更新日:2022年3月28日
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2019年11月に次世代甲府大使に認定し、これまでその活躍を応援してきた山梨英和高等学校自然科学部のみなさん。2022年3月をもって3年間の応援期間が終了となります。今後もますますの活躍が期待される山梨英和高等学校自然科学部のみなさんに2021年の振り返りと今後の目標をインタビューしました!
北出:私は「水ダニを使った山梨県の水質」を研究しました。今年は大会に出る機会が多く、相手にどうすれば分かりやすく伝えられるかを大会ごとに試行錯誤しながら研究発表しました。特に資料作りに力を入れたので、力を伸ばせたと思っています。12月に「サイエンスキャッスル」という大会があり、ポスター発表と口頭発表に出場しました。コロナ禍でリモート開催が多い中、この大会は現地開催されたので、緊張して上手く話せないところがありましたが、伝えたいことは伝えられたと思っています。2021年の研究の集大成の発表だったので、“やり切った!”という感じです。
吉川:私は「キシャヤスデの物理運動」の研究をしています。2021年は「日本土壌肥料科学会」や「山梨県芸術文化祭」に出場しました。コロナ禍で制約が多く大変でしたが、研究の計画をしっかり立てて実行したので、自分が描いた通りの研究ができたと思っています。
守屋:私は「山中湖のハリモミ林付近に生息するダニの生態」について研究しています。今年はコロナ禍で現地に行くことができず、研究が中々進みませんでした。ペアを組んで一緒に研究をしている仲間が山中湖周辺に住んでいるので、ダニを集めてきてくれて観察することができましたが、研究発表まで行き着くことができず、残念でした。
吉川:大会の日程に合わせて準備を進めていても、日程や発表方法が変わることが多く、調整するのが大変でした。リモート開催の大会は発表方法が例年と異なるため、前例がない分、特に苦労しました。山梨英和高校では各自がタブレットを持って普段から授業を行っているため、オンライン授業の期間中も顧問の先生と連絡をスムーズに取ることができ、問題なく準備を進めることができて良かったです。
北出:今は調査対象が山梨県内だけなので、スコアが完全なものではないと感じています。今後は長野県など隣県まで調べていきたいです。そして今は川の水質調査を行っていますが、池や湖まで範囲を広げてスコアの精度を高めていきたいと思っています。
吉川:私は、「キシャヤスデ」の研究はやり切ったと思っています。これからは「ムカデ」の研究をしたいです。ムカデの物理運動の数式を出して、キシャヤスデとの比較もしたいと考えています。そして、この研究を後輩に引き継いでもらいたいです。中学3年生がキシャヤスデの体のつくりなど生物系の研究をしているので、私の物理的な研究と絡めて、一つの研究として進めていってくれると嬉しいです。
守屋:私は、自分の研究が未完成なので仕上げることに専念して、来年は後輩にも研究の成果が出たことを見せられるように結果を出していきたいと思っています。
三人:部員それぞれが、興味を持ったことを“とことん研究”して、自分が思うところまで研究を突き詰めていってほしいと思います。
私たちは、先輩方から研究に対する姿勢や、熱意をもって研究することの大切さを学びました。
北出:私は、正直まだ決まっていません。大学に進学して、そこから興味のあることに出会えたらその道に進みたいと思っています。
吉川:私はプログラマーになりたいです。もともと多足類生物は苦手なので(笑)将来の夢にまで多足類生物を持ち込まないようにしようと考えています。
守屋:私は、国際関係に興味があるので、いろいろな語学を習得して何ヶ国語も話せるようになりたいです。
(今回インタビューに答えてくれたのは、2年生の部員3名。左から守屋香穂さん、吉川椛さん、北出乃愛さん)
個々の研究をとことん突き詰める甲府のリケジョ、山梨英和高等学校自然科学部のみなさん。
これからも熱い探究心で研究に励んでください!応援しています!
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