更新日:2020年8月3日
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災害発生時の対応として、自らの命は自分で守る「自助」、地域住民との助け合いによる「共助」、公的機関による支援や取り組みの「公助」があります。大規模災害の場合には、不測の事態が発生するなどにより「公助」に時間を要することが考えられるため、「自助」、「共助」で乗り切る必要があります。これはペットにおいても同様であり、ペットを守るのは飼い主であることを自覚し、一緒に避難(同行避難)できるように日頃から備えておきましょう。
同行避難とは、災害発生時にペットと一緒に避難所へ避難することをいいます。避難所で人とペットが同一の空間で居住することを意味するものではありません。
避難する際は、各避難所のルールに従うようにしてください。
地震対策として、ペットを室内で飼育している場合には、家具の固定や転倒防止などの対策をしましょう。屋外で飼育している場合は、ブロック塀付近など、倒壊しやすい場所での飼育は避けるようにしましょう。
実際に災害が発生した場合、電話が繋がらなくなるなどの事態が想定されます。その際の集合場所、備蓄品の保管場所、ペットをどのように避難させるかなどを話し合っておきましょう。また、万一の場合にご近所とお互いに助け合えるように、コミュニケーションや飼育マナーに気を配るようにしましょう。
避難所では、多くの人が同じ場所で生活をすることになります。犬や猫が苦手な人や、鳴き声や吠え声、臭いや抜け毛などによりストレスを感じる人もいます。避難所で周りの人が安心して過ごせるように、普段から準備をしておくことが重要です。
・むやみに吠えない、ケージやキャリーバックの中に入ることを嫌がらない、他人に友好的に接することができるなどのしつけをしておきましょう。
・子犬の頃から多くの人や動物に接することで社会性をつけさせましょう。
・決められた場所での排泄をできるようにしましょう。
・狂犬病予防注射や各種ワクチン接種、寄生虫の予防や駆除をしましょう。
避難所で必要となるケージ、フード、シーツなどのペット用品は飼い主が用意をしてください。
・キャリーバッグ、ケージ
・予備の首輪、リード
・フード、水(5日分以上)
・ペット用の食器、ペットシーツ など
災害発生時に、ペットがパニックになって逃げ出してしまうことがあります。保護された場合にすぐに飼い主がわかるように、首輪と迷子札(犬の場合は鑑札と狂犬病予防注射済表)をつけ、確実な身分証明書としてマイクロチップの装着といった対策をしましょう。
よくある質問
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