昭和57年12月甲府市議会定例会議事日程 (5)

             昭和57年12月17日(金)午後1時

  報  告

第1  議案第116号 町の区域の変更について

第2  議案第118号 甲府市市立学校設置条例の一部を改正する条例制定に

            ついて

第3  議案第109号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)

            中所管分

以上 総務委員長報告

 

 


第4  議案第110号 昭和57年度甲府市公益質屋事業特別会計補正予算

            (第1号)

第5  議案第111号 昭和47年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予

            算(第1号)

第6  議案第113号 昭和57年度甲府市交通災害共済事業特別会計補正予

            算(第1号)

第7  議案第114号 昭和57年度甲府市老人保健事業特別会計予算

第8  議案第117号 甲府市特別会計条例の一部を改正する条例制定につい

            て

第9  議案第119号 甲府奇老令者医療費助成金支給条例の一部を改正する

            条例制定について

第10 議案第120号 甲府市重度心身障害者医療費助成金支給条例の一部を

            改正する条例制定について

第11 議案第121号 甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定に

            ついて

第12 議案第122号 甲府市家庭奉仕員派遣手数料条例制定について

第13 陳情書について(陳情第2号)

第14 議案第109号 昭和57年度甲府府市一般会計補正予算(第5号)

            中所管分

                         以上 民生委員長報告

 


第15  議案第115号 昭和57年度甲府市農業共済事業会計補正予算

             (第3号)

第16  請願書について(請願第21号)

第17  陳情書について(陳情第1号・陳情第3号の1)

第18  議案第109号 昭和57年度甲府府市一般会計補正予算(第5号)

             中所管分

                        以上 建設経済委員長報告

 

 


第19  議案第112号 昭和57年度甲府市下水道事業特別会計補正予算

             (第2号)

第20  議案第109号 昭和57年度甲府府市一般会計補正予算(第5号)

             中所管分

                         以上 水道委員長報告

   

第21 甲議第13号  申告納税制度の記帳義務法制化反対に関する意見書

            提出について

第22 甲議第14号  旧軍人軍属恩給欠格者救済に関する意見書提出につい

            て

 

(出席議員)

早 川 光 圀君

中 込 孝 文君

岡     伸君

堀 内 光 雄君

堀 口 菊 雄君

鈴 木 豊 後君

飯 島   勇君

小 林 康 作君

原 田 正八郎君

小 林   匡君

堀 込 徳 一君

中 西   久君

長 瀬正左衛門君

樋 口 精 一君

込 山 貴 雄君

福 島   勇君

宮 島 雅 展君

千 野   哮君

富 永 政 男君

塩 野 褒 明君

武 川 和 好君

伊 藤 常 八君

内 藤 源 一君

小 沢 政 春君

土 屋   直君

小河原 正 平君

山 中 繁 芳君

秋 山 慎次郎君

内 藤 秀 治君

上 田 英 文君

早 川 武 男君

小 沢 綱 雄君

                                 32名

 

(欠席議員)

市 村 輝 男君

三 井 五 郎君

岡 田   修君

臼 井 成 夫君

市 川 正 雄君

 

 

 

5名

 

職務のため議場に出席した事務局職員の氏名

事 務  局 長  臼 田 茂 治君

総務担当主幹  山 下   久君

庶務担当主査  渡 辺 杭 二君

調査担当主査  神 沢 文 雄君

議事担当主幹  平 嶋   泰君

議事担当主査  功 刀   尊君

議事担当主査  今 福 栄 一君

記録担当主査  天 野 忠 幸君

 

説明のため議場に出席した者の職氏名

市     長  河 口 親 賀君

技術管理室 長  志 村 泰 介君

助     役  三 神 俊一郎君

国体準備室 長  飯 尾   和君

収  入  役  古 屋   昭君

中央卸売市場長  中 込   勉君

市 長 室 長  入 倉 芳 幸君

市立甲府病院長  石 井 次 男君

調整管理部 長  河 村 利 男君

 〃 事務局長  保 坂   一君

企 画 部 長  神宮寺 英 雄君

教 育 委員長  飯 室 甫 邦君

総 務 部 長  植 田 太 六君

教  育  長  楠   恵 明君

市 民 部 長  中 島 省 三君

教 育 次 長  近 山 滋 郎君

社 会 部 長  吉 岡   典君

水道局業務部長  中 込 忠 雄君

福 祉 部 長  高 野   肇君

 〃 工務部長  三 沢 国 義君

環 境 部 長  山 本   貢君

選挙管理委員長  二 木 康 孝君

建 設 部 長  赤 池 昭 之君

代表監査委 員  小 林 一 彦君

都市開発部 長  丸 山   忍君

公 平 委員長  清 水 一 郎君

下水道 部 長  高 橋 信 靖君

固定資産評価員  上 杉   要君

 

     午後1時04分 開議

 

○議長(中西 久君)

 これより本日の会議を開きます。

 

 報告事項を申し上げます。

 

休会中議長のもとに請願3件が提出されました。

 

右は、お手元に配布いたしてあります請願文書表記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたので御了承願います。

 

 次に岡 伸君ほか9名から甲議第13号 申告納税制度の記帳義務法制化反対に関する意見書提出について、宮島雅展君ほか7名から甲議第14号 旧軍人軍属恩給欠格者救済に関する意見書提出についてがそれぞれ提出されました。

 

 右は、議事日程記載の日程第21及び日程第22でありますので朗読を省略いたします。

 

 次に、臼井成夫君、土屋農業委員会会長は、一身上の都合により、新藤水道事業管理者、萩原経済部長は公務出張のため本日、それぞれ欠席する旨の届け出がありました。

以上で報告は終わります。

 

 これより日程に入ります。

 

 日程第1から日程第3まで3案を一括議題といたします。

 

3案に関し総務委員長の報告を求めます。

総務委員長岡 伸君。

 

    (総務委員長岡 伸君 登壇)

 

○総務委員長(岡 伸君)

 御報告いたします。

 

 去る15日の本会議において当委員会に付託されました案件について16日委員会を開会、慎重に審査した結果を御報告いたします。

 

議案第116号 町の区域の変更について

 

議案第118号 甲府市市立学校設置条例の一部を改正する条例制定について

 

議案第109号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分の

 

3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

〇議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか。

 

 千野 哮君。

 

○千野 哮君

 いまの報告については問題はないわけなんですが、関連をいたしまして総務委員会の中で継続中に審議をされております選挙公営化の問題についての質問をいたしたいと思いますがよろしいでしょうか。

 

○議長(中西 久君)

 議題になっておりませんから関連は許しません。いまの議題にありませんから――。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第1議案第116号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第2議案第118号を採決いたします。

 

 本案の表決については、地方自治法第244条の2第二項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。

 

 ただいまの出席議員は31人でありますので、3分の2は21人であります。

 

 お諮りいたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 

 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

       (起立者全員)

 

○議長(中西 久君)

 全員起立であります。

 

 ただいまの起立者は所定数以上であります。

 

 よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第4から日程第14まで11案を一括議題といたします。

 

 11案に関し民生委員長の報告を求めます。民生委員長宮島雅展君。

 

    (民生委員長宮島雅展君 登壇)

 

○民生委員長(宮島雅展君)

 御報告を申し上げます。

 

 去る15日の本会議において当委員会に付託されました案件について16日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果を御報告いたします。

 

 まず議案第114号 昭和57年度甲府市老人保健事業特別会計予算

 

 議案117号 甲府市特別会計条例の一部を改正する条例制定について

 

議案第119号 甲府市老令者医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について

 

議案第120号 甲府市重度心身障害者医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について

 

の4案に関し当局から、本市の重点施策である福祉向上の基本姿勢を踏まえ、法の適用を受けながらも現行の65才以上の医療助成制度を堅持するなかで、ねたきり老人や医療費の一部負担が困難な者などに対しての医療助成対策、各種保健事業の推進や健康診査の無料化、ひとり暮し及び痴ほう症老人対策など本市独自で積極的な総合老人福祉施策を推進する旨の姿勢が示されました。

 

 これに対して委員から、医療費助成制度の実施にあたっては窓口無料化の方途や助成対象者の認定方法など制度の趣旨にのっとりさらに前向きに検討すること。

また今回の医療助成及び保健事業の推進のための組織体制の確立、老人痴ほう症に対する具体的施策や検診制度の充実などを図り、より一層老人福祉を向上させるよう要望する意見が出され、採決の結果いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

次に、議案第110号 昭和57年度甲府市公益資屋事業特別会計補正予算(第1号)

 

議案第111号 昭和57年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

 

 議案第113号 昭和57年度甲府市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)

 

 議案第121号 甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について

 

 議案第122号 甲府市家庭奉仕員派遣手数料条例制定について

 

の5案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 次に議案第109号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

なおこれに関連して、ごみ埋立用地の取得にはより万全を期すこと。また経費節減のために山宮福祉センターのソーラーシステムをより一層効率的に活用することを要望する意見が出されました。

 

 最後に、陳情第2号 火葬場改築については願意妥当と認め、採択するものと決しました。

 

 なお、本陳情については、3月市議会定例会でその処理の経過と結果の報告を求めます。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告を終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第4議案第110号から日程第12議案第112号まで九案を一括採決いたします。

 

 9案に対する委員長の報告は可決であります。9案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって9案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 ただいま議案第114号、議案第117号及び議案第119号の3案が可決されましたので、老人医療費にかかわる請願第11号及び請願第13号の2件についてはみなし採択として処理します。

 

次に日程第13陳情書について採決いたします。

 

本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に日程第15から日程第18まで四案を一括議題といたします。

 

 4案に関し建設経済委員長の報告を求めます。建設経済委員長飯島 勇君。

 

    (建設経済委員長飯島 勇君 登壇)

 

○建設経済委員長(飯島 勇者)

 御報告いたします。

 

 去る15日の本会議において当委員会に付託されました案件について16日委員会を開き、慎重に審査した経適と結果をご報告いたします。

 

 まず、議案第115号 昭和57年度甲府市農業共済事業会計補正予算(第3号)及び議案第109号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中所管分について

の2案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

次に請願第21号 道路の整備については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

なお、委員から当局に対して、地域コンセンサスの十分な把握とまた、駅前再開発計画と整合性を回るよう要望する意見がありました。

 

 最後に陳情第1号 寿・宝地区一部に対する土地区画整理事業の区域境界線設定についての異議について及び陳情第3号の1 甲府駅周辺の再開発事業推進については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 

 なお、本請願、陳情については3月市議会定例会でその処理の経過と結果の報告を求めます。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わります。

 

 これよりただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第15議案第115号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に日程第16請願書について採決いたします。

 

 本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に日程第17請願書について採決いたします。

 

 本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 

 次に日程第19及び日程第20の議案を一括議題といたします。

 

 2案に関し水道委員長の報告を求めます。

水道委員長福島 勇君。

 

    (水道委員長福島 勇君 登壇)

 

○水道委員長(福島 勇君)

 御報告いたします。

 

 去る15日の本会議において当委員会に付託されました議案について16日委員会を開き、慎重に審査した結果を報告いたします。

 

 議案第109号 昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)中当委員会所管分及び議案第112号昭和57年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 

 以上で報告を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で報告は終わりました。

 

 以上で説明は終わりました。

 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 これより日程第19議案第112号を採決いたします。

 

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。

次に、日程第3、日程第14、日程第18、日程第20議案第109号昭和57年度甲府市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。

 

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

本案は各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 

 次に、日程第21甲議第13号 申告納税制度の記帳義務法制化反対に関する意見書提出についてを議題といたします。

 

 岡 伸君から提案理由の説明を求めます。

 

 岡 伸君。

 

(岡 伸君 登壇)

 

○岡 伸君

 案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。

 

  申告納税制度の

記帳義務法制化反対に関する意見書(案)

 

政府税制調査会は、大蔵省と臨調基本答申が示した「税制度」の意向を受け記帳義務法制化の具体的作業を開始しました。

 

 この法制化については、昭和37年の国税通則法制定の際、国会審議で否定され、政府原案から削除された経緯があります。

 

 徴税の便宜のみを重視する立場から、記帳することが過大な負担となる小規模零細企業者に対して、法令により記帳を強制することは許されるべきではありません。

 

 よって甲府市議会は、政府に対し、小規模企業の実情を十分に配慮され、申告納税制度の基本を揺がすような記帳義務法制化を行わないよう強く要望するものであります。

 

 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出するものであります。

 

  昭和57年12月17日

                甲 府 市 議 会

内閣 総理大臣

大 蔵 大 臣  あて

自 治 大 臣

 

提出者は私であり、賛成者は総務委員全員であります。

 

なお、字句等の修正につきましては議長に御一任をいたします。

 

 以上であります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議13号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異義なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第13号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲議第13号が可決されましたので請願第8号についてはみなし採択として地理いたします。

 

 次に日程第22甲議第14号 旧軍人軍属恩給欠格者救済に関する意見提出についてを議題といたします。

 

 宮島雅展君から提案理由の説明を求めます。

 

 宮島雅展君。

 

    (宮島雅展君 登壇)

 

○宮島雅展君

 案文を一読して提案説明にかえさせていただきます。

 

  旧軍人軍属恩給欠格者救済に関する意見書(案)

 

 旧軍人軍属に対する恩給制度は、昭和28年に復活されて以来、年々改善が図られてきてはいますが、全国で500万人、県下で数万人に及ぶ旧軍人軍属の人たちは、戦務加算等の格差に上って恩給欠格者として扱われ、いまだ国の補償を受けることなく取り残されています。

 

 これら旧軍人軍属は国家的使命によって戦役に赴き、戦後は国家再建の中核となって渾身の努力をし今日の経済大国の礎を築いた人たちであります。

 

 よって甲府市議会は、政府に対し、旧軍人軍属に対する恩給について、国家補償にふさわしい公平な軍人恩給制度として改善されるよう次の諸点を要望するものであります。

 

 

1 戦務加算の不合理な格差をなくし、中国、仏印、タイ等を戦務地甲区分(1か月に対し3か月加算)へ復活改定されたい。

 

2 抑留地加算は現行1か月に対し1か月であるが、さらに2ヵ月を加算されたい。

 

3 軍歴年数12年未満の者には年金恩給が支給されていないが、公務員には12年未満でも共済年金に通算支給されている。このような官民格差をなくして恩給欠格書に対しても軍人恩給(普通恩給)に準じた率をもって軍歴年数(加算)に応じた年金恩給を支給されたい。

 

右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。

 

 昭和57年12月17日

                甲 府 市 議 会

 

提出者は私、賛成者は民生常任委員会の皆さんであります。

 

 提出先は

  内閣総理大臣

  総理府総務長官

  大 蔵 大 臣

  厚 生 大 臣

でございます。

 

 なお、字句の訂正等につきましては議長に御一任をいたします。説明を終わります。

 

○議長(中西 久君)

 以上で説明は終わりました。

 

 これより質疑に入ります。

 

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 

 お諮りいたします。

 

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第14号については委員会の付託を省略することに決しました。

 

 これより本案を採決いたします。

 

 本案は提案のとおり決することに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって甲議第14号については提案のとおり可決されました。

 

 ただいま甲議第14号が可決されましたので、請願第15号はみなし採択として処理いたします。

 

 ただいま意見書2件が可決されましたが、それぞれの条項、字句その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任をすることに御異議ありませんか。

 

    (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よってさように決しました。

 

 次に総務、民生、建設経済、水道の各常任委員長及び甲府駅近代化促進並びに交通問題に関する調査特別委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査について、会議規則第87条の規定により、別紙のとおり閉会中の継続審査及び調査の申出がありました。

 

 お諮りいたします。

 

 各常任委員長及び特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。

 

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 御異議なしと認めます。

 

 よって各常任委員長及び特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。

 

    (「議長」と呼ぶ者あり)

 

○議長(中西 久君)

 千野 哮君。

 

○千野 哮君

 閉会中の継続審議に対する審議促進のお願いをいたします。

 

 総務委員会に上程をされております甲議第1号並びに甲議第2号の市議会議員及び甲府市長の選挙における、選挙公報発行に関する条例制定並びに公営ポスター掲示場の設置に対する条例につきましては、3月議会より提案をいたしておりまして、非常に期日も過ぎておりますし、また明年は統一選挙が行われるわけでございます。

 

 御承知のとおり選挙公報につきましては、651市のうち約過半数の都市がすでに実施をいたしておりますし、公営掲示板の設置につきましても、特に強制力のあります144条の2項の条例が、昨年の5月に制定をされて以来、56年度が42市、57年度が52市、計94市の市が制定をされておるわけでございまして、総務委員会におきましては明年の4月にもかんがみまして、一日も早く慎重に審議をされ、その結果を出していただきますことを要望いたします。以上です。

 

○議長(中西 久君)

 以上をもって本定例会に提案されました議案及び請願等の審議を全部終了いたしましたので会議を閉じ、12月市議会定例会を閉会いたします。

 

     午後1時32分 閉会

 

甲府市議会議長 中 西   久

 〃  副議長 伊 藤 常 八

会義録署名議員 内 藤 源 一

   〃    早 川 武 男

   〃    臼 井 成 夫