平成11年6月7日
平成11年6月甲府市議会定例会会議録第1号

午後1時01分 開 会

○議長(末木隆義君)ただいまから平成11年6月甲府市議会定例会を開会いたします。

午後1時02分 開 議

○議長(末木隆義君)これより本日の会議を開きます。
 報告事項を申し上げます。
 本定例会に提出する議案につき、市長から通知がありました。
 提出議案は、議事日程記載のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
 次に、市長から議会に報告すべき事項であります報第13号から報第17号までの5件 が提出されました。
 既に各位のお手元に配付いたしてありますので、御了承願います。
 次に、監査委員から平成11年2月末、3月末の例月出納検査報告書が提出されました。
 お手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。
 次に、平成11年3月定例会以降、県下市議会議長会の会議が開催され、随員とともに 出席いたしました。
 会議の概要につきましては、お手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。
 次に、上田英文君は一身上の都合により、本日欠席する旨の届け出がありました。
 以上で報告を終わります。
 これより日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第167条の規定により
    飯 沼    忠 君
    森 沢 幸 夫 君
    保 坂 一 夫 君
を指名いたします。
 次に、日程第2 会期決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会は、招集の日から6月16日まで10日間といたしたいと思います。これに 御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(末木隆義君)御異議なしと認めます。
 よって、今期定例会の会期は10日間とすることに決しました。
 次に、日程第3 議案第42号から日程第17 議案第56号までの15案を一括議題 といたします。
 市長から、任期最初の定例会でありますので、提案理由の説明に先立ち所信の表明をあ わせて行いたい旨の申し出がありますので、これを許します。
 市長 山本栄彦君。

(市長 山本栄彦君 登壇)

○市長(山本栄彦君)本日ここに、平成11年6月市議会定例会の開会にあたり、提出議 案の説明に先立ち、市政運営について私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の 皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 私は、このたび、多くの市民の皆様の温かい励ましや多大な御支援をいただき、名誉あ る第35代甲府市長として、引き続き職責を担うことになりました。
 まことに光栄であり、感謝の気持ちと同時に身の引き締まる思いでいっぱいであります 。来たるべき新世紀の初代市長として、これまでの2期8年の実績を生かし、新たな決意 と情熱と、そして夢をもって、豊かな活力にあふれる住み良いまちづくりのため、専心努 力いたす所存であります。
 これまで、私にお寄せいただきました、議会をはじめ市民の皆様の御支援と御協力に対 しまして心から感謝申し上げ、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し 上げる次第であります。
 私は、市長就任以来今日まで、一党一派に偏しない、公平で公正な市政運営を行ってま いりました。そして、バブル経済崩壊に伴う景気低迷の中にあっても、21世紀に向けた 愛する甲府市のまちづくりのため、福祉・教育の充実をはじめ、生活環境等の整備に努め 、社会経済情勢の変化に的確に対応するため「回復・交流・育成・・・そして未来へ」の 基本理念のもと、平成9年度を初年度とした「新甲府市総合計画」を策定し、諸施策の実 現に向けたスタートをいたしました。
 私は、過ぐる選挙戦を通じまして、改めて、市民が今何を求め、それにどのようにこた えるべきかを痛感するとともに、今後とも市民一人ひとりがゆとりと豊かさを実感し、住 んで良かったと思えるまちづくりを行ってまいりたいと、決意を新たにいたしたところで あります。
 また、現在、私は国土審議会政策部会委員として「21世紀の国土のグランドデザイン 」戦略推進の指針策定に参画いたしておりますが、この戦略の目標は、地球規模での環境> 、資源の有限性が強く意識される中、豊かな生活の源泉である経済社会の活力を維持しな がら、自然の保全、回復とともに人間活動に充実感と生きがいを与える文化を創造し、人 々に多様な暮らしの選択可能性を提供する国土づくり、歴史と風土に根ざした新しい文化 と生活様式を持つ人々が住む国土づくりであり、東京と太平洋ベルト地帯に人口や諸活動 が集中した一極一軸構造を多軸型国土構造へと転換していくことを目指すものであります 。
 そのために、「多自然居住地域の創造」、「大都市のリノベーション」、「地域連携軸 の展開」、「広域国際交流圏の形成」の4つの戦略を掲げ、地域の選択と責任に基づく主 体的な地域づくりを重視して、地方公共団体やさまざまな民間主体が4戦略に沿った地域 づくりを進める上での施策の方向を示すものであります。
 真にこれからの100年の大計を描くものであり、これに基づいての国土づくりが始ま ってきたわけであります。
 このことを私たちは現実として直視し、さらに先見性を持って臨んでいかなければなら ないと思います。
 そのためには、あらゆる分野でその魅力を発揮し、県都としての役割を果たすとともに 、誇りと自信に満ちたまちづくりとして、新甲府市総合計画をもとに引き続き推進すべく 次の5つの基本政策を掲げ、来るべき新世紀に向け、積極的な市政運営を図ってまいりた いと考えております。
 その第1は、思いやりと希望に満ちたまちづくりであります。
 すべての市民が明るく生きがいをもって、住みなれた地域や家庭で安心して暮らせるよ う、人を思い遣る心に満ちあふれたまちを目指し、福祉の向上を図ります。
 これを推進するための方途として、地域でのふれあい、支えあいを進めるためのボラン ティア活動への支援など地域福祉事業を積極的に推進します。
 次に、高齢者が安心して健やかに暮らし、また社会参加を通じて生きがいが感じられる デイサービス・ショートステイの実施施設や訪問看護ステーション施設の整備・充実を行 うとともに、高齢者の就労機会の確保や生涯学習・生涯スポーツなどへ気軽に参加ができ る環境整備を進めます。
 また、介護保険対策事業の推進など福祉サービス供給体制の充実・強化を図るとともに 、甲府市版『エンゼルプラン』に基づき、子供を安心して生み育て、子供が健やかに成長 できる、環境づくりを推進し子育て支援センターの整備など子育て支援体制の充実を図り ます。
 さらに、身体障害者訪問入浴サービス事業の推進など在宅福祉サービスの充実を図り、 障害者に優しい社会の構築に向け、住宅・公共施設のバリアフリー化などの生活環境を整 えるとともに、市民一人ひとりが心身ともに健康な生活を送るため市民総合保健計画の推 進を図りながら、保健拠点施設の整備充実を図るなど、人にやさしいまちづくり施策を展 開してまいります。
 第2は、歴史を伝え新しい文化が生まれるまちづくりであります。
 次の世代を担う個性や創造力に富んだ人材が育成され、一人ひとりが豊かな人生を送る ことができる、新鮮で文化の香りにあふれたまちを目指し、文化・教育の振興を図ります 。
 これを推進するための方途として、新しい時代を担う子供たちの個性や創造性をはぐ くむため、人づくり基金事業や情報教育を図るため小・中学校へのインターネット整備事 業の積極的な推進を図るなど教育内容の充実に努めるとともに、いじめや非行を防止する ため、甲府の子供の教育を推進し、「思い遣る心」の育成を図るとともに、学校、家庭、 地域の三者一体の連携・協力体制を確立します。
 次に、国際交流事業の推進を図るため、その拠点施設として国際教育学習センター設置 事業の推進を図り、大人も子供もともに国際社会に対応するための語学のまちづくりを目 指すとともに、生涯学習の意欲を高めるための拠点施設として、中央公民館の建設の推進 、市民のスポーツ・レクリエーション活動の拠点となり得る総合スポーツ会館や子供や若 者が集える場として、青少年拠点施設等の整備に向けて調査を進めてまいります。
 また、女性の市政への積極的な参加の促進や、女性活動のための女性交流センターの設 置を行うなど、男女共同社会の形成を推進するとともに、人に優しい、心かよう地域社会 を形成するコミュニティ活動の拠点として、引き続き悠遊館を建設し、エコープランの積 極的な推進と恒久平和の実現に向けた平和運動の推進を図ります。
 さらに、特色ある伝統工芸や伝統芸能などをはぐくむ文化振興を図る一方、市内に点在 する文化遺産や埋蔵文化財の保護・活用を推進し、武田氏館跡の整備事業の推進など史跡 を活かした、歴史のみえる、風格のあるまちづくりに積極的に取り組みます。
 第3は、安全で快適な美しいまちづくりであります。
 人と自然がふれあい、都市の利便性を享受しながら、自然環境を保全し、うるおいにあ ふれた暮らしができる安全な美しいまちを目指し、生活・自然環境の向上を図ります。
 これを推進するための方途として、緑化や花いっぱい運動を推進し、「フラワータウン 甲府」づくりを進めるとともに、緑あふれる都市景観の形成や防災機能を向上させるため 、公園の整備を積極的に推進します。
 次に、公益的機能の見地から、樹木の持つ水源涵養能力を活かした森林づくりや保全を 強化するとともに、自然に親しむ動植物公園として、そのあり方について検討をしてまい ります。
 また、環境に優しいまちづくりを推進するため、リサイクル社会の構築や環境の保全対 策として新エネルギー融資制度を創設するとともに、上・下水道事業の一層の整備により 、基礎的な社会資本の充実に取り組んでまいります。
 さらに、災害に強いまちを目指して、安全・安心なまちづくりの積極的な推進、交通安 全対策の推進を図るとともに、市民と行政が一体となって「安全で住みよい地域社会」の 実現に向け、生活安全条例を制定してまいります。
 第4は、創造性と活力に満ちたまちづくりであります。
 先端産業と地場産業が調和し、時代の潮流に柔軟に対応でき、創造性に富んだ産業が展 開される活力にあふれたまちを目指し、産業の振興を図ります。
 これを推進するための方途として、まず、まちなかへの賑わいを取り戻すため、空き店 舗対策などの活性化事業や各商業団体が行う事業への支援のほか、中心市街地活性化基本 計画を策定します。あわせて、「参加する祭り」の創造や甲府城築城400年祭記念事業 の推進を図るとともに、観光客誘致対策の推進や都市型観光推進事業の促進など新観光都 市を創出します。
 次に、経営改善や経営基盤強化のため金融支援策の強化とあわせ、商工業と観光の一体 化した拠点づくりを行うとともに「甲府ウイーク」事業を展開し、工業高度化事業の促進 や甲府ブランドの確立など工業の振興を図ります。
 また、市民参加の森林づくりを進め、森林文化の共有とふれあう機会の場の提供を図る とともに、農業従事者の後継者育成に向けた農業技術者の育成、さらに農地の有効利用の ため農地銀行の積極的活用や市民農園の開設の推進等を図ります。
 さらに、先端技術産業など新産業の創出や地場産業の高付加価値化を図り、雇用の安定 と創出を目指すとともに、中小企業に働く勤労者及び家族の福利厚生向上に向け、勤労者 福祉サービスセンターの設立を図り、ゆとり創造社会事業を推進します。
 第5は、交流・連携がひろがるまちづくりであります。
 文化や教育、産業などさまざまな場面で人や地域の交流・連携がひろがる、地域の中核 としての求心力にあふれたまちを目指し、都市基盤の整備を図ります。
 これを推進するための方途として、甲府市の将来像を見据えた都市空間の創出や土地利 用などを図る都市計画マスタープランを策定するとともに、広域・高速交通網の整備促進 とあわせた新たな交通システムの構築や既存の交通体系の連携・改善による交通の利便性 の向上を図ります。
 次に、都市環境の美化を進めるため、広告物や公共施設の景観との調和を図りながら、 市内の緑や自然環境の保全に努め、魅力的な都市景観を創出するとともに、土地区画整理 事業の推進や舞鶴城公園の周辺整備事業などの推進を行います。
 また、高度情報化社会を実現するため、地域情報化を推進してまいります。
 以上が基本施策でありますが、これらの施策を推進するため、なお一層の市民参加の推 進と積極的な行政改革を断行する必要があります。
 さらに、市民みずからが積極的に市政に参加できる機会づくりに努めるとともに、身近 に市政情報の提供をするため、職員による出前講座や対話集会の開催等を進めます。また 、データベース化等の情報管理に努め公文書公開条例の適正な運用を推進するとともに、 市民への積極的な情報提供を行い、より「開かれた市政」を推進します。
 さきに新行政改革大綱を策定いたしましたが、長期的・計画的な財政運営を基調として 、一層の健全化・合理化を図り、バランスのとれた効率的な財政運営を推進するとともに 、事業評価制度の活用により、事務事業の徹底した見直しを行い効率的、効果的な行財政 運営を図ります。
 また、社会環境の変化に対応し、横断的で総合的な行政の展開を図るため、公正・透明 ・市民参加を基本として、より一層柔軟でスリムな行政システムを構築するとともに、時 代の変化を予測し、政策立案と行政サービスを効率的に実施できる問題解決能力を備え、 市民と共生できる感性豊かな実践的人材を育成します。
 次に、地方分権という時代の大きな潮流を踏まえ、地域がみずから選択と責任のもと、 創意工夫をもって自主・自立の都市づくりを推進します。あわせて、冒頭述べました国土 全体が参加と連携による活性化や、共生を目指して進んでいく折、周辺町村との密接な連 携のもとに一層の広域行政を推進し、その延長線上に本市の持つ都市機能を基盤として周 辺町村との一体的な発展を目指した「中核市構想」を推進してまいりたいと考えておりま す。
 景気が長期低迷を続ける中で、今は21世紀を展望し、新しい時代への橋渡しの極めて 重要な“とき”であります。
 また、同時に甲府市を取り巻く行政課題が山積しているのも認識しなければなりません 。
 その第1は、かつてない自治体変革である地方分権であります。3月26日、地方分 権推進一括法案が閣議決定されました。この関連法案が国会を通過いたしますと、本格的 な地方分権の到来となってきます。機関委任事務制度の廃止やその他国や県の事務権限が 大幅に委譲されてまいりますと、住民サービスのより一層の向上が図られる利点もありま すが、委譲に伴う事務量の増大による地方への財政負担は大きなものになると予想されま す。財政環境が一段と厳しい中にあって、地方がみずから足腰の強い自治体となることが 求められ、自主・自立の基盤づくりが必要となってきます。まさに各論レベルでの検討が 必要となるわけであります。
 第2は、間近に迫った介護保険制度であります。本年度から介護認定事務が開始される など、準備期間として円滑な導入が図られるよう介護サービス基盤の整備や体制の整備も 着実に推進していかなければなりません。地方分権も介護保険も2000年4月からスタ ートすることとなりますが、地方自治体にとって極めて大きなテーマであり、時間的制約 の中で的確な対応を図らなければなりません。
 第3は、地球温暖化やダイオキシン等の地球規模での環境問題が深刻化しております。 緑豊かな都市として、地球的レベルで自然に優しいまちづくりを行っていくことが要求さ れています。
 さらには、高速交通時代の到来が間近にあって、甲府盆地一帯のあり方も問われてきて おります。
 リニア中央エクスプレス、中部横断自動車道、新山梨環状道路などの高速交通網の整備 と合わせ、これらのアクセス道路の整備が強く望まれています。時代の潮流を踏まえ、甲 府盆地全体が互いに連携・協調し合う中で、盆地一帯の発展とさらなる住民福祉の向上に 全精力を傾注してまいります。
 以上、私の今後の市政運営にあたっての所信の一端を述べましたが、ここに議員各位並 びに市民の皆様のなお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。
 引き続きまして、本日の市議会定例会に提案いたしました案件につきまして、その大要 を御説明申し上げます。
 まず、議案第42号「専決処分について」は、平成10年度の甲府市老人保健事業特別 会計において、国庫支出金等の交付遅延により、歳入が歳出に不足するため、地方自治法 施行令の規定により、平成11年度の歳入を繰り上げて充用するための補正を行ったもの であります。
 次に、議案第43号「平成11年度甲府市一般会計補正予算(第1号)」につきまして は、歳出第2款総務費は、新政策事業推進調査研究費等に係る総務管理費及び市民税等徴 収費に係る徴税費を追加するための補正であります。
 歳入については、第12款国庫支出金、第16款繰入金及び第17款繰越金を追加する ための補正であります。
 債務負担行為の補正は、甲府市女性交流センター設置に伴う冷暖房設備リース料を追加 するものであります。
 次に、議案第44号「甲府市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定に ついて」は、地方税法の一部改正に伴い、固定資産評価審査委員会の審査の手続に関する 規定の整備を行うための一部改正であります。
 次に、議案第45号「甲府市市税条例の一部を改正する条例制定について」は、地方税 法の一部改正に伴い、長期譲渡所得に係る個人の市民税の税率の見直し及び固定資産評価 審査委員会に係る規定の整備を行うとともに、延滞金の割合の特例措置を講ずるための一 部改正であります。
 次に、議案第46号「甲府市職員特別給与条例臨時特例の一部を改正する条例制定につ いて」は、恩給法の一部改正に準じ、本市職員であった者の退隠料等の年額について、そ の額の改定及び最低保障額の増額等を行うための一部改正であります。
 次に、議案第47号「甲府市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定に ついて」は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、非 常勤消防団員等の公務災害補償について、補償の額の算定の基礎となる補償基礎額及び介 護補償の額の引き上げを行うための一部改正であります。
 次に、議案第48号「甲府市消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例制定に ついて」は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正に伴い 、非常勤消防団員の退職報償金の支給額の引き上げを行うための一部改正であります。
 次に、議案第49号「甲府市介護認定審査会の委員の定数等を定める条例制定について 」は、介護保険法に基づく本市の介護認定審査会の委員の定数等を定めるため、この条例 を制定するものであります。
 次に、議案第50号「甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について」は 、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の賦課の特例の規定を廃止するための 一部改正であります。
 次に、議案第51号「甲府市教育職員の退職年金及び退職一時金に関する条例等の一部 を改正する条例等の一部を改正する条例制定について」は、恩給法の一部改正に準じ、本 市教育職員であった者の退職年金等の年額について、その額の改定及び最低保障額の増額 等を行うための一部改正であります。
 次に、議案第52号「企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条 例制定について」は、自動車等を利用しなければ通勤することが著しく困難である職員に あっては、その者の通勤距離にかかわらず通勤手当の支給対象者とするとともに、徒歩通 勤者の通勤手当を廃止するための一部改正であります。
 次に、議案第53号、議案第54号及び議案第55号の「市道路線の認定について」は 、貢川3号線、国母区画整理1号線他8路線及び下飯田区画整理1号線他12路線をそれ ぞれ市道に認定し、維持管理を行うため、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を 求めるものであります。
 次に、議案第56号「財産の取得について」は、甲府市立小学校の教育用コンピュータ として財産を取得するにつきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または 処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。
 以上が、本日提案いたしました案件の大要であります。
 御審議のうえ、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
○議長(末木隆義君)以上で説明は終わりました。
 お諮りいたします。
 6月8日、9日は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議 ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(末木隆義君)御異議なしと認めます。
 よって、6月8日、9日は本会議を休会することに決しました。
 休会明け本会議は、6月10日午後1時から開会、提出議案全部に対する質疑及び市政 一般質問を行います。
 本日は、これをもって散会いたします。

 午後1時30分 散 会