昭和57年5月甲府市議会臨時会議事日程(1)

昭和57年5月28日(金)午後1時

報  告

第1  会議録署名議員指名について

第2  会期決定について

第3  甲選第 2号  議長選挙について

第4  議案第37号  専決処分について

            (昭和56年度甲府市一般会計補正予算(7号))

第5  議案第39号  専決処分について

            (甲府市市税条例の一部を改正する条例制定に

            ついて)

第6  議案第40号  専決処分について(甲府市自冶研修センター(職員

            会館)(仮称)建設(建築主体)工事の請負契約の

            変更契約締結について)

第7  議案第41号  甲府市職員給与及び甲府市学校職員給与条例の一部

            を改正する条例制定について

第8  議案第38号  専決処分について

            (昭和56年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

            (第5号)

 

(出席議員)

早 川 光 圀君

中 込 孝 文君

岡     伸君

堀 口 菊 雄君

鈴 木 豊 後君

飯 島   勇君

小 林 康 作君

原 田 正八郎君

市 村 輝 男君

小 林   匡君

中 西   久君

長 瀬正左衛門君

樋 口 精 一君

三 井 五 郎君

込 山 貴 雄君

福 島   勇君

富 永 政 男君

千 野   哮君

宮 島 雅 展君

塩 野 褒 明君

武 川 和 好君

岡 田   修君

臼 井 成 夫君

伊 藤 常 八君

内 藤 源 一君

小 沢 政 春君

土 屋   直君

小河原 正 平君

市 川 正 雄君

山 中 繁 芳君

秋 山 慎次郎君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

早 川 武 男君

小 沢 綱 雄君

 

                                35名

(欠席議員)

堀 内 光 雄君

堀 込 徳 一君

 

 

                                 2名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

事務 局 長 臼 田 茂 治君

総務担当主幹  山 下   久君

庶務担当主査 渡 辺 杭 二君

議事担当主幹 平 嶋   泰君

調査担当主査  神 沢 文 雄君

議事担当主査  功 刀   尊君

議事担当主査 今 福 栄 一君

記録担当主査  天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長 河 口 親 賀君

国体準備 室長 飯 尾   和君

助     役 三 神 俊一郎君

中央卸売市場長 中 込   勉君

収  入  役 古 屋   昭君

市立甲府病院長 石 井 次 男君

調整管理 部長 河 村 利 男君

 〃 事務局長 保 坂   一君

企 画 部 長 神宮寺 英 雄君

教 育 委員長 飯 室 甫 邦君

総 務 部 長 植 田 太 六君

教  育  長 楠   恵 明君

市 民 部 長 中 島 省 三君

教 育 次 長 近 山 滋 郎君

社 会 部 長 吉 岡   典君

水道事業管理者 新 藤 昭 良君

福 祉 部 長 高 野   肇君

水道局業務部長 中 込 忠 雄君

経 済 部 長 萩 原 克 己君

 〃 工務部長 三 沢 国 義君

建 設 部 長 赤 池 昭 之君

選挙管理委員長 二 木 康 孝君

都市開発 部長 丸 山   忍君

公 平 委員長 清 水 一 郎君

下水道 部 長 高 橋 信 靖君

農業委員会々長 土 屋 活 郎君

技術管理 室長 志 村 泰 介君

固定資産評価員 上 杉   要君

 

      午後1時04分 開会

 

○副議長(市川正雄君)

 これより昭和57年5月市議会臨時会を開会いたします。

 

 会議に入る前に御報告申し上げます。

 

 甲府市議会議長溝口一雄君には、去る5月20日逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、御報告申し上げます。

 

この際、故溝口一雄君の御冥福を祈り黙禱をささげるとともに、議会及び市長から追悼の辞を贈りたいと思います。全員和起立を願います。

 

 故溝口一雄君の御冥福を祈り黙禱。

 

              (全員起立 黙禱)

 

○副議長(市川正雄君)

 黙禱を終わります。御着席を願います。

 

               (全員着席)

 

 小沢綱雄君の発言を許します。

 

 小沢綱雄君。

 

      (小沢綱雄君 登壇)

 

○小沢綱雄君

 故溝口議長の追悼の辞を申し上げます。

 

 私は甲府市議会議員一同を代表いたしまして、このたび逝去なされました故溝口一雄議長の御霊に謹んで哀悼の言葉をささげたいと思います。

 

 甲府市議会議長故溝口一雄君は、去る5月20日午後11時30分 市立甲府病院において心不全により御逝去されました。

生者必滅、会者定離は人の世の定めとは申しながら、君の悲報に接したことはただただ深い悲しみに耐えないところであります。

 

 溝口君は大正11年3月北巨摩郡武川村に生まれ、青年学校を卒業されましたあと、武川村役場の農業調整委員会書記として勤務され、武川村発展のため自治行政に早くから生来の力量を発揮されましたが、昭和36年12月に同僚職員から惜しまれながら、総務課総務係長を最後に退職されました。

 

 その後甲府市に移り、昭和38年以来連続5期にわたり甲府市議会議員として市政の枢機に参画し、その間昭和46年には第63代副議長として、また昭和56年7月8日から今日まで第62代議長として、すぐれた識見と熱意をもって市政の発展に邁進され、多大

の功績を立てられたのであります。

 

 常任委員会は民生委員会に長く所属しておられ、老人医療の無料化、国民健康保健事業の建全化を初め、数多くの福祉の向上に貢献されてきたのであります。

その高度の識見と至情あふるる論理や発言は、われわれの脳裏に深く刻みこまれています。

 

 また、君は第62代議長に就任されると同時に、全国市議会議長会副会長として、また昭和57年には関東市議会議長会副会長及び山梨県市議会議長会会長として、全国、関東、山梨県各市の市政興隆発展にも尽くされてきたのであります。

 

 しかるに昨年7月頃より病に冒され療養を続けてまいりましたが、御家族、近親の皆様の真心こめた御看護の甲斐なく、60歳をもって遂に永眠せられましたことは、誠に痛恨の極みに堪えないところであります。奥様初め御遺族のお嘆きいかばかりかと心からお察し申し上げます。

 

 このように溝口君は一貫して甲府市政の伸張発展に情熱をささげ尽くされてまいりました。

 

 甲府市は、今や幾つかの大きな課題を抱えております。

加えて国の行財政改革の波を受けて地方の行財政運営の簡素化、効率化が求められている現在、今日より明日へと栄えゆく街づくりを行うには、市当局と議会が一体となって進まなければならない重要な時期であると思います。

君の御逝去は、まさに甲府市議会にとりましても大きな損失であります。

 

 しかしながら、あなたの御遺志は必ずや受け継がれ、甲府市政は更に発展していくことと思います。

 

 君を送り、君に別れを言わなければならない私達一同は、あなたの心を心として本市発展のために全力を尽くす覚悟でございます。

 

 いま静かに瞑想する時、病を押して過ぐる3月議会の運営に当たられ、議長としての重責を果たされたお姿が目に浮かびます。

 

 溝ロさん、本当に長い間大変御苦労様でした。どうか奥様を初め御家族をいつまでも見守ってあげて下さい。

 

 ここに謹んで君の御冥福をお祈り申し上げ、あわせて私どもの決意を申し述べて追悼の言葉といたします。

 

○副議長(市川正雄君)

 市長河口親賀君の発言を許します。

 

 市長河口親賀君。

 

       (市長河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 第62代甲府市議会議長故溝口一雄氏の御霊に、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。

 

 溝口一雄議長には、昭和38年4月甲府市議会議員に初当選されて以来、市民の負託にこたえられ、連続して5期19年余の長きにわたりまして、市民福祉向上のために精力的な議員活動を展開をされてまいったところであります。

この間、あなたは議員としてそのほとんどを民生と水道の各常任委員会に籍を置き、老人、身体障害者、母子家庭、ゼロ歳児の医療費無料化を初めとする各種福祉施策の充実に瀬極的に賛意を示され、また低廉で良質、しかも豊富な上水確保等々のためにも尽瘁され、さらに議会交渉には常に議員団代表としてのぞみ、健全な議会運営のために尽力されたのであります。

このようなあなたの姿勢と手腕が多くの議員の認めるところとなり、私が初めて市長に就任をいたしました昭和46年の初議会では、第63代副議長に推され、見事にその補佐役の責めを果たされると同時に、改めてあなたの力量が高く評価されたところであります。

 

本市では、地方自治振興と社会公共のために尽くされた、あなたの大きな御功績を長くおたたえし、また広く人々に顕彰いたすため、昭和50年に有功償をお贈り申し上げたのであります。

 

 このように精力的かつ大局的な議会活動を展開されるあなたに衆望の集まるところとなり、推されてはえある第62代議長に就任され、以後の議会運営が期待されておったところでありますが、まことに残念なことに就任まもなくあなたは病魔に冒されたのであります。

 

 しかしながら、信条とする責任感から病いを押して議会運営に責めを果たし、あなたがこれまでの私どもが拝見をいたします限り、非常に壮健な体軀から、日ごとに痩身に変容されていくのを目のあたりにいたしまして、私どもは身を削られる思いの中で、その全快をお祈りをいたしてきたところであります。

 

 しかしながら、御家族の皆さんや多くの皆様方の手厚い看病と期待もむなしく、他界をされましたことは、まことに痛恨の極みでございます。

 

 甲府駅近代化と周辺整備、甲府商、刑務所跡地の開発国体主会場の整備、荒川多目的ダム建設等々の大型プロジェクトと、厳しい財政事情の中で、実現をしていかなければならない情勢下で、あなたの御逝去されたことは本市にとりまして失うところ大きく、ただただ世の無常をなげかざるを得ません。

 

 しかし、溝口議長、あなたがこの19年間にわたって築かれました御功績の数々は、先代不朽のものがあり、私たちはその御功績に報いるべく、全身全霊を傾けて、明るく住みよい町づくりに邁進をいたす決意でございます。

 

 どうぞ安らかにお眠りください。私は本議場でのあなたの雄姿を忍び、本市発展のために尽くされてまいりましたあなたの輝かしい御功績に、改めて厚く感謝の誠をおささげし、在天の御霊の御安を心から念じまして、追悼の言葉といたします。

 

 


        午後1時16分 開議

 

○副議長(市川正雄君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

欠員となっております議長の選挙は、日程第3甲選第2号により行いますので御了承願います。

 

次に、本臨時会に提出する議案につき市長から通知がありました。

 

 提出議案は議事日程記載のとおりでありますから朗読を省略いたします。

 

 次に、市長から議会に報告すべき報第1号及び報第2号 専決処分についての2件が提出されました。

 

 右はお手元に配付いたしてありますので御了承願います。

 

 次に堀込徳一君は一身上の都合により、小林監査委員、入倉市長室長、山本環境部長は公務出張のため、本日それぞれ欠席する旨の届出がありました。

 

 以上で報告を終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程1 会議録署名議員の指名を行います。

 

 会議録署名議員には、会議規則第167条の規定により

   上田 英文君

   岡  伸 君

   早川 光圀君

を指名いたします。

 

次に、日程第2 会期決定についてを議題といたします。

 

 お諮りいたします。

 

 今期臨時会の会期は、5月28日1日間といたしたいと思います。これに御意議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(市川正雄君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、今期臨時会の会期は1日間とすることに決しました。

 

 次に、日程第3 甲選第2号 議長選挙を行います。

 

 議場の閉鎖を命じます。

 

      (議場閉鎖)

 

○副議長(市川正雄君)

 ただいまの出席議員の数は35人であります。

 

 投票用紙を配付いたさせます。

 

     (書記投票用紙を配付)

 

○副議長(市川正雄君)

 投票用紙の配付漏れはありませんか――配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めさせます。

 

     (書記投票箱を点検)

 

○副議長(市川正雄君)

 異状なしと認めます。

 

 念のため申し上げます。

 

 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じ順次投票を願います。

 

 点呼を命じます。

 

     (書記各員の氏名を点呼)

 

  1 番  早 川 光 圀 君

3 番  中 込 孝 文 君

4 番  岡     伸 君

6 番  掘 口 菊 雄 君

7 番  鈴 木 豊 後 君

8 番  飯 島  勇  君

9 番  小 林 康 作 君

10番  原 田 正八郎 君

11番  市 村 輝 男 君

12番  小 林  匡  君

14 番 中 西  久  君

15 番 長 瀬 正左衛門君

16 番 樋 口 精 一 君

18 番 三 井 五 郎 君

20 番 込 山 貴 雄 君

21 番 福 島  勇  君

22 番 富 永 政 男 君

23 番 千 野 たける 君

  24 番 宮 島 雅 展 君

  25 番 塩 野 褒 明 君

  26 番 武 川 和 好 君

  27 番 岡 田  修  君

  28 番 臼 井 成 夫 君

  29 番 伊 藤 常 八 君

  30 番 内 藤 源 一 君

  31 番 小 沢 政 春 君

  32 番 土 星  直  君

  33 番 小河原 正 平 君

  34 番 市 川 正 雄 君

  35 番 山 中 繁 芳 君

  36 番 秋 山 慎次郎 君

  37 番 内 藤 秀 治 君

  38 番 上 田 英 文 君

  39 番 早 川 武 男 君

  40 番 小 沢 綱 雄 君

 

○副議長(市川正雄君)

 投票漏れはありませんか――投票漏れなしと認めます。

 

 投票を終了いたします。

 

議場の閉鎖を解きます。

 

      (議場開鎖)

 

○副議長(市川正雄君)

 開票を行います。

 

 会議規則第31条第2項の規定により立会人に

    中 込 孝 文 君

    富 永 政 男 君

を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○副議長(市川正雄君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 両君に立ち会いを願います。

 

  (中込孝文君、富永政男君立ち会い投票を点検)

 

○副議長(市川正雄君)

 選挙の結果を報告いたします。

 

 投票総数35票

 

 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 

 そのうち

 

 有効投票 34票

 

 無効投票  l票

 有効投票中 中西 久 君 28票

       伊藤 常八君  3票

       武川 和好君  2票

       堀口 菊雄君  1票

 以上のとおりであります。

 

 この選挙の法定得票数は9票であります。

 

 よって中西 久君が第63代議長に当選されました。

 

 ただいま議長に当選されました中西 久君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

 

 中西 久君の発言を求めます。

 

 中西 久君。

 

      (中西 久君 登壇)   (拍手)

 

○中西 久君

 先輩同僚議員各位の多数の御推挙を賜りまして、栄誉ある第63代甲府市議会議長に就任するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 

 行政改革のもとに国体、大きなプロジェクト事業を控えております甲府市におきましても、大変な重大な時期であります。

 

 もともと私、浅学非才の身、その器でないことは十分承知をいたしておるところでありますが、就任いたしたからには議会の円満の運営に気を配りまして、賢明に努力をしてまいりたいと思います。

 

 当局におかれましても、河口市長を初め議場においでになります行政委員の皆さん方あわせまして、陰に陽に御指導賜りまして、当局と議会が円滑に推進をされますようにがんばってまいりたいと思っております。

 

 今後とも、先輩同僚議員各位の変わらぬ御支援と御協力を賜り、心からお願いを申し上げまして、はなはだ簡単でありますけれども就任のあいさつにかえる次第であります。       (拍手)

 

○副議長(市川正雄君)

 中西 久君、議長席にお着きください。

 

    (副議長市川正雄君退席、議長中西 久君着席)

 

○議長(中西 久君)

 ただいまから運営に当たらせていただきます。

 

 ただいま市川正雄君から副議長辞職願が提出されました。

 

 お諮りいたします。

 

 この際、副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってこの際、副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。

 

 副議長辞職についてを議題といたします。

 

 市川正雄君の除斥を求めます。

 

      (市川正雄君 退場)

 

○議長(中西 久君)

 まずその辞職願を朗読いたさせます。

 

     (書記 副議長辞職願を朗読)

 

 


   辞 職 願

 

                 私は、

このたび一身上の都合により、副議長の職を辞したいので、許可くださるようお願いいたします。

 

 昭和57年5月28日

 

           甲府市議会副議長 市川正雄

 

 甲府市議会議長 中西 久殿

 

○議長(中西 久君)

 お諮りいたします。

 

 市川正雄君の副議長の辞織を許可することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、市川正雄君の副議長の辞職を許可することに決しました。

 

 市川正雄君の入場を求めます。

 

      (市川正雄君 入場)

 

○議長(中西 久君)

 ただいま副議長が欠員となりました。

 

 お諮りいたします。

 

この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」 と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、この際副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。

これより副議長の選挙を行います。

 

 議場の閉鎖を命じます。

 

      (議場閉鎖)

 

○議長(中西 久君)

 ただいまの出席議員数は35人であります。

 

 投票用紙を配付いたさせます。

 

      (書記 投票用紙を配付)

 

○議長(中西 久君)

 投票用紙の配付漏れはありませんか――配付漏れなしと認めます。

 

 投票箱を改めさせます。

 

     (書記 投票箱を点検)

 

○議長(中西 久君)

 異状なしと認めます。

 

 念のため申し上げます。

 

 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じ、順次投票を願います。

 

 点呼を命じます。

 

(書記 各員の氏名を点呼)

 

1 番 早 川 光 圀 君

3 番 中 込 孝 文 君

4 番 岡     伸 君

6 番 堀 口 菊 雄 君

7 番 鈴 木 豊 後 君

8 番 飯 島  勇  君

9 番 小 林 康 作 君

10番 原 田 正八郎 君

11番 市 村 輝 男 君

12番 小 林  匡  君

14番 中 西  久  君

15番 長 瀬 正左衛門君

16番 樋 口 精 一 君

18番 三 井 五 郎 君

20番 込 山 貴 雄 君

21番 福 島  勇  君

22番 富 永 政 男 君

23番 千 野  哮  君

24番 宮 島 雅 展 君

25番 塩 野 褒 明 君

26番 武 川 和 好 君

27番 岡 田  修  君

28番 臼 井 成 夫 君

29番 伊 藤 常 八 君

30番 内 藤 源 一 君

31番 小 沢 政 春 君

32番 土 星   直 君

33番 小河原 正 平 君

34番 市 川 正 雄 君

35番 山 中 繁 明 君

36番 秋 山 慎次郎 君

37番 内 藤 秀 治 君

38番 上 田 英 文 君

39番 早 川 武 男 君

40番 小 沢 綱 雄 君

 

○議長(中西 久君)

 投票漏れはありませんか――投票漏れなしと認めます。

 

 投票を終了いたします。

 

 議場の閉鎖を解きます。

 

      (議場開鎖)

 

○議長(中西 久君)

 開票を行います。

 

 会議規則第31条第2項の規定により立会人に

   中 込 孝 文 君

   富 永 政 男 君

を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 両君に立ち会いを願います。

 

     (中込孝文君、富永政男君立ち会い投票を点検)

 

○議長(中西 久君)

 選挙の結果を報告いたします。

 

 投票総数 35票

 

 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 

 そのうち

 

有効投票   35票

 

無効投票    0票

 

有効投票中   伊 藤 常 八 君   23票

        小 沢 政 春 君   11票

        秋 山 慎次郎 君    1票

 以上のとおりであります。

 

 この選挙の法定得票数は9票であります。

 

 よって伊藤常八君が第74代副議長に当選されました。

 

 ただいま副議長に当選されました伊藤常八君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

 

 伊藤常八君の発言を求めます。

 

 伊藤常八君。

 

     (伊藤常八君 登壇)  (拍手)

 

○伊籐常八君

 本日、皆さんのご協力をいただきまして、名誉ある74代甲府市議会副議長に当選をさせていただきました。

 

 もとより、皆さん御承知のように浅学非才の伊藤でありますけれども、先ほどの議長の言葉にありますように大型プロジェクトを抱えました甲府市の行政には、議長のもとで微カではありますけれども、この責任を果たしてまいる覚悟でございます。

どうか皆さん方におかれましても、今後より以上の御指導と御鞭撻をお願いを申し上げる次第でございます。

また、市長さんを初め、当局の幹部の方々並びに行政委員の方々にも、今後ともよろしく御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。

 

 以上申し上げまして、当選のごあいさつとお礼の言葉にかえさせていただきます。

 

 ありがとうございました。(拍手)

 

○議長(中西 久君)

 ただいま前副議長市川正雄君から副議長辞任に当たって、あいさつしたい旨発言を求められておりますので、発言を許します。

 

      (市川正雄君 登壇)  (拍手)

 

○市川正雄君

 昨年の7月、副議長として御推挙いただきまして約1ヵ年、議員各位には大変と温かい御指導、御鞭撻を賜り、さらに市長を初めとする当局各位にも、本当に御支援、御協力をいただきまして、本当にありがたく、心から感謝を申し上げます。

 

 私は、3月25日より東京の病院に入院いたしまして、5月9日に退院し、さらに体調を整えるため家庭、また市立病院に静養しておるところであります。

約2カ月間大変と御迷惑をおかけいたしましたことに対しまして、陳謝を申し上げまして、はなはだ簡単ではありますけれども、退任のあいさつにかえさせていただきます。

 

 本当にありがとうございました。(拍手)

 

○議長(中西 久君)

 次に、日程第4から日程第8まで五案を一括議題といたします。

 

 市長から提案理由の説明を求めます。

 

 市長 河口親賀君。

 

      (市長 河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 本日の臨時市議会に提案致しました案件につきまして、その大要を御説明申し上げます。

 

 まず、議案第37号「専決処分について」は、地方債の許可決定に伴い、昭和56年度甲府市一般会計予算の補正を致したものであります。

 

 次に、議案第38号「専決処分について」は、建設事業に対する地方債の許可決定に伴い、昭和56年度甲府市下水道事業特別会計予算の補正を致したものであります。

 

 また、議案第39号「専決処分について」は、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部改正に伴う市税条例の一部改正で、個人市民税均等割の非課税基準の引き上げ、寡夫控除の創設等並びに固定資産税、都市計画税の負担調整措置の延期及び負担調整率の改正等であります。

 

 次に、議案第40号「専決処分について」は、甲府市自治研修センター(職員会館)(仮称)建設工事の工期を延長するため請負契約の変更契約を締結したものであります。

 

 以上、四案件につきましては、議会を招集する暇がありませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分しましたので、同条第3項の規定により承認を求めるものであります。

 

 次に、議案第41号「甲府市職員給与条例及び甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制定について」は、行革関連特例法の規定に基づく特例給付を行うための改正であります。

 

 以上が本日提案致しました案件の大要でありよす。

よろしく御審議のうえ御協賛賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより上程議案に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 私は議案第40号甲府市自治研修センター工事の請負契約の変更契約締結について、お尋ねをいたします。

 

 ただいま市長から提案理由の説明がありましたものにつきましては、4案件につきましては、議会を招集するいとまがありませんでしたので、という提案理由がございました。

配付されました議案の中には、地方自治法第79条第1項の規定によると、第1項の規定とは、すなわちこれは議会が成立しないときであります。

いとまがないときと、成立しないときとは、全然これは意味が違うわけであります。

また本件については5月19日の専決になっております。

したがいまして、議会を招集するいとまもあり、また、議会が成立しないということは、これは、仮議長を選出すれば、議会は正副議長が病身といえども、すぐ開会できるはずであります。

したがって、本議案第40号については、地方自治法に違反してある行為だと、このように考えられますが、お尋ねをいたします。

 

○議長(中西 久君)

 市長 河口親賀君

 

     (市長 河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 この自治センターを専決処分で契約変更いたしたというのは、工期を延長するということでありますが、その内容につきましては、また後ほどの委員会で詳細に説明をいたす予定になっておりますが、御承知のように、非常に狭隘のところにあれだけの建築をいたしますので、その付近の皆さんに、工事過程の中で非常に御迷惑をかけておることもございます。

特に、その地域の皆さんからは、私どもの方に非常に騒音、危険、こういうものが伴っておるので、工事期間をなるべく延長し、工事中の時間を短縮してほしいという要望がございました。

そのことは、朝8時から5時で工事を中止してほしい、そういう申し出がありましたので、私どもも実際を調査をいたしまして、地元の皆さんの御要望そのものが、確かに騒音、その他で迷惑をかけておるので、それでは工期を1カ月延長をしよう、ということを地元の皆さんと話し合いをして、このことを早期に実現をすることが必要だという観点に立ちまして、いとまがございませんでしたので、早期に地元との話し合いを終結する意味、また問題を起こさないためにも、そのことの必要性を認めて工期を延長するための契約変更をいたしたのでございまして、いとまがないということでお願いを申し上げたと、このように御理解を賜りたいと存じます。

 

〇議長(中西 久君)

 秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 ただいま提案理由を説明された中は、先ほど、これは第3項でございます。

昨日いただきました議案の提案――専決処分する理由は、第179条の第1項すなわち議会が成立しないと認めたので専決処分したと書かれています。

どちらか一方を認めないと、違うことですから、179条の1項から4項までございます。

申すまでもなく1項は議会が成立しないとき。2項は議員の定数が半数以上が出席しないとき。

3項は議会を招集するいとまがないと認めるとき。

これは告知して7日、つまり最短7日あればできるはずです。

4番目は、議会において議決すべき事件を議決しないとき。

この場合には専決できることになっているわけであります。

 

 そうしますと、ただいまの市長の説明は、提案理由を変えて、二様のお話になってまいります。

この辺についてもう一度、市長はこういうどうも条例は不向きのようですから、担当の部長で結構ですから、御説明いただきます。

 

○議長(中西 久君)

 市長 河口親賀君

 

      (市長 河口親賀君 登壇)

 

○市長(河口親賀君)

 まことに不向きでありますから、総務部長からお答えします。

 

○総務部長(植田太六君)

 お答え申し上げます。

 

 3項で、いま議会を開くいとまがございません。

こういうふうなことで、19日に専決処分いたしましたので、御報告申し上げるのがこの3項でございまして、御報告申し上げているところでございます。

 

○議長(中西 久君)

 秋山慎次郎君。

 

○秋山慎次郎君

 そうしますと、きのう来ましたこの議案――この議案が違うわけですね。

議案の第1項ですから、特に第1項とここに書いてありますからね。第1項の規定と明らかに書いてある。

いま説明されたのは第3項であります。

したがって、これはいま説明したのがちょうどだというのならば、議案として配付したものが違っているはずです。これをお取り消しを願わんと違うはずです。

またいとまがないというのなら、いとまは先ほど申し上げたとおり、7日間の余裕があれば招集ができます。

正副議長が病身で休んだときには、自治法にはっきり書いてあります。

仮議長を選出をしてやる臨時議会が開けるわけです。

そういう手続を怠っていとまがないということは、これは、長の認定が客観的に誤まっていた場合は、その処分が違法となる、こういうふうにはっきり自治法に書いてある。

この辺の見解を、総務部長いかがですか。

 

○総務部長(植田太六君)

 1項、2項で専決処分をしたものを、3項で号報告申し上げ、なお1項につきましては、議会を開くいとまがないと、こういうふうなことの御指摘でございますけれども、19日にいま市長が申し上げたようなことで工期が取れない、こういうことで工期の延長のみでございますので、専決処分をやった経緯でございます。

 

〇議長(中西 久君)

 ほかに質疑はありませんか――岡田 修君。

 

〇岡田 修君

 ただいまの市長の答弁の最初の部分ですけれども、ちょっと私も専門的に考えまして、その答弁ではどうも私もここに座っていられないということで、発言させていただきます。

 

 市長の説明によりますと、この自治研修センターの付近の人々の要望によりまして、工事の時間を朝8時から午後5時までという間で工事をしてほしい、という説明でありまして、それを尊重すると、工期は1ヵ月延長せざるを得ない、こういう説明だったと思います。

そうしますと、一体甲府市の市役所が設計をして請負に委託に出している工事は、朝8時から5時までの時間以外のところでもって工事を行うような、そういう設計にもともとほかの工事の設計の工期の積算も、そのようになっていると取らざるを得ない。

それでは、ちょっと私も納得できないものですから、その辺についての御説明をお願いしたいと思います。

 

○建設部長(赤池昭之君)

 工期の設定の件でございますけれども、通常最近は、建設省等の方から指導がございまして、日曜等の曜日あるいは勤務時間等については、余り無理をしないような指導がされておりますので、通常8時から5時ですか、―という形には、一応設定して設計はしておるわけでございますけれども、先ほど市長が答弁されましたのは、非常に密集しているところですので、そういう時間的には、それほど設計上足りないような状態で工事をしておるわけではないわけですけれども、非常に騒音の問題とか、あるいはじんあいの問題とか、

そういう問題で非常にやりにくいという面がございまして、時間設定等も非常に地元の環境を守る団体等からの要望がございましたので、工事の施工自体に制約があったと、こういうふうに御理解をいただきたいと思います。

 

○議長(中西 久君)

 岡田 修君。

 

○岡田 修君

 そうしますと、特別の工期の延長ですけれども、特別の事情というものがなければ、例えば雨天が続いたとか、あるいは訴訟問題が起こって、裁判に入ってしまったとかいうふうなことでない以上は、工期の算定そのものは、科学的に過去のデータなどを尊重しまして、この種の工事はたくさんやっているはずですから、そういう点では科学的な算出ができたと思うんですね。

それが約1カ月延期ということになりますと、これは工期の算定の中に、どこかに無理があったと、要するに気象条件の変化や付近の住民からの、そういう訴訟問題というふうなものがない以上は、工期のもともとの決定そのものに問題があったんではないか、という点が私の頭では、そう考えざるを得ないわけです。

その点、細かいところは委員会で審議するといたしましても、大まかに言って1カ月の工期の延期というのは大きいですから、その点の御説明をお願いしたいと思います。

 

○建設部長(赤池昭之君)

 先ほど申しましたように、工期の設定は為常の基準に基づきまして設定したわけで、実際に工事にかかりまして、ああいうふうに密集地帯での工事の状況が、当初はそれほど参酌できなかったという状況がございましたので、今回の延期になった次第でございます。

 

○議長(中西 久君)

 ほかに質疑はありませんか。

 

 これをもって質疑を終結いたします。

 

 ただいま議題となっております日程第4から日程第8まで五案については、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 

 委員会審査のため暫時休憩いたします。

 

     午後2時06分 休憩

 

 


     午後4時35分 再開議

 

○議長(中西 久君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

 ただいま総務委員長並びに水道委員長から、委員会審査結果の報告書が提出されました。

 

 これより日程第4から日程第7まで四案を一括議題といたします。

 

 四案に関し、総務委員長の報告を求めます。

 

 総務委員長中込孝文君

 

     (総務委員長 中込孝文君 登壇)

 

○総務委員長(中込孝文君)

 御報告いたします。

 

 先の本会議において、当季員会に付託されました議案について休憩中委員会を開き、慎重に審査した結果を報告いたします。

 

 まず、議案第37号専決処分について(昭和56年度甲府一般会計補正予算(第7号))

 

 議案第39号専決処分について(甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について)

 

 議案40号専決処分について(甲府市自治研修センター(職員会館)(仮称)建設(建築主体)工事の請負契約の変更契約締結について)

 

の三案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しましたが、特に議案第40号について委員より、工期の設定にあたっては、客観状況を十分把握する中で、万遺漏のない工期日程を設定するよう要望する意見がありました。

 

 次に議案第41号甲府市職員給与条例及び甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 報告終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第4議案第37号から日程第6議案第40号まで三案を一括採決いたします。

 

 三案に対する委員長の報告は承認であります。

 

 三案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、三案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第7議案第41号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

次に、日程第8議案第38号を議題といたします。

 

 本案に関し、水道委員長の報告を求めます。

 

 水道委員長 岡  伸君。

 

      (水道委員長 岡  伸君 登壇)

 

○水道委員長(岡  伸君)

 御報告いたします。

 

 先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案について休憩中委員会を開き審査した結果をご報告いたします。

 

 議案第38号専決処分について(昭和56年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第5号))については、全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。

 

 以上であります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第8議案第38号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は承認であります。

 

 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は、委員長の報告のとおり承認されました。

 

 以上をもって、本臨時会に付議されました選挙並びに議案の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、5月市議会臨時会を閉会いたします。

 

     午後4時40分 閉会

 

 


甲府市議会議長 中 西   久

〃  副議長 市 川 正 雄

 〃   〃  伊 藤 常 八

会議録署名議員 上 田 英 文

        岡     伸

        早 川 光 圀