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更新日:2019年4月12日
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現在、口の中や手足などに水疱性の発疹が出るウイルス性の感染症である手足口病が全県的に流行しています。手洗い・うがいを励行し、感染予防に努めましょう。
手足口病とは、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症です。子どもを中心に、主に夏季に流行が見られます。例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。
感染してから3~5日の潜伏期間をおいて、口の中や手のひら、足底、足背などに2~3mmの水疱性の発疹が現れます。発熱は約3分の1に見られますが、軽度である場合が多く、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかし、まれに幼児を中心に髄膜炎や脳炎等の合併症などを生じることもありますので、高熱や嘔吐、頭痛等の症状が見られた場合には医療機関を受診してください。また、口腔内の症状によっては、飲食に支障を来すことがあるので脱水等にも注意が必要です。
感染経路としては、主に以下の3つがあります。
手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。経過観察を含めて症状に応じた治療となります。また、手足口病に対する予防接種もありません。予防としては、上記のような症状が見られる際の接触予防策および飛沫予防策が重要であり、特に手洗いは、流水と石けんで十分行ってください。また、タオルの共用を避けることも有効です。回復した後でも、比較的長い期間ウイルスが便の中に排出されることがあるので、排泄物を適切に処理しましょう。
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