。

私には、そんな勇気も度胸もありませんよ。大物を中に引っばり込んで、ない事件をでっち上げるほど。市長のようにうそをついておりませんよ。そういうことです。この問題について、ともかく青年会議所に行って、こういうでたらめなことは取り消してください。まだあります。金丸先生のことはよく理解しました。金丸先生は、そのようなことをする先生じゃありません。

 

 それからオリエンタルホテルに出席したといわれる、ここにいらっしゃる、答弁席にいらっしゃる方々、出席をした人たちは、全部答弁してください。どういう趣旨であったか、どういう内容であったか、だれがそういう出席要請をしてきたか、市長がおっしゃるように研修会ではありません。

どうして夜5時半からオリエンタルホテルで研修会を持つんですか。その前には笹屋旅館でやりましたね。それは、われわれは同志の話だ、管理職と組合との話だということで、われわれは十分理解したつもりであります。

その舌先のかわかないうちに、今度は、会場をオリエンタルホテルに向けて、しかも立候補者はオリエンタルホテルに来ていたかいないか知りませんけれども、こんなうまい酒は飲んだことはないといわせるほどに、皆さま方は選挙の応援をしたんじゃないですか。

オリエンタルホテルに行った人は全員が、その答弁席の方々、答えてください。(「自由だ」「必要なし」と呼ぶ者あり)何をいっているんですか、あなたは。議長、ちょっと注意してください。

 

○議長(上田英文君)

 御静粛に願います。

 

○臼井成夫君 

(続) それから甲府市に連絡所が幾ヵ所あるか知りませんけれども、その連絡所のある所長は、現在公民権停止だと私は聞いております。50年から50何年まで公民権停止であるということを、選挙管理委員長にお尋ねします。

公民権停止の市の係長以上の職にある者がいるかいないか、関選挙管理委員長にお尋ねをして、その後また質問をいたします。そういう方々があっても、総務部長も市長も助役も知らない。これが選挙運動を野方図にする、地方公務員法をまじめに、そのことを理解をし、公務員としてのりっぱな綱紀を保とうという姿勢が、その管理職員に、選挙違反で問われて、現在公民権停止であるにもかかわらず、何の処分も1度もしていない。

このことが河口市政のもとで選挙を自由放縦にさしているゆえんであります。市長、選挙管理委員長、総務部長のこの問題に対して答弁を求めます。

 

 それから私の調査では9月1日、総務部長いまいみじくもお答えになった、9月1日甲府市に住所を有している人が有資格者だと、採用試験ですね。来年度採用の登載合格者。私の調査では2ないし3名9月1日以降であります。1日じゃありません。2日以降であります。

甲府市に住民登録を移しております。なおかつある1名は不明であります。住所がどこにあるかさっぱりわからない、どんなふうに調べても、そういう者がおります。何倍もの採用試験受けに来たまじめな方々はどうするんですか。

1人は9月の7日、1人は9月の11日です、甲府に住民登録を移したのが。とんでもないですよ。こんなことじゃ試験をやり直しをしなけれはいけませんよ。そういう実態。私は十分調査しているんであります。市長がいつもおっしゃるように、風聞ではいっておりません。裏づけ捜査を完ぺきなまでいたしております。

 

 それから、いま市長がおっしゃったように荒川ダムについては、あるいはまた不況対策の全国にたった70ヵ所しか、市町村のいわゆる指定ができないにもかかわらず、県知事は甲府市を富士吉田、西桂、それに甲府市まで加えて、まだ特定不況対策地域というには、若干データー的に乏しい甲府市を加えてまで、現在一生懸命甲府市を推薦するために、自治省にかけ合っているのであります。

こういうふうな県行政が、甲府市に一生懸命アロケーションの問題にしてもしかりでありますけれども、一生懸命サポートしてくれているこの実態を、謙虚に受けとめて、この議会で県には十分お世話になっているということを表明するのが、市長のお立場じゃないでしょうか、甲府市の大責任者として。私は、そのこともあえて答弁を求めます。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口規賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 荒川ダム不況対策については、先ほどから申し上げておるではありませんか。何をいえとおっしゃっているんです。感謝しておるといって、それ以上のことを、何を私があなたに御答弁すればいいんですか。

 

 それから政治的な背景の問題については、日時的に違うというけれども、ぼくがそう考えておるんだから、あなたのほうは政治的な背景がないと思っておっても、私がそう思っていると申し上げているんです。特に、それを裏づけをするものが、そういうものがあったといっているんです。おわかりですか。

 

 それから商工会議所のいわゆるJCの皆さんと、いろいろ対話をしたことについては、私の責任で対話をいたしておりますから、私は取り消す必要はございません。

 

○総務部長(新藤昭良君)

 受け付けの際、住民表の提示を求めまして、確認をして受験の許可をいたしております。したがって、私どもも住民票の手続上の内容を確認いたしておりますので、いま一度事実がありますれば問題でございますので、再調査をいたします。

 

○選挙管理委員長(開 和夫君)

 お答えいたします。

 

 選挙管理委員会は、選挙人名簿に載っているかいないかということにはお答えできますけれども、どなたがどういったことになっているということについては、関知しないところであります。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口祝賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 最高責任者であります私が、その内容については御答弁を申し上げてございますので、1人1人答弁せよということでありますが、もし必要がございましたら、時間もかかることでありますから、あと部長にそれぞれ議員さんのほうからお尋ねをいただければ、ありがたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 いまの職員の採用試験の問題であります。あるいはまた公民権停止の職員の問題であります。どうしてこの場で答えができないんですか。どこで答えるんですか。どこで答えるんですか。それと同時に、もし公民権停止の問題、こういうものがあった場合は、どういう処分がなされるのか。

一般の市民が公民権停止になったんじゃなくて、いやしくも市の公僕が公民権停止になった場合はどういう、いわゆるその査問委員会か諮問委員会か存じませんけれども、どういう処分対象になるのか。私の調査では、処分対象になるんです。最終的な判断は、任命権者市長のいわゆる裁量の問題であります。

しかし、裁量もなにも知らないじゃないですか、そういう方がいることが。そんなことでよく職員の管理がつとまりますね。それと同時に、そういう人があった場合、どういうふうにするのかという問題。

 

 それから職員の採用試験が、そういう不純なものであったとするならば、このものはどういうふうに処置されるのか。それを答弁するのが総務部長の答弁ですよ。あったかどうか知りませんけれども、わかりませんじゃなくて、あった場合はどういうふうにするのかが、最高責任者の答弁じゃないですか、そうじゃないですか。それじゃ責任ある答弁といえないじゃないですか。

 

 それから、いわゆる12月7日、テーブル8卓を囲んで100人以上の部課長が集まって、助役を先頭に収入役、労働組合の市川委員長、市川委員長は部課長と一緒に何の研修会ですか。どうして市長はそういうでたらめな答弁をなさるんですか。

このことが、12月7日市長は、その会場にいらっしゃらなかった。先ほどの私用の云々という日であって、それが研修会と称して行われた会合が、どうして市の職員の皆さんが、部課長がみんな集まっているところに立候補予定者を呼ぶんですか。それは何の研修ですか。もう一度答弁してください。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 お答えをいたします。

 

 なぜ研修をやって悪いんですか。組合の委員長が、なぜ出席をして悪いんですか。組合と管理職職員とが一体になって行政を進めなきゃ進まぬでしょう。組合の意見を聞こうとも、組合と一緒に勉強して何が悪いんですか。助役や収入役は出たことは私も聞いております。大いに勉強したらいいじゃないですか。

 

○総務部長(新藤昭良君)

 そういう状況があるかという御質問でしたから、状況をお答え申し上げました。

 

 再度申し上げますが、私どもは住民登録の名簿を確認をいたしまして、受け付けの際、その提示をさせたわけですから、御指摘のような9月1日以降に登録をしたという者はないと信じております。その住民登録票確認のうえに受験を認めたわけでごさいます。

したがいまして、そういうものがある場合はどうかということになるわけですが、もし、そういうものがないと思いますが、あるとすれば失効になります。

 

 それから公民権停止の問題につきましては、本人の身分に関する問題でございまして、私どものほうに確定があれば通知がございます。

通知がございませんと、率直に申し上げてわからないわけでございまして、この点につきましては御案内だと思いますが、そういう意味でさらに通知がありまして、実態がわかれば、これは当然諮問会の中で論議をいたしまして、一定の処分が行われる。こういうふうに思います。

 

○議長(上田英文君)

 臼井議員に申し上げますけれども、質問について申し合わせ事項がございますので、臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 市長は研修会がいけない、私は、一言も研修がいけないと申しておりません。ちゃんと的確な答弁をしてください。その会の職旨と、だれが主催をして、どういう会でありますかということを質問しているのにもかかわらず

(「必要なし」「休憩だ。休憩だ」と呼ぶ者あり)どうして必要ないんですか。

市長には答弁漏れですから私は質問しているんです。何で市長は、研修がいけないんだなんて、そんなことおっしゃるんですか。研修がいけないなんて、議事録を見てください、一言もいっておりませんから。どういう趣旨の会が、どういう人が出席して行われて、どうしてそこに候補予定者がきて、しかも、ある幹部は、知事は望月、市長は河口といわなきゃいかんのですか。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 会を持ったのは、研修グループの管理職の人であります。

 

 その内容は研究、研修でありました。

 

 第3点、たまたま望月幸明氏が、前副知事の望月幸明氏が別室におられて、だれと会ったか知らぬけれども、ぜひそういう機会ならあいさつをさしてください、というから、あいさつをさして差しあげたんだと、田辺さんが来たら、田辺さんにもしてもらったらいいでしょう。

 

○議長(上田英文君)

 暫時休憩いたします。

     午後2時26分 休 憩

 


     午後4時 8分 再開議

 

○議長(上田英文君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 

 先ほどの市長答弁及び臼井議員の発言中「頭の狂った云々の部分は、議長において措置いたします。

 

 上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を続行いたします。(「議事進行」と呼ぶ者あり)

 

 込山貴雄君。

 

○込山貴雄君

 ただいまの議長のお取り扱いにつきましては、私も賛成でございます。けっこうだと思うんです。

ただ、先ほどの臼井議員と市長との質疑応答のやり取りでございますけれども、質疑応答の形は取っておりましても、やはり被告発人と告発人と、こういう立場ですから、内容的には、これは質疑応答という形式を取りましても、なかなか御理解をいただくという段階ではないと思います。

したがって、いつも市長がいっておりますとおり、やはり捜査の範疇に入る事件の問題の質問については、これは、市長としては答弁できないというような主張を取っておりますから。

しかしそうはいっても、なかなか全部が全部というわけにもまいりませんから、やはりほどほどにやっていただく、こういうことでお互いに注意し合ったらどうだ、こういうことを、ひとつ皆さん方の御賛同をいただいて、ぜひひとつ私は提案したい。

そうしませんと、私どもも聞いていても、耳をおおいたくなるような気持ちでございます。したがって、ぜひ議長のほうのお取り扱いで、そういうふうな問題については、そういうふうな基本方針が出されておりますから、その基本方針に基づいて発言の内容、あるいは議事の進行等についても、十分御注意をしていただくようにぜひお願いしたい。

これは皆さん方の御了承、御賛成をいただいて、私が議長のほうへ提案をさしていただきたい、こういうことでございます。

 

○議長(上田英文君)

 議長としては、おおむね了承いたしますけれども、議員皆さんも、いまの御趣旨のようにひとつ御了承願いたいと思います。

 

 次は土屋 直君

 

○土屋 直君

 たいへん厳しい質疑が応酬がございまして、自民党の持ち時間も30分近く残っておるということで、議長の発言を求めましたけれども、議長の判断の中で休憩をせられまして、私もちょっと残念に思ったんですけれども、残り時間をいただきましたので、先ほどの質疑を続ける中で、いま少し市民に明らかにしていかなければならない数点がございますので、お伺いをするわけでございます。

 

 過般、秋山議員の質問の中で、市長の答弁はあくまでも私的な事情で議会の欠席をという御答弁でございますけれども、新聞報道あるいは他の報道機関が一斉に、市長は、東京に私的用件で行かれて、その内容的な文面を拝見するうえから判断しますと、半蔵門会館等で、何らかの形で司直とかかわりがあったんじゃないかというような、実は報道がされているわけでございまして、市長はあくまでも私的な用事であったので、それ以上お答えができないということでございますけれども、すでに各般にわたり報道がされておりますので、その点についてもう一度お伺いをしたいと思います。

 

 2点目といたしましては、いわゆる三者会談が1月26日にある、ないという論議がされておるわけでございますけれども、これは1月19日のいわゆる大手3丁目等々の自治会の会合であったということが、当局からは、あるいは市長のほうからは言明をされているわけですが、これらについて、先ほどの秋山議員の質問の答弁からしますと、かねて甲府市の主要事業でございました刑務所の移転に関係する、たいへん紛糾した大津あるいは堀の内の問題のときにも、こういうようないわゆる密室行政的な会合は、万々やむを得なくあったんだと、そういうことからして、つつじが崎霊園に墓地の増設に伴う反対派のためにこういう会合をもった。

こういうような答弁を、特別委員会あるいは常任委員会、決算委員会を通じて市長は言明をされておるわけですけれども、具体的にはどのように地元反対派の住民に根回し工作がされたかどうか、やはり御開陳をいただきたいと思うわけでございます。

あわせて刑務所のときもそうだったという先ほどの御答弁ですけれども、刑務所のときもそういうような方法でやったという御答弁ですので、刑務所のときはどうであったか、あわせてお答えをいただきたいと思います。

 

次に、19日に会合に参加した数名は、甲府市の指名された業者のように伺っているんですけれども、最近、たいへん53年度事業の工事発注の請負率が高いという市民の声があるわけでございますので、この点について新藤総務部長にお伺いをしたいと思います。

 

次に職員採用につきまして臼井議員が質問をいたしておりまして、9月1日以降2名の住民登録がされているという質問がされましたけれども、明快に御答弁がいただいておりませんので、お答えを願いたいと思います。

 

最後に選挙関係の質問をしたいと思うんですが、選挙はあくまでも法のもとで国民の権利ですから、自由な運動あるいは活動はけっこうだと思うんですけれども、いささかでもそういう疑いを持たれるような、あるいは市民から不信を買うような行動は、厳に慎むべきであると私はそのように考えるわけですけれども、秋山議員の質問の中にありましたような、いわゆる公社の常任監事が、某候補者の事務局次長として常勤されておるという、市長の先ほどの御答弁ですけれども、常勤監事の報酬は、いわゆる一般会計で補てんしているということが、過般の決算委員会で実は明らかになったわけです。

選挙については自由ですから、いろいろ申しませんけれども、もし、選挙をおやりになるんだったら、常任監事のほうもある程度おやめになって、選挙活動をやられたほうが、市民からいろいろいわれなくて済むではないかというふうに判断をいたしますので、その点についての市長の御見解をお伺いをしたいと思います。

 

最後に、今月の7日ですか、市幹部職員の研修会がオリエンタルホテルで行われたという御答弁がされましたけれども、この日は、市長は出席されておらないようですから、助役にどのような研修をおやりになったか、また、助役はどのような目的で招集し、あるいは研修をしたか、あるいはその成果はどうなのか、あわせてお答えをいただきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

市長河口親賀君。

 

(市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

お答えいたします。

 

議会に欠席をいたしたことと、何か半蔵門関係云々と、こういうことでありますが、先ほどから御答弁を申し上げておりますように、私の一身上の都合によりまして休ませていただきました。そのように御了承をいただきたいと存じます。

 

それからいわゆる1月19日の大手自治会のつつじが崎霊園の問題につきまして、先ほど詳しく秋山議員にお答えしたとおりであります。

その際、私は答弁を申し上げた中に、刑務所のときもそういうことはやったと、こういうことでありますが、私のいわゆる聞き及んでおります範囲の中におきましては、開発公社が用地取得を御承知のとおり、その当時はやっておりましたので、開発公社の責任においてそういうことがあったと私は記憶をいたしておりましたから、申し上げたわけでございますので、御了承をいただきたいと思います。

 

それから選挙関係は確かに自由でありましても、やはり公務員である以上は、市民に不信を買ったりするようなことがあってはならないと思います。そういう点については、今後なお一そう私のほうからも職員にその趣旨の徹底をはかってもらいたい、このように考えておりますので御了承をいただきたいと存じます。

 

次に、公社の常任監事の問題でありますが、先ほどお答え申し上げたように、公社の運営あるいは監査、そういうものに現状支障を来たしておることもごさいません。

なおかつ、また公社から私が聞き及んでいる範囲においては、6時間以内は勤務はいたしておるようでありますが、土屋議員がおっしゃられたように、非常勤の常任監事であっても、誤解を招くことも確かにお説のようにあろうかと思います。

したがって、今後は私が任命権者ではありますけれども、公社とも十分そういう実態の中にはございますけれども、本人並びに公社の幹部の皆さんと十分御相談をして対処してまいりたい、このように考ておりますので御了承をいただきたいと存じます。

 

○助役(吉田三郎君)

土屋議員さんの御質問でございます。

 

 7日の日にオリエンタルホテルで市の職員の研修会を行った。自主研修と私聞いております。市長も行けなかったわけでございますので、私も要請を受けて行ったわけでございます。

内容的には長期計画の問題あるいは1年間、この職員に非常に苦労をかけて、しかも管理職の皆さん方にはいろいろと問題を解決していく姿勢の中でいろいろ苦労をかけた。

これらに対する1つの何といいますか、御苦労さんをいいたいということで私参りまして、今後におきましてもいろいろ市政のためにがんばろうじゃないかというふうなことで、皆さんにごあいさつを申し上げたわけでございます。内容につきましては、そういうことでございますので御了承願います。

 

○総務部長(新藤昭良君)

 19日の会合に出席をいたしました業者に、最近請負内容が多いではないかと、こういう御質問でございます。この業者の本年の具体的な数値はいまもっておりませんので、委員会で御報告申し上げたいと思いますが、私どもも印象で比較的本年多くなっております。と申しますのは、この業者の継続、関連の工事が、本年比較的多く出ている、こういう記憶がございますので、たまたま該当業者は水準以上の仕事をやっている、こういうふうに受けとめております。

 

 それから先ほど十分な御答弁ができませんでした住所要件の問題ですが、9月1日現在に居住しているものがあくまでも原則でございますすが、たまたま住民であって、就学のために上京いたしておるものは、それは居住を本市にあるというふうに認定をいたしまして、その要綱にただし書きが確認をされております。

したがいまして、御指摘をいただきました該当者は、その就学者がこちらのほうへ手続きをしたのではないだろうか、こういうふうに考えられます。いまその事実を確認をいたしておりますのでそれが確認できれば明確になる、こういうふうに御理解を願いたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 土屋 直君。

 

○土屋 直君 

新藤部長に再度お伺いをしたいんですけれども、この要綱私もいま見せていただきまして、部長の答弁のとおりの募集要綱がございます。

住所の要件の中に就学のために、現在市外に居住しているものは資格を有すると、就学ということになりますと、当然就学地要するに学校の東京なり横浜なりという、そういうことをさしていると思うんですけれども、わが党の調査によりますと、いわゆる甲府市の近郊で就学地と判断するには、たいへん疑問視するような、いわゆる甲府市の近郊の住所を、9月以降まで持続しておりまして、そして7日と9日ですが、住民登録が先ほどのように2名されておるということですから、部長の答弁では就学地が、あるいはの東郡のほうの山の根っこのほうにあるのかなあと、たいへん疑問を持つわけです。

本市職員という、いへん市民から期待と、あるいは希望と持っておるということが、募集の発表から応募の姿を見る限りにおいても、10倍あるいは20倍という姿が、ああいう形であわれるんではないかと思います。たいへんいい成績あるいはこういう要件に当てはまらないで落ちた人たちは、もしこういうことがあるとするならば、たいへん不審を抱くと思いますので、ぜひとも厳重な調査をされまして、今後の運営にあたってほしい。

 

 もう1点は、やはり私も過般の決算委員会あるいは総務の委員会等で、身上調査というのは、ぜひとも慎重にしないと、非常に後に幾つかの問題が起きますよという御提示をさしてもらいました。上町の環境部の某職員があのような不詳事件を起こしたおりにも、いま少し身上調査が完ぺきを期しておれば、ああいうことは未然に実は発見できたわけでございます。

総務部長にもかたい約束がされておった直後だけに、ぜひとも今議会の総務委員会の冒頭には、納得のいくような御答弁をいただきたい。これは要請をしておきます。

 

 それから自治会関係の業者でございますけれども、いま落札、入札状況が、いささか高いように総務部長も判断している。

しかしその要因は、続き関係があるというお答えですけれども、やはりわが党の調査によりますと、こういう本会議、委員会等を通じて請負にからむ市長に質問がありますと、地域性とか現在業者がかかえている仕事の実態量とか、あるいはランクとか、そういうことをお答えいただけるわけですけれども、たまたま池田方面、この大手の自治会会合に行かれたという業者の方々は武田方面でございますから、池田といいますと、池田方面の業者が当然おることと思います。

それは続きではないというように私どもは伺っているんですけれども、ずいぶんいい方向にお取りになったということも、つい最近伺っているわけでございますので、再度その点についての部長の御見解をお示しをいただきたいと思います。

 

 選挙関係に対する、市長のよく調査をしたうえで、また市民から誤解を招くことのないように指導するという御答弁ですから、ぜひともそうあってほしいと、これも要望したいと思うんですが、助役さんの御答弁ですと何か自主研修をオリエンタルホテルで、管理職の人にやられたということでございますので、自主研修というのは年に何回やり、そしてそれらの費用は、自主研修だったら当然公費で払うべきだと思うんですね、逆にいわせてもらえば。

定期的にやるべきだと思うんですけれどもこれが何回目なのか、やはり再度助役にお答えいただきたいと思います。

 

 秋山議員の質問に関連をして、いわゆる東京出張、私的な出張の件ですけども、何回聞いても、おそらく市長はわれわれに納得のいく御回答がいただけませんので、これ以上は質問はいたしませんけれども、あれだけの報道がされているわけですから、何らかの機会を通して、市長もインタビューされた中身も読んでおります。

報道機関においては、何らかのいわゆる被疑者的なあるいは立場になっておる市長でございますので、市長もいつかは呼ばれる、いつかは呼ばれるだろうということは、再三いっておったことは私も記憶しておりますから、そういうことで呼ばれて、こういうように答弁したなら答弁したということを公表しても、私はさしつかえないと思うんですけれとも、市長はそうでないということであれば、それ以上平行線ですから、追及するつもりはありませんけれども、もう1度くどいようですけれども、その点も踏まえてお答えをいただきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 先ほど御答弁を申し上げたとおりでありますが、ただいまも臼井議員から被疑者という御発言がありましたが、私は被疑者ではありませんので、それはぜひとも御訂正をお願いをいたしたいと思います。

 

○助役(吉田三郎君)

 先ほどの質問に関連の御質問でございます。

 

 年に何回かというふうなことでございますけれども、あくまでもこれは自主研修でございまして、何といいますか、当局側のほうでやることではございません。何か私の記憶では、随時やることになっているようでございますけれども、経費等も会費を取ってやるということではございません。

 

○総務部長(新藤昭良君)

 比較的本年度多く感じましたのは、継続、関連が多かったと理解したわけですけれども、いま御指摘のありました内容につきましては、ことしのように公共事業の景気浮揚策として、非常にたくさんな工事がでる場合がございます。

これが全市的にうまいぐあいに均衡がとれた工事ではなくて、1ヵ所へ非常に集中する。こういうふうな状況が実際にはございます。その場合には地域が離れておりましても、全体の指名のバランスを考えまして、極端な例は、ございませんが、たとえば駅の北は駅の北で考える。

駅の南は南で考える、そういうふうな点がございますので、御指摘のようの内容が地域的に特に本年、池田関係のほうの水道工事がたくさんでてまいりましたので、そのバランスの意味で、多少はそういうふうな地域をこえたところへ、調整のために指名をされたということもあろうかと思いますが、実際には、原則としては地域を中心に考えておる指名の方法をとっております

 

○議長(上田英文君)

 土屋 直君

 

○土屋 直君

 被疑者ということで、たいへん訂正をしてくれということですから、これ訂正しますけれども、被容疑者ということで、被告発人ということで、その点訂正をいたしますけれども、非常に微妙な立場にある市長ですから、たいへんお冠になることもわかりますけれども、いま告発人あるい被告発人という正しい表現がこういうところでは正しいと思いますので、再度被疑者というのは訂正をして、被告発人という表現に直さしてもらいたいと思いますけれども、この部分だけに市長はお答えになりまして、私が聞いたいわゆる報道されておる半蔵門会館というように、はっきり新聞に載っているわけですから、あったかなかったか、あるいはないならないでけっこうですから、再要お答えいただきたいと思うんです。

 

 それから新藤総務部長に請負関係のことですけれども、たいへん景気浮揚策で仕事の件数がふえているということですけれども、地元の関係者は地元の続きがあったんだと、地元の続きが出たら、そうしたら、実は入らなくて、大手関係の人が入って、われわれは指名からはずされた、こういう声をわが党のほうにはニュースとして入っているわけなんです。

ですから、よく御調査をされて、そういうようないきさつがないような、いま御答弁をなさったような方向で、今後の行政運営はやっていただきたいと、これ要望しておきます。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

     (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 先ほどから御答弁を申し上げておりますように、私の上京は、私の私用で参りましたので、そう御理解をいただきたい。

(「議事進行」と呼ぶ者あり)

 

○議長(上田英文君)

 臼井成夫君。

 

○臼井成夫君

 先ほど、土屋議員の答弁に答えていわく、市長が、臼井議員が被疑者といったということをいいましたけれども、私はもちろん被疑者だと思っております。

公文書虚偽作成罪の被疑者であります、市長は。しかし私はそのようなことはいっておりません。昨日、長瀬議員も容疑者といっております。私もそう思います。しかし私はそういうことをいっておりませんので、取り消してください。

 

○議長(上田英文君)

 市長河口親賀君。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 臼井議員がそうおっしゃったと私がいったということですが、もしそうであったら、それは土屋議員がそういう発言というように、つい臼井さんのことが……(笑)

 

○議長(上田英文君)

 ほかに質疑、質問はありませんか。

 

 次は、日本社会党の樋口精一君。

 

      (樋口精一君 登壇)

 

○樋口精一君

 日本社会党を代表して質問をします。

 

 昭和48年、石油ショック以来の長引く不況で、失業、倒産など生活不安が続く上に急激な円高によって、わが国の経済はさらに不安定となり、さまざまな格差と不均衡を拡大しています。

これにより政府は依然として大企業本位の政策をとり、賃金の抑制、弱小企業の整理福祉の後退など円高不況の規制を勤労国民大衆に転嫁しようとしています。また円高差益還元に若干の譲歩をしましたが、減税をかたくなに拒否し、ついに一般消費税の創設、健康保険法改悪など大衆負担の増大を生じています。

このようなときであるだけに、自治体に対する期待が大きく高まっているのでありますが、それに反して現状の地方自治体の行財政は高度成長の破綻、長期不況と本来貧弱な税財政構造が重なり合い、制度発足以来の困難に直面しています。そのため住民福祉の向上は高能率、高負担の名のもとに抑圧され、自治体財政は借金ぶくれで自主制を失い、国の公共事業特別会計に転落をしました。

特に住民福祉を地域民主主義の発展に先駆的役割りを果たしてきた革新自治体は、財政窮乏を契機に福祉のばら巻きや先取り、あるいは人件費高に名を借りた政府自民党の強い攻撃にさらされ、その発展が阻まれています。自治体財政の構造的危機はすでに何度も指摘してきましたが、その根源は中央集権的税財政構造にあります。3割自治という言葉に示されるような自主財源の乗離、膨大な超過負担、交付税の補助金化などの問題が発生してきています。

しかし、政府は交付税のアップや税財源の再配分などの構造的問題には何ら触れしようとはせず、それと引きかえに膨大な不足財源を当分の間2分の1を、交付税の借入、他の2分の1を地方債の増発、国の負担は不足額の4分の1を負担するという、いわゆる2分の1方式を法定化しました。

これは緊急批判的変則の恒久化で、当分の間とは不確定の期間であり、1日ないし永久にということであるという解釈をとるに至っては、言語道断、許すことはできません。

また、国の公共事業の自治体負担分を基準財政需要額に算入せず、地方債で措置するなどの地方公付税制度は本来の財政調整機能を全く喪失をしています。地方財政の起債依存度は10%を超え、53年度末の地方債残高は35兆円にもなろうとしており、昭和57年度以降は借金の返済で首が回らなくなる都市が軒なみに出てくることが必至であります。

特に本年度は政府の公共事業一本やりの景気刺激策のため自治体財政は大盤振る舞いの公共事業の受け皿として膨大な負担が強いられるとともに公営企業を含めた16兆円もの事業を行うことになり、地方財政は完全に国の景気政策の下請け事業になり下がりました。こうした借金政策に加え、各種の使用料、手数料の大幅な値上げをし、さらに一般消費税など反動的な大衆負担によって切り抜けようとするのが政府自民党のねらいであるわけであります。

 

 以上、自治体をとり巻く財政状況について長々申し上げましたが、現実も大変厳しい、しかも行き先も全く暗い。このようなときであるだけに市民大衆の市政に期待するものは大きく、強いものがあるわけでございます。

 

河口市長は20万市民の圧倒的指示を受け、8年間人間尊重、生活優先、市民との対話、さらに市民の参加する市政を推進し、老人や子供を初めとする福祉の向上、教育の振興、生活環境の整備など重点施策として多くの成果を挙げました。わが党は大きな成果と前進があったものと高く評価するところであります。

 

そして、いま20万市民から付託された任期最終盤の12月議会でありますから、過去8年間の成果と欠陥を明らかに市民に報告し、すでに本年度協定された本市のビジョンであります「潤いの心で結ぶ私たちの町甲府」の実現に向かって、先ほども御発言がございましたようにこのビジョンは多くの市民要望が盛り込まれたりっぱな献立てではございますが、一体何から食べていっていいのかわからない。

いわばそのプロセスについては必ずしも明らかになっておりません。したがって当面54年度は何をするのか具体的に財政計画を示し、三選出馬を表明することが20万市民の付託にこたえる河口市長の大きな責任だと考えますが、市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。

 

さらに私は、河口市長が8年間その基本姿勢としてとり続けてまいりました市民との対話を基調に、さらにはそれを発展させる中で市民の参加する市政、さらには市民が行動する市政、こういうものを着実に進めてきたものだと思うわけでございますが、しかし対話市政の前進の中では1回目の4年間に比較して、特に最近においては対話の回数が減っているではないか、こういう声が市民からも聞こえますが、私たちの実感としてもあるわけでございますが、対話集会というのはあくまでも対等の立場で話し合いをするわけでございますから、ときには対話が陳情の、市民の要望を聞く会に終わってしまうことになっている場合も多かろうと思います。

ただ単に市長に要望する機会だけでなくて、市民と市民とがまず話し合いをする場所、こういうコミュニティーがつくられなければいけないと思うわけでございますが、別の言葉で自治体は民主主義の学校だというようなことも言われております。

私はそのとおりだと思うわけでございまして、河口市長もそのことを信じておるがゆえに対話市政を基調にいままで進めてきているわけでございますから市民と市民が市政について語り合う、そういう中から市長と市民が話し合いのもてる、本来コミュニティーとはそういうものでなければいけないと思うわけでございますが、そういうものをもっと力を入れていく、つまり撒底した民主主義政策をとっていくというような観点から、現行の各地域にあるコミュニティーセンターなどきわめて政策的に貧弱でございます。

これらのものにもっと力点を置いていかなければいけない。私はいままでいろいろ市政の欠陥なども論議の中で出てはおりますが、このことにまずは欠けているんではなかろうかということを強く感ずるわけでございますが、この辺についても市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。

 

さらに、市長は8年間ひたすら市民の市政のためにご健闘をいただいたわけでございますが、私も同様8年間一生懸命市民の市政推進のためにがんばってまいりました。私も私なりに甲府市政がいま抱えている諸問題、こういうものを次のように考えてわけでございます。

なるほど市民の生活を優先としていろいろの施策を進めてまいりました。私たちの身のまわりを見れば、生活関連道路もあらゆるところまで舗装されている。生活関連水路もかなり整備されている。

しかし大きないわば荒川などを例にとると、荒川にかかっている道路1つ1つを見てもすべてが朝夕のラッシュ時には混雑をして大変生活に支障を来たしている実情がございます。私はかつてもこれらの問題について代表質問の中でも触れましたが、都市計画街路の工事の進捗状況などは全国的に見ても本市は最低である。

ちなみに数字を挙げますと、全国平均が45%の進捗率を示しておるにもかかわらず、本市はわずか24%しか消化されていない。こういうことが1つの大きな問題だと思います。

さらには、荒川ダムを中心とする上水道行政に対する今後の施策、上水道−水道常任委員会の委員というようなものも体験をしながら私もその場でも強く主張してまいりましたが、甲府市に20万人を対衆とするもはや上水道ではなく、人口25万人とも、ときには30万人とも言われる県都甲府の上水道でございますから、本来ならば県がもう少し広域的な温かい行政というものを水道に与えなければいけないではないか、こういうことからいままで荒川ダムの建設、あるいは変更等の諸問題についても意見を申し上げてきたところでございます。

さらにはこれに伴う下水道の、今回市民の負担金等についても引き下げが提案をされておりますが、まさに結構な提案だとは思うわけでございますが、非常に多額の費用を要する下水道事業等については、県がこれを重要な施策としてすでに桂川流域下水道、あるいは釜無川流域下水道というようなことで大きく取り上げております。しかし、県都甲府の下水道事業については長い間補助政策を要望しているわけでございますが、これに対しては何らの補助をしていない。

さらに私は地域的に国母に居住をしておりますから、中央卸売市場等の運営についても常に県に要望をしたいという意見を出しているわけでございますが、いまたまたま9月の運営状況等を見ましても、魚類において14億、青果においては11億というような物品が取引されております。

業者の居住地を調べてみますと、南は静岡県との境の南部から、あるいは北は小淵沢から先は上野原というところから多くの業者が甲府の中央卸売市場にその原料を求めているわけでございまして、いまや甲府市の中央卸売市場じゃなくてまさに山梨県の中央卸売市場として機能を果たしているわけでございますから、これらについてももっと県が行政的な温かい施策をすべきではないか、このように考えるわけでございます。

 

 さらに、かつて国母地区自治会連合会は沼川やあるい渋川やあるいは荒川や、県道市川大門線などを抱えて地域環境を整備するためには直接知事に会って市民として、あるいは県民として要望をしたい、対話集会をもちたいというような強い要望を甲府市を通じて提出をいたしました。

しかし国母の対話集会は実現しないばかりか甲府の各地においてもそのようなことがもたれたということを聞いたことがございません。以下例を挙げれば枚挙にいとまがございません。

 

 そこで、私は12日にいま開会中の県会の中で問題になりました、わが党の本田県会議員が知事に対して質問をしております。知事は最初に出馬をする際に、42年、県政を山の中から平地へ戻すと言った。しかしいまでも都市問題は徹底的にたちおくれている。こういう指摘をしたわけでございます。

これに対して田辺知事は「甲府市の交通問題は市政の方に大きな問題がある」、こういうふうに答弁をしております。いま私がいろいろ挙げた都市計画街路の進捗率の問題、あるいは区画整理の問題等につきましても、田辺知事が言っているように甲府市にどのような問題があるのか、市長はどのようにお考えになっておるのか。

さらに担当部長は詳細にわたってはどのように考えておられるのか、ぜひとも明らかにしていただきたいと思います。

 

 以下の点を質問して終わります。

 

○議長(上田英文君)

 河口市長

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 樋口議員にお答えを申し上げます。

 

 確かにお説のように、現在の地方財政、国を挙げて財政的には非常に困難でございますが、逆に市民要望が増高多様化をいたしておりますから、これに対応するのはなかなか大変でありましょうが、私どもは何といいましても市民の意向を踏まえた行政を行わなければなりませんので、できるだけ財源の確保、それから国に対してはお説のような財政制度の改革、あるいは交付税率の引き上げ等をお願いをしながら市政の進展のために努力をいたしてまいりたいと、このように考えております。

 

 なお54年度は、昨日も解答弁申し上げましたように、新総合計画に基づく54年度以降の3ヵ年実施計画というものは、少なくとも今度の予算策定が昨日申し上げたような経過で、骨格的な予算内容は昨日御説明を申し上げたとおりでございますが、そういう段階でございますので、総合計画の事業計画というものを積極的に推進をいたすためのいま素案をつくっておる段階でありますから、そのように御理解をいただきたいと思います。

 

 なお、それに伴いましてそれを実施をするには三選出馬についての見解をと、こういうことでありますが、これまで私は市民の動向、そしてその他いろいろ重要な問題が山積しておりましょうとも、動向−市民の動向をどう判断するかということが必要でありますから、現段階では私は三選に出馬をするという見解を申し上げる段階でございませんので、そのようにぜひ御理解をいただきたいと思います。

 

 なお、市民総参加、市民対話の行政というものは今日まで進めてまいりました。確かに御指摘のように本年度は対話の回数というものが前年度に比較をいたしまして減少をしておることはお説のとおりでございます。決して私どもの方からそれを減しておるわけではございません、。

積極的に私どもが地域へ出たり、あるいは対話室におきます対話をやるということは、公聴等を通じましてやっておりますけれども、お説のように減少をしておることは事実でありますが、今後はそうでなくして、やはり市民に参加をしていただくと、行動するやはり姿勢、そういう姿勢を私どもは持って今後ともやってまいりたいと思います。

 

特にコミュニティーセンター建設の問題についても、やはりそういう場をつくることが、またそこを核としてそういう方向の努力をする必要性はお説のとおりでありますので、今後東西南北にそういうコミュニティーセンターを建設をするということを、総合計画でなるべく早い時点で実施できるような努力をしてまいりたいと思います。

したがって、54年度用地取得、55年度建設ということを現状考えております。それは素案の中に北部地域へそういう建設をいたしたいと、こういうことでありますが、先般も関係の部課長といろいろと協議をいたしたわけでありますが、確かにコミュニティーセンターはそこを拠点として市民と市民の対話ができるようにするのは当然でありますけれども、どうもいろいろ考えておりまして、先ほど秋山議員からいろいろ将来の構想、たとえば春風寮の問題だとか消防署の問題だとか水道局の問題だとか、いろいろ問題点がありました。

それは確かにお説のことを私どもは検討をさしていただくわけでありますけれども、そういうことでもしなければ現状市民の皆さんが住民謄本やあるいは戸籍、印鑑証明もらいにおいでいただく市民の皆さんが、非常に交通事情の関係、駐車場の関係等で御迷惑をかけている点がございますので、コミュニティーセンターの中に地方行政センターを併設をして、そこへ来ていただければ電送システムによりまして市民の窓口をそこへ移すというようなことをやらなければ、駐車場の問題も解決を現状ではしないではないかと、だからコミュニティーセンターはそういう行政センターをも併設をするという考えで、今後東西南北へ建設をするということが現状では必要ではなかろうか、こう考えておりますので、55年には北部にそれを建設をするようにいま計画策定中でございますから、今後議会の協力もいただく中でひとつぜひそういう方向の努力をいたしてまいりますので、御指導と御協力をいただきたいと思うわけであります。

 

次に生活関連道路、あるいは生活関連水路の問題等々について非常に進んではおりますけれども、まだまだ地域要望はたくさんございますので、今度とも市民生活に関連して、生活環境整備というものは積極的に推進をする必要があるということを痛感をいたしておりますので、今後そのような努力はなお一層続けてまいりたい、このように考えております。

 

なお、上水道、下水道につきまして中間人口があのように多うございます。したがって県も荒川ダムの今度の工事予算が増額になったことの伴って、議会の御協力もただいてお願いを申し上げておりますので、今後は県も前向きな姿勢で上下水道に対する補助の問題等をお考えをいただいておると、私は判断をいたしておりますけれども、これは少なくとも来年度になりますので、来年に向かってなお一層県にお願いをして、少しでも甲府市の負担を軽減をいたしてまいりますような努力をいたしてまいります。

 

中央市場につきましては開設当時御援助をいただきましたが、現在御援助をしていただいておりません。確かに海産が90何%、あるいは青果が70何%といって、県下一円にわたって卸売市場の果たしている役割というのは非常に大きいということをなお一層県にも御理解をいただいて、御援助をしていただきたいと、こういうことで努力をいたしてまいりますので、そのように御理解をいただき御協力をお願いを申し上げたいと存じます。

 

なお、本田県議が昨日の一般質問で計画街路、その他山から下へおりてった甲府市の姿勢がとか、あるいは問題点があるからその工事が進んでおらないではないか、ということを知事が答弁されたようでございますが、私の市政の執行の基本姿勢というのは、御存じのように市民生活の優先を基調といたしました都市基盤の整備、あるいは都市行政の保全を念頭において今日まで市政の執行をいたしております。

そこでそのような発言がされたのはどういうわけかということでありますが、恐らく都市計画街路等の都市計画事業のおくれというのは、甲府に問題があるからとおっしゃったかどうか、それは私も直接お聞きをいたしませんが、いま樋口議員がおっしゃられるようなことをもし知事が発言をなされたというのであれば、これは政治的な含みがあったんではなかろうかというような推察もされるわけでありますが、私としてはそのような発言をされることについてはまことに遺憾である、このように私は考えます。いろいろ就任以来改良率がおくれて街路の整備についてもまた満足でない。

都市公園やあるいは上水道の改良について、私は少なくとも今日まで県に再三再四協力をお願いをしますということをしてきたはずであります。たまたま下水道事業などは国の方針によりまして、ここ2、3年来から事業の枠が大幅に拡大をされましたので、街路事業や公園、あいは区画整理事業等、都市計画事業の進捗率は非常に悪いわけでありますが、このことは山梨県全体が一体国からどのくらいの予算が流れておるか、ということを後ほど都市開発部長から説明をさせますけれども、一体島根県だとか山梨県というのは、ほぼ似かよった県であります。

その県が一体国からどのくらいのいま言ったような事業のための予算をとってきたということを考えて比較をしていただければ、何と山梨県では、あるいは各都市では、県内の都では都市計画街路の事業が推進をしないなあということを御理解をしていただけると思います。

そういう点については詳細に、あるいは工事量、あるいは総体的な金額を御説明申し上げれば、ある程度の御理解はいただけると、このように思います。ともあれ知事さんがそういう発言をされても、今後とも何といっても県や国の協力をしていただかないと、本市のそのような事業が推進いたさないことは当然でございますので、今後私どもできるだけそういう立場に立って本市の事業の推進のために議会の協力をいただいてやってまいりたいと、このように考えておりますので御了承をいただきたいと存じます。

 

〇都市開発部長(丸山 忍君)

お答えを申し上げたいと思いますが、基本的には本市の交通事情の原因というのは道路が基本的な道路が整備がおくれているということは言うまでもありません。

 

そこで、先ほど市長が御答弁申し上げましたような姿勢で私どもも県、国に対してこの事業の補助を補助枠の拡大を要求をしてきているところでございますが、街路事業、公園事業の事業費の予算の配分につきましては、その府県の都市人口構成費、それから過年度の実績というものを勘案をいたしまして、都道府県単位に配分が行われているのが現状でございます。

 

そこで国の状況、県の状況はどのような状況かということを調べてみますと、昭和50年度、51年度が都市局の決算によって明らかになっておりますところによりますと、50年度の都市局の街路事業費、これが約3,205億5,00万円でございますが、このうち山梨県に配分をされましたのが14億3,200万。で、この配分額は全国の最下位でございます。

ちなみに山梨県の都市人口よりも少な目でありますところの島根県の例をとってみますと、島根県では30億4,000万円という配分を受けている山梨県の2倍強の実は配分を受けているというのが実情でございます。51年度を見ますと、同じように国の予算というのは約3,375億円でございますけれども、山梨県に配分されたのは13億9,300万円ということで、やはり伸び率というのはほとんどないという現状でございます。

この中から本市の方に割り当てられておりますのが、本市の施工分として約4分の1、それから山梨県の配分のうちの4分の1、それから県が県道等で整備をするのに投資分として約4分の1、こういうような状況でございまして、原資が少のうございますので私どもこの原資の拡大に実は努力をしているというのが現状でございます。

 

なお、街路の進捗率が非常に悪い1つの原因として、やはり区画整理事業の面的整備が非常に悪いという結果があらわれております。この点につきましては約15県の県においては、直接県が施工して区画整理を実施しているというところもございますし、県が市町村に対しまして補助をしているという県が26県ございます。残念ながら山梨県の場合におきましては補助もございませんし県で施工していただいたという経過がございません。

こういうようなことで区画整理につきましても甲府市だけでございますので、山梨県の比率というのは悪いわけでございます。こういうような点が街路の進捗状況を非常に阻害していう大きな原因であろうと思われるわけでございまして、私ども鋭意こういう点につきましてはさらに、事業枠の拡大に今後も努力をしてまいるというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

樋口精一君、

 

○樋口精一君

 コミュニティーセンターについては、大分言葉足らずですから市長は誤解をされていると思うんてすが、当然その計画の中で東西南北にコミュニティーセンターをつくる、こういうことについては大変結構なことだと思うわけでございます。

しかし、本来市長の言っている対話、こういうものが完全に市民に意識され、理解される中で行われているかという把握の仕方に大変問題があると思います。いま、言ってみれば市政に協力される、あるいは大変市政に協力して地域が発展しているといういうような地域はいわば自主団体であります。自治会組織が大変発達して、市民相互のコミュニティーというものが大変成長しているわけなんです。

そういうものをまずつくっていかなきゃいかぬじゃないか、そこのところがいわば民主主義の学校義務教育だと思うんです。だからそういう場をつくってやらなきゃいけない。それに対して市なり県がどういうことをしているかというと、55平米の建物を建てれば大体土地を合わせれば1,000万くらいかかるわけなんです。これに対して県が45万、市が45万、合わせて90万の補助しかしていないわけです。

本当に自分たちの往みふるさとをつくろうというけなげな気持ちで金を出し合ってまでつくろうと、こういう市民には大変民主主義を成長させようする根があるわけなんです。そこをもっと伸ばしていくことが本来対話市政の発展であるし、市民を参加させることにもなる、市民を行動させることにもなる。今後ますます財政は厳しくなるわけですから、市民の援助をも、あるいはときには金をも労力をも参加させるような市政の推進はできないと思うんです。

したがって、私は最も基本となる対話市政というものをそういうとらえ方の中で、コミュニティーセンターというものはもっと小さな範囲でつくっていかなきゃいかぬじゃないか。自治会館というものもどんどんつくっていかなきゃいかぬじゃないか、こういうふうに考えるわけです。

 

 そこでもっと言いたいのは、私は先般先輩込山議員と一緒に、いわば汚職事件などで市政が交替をしましたし交替というのはかわられました大宮市であるとか、あるいは東久留米であるとか、あるいは沼津であるとか、こういうところをつぶさに調査をしてまいりました。

全般的に言えるのは大変対話市政、いわば民主市政がおくれているんだなあ、という感じを受けたわけです。で、内容の説明は省略いたしますが、出直し選挙だとかやり直し選挙というような結果を見ると、いずれも投票率が半数を割っているわけなんです。40何%で次の市長が選ばれているわけです。しかも40何%かで伯仲した選挙で僅差で選ばれるということになると、まさに市民の4分の1の人たちで市政が転換をすると、方向が変えられるとか大変危険なことだと思うんです。

私はそういう大きな教訓からもいわゆる民主主義を大事にしなきゃいかぬ、徹底したものをつくっていかなきゃいかぬ。そういう意味からもコミュニティーセンターというものをぜひ位置づけをして、もっと大幅な増額をしてもらいたい。私たちの知っている範囲じゃあ、今度の知事選においては双方の知事がこういうものに力を入れるというようなことも聞いております。

選挙のときだけそういうことを言うということではいかないわけですが、しかしそういうことに力を入れていかない限り本物の民主市政、民主県政というものはつくられないじゃないか、こういうことを強く認識をされて取り組んでいただきたいと思うんです。

それに関連して言いたいのは、民主主義を伸ばしていく、民主主義って大変いい制度だと思うんです。で、民主主義の一番いい面を象徴しているのが選挙であるわけです。

 

 私たち甲府市政これ以上伸ばすためには、いま甲府市政と県の関係がどういうものか障害になっているのか。市政をこれ以上伸ばすために県政がどうしてくれればいいのか、ということを真剣に考えなきゃならぬときだと思うんです。

そういう意味で20万市民の代表者としての河口市長は、大いにそのことを、思うことを広く市民に訴えるベきだと思うんです。いま一応聞きました都市計画街路の問題、あるいは上下水道の問題、中央卸売市場等についても要求はしているんだけれども、なかなか補助金くれないということがよくわかりました。さらに都市計画街路の問題については県ばっかが悪いじゃない、国から持ってこれないんだとよ、こういうことですね。

まさに県が県民を幸せにするよとの施策としての政治手技というのか、政治力がないと言っても過言じゃなかろうかと思うんです。島根県一山梨県より小さい県よりも事業費が持ってこられないんだよ、こういうことになかろうかと思うんです。しかし私は12月の県の県会に、おける田辺知事の答弁を聞く限りでは、甲府市に責任があるんだと言っているんです。

したがって市長の説明、あるいは丸山部長の説明だけではまだここのところ、もっとも田辺知事が言っているわけですから田辺知事に直接聞かないと本来のことはわからぬかもしれませんが、一体どのように理解すればいいか、もう少し市長なり丸山部長から見解を聞きたいと思うんです。要するに知事は山の開発から都市の開発に政策を移すんだと、こういうことを42年の知事選の公約としてうたったわけなんです。

ところがちっとも甲府の都市問題は進んでいないじゃないかという指摘を本田県会議員がしたところが、それは甲府市政に問題があるんだ、こういう話をしているわけなんですね。したがってわれわれはどのように理解をすればいいか、もう少し市長なり部長の見解をお聞きしたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 河口市長

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 今後民主市政を推進をいたしてまいりますことにきましては、やはり市民に市政に参加をしていただくこと。そして私どもとしては対話を通じて市民の意向を十分聞かしていただいて、そのこと自体を行政に反映をするという姿勢でやるべきたと思います。

そのためには拠点となるべきものが必要だとそういう理解をいたしておりますので、今後公会堂建設等につきましてはひとつの補助の枠はございますけれども、県にもお願いをしてこの枠の拡大、そしてそれに伴って本市の枠も拡大するという努力は必要だということを痛切に感じておりますので、そのように対応してまいりたいとこのように考えます。

 

 それから、山から都市へ移ってきた、いま丸山都市開発部長から説明がありましたように、島根県の人口的には少ないところに2倍ないし3倍の都市計画街路の予算がくる。山梨県には中央からこない。全然こないと言っているんではありません。向こうの方が2倍ないし3倍きておると、いま私も初めて聞いたわけですけれども、そうなりますと、今度は県が少ない国からきた予算で配分をしていくわけですから当然できないことになるではないか。

したがってもし知事が本会議場で甲府市の責任だとかあるいは問題があるんだと、こうおっしゃったとするならば、県にも問題があるというやはり考え方をお持ちをいただかないと、中央に対してもっと積極的に島根県より以上にその事業予算というものをとってきていただければ、その配分率は高くなるわけでありますから、それだけ都市計画の事業というものが推進されるということは、一貫してそうなろうと思います。

でありますから甲府市に責任があるとか何とかおっしゃいますけれども私どもも努力をいたさなければいけませんが、また私どもは今日まで先ほど御答弁申し上げましたように、県に対してお願いに行き、あるいは金丸代議士や本県選出の国会議員を通じて、そういう陳情もしてまいりました。

また、知事が各市長、あるいは各町村長、君たちもきてぼくと一緒に中央に陳情しろと言えばいつでもお供をして陳情して、できるだけ予算を確保するような努力は当然するわでありますけれども、一方的に私の責任だとか甲府市の責任だと言われることはまことに遺憾である。

そうかといって、私どもも努力をしなければならぬことは事実であります。でありますから県と市とはやっぱりすっきり提携をしてやれるように、今後ともやらなければいかないなあということをいまの御質問の中でしみじみ私も感じておったところでございます。

 

○議長(上田英文君)

 樋口精一君。

 

○樋口精一君

 ただいまの答弁で了解をします。

 

 そこでもう1点答弁漏れがあるわけなんですが、いままさに保守、革新を問わず、あらゆる市長さんは対話をもってあるいは市民参加、県民参加をスローガンに掲げて行政執行をされているわけであります。

私たち国母地区自治会連合会が県政と話し合いをしたいと、こういうことについては全く実現されておりません。甲府市長は広範な市民、あるいは自治会連合会や単位自治会などともひざを交えての対話をされているようでございますが、当然知事の立場でも甲府市長やあるいは甲府市民とも同じ県民で、ございますから、対話がされてもいいと思いま。

しかも下がおぜん立てして要望しているわけでございますから、こういうことについて市長の方では県へ働きかけた、あるいは県と折衝をされたような経過がありましたらお答えをいただきたいと思います。

 

○議長(上田英文君)

 河口市長。

 

      (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 県は年度当初に予算の策定、あるいは事業計画、あるいは政策、そういうものを策定をいたしますと、各市町村長をお呼びになってその内容の説明をいたします。そういう会が年度当初にございます。

 

 それからもう一度は、各7市の市長をお呼びになって各市の要望についてお聞きをいただくということが年1回ございます。

いまお説にありましたように、私が市民を代表してそういう会はもっておりますけれども、先ほどの樋口議員のお話の中にございましたように市民全体、あるいは各種団体の皆さんを一堂に会して、やはり知事が対話してほしいなあという希望は強く私ども持っておりますけれども、今日までその機会を得ることができなかったことはまことに残念であります。

 

○議長(上田英文君)

 ほかに関連質問ございませんか。

 

 お諮りいたします。

 

 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(上田英文君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本日これをもって延会することに決しました。

 

 本日はこれをもって延会いたします。

 

     午後5時19分 延会