平成3年9月甲府市議会定例会会議録第5号 午後1時01分 開議 ○議長(内藤幸男君) これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 市長から追加議案の提出について通知がありました。 提出議案は、議事日程記載の日程第32 議案第88号及び日程第33 議案第89号の2案でありますので、朗読を省略いたします。
次に大村幾久夫君外8名から、甲議第4号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)の健康保険適用に関する意見書提出について及び 右は、議事日程記載の日程第34から日程第37まででありますので、朗読を省略いたします。 以上で報告を終わります。 これより日程に入ります。 日程第1から日程第9までの9案を一括議題といたします。 9案に関し、総務委員長の報告を求めます。 総務委員長 末木隆義君。 (総務委員長 末木隆義君 登壇) ○総務委員長(末木隆義君) 御報告いたします。 去る9月26日の本会議において、当委員会に付託されました案件について9月27日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
まず、議案第68号 甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について 次に、議案第83号 市政功労表彰者の決定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、被表彰者については、今後も選考基準及び手段をより明確にする中で、厳選するよう要望する意見がありました。 次に、議案第87号 教育委員会委員の任命については、全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しましたが、委員の任命にあたっては、今後同一人に偏ることなく広く市民各層から人材を登用するよう要望する意見がありました。 最後に、請願第3−12号 小選挙区制の導入に反対する請願については、小選挙区制は多数の死票を生み出し、国民の意志を正確に反映しないので採択すべきであるとの意見と、公職選挙法の改正について現在国会で審議中である。また、地方公共団体の権限の及ばないものであるので不採択すべきであるとの意見が出され、採決の結果多数をもって不採択とするものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第1 請願書について請願第3−12号小選挙区制の導入に反対する請願についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○議長(内藤幸男君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第2 議案第65号から日程第7 議案第83号までの6案を一括採決いたします。 6案に対する委員長の報告は可決であります。 6案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、6案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第8 議案第87号教育委員の任命についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は同意であります。 本案は、委員長の報告のとおり同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第10から日程第14までの5案を一括議題といたします。 5案に関し、民生文教委員長の報告を求めます。 民生文教委員長 大村幾久夫君。 (民生文教委員長 大村幾久夫君 登壇) ○民生文教委員長(大村幾久夫君) 御報告申し上げます。 去る9月26日の本会議において、当委員会に付託されました案件について9月27日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
まず、議案第72号甲府市新しい時代を担う人づくり基金条例制定について 次に、議案第64号 平成3年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中当委員会所管分については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、簡易水道及び小規模水道事業予算に関して委員から、甲府市北部の地域は、本市の水道水源地でありながら、この水を使用できず簡易水道等に拠っている。これら簡易水道等は、水量に乏しく施設の老朽化が著しいため、総体的な見直しが必要であり、また本市の水道水源を確保するためにもこれらの地域に対し、早急に恒久性を保てるような計画を立てるよう要望する意見がありました。 また、老人性白内障眼内レンズ手術費用等助成事業予算に関して委員から、助成の根拠は要綱ではなく条例を制定すべきであり、助成対象者の範囲は、この制度に限らず今後の社会福祉施策全般にわたり十分検討するよう要望する意見がありました。 次に、請願第3−4号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)に関する請願については願意妥当と認め、採択するものと決しました。 最後に、請願第3−8号 留守家庭児童会に関する請願については願意妥当と認め、採択するものと決しました。 なお、2件の請願については、3月定例会でその処理の経過と結果について、報告を求めます。 以上で報告を終わります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に関する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第10 議案第66号から日程第12 議案第86号までの3案を一括採決いたします。 3案に対する委員長の報告は可決であります。 3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、3案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第13 請願書について請願第3−4号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)に関する請願及び請願第3−8号 留守家庭児童会に関する請願についての2件を採決いたします。 2件に対する委員長の報告は採択であります。 2件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、2件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第15及び第16の2案を一括議題といたします。 2案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。 経済都市開発委員長 飯沼 忠君。 (経済都市開発委員長 飯沼 忠君 登壇) ○経済都市開発委員長(飯沼 忠君) 御報告を申し上げます。 去る9月26日の本会議において、当委員会に付託されました案件について9月27日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。 まず、議案第71号 甲府市みどり豊かなまちづくり基金条例制定については委員から、資金の運用については証券会社の不祥事が大変な社会問題になっているので、適切な運用を図るよう要望する意見が出され、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。 次に、議案第64号 平成3年度甲府市一般会計補正予算(第2号)中当委員会所管分については、樹園地農道整備事業費に対して委員から、急傾斜地域における農道整備事業は、基幹農道整備事業と平行して、耕作農道も整備するよう県に対して強く要望すべきであるとただしたのに対し、当局から県に対して耕作農道も積極的に整備するよう要望していくとの答弁があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第15 議案第71号 甲府市みどり豊かなまちづくり基金条例制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第17から日程第31までの15案を一括議題といたします。 15案に関し、建設水道委員長の報告を求めます。 建設水道委員長 細田 清君。 (建設水道委員長 細田 清君 登壇) ○建設水道委員長(細田 清君) 御報告申し上げます。 去る9月26日の本会議において、当委員会に付託されました案件について9月27日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。 まず、議案第63号 専決処分について(交通事故の示談締結及び損害賠償の額の決定について)は、当局原案のとおり承認するものと決しました。
次に、議案第67号 平成3年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号) 次に、陳情第3−2号 公衆浴場下水道料金値上げ幅圧縮の陳情については、願意妥当と認め採択するものと決しました。 なお、本陳情については、3月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。 以上で報告を終わります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第17 議案第63号 専決処分についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は承認であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、日程第18 議案第67号から日程第29 議案第85号までの12案を一括採決いたします。 12案に対する委員長の報告は可決であります。 12案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、12案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第30 陳情書について陳情第3−2号 公衆浴場下水道料金値上げ幅圧縮の陳情についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第9、日程第14、日程第16及び日程第31 議案第64号 平成3年度甲府市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。 本案は、各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。 次に、先ほど同意を得られました教育委員会委員荻野浩君から、あいさつしたい旨の申し出がありますので、この際発言を許します。 教育委員会委員 荻野 浩君。 (荻野 浩君 登壇) ○荻野 浩君 ただいま教育委員といたしまして、御同意をいただきました荻野でございます。よろしくどうぞお願いいたします。 今、甲府市が新しいリニアモーターカーの時代を迎えようといたしております。恐らく近い将来に甲府市の都市構造は変わってまいると思いますし、また、産業、経済、文化、行政あらゆる面において大変な変革を起こして来るものだろうと思っております。 甲府の商工会議所では、ファッション都市甲府構想を提唱いたしまして、ただいま実行のために着々と準備をいたしているところでございます。時代が大きく変わる中で、教育行政というものも大変大きく変わってくるものと思っております。 大変微力ではございますけれども、教育振興のために新しい、そして創造的な提案ができますように私も頑張っていきたいと思います。またこの機会を与えてくださいましたことを御礼申し上げる次第でございます。 大変ふつつかものでございますけれども、皆様方の御指導のほどよろしくお願い申し上げる次第でございます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(内藤幸男君) 次に、日程第32 議案第88号及び日程第33 議案第89号の2案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長 山本栄彦君。 (市長 山本栄彦君 登壇) ○市長(山本栄彦君) 本日追加提案いたしました案件につきまして、御説明申し上げます。 議案第88号「平成2年度甲府市各会計別決算の認定について」は、平成2年度の一般会計並びに国民健康保険事業、下水道事業、住宅新築資金等貸付事業、交通災害共済事業、老人保健事業及び土地区画整理事業用地先行取得事業の各特別会計に係る決算を行いましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して議会の認定を求めるものであります。 次に、議案第89号「平成2年度甲府市各企業会計別決算の認定について」は、平成2年度の中央卸売市場事業、病院事業及び水道事業の各企業会計に係る決算を行いましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付して、議会の認定を求めるものであります。 以上が、本日追加提案いたしました案件であります。 御審議のうえ、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております日程第32 議案第88号及び日程第33 議案第89号の2案については、委員14名をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査を終了するまで閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は14名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査を終了するまで閉会中の継続審査に付することに決しました。 お諮りいたします。
ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました14名の諸君を、決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。 ただいま選任されました決算審査特別委員は、本会議終了後、速やかに委員会を開き正副委員長の互選を行い、委員会を構成するようここに招集しておきます。 次に、日程第34 甲議第4号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)の健康保険適用に関する意見書提出についてを議題といたします。 大村幾久夫君から提案理由の説明を求めます。 大村幾久夫君。 (大村幾久夫君 登壇) ○大村幾久夫君 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。 白内障人工水晶体(眼内レンズ)の健康保険適用に関する意見書(案) 1985年(昭和60年)に厚生省は、一般病院での白内障手術に人工水晶体の使用を許可した。 しかし、健康保険の適用が認められないため、手術の費用は全額自己負担となり、費用を用意できない患者は、人工水晶体(眼内レンズ)の手術が受けられずにいる。 現在、白内障の治療としては、他に眼の病気がないかぎり人工水晶体の手術をすすめており、手術を希望する患者は、増加の一途をたどっている。 手術を希望するすべての患者が、費用の心配なく手術を受けられるよう、一日も早く白内障人工水晶体(眼内レンズ)に健康保険を適用されるよう強く要望するものである。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成3年9月30日 甲府市議会 提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣あてです。 提出者は私、賛成者は民生文教委員全員であります。なお、字句の修正等については、議長に一任いたします。 ○議長(内藤幸男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって甲議第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより本案を採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第4号については提案のとおり可決されました。 ただいま甲議第4号が可決されましたので、請願第3−9号 第3項については、みなし採択として処理いたします。 次に、日程第35 甲議第5号 学校事務職員・学校栄養職員の給与費を国庫負担の対象外とする措置に反対し、教育の機会均等水準の維持向上を求める意見書提出についてを議題といたします。 大村幾久夫君から提案理由の説明を求めます。 大村幾久夫君。 (大村幾久夫君 登壇) ○大村幾久夫君 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。 学校事務職員・学校栄養職員の給与費を国庫負担の対象外とする措置に反対し、教育の機会均等水準の維持向上を求める意見書(案) 国は、来年度の予算編成に当たり、国に比べて地方財政の方が豊かになっているとみて、義務教育諸学校に勤務する学校事務職員・学校栄養職員の給与費を各県が全額負担すべきという義務教育費国庫負担制度の見直し論を強調しています。 これは104国会での海部文部大臣の「事務職員・栄養職員は、学校の基幹的な職員であり、学校運営のために国庫負担制度の中に、きちんと残すことが大切と考えて、これからもやっていきたい」と答弁していることに反するものであり、給与費を全額県負担といっても、そのしわ寄せは地方公共団体(市町村)に財政負担を転嫁するものにほかなりません。 学校運営を支えている学校事務職員・学校栄養職員を国庫負担の対象外とすることは、義務教育制度の根幹に触れる大きな問題であります。 よって、教育の機会均等が引き続き確保され義務教育費国庫負担制度の現行水準を維持するよう強く要望いたします。以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成3年9月30日 甲府市議会 提出先は内閣総理大臣、大蔵大臣、文部大臣、自治大臣あてです。 提出者は私、賛成者は民生文教委員全員であります。なお、字句の修正等については、議長に一任いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(内藤幸男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより本案を採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第5号については、提案のとおり可決されました。 ただいま甲議第5号が可決されましたので、請願第3−13号については、みなし採択として処理いたします。 次に、日程第36 甲議第6号 治山事業の促進に関する意見書提出についてを議題といたします。 飯沼 忠君から提案理由の説明を求めます。 飯沼 忠君。 (飯沼 忠君 登壇) ○飯沼 忠君 案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。 治山事業の促進に関する意見書(案) 治山事業は、国土の保全、水資源のかん養、生活環境の保全・創出等を通じて、県民生活の向上や安全でうるおいのある緑豊かな社会づくりのため、生活基盤整備のなかでも最優先で実施されなければならない根幹事業である。 本県は、地形が急峻で地質も脆弱であるうえ、大規模地震対策強化地域にも指定され、これまで山地災害も数多く発生している。また、本県は首都圏にありながら自然環境に恵まれ、近年、都市化の進展等により、森林の有する水源かん養、環境保全機能等の高度発揮に対して、県内外の住民の要求が強まっている。これらのことから、あらためて治山事業の重要性を再認識し、治山施設、森林整備の一層の促進を図らなければならない。 よって、政府におかれては、平成4年度を初年度とする「第8次治山事業五箇年計画」を策定し、積極的な投資規模を確保するとともに、安全でうるおいのある生活基盤の形成、総合的な森林整備による水源かん養機能の増進、安全で緑豊かな生活環境の保全・創出等の治山事業を強力に推進されるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成3年9月30日 甲府市議会 あて先は内閣総理大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、自治大臣、経済企画庁長官、国土庁長官であります。 なお提出者は私、賛成者は経済都市開発委員全員であります。なお、字句等の訂正について、議長に御一任をいたします。 以上であります。 ○議長(内藤幸男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第6号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより本案を採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第6号については、提案のとおり可決されました。 次に、日程第37 甲議第7号 治水事業の促進に関する意見書提出についてを議題といたします。 細田 清君から提案理由の説明を求めます。 細田 清君。 (細田 清君 登壇) ○細田 清君 案文の朗読をもって提案理由の説明をさせていただきます。 治水事業の促進に関する意見書(案) 治水事業は、国土を保全し、水害・土砂災害及び渇水被害から国民の生命・財産を守り、豊かで活力ある経済社会と、安全で快適な国民生活を実現するための生活基盤整備の中で最も優先されるべき根幹的事業である。 本県は、地形が急峻であるうえ、県土面積の78%が山地部で占められており、地質も脆弱であるため、非常に水害や土砂災害を受けやすい環境にあり、全国においても、水害・土砂災害による人命や家屋の災害が、毎年各地で多発している。 この災害から、国民の生命・財産を守り、豊かで住みよい国土の形成を進めるとともに、水資源の安定確保を図り、国民生活にうるおいとやすらぎを与えるため、河川改修事業、砂防事業、地すべり等防止事業及びダム建設事業等の治水事業の強力な推進は急務である。 よって、国においては、平成4年度を初年度とする「第8次治水事業五箇年計画」の策定にあたり、投資規模の大幅な拡大を図られるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成3年9月30日 甲府市議会 提出先は内閣総理大臣、大蔵大臣、建設大臣、自治大臣、経済企画庁長官、国土庁長官であります。 提出者は私、賛成者は建設水道委員全員であります。なお、字句の修正等につきましては、議長に一任いたします。 ○議長(内藤幸男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第7号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより本案を採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第7号については、提案のとおり可決されました。 ただいま意見書4件が可決されましたが、それぞれの条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、さように決しました。 次に、海外行政視察派遣について、この際お諮りいたします。
平成3年度は北米視察については福島 勇君を、欧州視察については堀口菊雄君、依田敏夫君、剣持庸雄君、森沢幸夫君、牛奥公貴君を、中国視察については小沢綱雄君、原田正八郎君、飯沼 忠君、石原貞夫君、宮川章司君、皆川 巖君を (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、さように決しました。 重ねてお諮りいたします。 ただいま承認されました海外行政視察派遣に関し、その視察地、期日、その他必要な事項については、議長に一任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、さように決しました。 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から、目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。 お諮りいたします。 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(内藤幸男君) 御異議なしと認めます。 よって各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。 以上をもって本定例会に提案されました議案及び請願等の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。 午後1時45分 閉会
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