更新日:2020年11月6日
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平成29年6月1日(木曜日)午前10時00分~
市長応接室
(山梨県弁護士会)
(甲府中央郵便局)
本日は、お集まりいただきまして、ありがとうございます。
はじめに、6月8日に開会を予定しています6月市議会定例会への提出案件につきまして、その概要を説明申し上げます。
本定例会に提出を予定しています案件につきましては、
専決案件5件
予算案件1件
条例案件9件
人事案件23件
その他の案件1件の合計39案件であります。
このうち、「専決案件」につきましては、「医療事故に係る損害賠償の額の決定について」など、5件の専決処分であります。
「予算案件」につきましては、一般会計において、東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致に係る経費及び、出産後間もない時期の母親に対する健康診査の助成に係る経費、そして史跡武田氏館跡における総合案内所の整備に係る経費などを計上いたしました。
次に、「条例案件」につきましては、「甲府市工場立地法に基づく緑地面積率等に係る準則を定める条例制定について」などの9案件であります。
そのほか、「農業委員会委員の任命」と「人権擁護委員候補者の推薦」に係る23件の「人事案件」、「向町(2)地区区画道路1号線」に係る「市道路線の認定について」の「その他の案件」であります。
以上で概要の説明を終わらせていただきます。
なお、議会案件ではございませんが、この場をお借りして、2項目お話しさせていただきます。一つ目は、「山梨県弁護士会並びに甲府中央郵便局との協定の締結」についてであります。
お配りした資料3-1及び資料3-2をご覧ください。
本日6月1日に、山梨県弁護士会様と「大規模災害時における法律相談業務に関する協定」を、明日6月2日には、日本郵便株式会社甲府中央郵便局様と「地域における協力に関する協定」を締結することとなりました。
まず、「大規模災害時における法律相談業務に関する協定」の締結につきましては、大規模な災害が発生した場合、被災者の方々からの財産や権利義務等の多くの法律相談が想定されます。その際、専門知識を有する弁護士会様から、法律に関する様々な支援をいただくことで、法律相談体制の充実が図られることになります。このことは、被災者の方々の安定した暮らしに大きく寄与するものと考えております。
もう一つは「地域における協力に関する協定」の締結についてです。甲府中央郵便局様とは、これまでも、道路や水路等の危険箇所や標識等の損壊情報などについて、覚書きを取り交わし、情報の提供をいただいていたところであります。
このたび、新たに協定を締結し、道路や水路等の異状に加え、不法投棄のほか、高齢者や障がい者、子どもなど広く市民の皆様の異変等に気づいた際、情報を提供していただき、速やかに対応してまいりたいと考えています。
お仕事で市内をくまなく回ります郵便局職員の方々が、道路等のインフラだけでなく、市民の皆様の安全・安心にも意を配し、本市へ情報を提供していただきますことは、第六次甲府市総合計画の基本目標でもある「安全で安心して健やかに暮らせるまちづくり」に欠かせないものであります。
二つ目は、動物園・公園づくり「市民ワークショップ」の開催についてであります。
お配りした資料4をご覧ください。
平成31年に100周年を迎える遊亀公園附属動物園では、昨年度、名古屋市の東山動植物園からユキヒョウを迎え入れ、多くの来場者の方々に楽しんでいただいているところであります。
また、本年3月には、動物に関わる専門機関である帝京科学大学様と「教育普及活動及び研究活動に関する連携協定」を締結し、様々なご意見等を賜り、新たな遊亀公園附属動物園の整備に活かしていきたいと思っています。
そして、このたび、子育て世代の想いを取り入れ、安らぎと憩いを感じられるような動物園・公園づくりに取り組むことを目的とした動物園・公園づくり「市民ワークショップ」を立ち上げることといたしました。
参加者は、「子育て世代」の方を中心に20名程度を募集させていただき、動物園や公園のあり方などについて、活発なご意見をいただく中で、子ども達の笑顔があふれる魅力的な動物園や公園づくりを行い、『こども最優先のまち』の実現につなげてまいりたいと考えております。
なお、本日6月1日から市ホームページにて、募集を開始しますので、よろしくお願いいたします。
私からの発表は以上ですが、6月市議会定例会への提出案件の詳細につきましては、それぞれ担当部長が説明いたします。
(総務部長)
おはようございます。
6月市議会定例会に提案を予定しております案件につきましては、お手元の予定案件表のとおりでございますが、私からは予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。
最初に、案件表のNo.1の「専決処分について」でございます。平成27年10月に行った左手首の処置に伴い後遺症が発生した医療事故に関し、示談の履行に急を要し、市議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、専決処分を行ったものであります。
次に、1つ飛びましてNo.3の「専決処分について」につきましては、「地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律」が平成29年3月31日に公布されたこと等に伴い、法内容の一部に甲府市市税条例の一部改正を行う必要が生じ、市議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、専決処分を行い、申告書の名称の変更等について改正を行ったものであります。
次に、No.4の「専決処分について」につきましては、「非常勤消防団員等に係る損害賠償の基準を定める政令の一部を改正する政令」が平成29年3月29日に公布されたこと等に伴い、甲府市消防団員等公務災害条例の一部改正を行う必要が生じましたが、市議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、専決処分を行い、損害賠償に係る補償基準額について、非常勤消防団員等に扶養親族がある場合の加算額等の改正を行ったものであります。
次に、2つ飛びましてNo.7の「甲府市工場立地法に基づく緑地面積率等に係る準則を定める条例制定」につきましては、工場を新設又は増設する場合の「敷地面積に対する緑地等面積率」について、現在まで工場立地法の規定により公表された準則を適用していましたが、工場立地法の一部改正により、敷地の有効活用による事業所の新規立地や操業環境の向上による事業所の市外への転出防止や安定した雇用の維持のため、基準を緩和する条例を制定するものであります。
次に、No.8の『「甲府市個人情報保護条例」及び「甲府市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例」の一部を改正する条例制定』につきましては、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正」に伴い、条例で定める独自利用事務につきましても、情報提供ネットワークシステムを用いた情報連携を行うことが可能となったことから、規定の整備のため改正を行うものであります。
次に、No.9の「甲府市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定」につきましては、雇用保険法の改正による雇用保険法等の一部を改正する法律における国家公務員退職手当法の一部改正に伴い、基本手当の支給日数及び移転費の支給対象について、改正を行うものであります。
次に、No.10の「甲府市市税条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、「地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律」が平成29年3月31日に公布されたこと等に伴い、固定資産税及び都市計画税の課税標準を減額する特例措置等について改正を行うものであります。
次に、No.11の「甲府市過疎対策のための固定資産税の免除に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、過疎地域自立促進特別措置法及び過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合を定める省令の一部改正に伴い、固定資産税の課税免除に伴う対象業種の見直し、及び課税免除の適用期間の延長について、所要の改正を行うものであります。
次に、No.12の「甲府市印鑑条例の一部を改正する条例制定」につきましては、印鑑登録証明書のコンビ二交付実施に伴い、交付申請等について、改正を行うものであります。
次に、No.13の「甲府市青少年キャンプ場条例を廃止する条例制定」につきましては、堂の山青少年キャンプ場を、地域の活性化や地方創生の新たな拠点施設としてリノベーションすることとしたことから、条例を制定するものであります。
次に、No.14の「甲府市企業誘致条例の一部を改正する条例制定」につきましては、企業の新規立地を促すよう支援対象の拡大及び支援施策を充実させ、本市の産業の活性化と安定的な雇用の確保を図るため、定義、奨励措置等について改正を行うものであります。
次に、No.15の「甲府市都市公園条例の一部を改正する条例制定」につきましては、老朽化が進んでいる緑が丘スポーツ公園の飛込みプールを解体し、不足している駐車場として整備することとしたことから、改正を行うものであります。
次に、No.16の「市道路線の認定」につきましては、「向町(2)地区区画道路1号線」についての市道路線認定案件であります。
次に、No.17からNo.35の「農業委員会委員の任命」の19件につきましては、委員19名が平成29年7月30日をもって任期満了となりますことから、後任の委員の任命について議会の同意を求めるものであります。
次に、No.36からNo.39の「人権擁護委員候補者の推薦」の4件につきましては、委員4名が平成29年9月30日をもって任期満了となりますことから、後任の委員の推薦について議会の同意を求めるものであります。
その他、案件表欄外に記載の報告事項7件につきましては、予算繰越しが3件、甲府市土地開発公社他3件の経営状況の報告についてであります。
私からは、以上であります。
(企画部長)
予算関係につきまして、お手元にお配りした「平成29年6月甲府市議会定例会補正予算概要」に基づきご説明いたします。
最初に1の補正予算集計でありますが、専決処分2件を含む合計3件であります。
補正予算の規模につきましては、記載のとおり、(1)の平成28年度後期高齢者医療事業特別会計補正予算の専決処分が621万3千円、(2)の平成29年度国民健康保険事業特別会計補正予算の専決処分が4億300万円、(3)の通常の一般会計の補正予算が1億320万6千円であります。
また、(4)の一般会計継続費は、史跡武田氏館跡整備事業に係る総額及び年割額の変更であります。
(5)の一般会計繰越明許費につきましては、橋りょう長寿命化修繕事業の繰越明許費の設定であります。
次に、2の一般会計補正予算前年度比較でありますが、平成28年度6月補正予算額と比較しますと、1億8,334万9千円の減となっております。
補正後の予算額は、731億7,671万6千円となり、前年度補正後予算額と比較しますと、6億5,606万5千円の減となり、伸び率は、マイナス0.89%となります。
次に、3の今回の補正予算内容につきましてご説明いたします。
まず、(1)の平成28年度後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、保険料納付義務者の増に伴う後期高齢者医療広域連合納付金の増額について、3月31日に専決処分したものであります。
(2)の平成29年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、平成28年度において、保険給付費に対し保険料収入が不足することから、平成29年度の歳入を繰り上げて充用するため、5月23日に専決処分したものであります。
2ページをご覧ください。
(3)の平成29年度 一般会計補正予算(第1号)につきましては、
第2款総務費は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うアイルランド・フランスの事前合宿誘致推進に係る経費、また、一般財団法人地域活性化センターの助成事業の採択に伴うベンチャー企業を対象としたサテライトオフィス体験ツアーに係る経費などが主なものであります。
第4款衛生費は、出産後の産婦は、ホルモンバランスの変化や育児不安などによって精神的に不安定になる「産後うつ」を発症しやすいことから、「産後うつ」の早期発見や適切な治療等につなげるため、産後間もない母親に対する健康診査の助成に係る経費であります。
第6款農林水産業費は、やまなし産地パワーアップ事業におけるJA甲府市玉諸集荷場新築等に対する補助金であります。
第9款消防費は、一般財団法人 自治総合センターのコミュニティ助成事業において、自主防災組織の防災備品の整備に対する補助が採択されたことに伴う補助金であります。
第10款教育費は、史跡武田氏館跡周辺の総合案内所整備に係る経費、また、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業において、武田明神太鼓連の太鼓等の整備に対する補助が採択されたことに伴う補助金が主なものであります。
最後に4の報告事項でございますが、平成28年度の一般会計予算の繰越しにつきましては、継続費の逓次繰越が1件、繰越明許費が35件となっております。
また、下水道事業会計において1件、水道事業会計において3件の予算繰越しがございます。
以上でございます。
(記者)
専決処分について、医療事故に係る損害賠償は短期間に2回行っているわけですが、それに関しての市長の受け止めと再発防止の取組みについてお聞かせください。
(市長)
医療事故は、もちろん起きてはならないことでありますので、市民の皆様、あるいは患者の皆様に治療を施す際には、最善の処置をするということと、一日も早く完治をしていただくように努力をするということであります。示談のタイミングで3月議会においても専決処分をし、今回も専決処分ということになりました。それぞれの医療事故につきまして、病院内できちんと原因を分析・検証をして、二度と事故を起こさないという体制を整えるようにと、私の方から指示をさせていただきました。今後、このような事故が起きないように、さらに努力を積み重ねることを目指していきたいと思っております。
(記者)
医療事故に係る損害賠償の専決処分について、(後遺症)発症の経緯やガングリオンというものについて、もう少し詳しく内容をお聞かせください。
(病院事務局長)
ガングリオンとは、(手首やひじ等の)曲がるところにできやすいゼリー状のコブのようなものです。手が動く時には、潤滑油というようなものがありますので、それが溜まるとゼリー状のコブのようになります。これがガングリオンです。このガングリオンの治療に関しては、切って出す方法や薬で散らす方法、針でゼリーを引き抜く方法等いくつかの治療方法があるわけですが、今回は針で刺してゼリー状の物質を引き抜くという処置を行ったところ、その近くを通っている橈骨(とうこつ)神経を損傷したというものでございます。
(記者)
これは、いつ分かったことでしょうか。
(病院事務局長)
平成27年10月29日です。
(記者)
これは、手術をした日でしょうか。
(病院事務局長)
はい、そうです。
(記者)
今回の補正予算概要の中で、例えばベンチャー企業等のサテライトオフィス体験ツアーや産後うつの早期発見とかありますが、全くの新規の事業はありますか。
(市長)
ベンチャー企業等につきましても、サテライトオフィスをどのように活用していくかという中で、今回このような形でサテライトオフィスの体験ツアーを甲府にて開催することを事業決定し、補正予算の案件として提出したところであります。
また、第4款の衛生費につきましても、産前産後の母子保健、あるいは、包括支援センターも造りまして、母子保健、母子健康に対する様々な支援をしておりますから、そういった流れの中で事業決定し、案件として提出をしたところであります。
(記者)
そうすると、ベンチャー企業等のサテライトオフィス体験ツアーは、今回が初めてということになるのでしょうか。
(市長)
その通りであります。
(記者)
産婦健康診査の助成についても、今回が初めてとなりますか。
(市長)
その通りであります。
(記者)
公園と動物園の今後の整備スケジュールを教えてください。
(建設部長)
今年度中に、平成29年度動物園公園整備基本計画を作成させていただきます。この計画の中で、それぞれのエリアの工事・整備をする時期も同時並行的に定めていくという形になっております。
(記者)
具体的に着工の時期は決定しているのでしょうか。
(建設部長)
基本計画の中で、着工時期についても決定していく予定であります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市シティプロモーション課)
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