更新日:2019年12月23日

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絹本著色釈迦三尊十八羅漢図(けんぽんちゃくしょくしゃかさんそんじゅうはちらかんず)

釈迦三尊十八羅漢図は、釈迦三尊を中心に表した中幅と9体ずつ羅漢像を描いた左右幅からなる三幅対(さんぷくつい)の作品です。この写真の画像は中幅のもので、中央に蓮華座上の釈迦如来像を表し、向かって左に象に乗った普賢菩薩(ふげんぼさつ)、右に獅子に乗った文殊菩薩を配しています。図像的には、南宋(中国)絵画の傑作とされる建長寺(鎌倉市)の釈迦三尊像に近いことが指摘されていますが、衣服や敷物などに細密な装飾が施されていて、普賢菩薩の腹部には工芸的な趣向も見られます。
細部に至るまで精巧な描写がされていて、南宋から渡来した仏画を直接写したものと考えられています。その内容から鎌倉時代に、中国仏画が伝播(でんぱ)する状況を示す初期の貴重な作品として、評価されています。
この羅漢図は、これまで中国から直接渡来した絵画として認識されていましたが、絵画研究の進展によって、近年、正しい位置付けが確定しました。

絹本著色釈迦三尊十八羅漢図

 

  • 区分…国指定重要文化財(絵画)
  • 指定年月日…平成22年6月29日
  • 場所…一蓮寺

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