更新日:2018年12月7日

  • 庁舎案内
  • よっちゃばれ!甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市

マイメニュー

マイメニューの機能は、JavaScriptが無効なため使用できません。ご利用になるには、JavaScriptを有効にしてください。

ここから本文です。

平成30年度第8回甲府市総合教育会議

日時

平成30年10月31日(水曜日)午後4時00分~午後5時00分

場所

甲府市役所本庁舎4階本部長会議室

議事

(司会者)

定刻となりましたので、ただいまから、第8回甲府市総合教育会議を開催いたします。
会議の始まりにあたりまして、一同であいさつを交わしたいと思います。ご起立ください。礼。ご着席ください。
本日の議題は、本年度をもちまして期間が最終となります「甲府市教育大綱」の見直しについて、ご意見をいただきます。
会議の開催にあたりまして、樋口市長より、ごあいさつ申し上げます。


(市長)
本日は大変お忙しい中、第8回甲府市総合教育会議にご出席いただき、誠にありがとうございます。小林教育長をはじめ、教育委員の皆様におかれましては、日頃から本市の教育の充実と発展のために多大なご尽力をいただいており、皆様方のご指導とご協力のおかげで、教育行政が着実に推進できておりますことに、感謝申し上げます。
本年3月に開催いたしました第7回甲府市総合教育会議におきましては、教育関連の「平成30年度予算」について情報共有をする中、会議を進めさせていただきました。
本年度につきましては、来年の「中核市への移行」と「こうふ開府500年」という大きな節目に向け、万全の準備に鋭意努めているところであり、現在、「学力向上への取り組み」をはじめ、いじめや不登校に対する「危機管理体制の整備」、さらには「中道北小学校の移転」や「武田氏館跡歴史館の整備」など、重要な事業を着実に推進しております。
今回は、平成27年度に策定いたしました「甲府市教育大綱」の最終年度に当たることから、大綱期間中の取組の検証総括を行なうとともに、さらに見直しにつきまして、ご意見をいただきたいと考えております。
限られた時間ではございますが、委員の皆様の忌憚のないご意見をお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。本日は何とぞよろしくお願いいたします。

 

 

(司会者)
ありがとうございました。それでは、議事に入ります。議事進行につきましては、樋口市長、お願いします。

 

(市長)
はじめに私から、「教育大綱」につきまして、改めて趣旨、構成、内容等を説明させていただきます。
「甲府市教育大綱」は、平成27年4月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部改正に伴い、市長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、一層民意を反映した教育行政の推進を図るため、教育施策の根本的な方針として策定してまいりました。
対象期間は、冒頭申し上げましたとおり、本年度末までの4年間となり、本総合教育会議において、協議・調整をする中で、必要に応じて見直しを行なうこととなっております。その構成につきましては、「第六次甲府市総合計画」の基本構想における教育に関係する施策や方針を踏まえた教育施策の柱を7つの「基本施策」とし、その「基本施策」を実現するため、重要な施策を「重要施策」として、本大綱に位置づけているところであります。
5の教育大綱以降には、「基本理念」と、7つの「基本施策」とその実現に向けました、19項目の「重点施策」となっております。
これらの教育大綱を基に、これまで子育て・教育・学術及び文化の振興に係る施策を総合的かつ積極的に推進してまいりました。以上が「教育大綱」の説明となります。


本市の最上位計画となる「甲府市総合計画」に位置づけられております施策は、行政評価検討委員会により、成果の達成状況や市民実感度調査、事務事業評価の結果を基に、施策の達成度を評価しております。
評価におきましては、毎年度ローリング方式により見直しを行ない、平成30年度時点で大綱の対象となる過去3年間を踏まえた施策評価となっており、この結果を基に「教育大綱」の施策の検証を行いましたことを、ご報告させていただきます。

甲府市教育大綱に掲げる「基本理念」に基づく7つの「基本施策」の評価結果は、AからDの4段階となっております。詳細については、後ほどご説明いたしますが、7施策中、6施策がBの「ほぼ順調に進んでいる」となっておりますが、1施策がCの「あまり順調に進んでいない」との評価結果となり、その内容につきましては、「文化・芸術の振興」施策であります。
それでは、基本施策の検証の報告をさせていただきます。


はじめに、基本施策1の「子ども・子育てへの支援」の施策につきましては、5つの重点施策と20の事業から構成され、Bの「継続推進」の評価の事業数は18となっており、「積極的見直し」の評価となるCプラスの2事業については、施設の老朽化が課題となる「児童館等運営事業」と、協力会員の確保に努めている「ファミリー・サポート・センター事業」となっております。
こうした結果から、検証の総括といたしましては、子どもを安心して産み育てることができ、子どもたちが笑顔で成長することができるよう、幼児教育や保育サービスの充実に努め、さらには経済的負担の軽減などにより、子育て家庭を支援し、地域全体で子育てを支える環境づくりをすすめ、総合的な子ども「子育て」支援等が図られたものとしております。

次に基本施策2の「学校教育の充実」の施策につきましては、5つの重点施策と42の事業から構成され、A「拡大」の評価となる「小学校外国語活動推進事業」をはじめ、B評価が34事業、Cプラスの評価は5事業となっております。Dプラスの「統廃合」の評価となる1事業は、小学校の全市的な適正規模・配置を継続する中、他の事業との統合を検討する「小学校規模適正化推進事業」であります。Fの「完了」評価となる事業は、「特別の教科道徳」の完全実施を受け、地域での道徳的実践活動に向けた研究事業が平成30年度で終了する「研修研究事業」となっております。
これらを踏まえて、検証総括は、子ども一人ひとりが確かな学力や「思い遣る心」をはじめとする「生きる力」を身に付けることができるよう、教育内容を充実するとともに、家庭や地域などと連携しながら、良好な教育環境の整備等が図られたものとしております。

基本施策3の「防犯・交通安全対策の充実」の施策につきましては、2つの重点施策と10の事業から構成され、「継続推進」のB評価が9事業、「積極的見直し」となるCプラス評価の事業については、加入者の促進に向けた積極的な取組みを行なっている「交通災害共済事業」となっております。
これらを踏まえて、検証総括は、交通安全教室や登下校指導を行うなど、安全対策等が図られたものとしております。

基本施策4の「青少年の健全育成」の施策につきましては、青少年対策の充実の重点施策と3つの事業から構成され、いずれもB評価の「継続推進」となっております。
この結果からも、青少年が社会性や自立性を身に付け、責任を持って行動できる社会人として成長していくため、関係機関と連携しながら、学校、家庭及び地域が一体となって、青少年にとって有害な環境の浄化活動を推進するなど、青少年の非行防止と健全育成が図られたものとしております。
続きまして、基本施策5の「生涯学習の充実」の施策につきましては、2つの重点施策と4つの事業から構成され、B評価の「継続推進」が2事業となり、「積極的見直し」となるCプラスの2事業の内容は、特色や独自性を打ち出し、サービスの一層の向上を図る「図書館管理運営事業」と、地域における生涯学習の拠点を目指し、更なる創意工夫を図る中、管理運営に努める「公民館管理運営事業」となっております。
これらの結果を踏まえ、検証総括は、市民が生涯にわたり学び続け、楽しみや生きがいを持つことで、自己の充実・啓発や生活の向上を図ることができるよう、学習機会や学習内容の充実を図るとともに、市民の学習ニーズに対応した講座や教室等を開催し、生涯学習への参加意識の向上が図られたものとしております。


基本施策6の「文化・芸術の振興施策」につきましては、2つの重点施策と8事業から構成され、B評価は3事業となり、「積極的見直し」となるCプラスの事業は、埋蔵文化財発掘調査を一部民間調査機関へ委託することを推進する「文化財保護事業」などの3事業となり、Dプラスの「統廃合」となる事業は、施設の老朽化に伴い、「甲文館事業」との統合を進める「民俗資料館事業」となり、Dマイナスの「縮小」となる事業は、利用者の減や老朽化に伴い、縮小検討を要する「御岳文芸座事業」となっております。また、「甲府市教育大綱」に係る7つの施策のうち、唯一のC評価の施策となっております。
この施策につきましては、優れた文化・芸術に接する機会の提供や、創作活動の場の充実に取り組む中で、市民が文化・芸術に親しむことで、豊かな感性を育むことを図ってまいりましたが、文化芸術事業の参加数が目標数に達していないため、Cという評価となっております。このことにつきましては、施策が順調に進むにはまだ改善の余地があるとして、今後も各事業の参加者のニーズを的確に把握し、文化や芸術に接する機会の提供や、創作活動の場の充実に努めてまいりたいと考えております。

最後となります基本施策7の「スポーツの振興施策」につきましては、2つの重点施策と5つの事業から構成され、B評価は2事業となり、Cプラス評価の事業は、緑が丘スポーツ公園をはじめ、市有スポーツ施設を計画的に改修・整備する「スポーツ施設整備事業」など3事業となっております。
これらの結果を踏まえ、市民が生涯に渡り、身近な場所でスポーツに親しむことで、健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的に、関係団体と連携し、生涯スポーツの普及や競技力の向上、そしてスポーツ施設の整備が図られたものとしております。

以上、本市「教育大綱」の施策のこれまでの検証と総括となります。
委員各位におかれましては、何か意見等がございましたらお願いします。

(教育長)
樋口市長には、丁寧な説明をしていただきありがとうございました。
検証方法としては、市長部局と教育委員会は表裏一体でありますので、行政評価検討委員会での評価を基に検証を行っていただくことが、私も理に適った最も良い方法であると考えております。
Bと評価をいただいた「ほぼ順調に進んでいる施策」については、現状に甘んじることなく、他施策とのバランスを取り、相乗効果が得られるように継続して推進していきたいと考えております。
また、低い評価を受けた施策に関しては、指摘されている内容を真摯に受け止め、「文化・芸術等事業」のより効果的な周知を図るとともに、参加者ニーズの分析調査などを実施する中で、より良い事業としていきたいと考えます。

(市長)
ありがとうございました。私も、そのように進めることが一番理に適っていると思います。B評価が一番多くありましたが、そのことも含め、現状以上の効果が得られるように、継続して推進していきたいと思います。
次に、教育大綱の見直しと新たな4年間を見据えた方向性について、意見交換をしていきたいと思います。
教育大綱は、本市の最上位計画となる「第六次甲府市総合計画」の基本構想における教育に関する施策や方針を踏まえた教育施策の柱を「基本施策」としておりますので、基本的な方向性は継続してまいりますが、策定後のこれまでの4年間の変化や、新たな4年間を見据えた方向性を踏まえるべきと考えており、「子育ち」や「国際交流」、或いは「郷土愛の醸成」などの視点を7つの「基本施策」に含めて、事業の充実を図っていきたいと考えております。

「子ども・子育てへの支援」につきましては、現行の教育大綱策定後、これまでの4年間に進めてまいりました。「こども最優先のまち」の実現を目指し、子どもを安心して産み育てることができ、子どもたちが笑顔で成長できる「子育て」支援を行ってまいりました。本年度の7月には、「すべての子どもたちが、夢に向かってたくましく育つことを応援することが重要である」、との観点から、「子ども未来プラン」を策定したところであります。
今回の教育大綱の更新にあたり、「子ども未来プラン」を基に、「子どもの育ち『子育ち』」に関連する施策の充実と補充をより一層図っていくとして、基本施策や重点施策に反映してまいりたいと考えております。

続きまして、学校教育の充実の施策につきましては、グローバル化が進行する社会において、英語等の語学力やコミュニケーション能力を培っていくことが一層重要となり、外国人英語指導講師等を効果的に活用する中で、国際交流の視点に加え、子どもたちの英語力やコミュニケーション能力の総合的・系統的な育成にも努めてまいりたいと考えております。

防犯・交通安全対策の充実の施策につきましては、引き続き、犯罪や交通事故による被害を未然に防止するため、地域や関係機関と緊密な連携を図ってまいりたいと考えております。

青少年の健全育成につきましては、次代を担う青少年の人材育成の充実を図るため、これまでの青少年ジュニアリーダー事業等に加えて、高校生世代にも本市のことを主体的に考え、市役所の政策形成の流れを体験できる事業を、本年度から新たに取り組んで参りましたが、今後も継続する中、子育ちの視点から青少年がさらに市政などに関心を高める事業を展開して参りたいと考えております。

生涯学習の充実の施策につきましては、更なる生涯学習への参加意欲の醸成に繋げるとともに、学習の成果を地域生活に活かす仕組みづくりに取り組んでまいりたいと思っております。

文化・芸術の振興施策につきましては、甲府の重層的で多様な歴史・伝統文化を振り返る機会を創出し、子どもたちが郷土に誇りを持ち、郷土について学ぶことにより、自己の将来や郷土の未来について考えることができるよう、「ふるさと甲府」への「郷土愛の醸成」を図かれるよう、引き続き子どもたちへの郷土教育の充実を図って参りたいと考えております。

最後となりますスポーツの振興施策につきましては、次の対象期間の4年間に訪れます2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に、参加国代表チームの事前合宿の受け入れやホストタウンなど、スポーツを通じて教育・文化の国際交流事業を展開し、多くの子どもたちが参画する機会を創出し、更にオリンピック・パラリンピックのレガシーの構築にも努めてまいりたいと考えております。

以上、これまでの見直しや次の4年間を見据えた方向性の案について、7つの施策に沿って意見を述べさせていただきました。
ここから、委員の皆様からのご意見をいただき、活かしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(教育長)
今後の見直しの方向性についてですが、現在の大綱は、市長から説明をいただいた検証結果のとおり、おおむね順調に進捗していると捉えることができると思います。このことからも、基本的な方向性は継続して推進していくことに賛同いたします。
今後の4年間につきましては、「新学習指導要領の全面実施」や「信玄公生誕500年」などが予定されているため、その内容を盛り込んでいくことは必要であると考えます。
また、市長のおっしゃる「グローバル化が進行する社会」や「郷土愛の醸成」への対応としては、それぞれの施策の相互連携が必要な部分があると考えております。

(教育委員)
私からは、子どもたちへの英語教育の強化について意見を述べさせていただきます。すでに新たな学習指導要領にも、小学校・中学校における英語教育の強化という部分が含まれています。私は、現在の教育大綱の作成時にも意見を述べさせていただきましたが、その経過を見ますと、体制は必ずしも十分とは言えないようです。外国人教師の増員等については、一定の評価ができるのではないかと思います。
今後の課題としては、英語教育における質的強化が重要になると思います。質的強化とは何かと申しますと、先生方の指導能力を強化していくことです。英語能力・コミュニケーション能力は当然強化に必要ですが、これから特にコミュニケーション能力が必要となった場合、外国人教師とどのように連携して、子どもたちにより会話ができるようなことを教えていくかが課題です。先生方においては、非常に日常業務が多い中ではありますが、国際化を目指していくためには、先生方の研修や連携が必要であり、現在求められていると考えています。
また、英語教育がより重要であるということは、逆説的ではありますが、日本語教育が重要であると思います。例えば日本語の場合では、あいまいさや奥ゆかしさを含んだ表現がありますが、英語の場合では、非常に単純な表現のみで終わってしまいます。一番簡単な例で言いますと、「私はあなたが好きです」という言葉は、英語では「I love you」でしかない訳ですが、日本語の場合では「今夜の月は綺麗ですね」と表わすことで、その言葉の奥にある心が相手に伝わっていきます。こういうことを、逆に日本人が英語を用いて外国人に伝えていくことが必要です。私は、かつて英語教師と話をしたときに、「日本人ほど、自分の国や地域の文化を学んでいない。それを是非とも英語で説明してほしい。授業カリキュラムの中にも、そうしたことを入れてほしい」と言われました。先ほど市長もおっしゃった「郷土愛」を、英語教育の中にも入れていただいて、子どもたちが英語で山梨の歴史を伝えることができるようにする。外国人に同化しようとするのではなく、日本人のいいところをしっかりと英語で伝えていく。子どもたちのそうした力を高めていくためには、先生方の指導能力も併せて培っていただきたいと考えています。
2020年にはオリンピックがあります。目的地ではなく通過点として、この山梨の地域をより発展させていくために、英語の力も借りながら進めていただきたいと思います。今後とも今の体制をより強化及び推進しながら、私からお願いしたことも含めてご配慮いただけると幸いです。

(市長)
以前の総合教育会議においても、ご自身の体験を織り交ぜて、国際的な力をどう養っていくかについて語っていただきました。いよいよ機が熟してきましたので、そういったことも実践できるように、具体的に決めていければと思います。「母国語をきちんと理解することが、他国語を理解する早道である」ともよく耳にしますので、参考にさせていただきたいと思います。

(教育委員)
私は、「生涯スポーツ」や「健康都市こうふ」に関連したことを中心に述べさせていただきます。「甲府の宝である子どもたちが元気で健康に育つこと」以上に勝るものはないと、市民の誰もが願うことと思います。そして健康とスポーツとの関係は、今や切り離せないことも周知の事実です。しかし、スポーツをするにあたり、施設や環境整備が必要となる種目が数多くあることもまた、一つの現実であります。
現在甲府市では、「緑が丘スポーツ公園の整備」や「社会体育用夜間照明施設のLED化」等を進め、子どもや市民が幅広くスポーツを行なうための環境整備を行なっていただいております。これらの施設が今後ますます充実し、有効的に市民に利用されることで、市長がおっしゃっている「健康都市こうふ」をさらに目指していただきたいと思います。
最近では、甲府出身の力士である竜電関や、レスリングの世界王者となった乙黒拓斗選手、そして山梨県出身の卓球の平野美宇選手や、ドラフト会議でプロに進む野球選手もいらっしゃいます。その他にも、水泳の世界大会で入賞する選手等、地元の若手スポーツ選手のめざましい活躍が報じられ、甲府の子どもたちのスポーツに対する関心も高まっております。さらに、先ほども話題に上がりましたが、2020年東京オリンピックでは、フランス代表の卓球とレスリングの事前合宿も本市で行なうことが決まり、市民のスポーツへの関心は、ますます高まってくると思われます。是非このタイミングを活かして、様々な生涯スポーツの普及に繋がることを期待します。
しかしながら、残念に思うことも時々ありまして、現在行われている甲府市主催のスポーツイベントにおいては、参加されている方の固定化や高齢化の傾向があるのではないかと感じております。もちろん、これらの方々の継続的な参加は大いに歓迎した上で、今後、子どもたちの参加できる種目や、子育て世代の親御さんの参加の推進の必要性を感じております。
継続して「生涯スポーツの普及」や「競技力の向上」及び「スポーツ施設の整備」を図っていただき、甲府市のスポーツイベントにおいて、市民の皆さんがさらに参加しやすいような環境づくりもお願いしたいと思います。そして多くの市民の皆さんに、施設の利用や活用をしていただきたいと願っております。
特に子育て世代の参加は、将来の成人病予防につながり、日頃のストレス発散にも一役買うかもしれません。また、災害時には欠かせない地域のコミュニティづくりの良いきっかけにもなると思います。そして、先ほど市長からお話がありましたように、「ふるさと甲府への郷土愛」に繋がっていくのではないかと思います。この地元への思いは、将来甲府への定着に欠かせないのではないでしょうか。
引き続き、「スポーツ振興施策」のさらなる充実を図り、市内外の人々から、「甲府で育ち、生活すると健康になる、健康に生活できる」と言われるような、「健康都市こうふ」の実現につながることを期待しております。

(市長)
「生涯スポーツの普及」は、「健康都市こうふ基本構想」へつながると思いますので、一生懸命進めていきたいと思います。今後の4年間を創っていく上で、「緑が丘スポーツ公園の整備」については、市民のニーズをアンケートによって把握し、どういう方向性で造っていくかが固まってきましたので、正に進めていく時が来たと感じています。「社会体育用夜間照明施設のLED化」についても、2年程度で全てを整えるという方法を執ることで、それ以上の年数をかける場合よりも費用の軽減が図れるように努めましたので、こうした工夫が「生涯スポーツの普及」に貢献できるのではないかと期待しております。
私は体育協会の会長も担当しておりまして、来年は甲府市体育協会の70周年に当たりますので、市民総参加の記念事業をやりたいと思っています。それに先駆けて、今年から市民体育大会においては、競技の中で「子どもがスポーツ少年団等で活動しているスポーツ」は、各地区のスポーツ少年団からもエントリーしてもらうという取組を始めました。正に委員がおっしゃっていた固定化・高齢化したスポーツイベントについて、できるところから始めまして、子どもさんの参加を進めていきたいと思います。そしてオリンピック・パラリンピックの年を迎えますので、市民の健康づくりの機会としても好循環につながるように努めたいと思います。

(教育委員)
郷土愛や郷土教育の観点から意見を述べさせていただきたいと思います。
来年いよいよ、「こうふ開府500年」を迎えるに当たり、「武田氏館跡歴史館の整備」や「歴史ボランティアガイドの充実」、また「こうふ開府500年記念誌の発刊」等、着々と進んでいます。先日開催されました「甲府きょういくの日(教育・共育・郷育)」の記念講演で、歴史コメンテーターの金谷俊一郎さんが、「歴史を学ぶということは、昔の人たちがやったことを見て、知って、感動し、先人達がいたからこそ今の自分たちがいるのだ、と感謝するためにあり、その気持ちをさらに発展させ、自分たちが世の中のために何ができるのかを考え、将来の方向性を見出すことが目的である」ということをおっしゃっていました。「開府500年記念事業」を中心とした今まで推進している事業をさらに活用し、子どもから大人、市民から観光客までが甲府の歴史や文化を実感し、そこから多くのことを学ぶことによって、先人達への感謝の思いを強め、郷土愛が深まっていくと思います。
思い返してみますと、子どもの頃、我が家には信玄公の置物がありまして、その当時は他の家でも信玄公の置物が多く飾られていました。また、町内放送の際には決まって武田節のレコードがかかって、当たり前のように生活の中に溶け込んでいました。でも、その歴史について学んだのは、学校の授業のわずかな機会に限られていて、意識的に学ぶ機会が無かったように思います。やはり、学べる機会・仕組みづくりを考え、実行していくことが大いに必要だと感じています。甲府市の推進事業を足がかりに、次代を担う子どもたちが、郷土の歴史に理解を深め、自発的に学び、将来を拓いていける機会になることを期待しています。また、子どもたちの心に、「ふるさと甲府」の思いが根付き、甲府の未来を背負って立つ人材が、ぞくぞくと育っていってほしいと心から願っております。そして「こうふ開府500年」「信玄公生誕500年」以降も、永続的にその様々な環境資源を活用していっていただきたいと切に思います。

(市長)
市議会との意見交換の中でも、「ふるさと甲府」への愛情を醸成することは、「甲府愛」という言葉で数多く意見が出ております。とても分かり易い表現であるため、そういった言葉を使っていくのが端的で良いと思います。「郷育の日」イベントは、まさにそれを推進していく上でぴったりの内容だと思いますので、さらに充実させることが必要だと思います。金谷さんのお話は素晴らしかったのですが、その内容を広く知っていただくために、今後はもっと多くの方々に来ていただけるような広報戦略を練らねばならないと、教育部長とも話しています。
また、「開府500年記念事業」自体が、「郷土愛を醸成する」「歴史を学ぶ」「未来につなげる」といった取組そのものだと思います。各学校の児童さんのラーニングスピーチも素晴らしいものがありますから、今後も長く続けていけるのではないかと思います。
先日、ある会合で「甲府の人は武田三代のことは知っていても、その後の江戸時代のことは知らない」とあいさつしたら、「武田三代のことすらも知らない」と怒られ、「もっと知らしめないといけない」と言われました。そういった意味では、来年4月開設予定の武田氏館跡歴史館は、今までは武田神社に寄って、中の境内の物を見たり、参拝をしたりして帰るだけだったものが、その周りをもっと周遊してもらえたり、また改めて学び直しをしてもらえたりすることが出来ますので、その活用によって郷土愛の醸成を図れるのではないかと思っています。

(教育委員)
子どもたちの安全という側面から、考えを述べさせていただきます。
子どもたちの安全という側面から考えますと、3つの要素があると考えています。1つは「交通安全」、1つは「防犯」、もう1つは「防災安全」であります。この3つが何かあるたびに取り上げられて、それに対する対策が強化され、改善されていくという過程があって、子どもたちの安全が守られてきたと思っています。例えば学校の防犯については、大阪の事件があるまでは、ほとんど話題にならなかった気がします。しかし、あの事件を受けて対策が取られるようになり、子どもたちの安全を保つことが出来てきたのではないかと考えています。最近では、とりわけ防災安全といった側面でしょうか。ここ数年、過去に類を見ないような大きな災害や想定外の災害が起き、その度に対応していくという状況になっているように思います。学校でも、家庭でも、学校と家庭を繋ぐ通学路でも、子どもたちの安全の確保については、十分に効果的な対応をしていかなければならないと思います。甲府市では、これまでも大綱に基づいた施策によって、子どもたちの安全が確保されて、大きな問題も無くきていますので、これからも是非このような成果のもとに立って、これまでの取組を発展的に継続していくことが重要ではないかと考えております。
また、最近の話題の中で、子どもたちが絡むSNSといったことが出てきますが、これに絡んだ問題行動・犯罪被害が非常に増加してきておりまして、学校だけの問題ではなく、社会的な問題になってきていると思います。こうしたことが起こる背景といたしましては、子ども本人が持っている問題もあるのですが、社会的な環境だとか家庭的な環境だとか、いろいろな課題が複雑に絡んでいることもあって、なかなか特効薬的なものはなく、対応には時間がかかり、解決までには困難も多いという状況だと思います。また、学校においてこうした指導にあたる教員も、必ずしもその問題の専門家ではない場合もありますので、そういった点も課題になっていると思います。こうした側面に対しても大綱には目を向けていただき、「学校や家庭の支援」及び「社会環境の整備」等を、粘り強く取組を進めていただくことが大事なのではないかと考えております。

(市長)
今年もいまだかつて無い、想定外の規模の災害に襲われました。学校・家庭・地域の安全についてはよく話題に挙がりますが、通学路や遊び場所の安全についても、気を配りしっかり対応しなければならないと思い知らされています。また、SNSでいじめや不登校に陥ってしまう事例が非常に多いということで、この総合教育会議においても、かつていじめや不登校を議題にして掘り下げた議論をさせていただきました。そういったところの評価についても、悪くない評価をいただいていますが、そこに甘んじるのではなく、さらに想定されることも含めて、今まで以上の対応を取っていくことが必要だと思います。学校だけではとても解決出来ないですし、家庭だけでも、行政だけでも駄目だと思いますので、ありとあらゆるソーシャルキャピタルや専門的な力をお借りしながら、新たに見直す教育大綱の中に盛り込む必要があると思います。

いろいろと貴重なご意見やご指摘だったと思います。こうしたものを含めまして、次期甲府市教育大綱の見直しに着手していき、3月に市議会へ報告して意見を伺った後、年度末に予定しております「第9回総合教育会議」において新大綱案を示し、決定していきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。
冒頭申し上げましたとおり、年が明ければ「こうふ開府500年」、年度が改まれば「中核市への移行」など大きな節目を迎える中、甲府の宝であり社会の宝でもある子どもたちの健やかな成長をしっかりとバックアップし、見守りながら、教育委員会と市長部局とがこれまで以上に緊密に連携していく必要があると考えておりますので、今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。

「甲府市教育大綱」の見直しについては以上になります。その他議題の2として、教育委員の皆さまから何かございますか。
それでは私の方から、盛んに言われている言葉について、考えをお示しいただければと思います。
「アクティブラーニング」という言葉について、「自らが入り込んで深い学びをする」、「当事者的な立場で学びをする」といった言葉であると認識しておりますが、今後の展開や取組について、今時点でお話が出来ればと思います。

(教育長)
「アクティブラーニング」というのは、「主体的・対話的で深い学び」という言葉に置き換えられるのですが、これは平成32年度から実施される「新学習指導要領」の大事な考え方であり、柱となっているものです。その背景としては、社会が急激に変化し、先行きの見通しが出来ない中で、子どもたちがこれまで以上に社会の課題に向き合うとき、如何に主体的に解決していくか。「主体的な子どもを育てたい」という背景の中で、日常的にも子どもが、ただ受身で学習内容を教師から受けるということではなく、自ら課題を見つけたり、主体的に学んでいったりという考え方が、「アクティブラーニング」です。これまでの授業を改善し、知識や理解の質の向上を行なわなければなりません。
甲府市の場合には、平成28年から「甲府スタイル」の授業を各学校で取り組んでいます。これは簡単に言いますと、子どもたちに興味の湧く課題を与え、主体性を呼び起こして、子ども同士で話し合いをさせたり、あるいは教師が投げかけをしたりして、対話的な話し合いをさせることによって、学びがより深く高くなっていくという学習スタイルです。様々な研修機会を設けながら、教員の質の向上や力量を挙げるような取組をしております。またそういった関連の指導事例やパンフレットを各学校に配付して、現在取り組んでいるところです。

(教育委員)
今の教育長のお話を聞いて、私も考えを述べさせていただきます。
「アクティブラーニング」において、子どもたちが自ら勉強する一番の大きな要因は、「動機付け」だと思います。動機付けとは何かというと、「褒める」ということが一つにはあると思います。子どもたちは、何かに取り組んだときに「すごいじゃないか」と言われることによって、「自分にはこんな力があるのだ」と、その取り組んだことに関心を持っていきます。褒めて育てるということはよく言われますが、学校においては先生方がそういう役割を前向きに担っていただきたいと思います。自分の経験から言っても、そういうことが成長する一つのきっかけになっていると感じました。


(教育長)
甲府の強みの一つには、他の県内の市町村にはない「甲府市教育研修所」という教員専用に研修ができる施設を持っているということがあります。そこではいろいろな研修講座を開いて教師が学んでおり、こうしたことからも甲府の教員の質は本当に高いと思っています。
教育の一番の根幹は、「教育は人なり」であります。子どもに直接携わる先生の質をどう上げていくかということが一番大事なことであり、それを肝に銘じて、これからも取り組んでいきたいと思っています。

(市長)
他にも何かありますか。よろしいですか。
それでは今日の甲府市総合教育会議の議事について、終了させていただきます。ありがとうございました。

(司会者)
ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして第8回甲府市総合教育会議を終了させていただきます。
本日はありがとうございました。

よくある質問

「特によくある質問」にお探しの情報はございましたか?
上記以外のよくある質問が掲載されている「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。
ご不明な点は、よくある質問内のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

企画総室総務課庶務係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎6階)

電話番号:055-237-5264

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?

ページの先頭へ戻る