更新日:2023年1月4日
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母の勧めで5歳からバレエを始め、2018年8月には全日本バレエ・コンクールで優勝するなど輝かしい成績を持っているバレリーナ中川さんの2019年の振り返りと2020年の決意を語っていただきました。
高校1年生ながら、バレエ歴が約10年になる中川さん、始めたころは「猫背」の矯正をするという理由から週一回趣味程度にレッスンに通うなどしましたが、小学生の頃にはレッスンを休む理由を探すようになり、徐々にバレエと疎遠になっていきました。小学5,6年生の時には一度東京に引越し、完全にバレエから離れた生活も送ったそうです。しかし一度距離おいて見つめ直したことで、改めてバレエの舞台で体感できる非日常の衣装や雰囲気、何よりアジアのオリエンタリティのような創造性ある一曲を演じられる魅力に気づき、再びバレエの道に戻りました。
山梨学院高校に進学したばかりの4月、バレリーナとして重要である足首を負傷してしまい、バレエができない日々だけでなく日常生活にも支障をきたす苦しい時を過ごしました。中川さん曰く「これほどの離脱期間は初めて」と語るように、苦悩の日々だったそうです。またバレエができないことに反比例するように、普段は忙しくて行けない友人との映画鑑賞や食事など、学校生活が充実していくことに多少の後ろめたさも感じていました。しかしこのバレエができない「我慢の時期」が、中川さんのバレエに対する情熱を掻き立てました。
2019年、実はネガティブな話題だけでなく、ここ1年で身長が10cm伸びたことで、一般的なバレエ団で働く身長条件をクリアできたことは良かったことだそうです。
思うようにいかなかった2019年が響き、中学1年生の時に立てた「10年後の自分の計画」が崩れてしまった残念な気持ちを話してくれる一方、2020年では「もう一度バレリーナとしての基礎を築きたい」と語ってくれました。
怪我も練習量の多さから招いたものかもということもあり、これまで闇雲に行っていた練習にもメリハリを付け、濃い練習のための「練習量の調整を図る」ことを徹底していきたいと決意を述べました。
怪我して踊りたくても踊れないときも良いことはある。こうした実体験から得た言葉が「その場の流れに身を任せる」ことであり、自分の意志を貫きすぎると、自分の未来をつぶしてしまう恐れがあると感じています。
世界のバレリーナ目指して「頑張れ、中川さん!!」
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