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更新日:2016年12月7日

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平成25年度第2回甲府タウンレビューチーム会議

1.開催日時

平成25年9月30日(月曜日)
午後3時より

2.開催場所

甲府市役所4階大会議室

3.出席者

【委員】
伊藤委員(座長)、佐々木委員、前川委員、渡辺委員(小林様代理出席)、入倉委員、樋口委員、小林委員、加藤委員理出席)、田嶋委員、依田委員、望月委員、重泉委員、浅野委員、山本委員

【行政側委員】
小宮山委員、七沢委員、石原委員、保坂委員、長田委員

【オブザーバー】
立川課長(山梨県)

4.次第

1開会
2議事
(1)中心商店街再生戦略の骨子について
(2)その他
3閉会

5.配布資料

・中心商店街再生戦略(骨子)について(PDF:236KB)

・甲府市中心市街地活性化基本計画策定スキーム(PDF:73KB)

6.議事内容

(1)中心商店街再生戦略の骨子について

<座長>
議事の1番目、「中心商店街再生への戦略(仮称)」の骨子について、所管部署よりご説明をいただきたい。

<地域政策監>
資料により説明

<座長>
前回、委員から全体のスキームが見えない、との指摘を受けて、市からから我々の議論の“立ち位置”についての説明いただいたところだが、委員各位の質問をいただきたい。

<委員>
中心商店街再生戦略の作り方について、前回資料によると、1ヶ月に1回、中心商店街再生協議会と商店街、商店会代表者が意見交換をして、積み上げていくというような流れだったと思うが、今回の提案では市が作成していくとのことなので、再生戦略を意見交換の場に報告しながら進めていくというという理解でよろしいか。

<まちづくり課長>
8月のタウンレビューチームでは1か月に1回の意見交換を重ねていく旨の説明をしたものの、その後の検討で、市における再生戦略実現方策の検討を取りまとめた上で、再生協議会や商店街の皆さま方と意見交換をしていくのが効果的ではないかと考え、今回皆さまにお示しした骨子を作成してきた訳ですが、骨子の作成の時間にかかってしまったため、8月中には意見交換会を開催できなかった。今後は、今日お示しをさせていただいた骨子をもとに、商店街の皆さま方との意見交換をしつつ、骨子のブラッシュアップを進めていきたいと考えている。

(委員了解)

<委員>
私が期待しているものとイメージが違ったので、今後の段取りを教えていただきたい。私が考えていたのは、戦略の骨子をお話しいただけるということだったので、例えば、銀座ビルの建替えみたいな、事業主も決まって、線表(スケジュール・工程表)はまだ決まっていないのかもしれないが、大体のことがわかり、またマンションできることも分かっているわけだから、その向う3~4年間の間にマンションが建つことを前提に、中心街にどういうインフラを整備するのか、あるいはどういう商店を誘致するのか、どういう県外資本を持ってくるのか。こういったことを盛り込んだ線表、すなわち大きな方向性の向う3年間の事業計画あるいは主体、責任者などが一覧表で出てくるのかな、というのが私の期待だった。
いただいた資料は論点の整理はされていると思いますが、この論点について誰がいつまでに責任を持ってやって、いつ青写真が示されるのかというイメージがあれば是非教えていただきたいと思う。

<地域政策監>
事業等のスケジュールについては、基本的に商店街の皆さまを中心に、現実的に取り組まなければならないものだとは捉えているものの、現時点では、具体的に何年度に何というところまでは至っていないのが現状である。
とはいえその必要性は非常に感じているということで、今回の資料はまとめたところである。

<副市長>
今の委員のご意見の通り、私どももそういうものを目指している。
ただ、どういうテナントが入るかという話は、最初に決まっていることではなく、まだ建て替えが始まっていない状況であり、建て替えの期間もあるので、あまり慌てず、じっくり考えていくことも必要だと思われる。
先ほどまちづくり会社の説明があったが、建て替えようという主体が出てきたときに、甲府の側でどのようにコミットしていくのかという意思決定がないと、いわゆる「評論家」になってしまう。
今日の一番のポイントなのは、まちづくりにコミットするという意思決定を、あるいはその核になるところを決めていく、ということである。
この部分が決まれば、そこが中心となって自主的に様々なことを考え、皆さんの協力が得られるようになると、いろんなことがどんどんと決まっていくと思われる。
よって、まちづくり会社にしてもストリート再生チームにしても、核になる、雪だるまの最初の芯になるところを決めて欲しいということには大いに意味がある。また、「核」が決まれば委員のおっしゃっているようなことが、どんどん決まっていくと思われる。

<座長>
市としては、もし仮に前川さんが言われたようなことを、スケジュールに載せていくとすれば、どういうところを主体として考えるべきだと思うか。LLCまちづくり甲府ですか。どこが議論の出発点というか、推進していく中心になっていくべきだと思うか。また、それに対して我々は何を言えば良いのかを示してほしい。

<地域政策監>
現時点で私どもとしては、まちづくり会社あるいはストリート再生チームが実質主体になるべきところであろうと考えている。まずは、まちづくり会社の体制から着手をし、実施主体としてのまちづくり会社を目指したいと考えている。

<委員>
例えば銀座ビルの建築で定住人口を増やすという大きな方針を前提に描くまちの絵と、観光も大事、あれもこれも大事だと我々が意見を申し上げるまちの絵とでは微妙に違ってくると思う。もちろんその大きな方向感をここで議論することもあると思うが、心配なのは論点整理に時間をかけるあまりに、外堀が埋まってしまいどうにも身動きが取れなくなる事態に陥ることである。
例えば新しいまちづくりの事業会社をつくられるのであれば、事業会社にどういうマンパワーと、どういう金と権限を与えるのか。それは来年度からスタートさせるのであれば、その人たちがきちんと4月1日からまちづくりの核となれるように、それを前提条件に我々がいろいろと意見申し上げて、コンセンサスを作っていくという逆線表を敷かなければいけない、と思う。
そういう線表感、スピード感というのを是非この場で共有した方が、きっと議論は生産的になる。この後1時間マンションが来たらどうするかと話をし、駐車場をどうするかという話をして今日も終わったというのは、あまりにももったいないのではないか。

<委員>
前にも言いましたが、この場で話し合うには範囲が広いので、話し合う内容を事前にいただければ、考えを持ってこの場に参加できたと思う。
例えば今回はまちづくり会社についてで、これまで何がダメだったから、どういうふうに考えて欲しいかということをもう少し前もって具体的に話し合える題材をいただければ、私たちもそれなりに意見をもってここに座ることができ、こういったダンマリの時間がなくなるのではないかと思う。今ここで、この長い資料を見せられて何か質問ありませんか、と言われても、私たちは質問が出ない。
例えば市街地を活性化するにあたり、まず、どういうまちにしたいかという具体的な手段、例えば観光だったらこういうまちが良いですといった話し合いがしたい。この資料だと、広すぎてどこをどのように話して行って良いのか分からないので、中心商店街再生戦略なら、どういう事業が決まっていて、どういう事業なのかお話いただければ、その事業が良いのか、もっとこうした方が良いのではといった具体的な話ができると思う。
どのようにするのかということが無く、ホームページやマンションのことなど内容が多すぎて、誰に何を聞いているのかが分からない。
なので、今回は、市で何について話すのかを決めていただいて、そのことについて、今まで市役所で考えてきたことやしてきたことの資料を出していただく。特に今回でしたらLLCまちづくり甲府という会社が何年間、何をして来たのかを教えていただければ少し具体的な話ができるのではないかと思う。また、その会社がこれまで出来なかったのに、またその会社にお願いして良いか、ということも、もう一度併せて話し合ってはいかがか、と思う。

<副市長>
よく中心市街地について言われるのは「定住人口を増やします、観光客を増やします、近場から交流人口を増やします」の3点セットである。その総体については、今、中心市街地活性化計画で議論している。
これは前回も話をしたと思うが、今回の検討には観光などは入っていないということはご了解いただきたい。また、この会議の論点についてはそれなりに絞り込んできているつもりであり、説明の中で漠然とした印象を持たれたのであれば申し訳ないと思う。
ただし、いつまでも全体目標から議論が先に進まない訳にもいかないので、所管課からから、中心商店街再生戦略と中心市街地活性化計画との検討の関係、特に中心商店街再生戦略はエリアやテーマを特化しているという説明と、委員からスケジュール感を共有したいとのご意見がありましたので、それをきちんと説明してもらいたい。
また、少し時間をもらっても良いので、次回ではなく本日の会議中にLLCまちづくり甲府の現状をきちんと説明しましょう。

<まちづくり課長>
まず、中心市街地活性化基本計画のエリアは115haで、駅の周辺から岡島周辺までと非常に広くなっている。中心市街地活性化基本計画策定委員会でも、エリア内のどこで何をするのかを明確に位置付けないと各事業が総花的になってしまう、というご指摘を受け、エリア内で重点的に取り組む場所やゾーニングについて検討を行った。
結果、甲府駅周辺については観光・交流を重視しながら事業に取り組む一方、今回の会議テーマの中心商店街再生戦略対象エリアである岡島周辺については、近隣の住民の皆さまが気軽に足を運んでいただき、お買い物をしていただく場所、または、居住ということを重視して事業に取り組んでいくエリアとして設定させていただいた。
スケジュールについては、まだ庁内的にも関係機関の皆さまに対しても十分な合意形成が図られているものではないが、本日委員の皆さまからのご意見をいただく中、10月末を目途に、甲府市の考え方として、中心商店街再生戦略を固めていきたいと考えている。
LLCまちづくり甲府については、まちづくりを先導する役割を担って行くために平成20年6月に設立された会社である。甲府市、甲府商工会議所、山梨中央銀行、岡島、商店街の皆さま方が出資をした会社である。これまでの事業として収益性のある事業やソフト的な事業も実施してきたが、定款上では例えば、不動産の取得運用や駐車場の運営といったディベロッパーのような事業展開や、イベントの企画立案といった機能を持たせるといったことも含めて幅広く当社の役割として掲げているところである。
実際はどうかというと、様々な要因があり、定款通りの目的は達成できていないのが実情である。ただ今の職員2名はできる範囲の中で、一生懸命取り組んでいる。今回の資料でお示ししたのは、まちづくり甲府が今後も甲府市のまちづくりに取り組んでいくためには、どのような役割を担い、どのような体制をとっていけば良いのか、そういうところを今、市で検討しているということである。
イベントに特化することが良いのか、収益性を求めていくことが良いのか、両方やることが良いのか。どの道を目指すことが良いのか。そのようなことを、市で道筋を付けるべく、検討を進めているところである。
まちづくり甲府が5年間活動をしてきて、必ずしも十分に機能してこなかったのは、設立した方々が同社の担うミッションを明確にしてこなかった、機能させてこなかったという点が、一つの理由になると思われる。したがって、甲府銀座ビルの商業床を見据えながら、まちづくり甲府が今後将来どうなるべきか、ということを10月中旬の同社執行社員会議に提案すべく、現在、市の中で検討を進めている。

<副市長>
そういう意味では委員からのご指摘とも関連するが、第3セクターの時代から、まちづくりというのは、いわゆる「つくる」側というのは役所や経済界などであり、本当にそれがアクティブに動いて行くかということは、そのころからいままでなかなかうまくいっていないことが多い。
一方で、まちづくりというのは、役所だけでやるものではなく、民間だけでやるものではない。そうすると、決してLLCまちづくり甲府を組織的に延命する前提に立っている訳ではなく、やはり役所の良いところと会社の良いところを併せもって、自主的に動く主体というものを作りたいということが今回の提案である。それにはLLCまちづくり甲府が既にあるのだから、それが良いならそれを使えば良いというのが、今の市の提案である。
先ほど説明では、LLCまちづくり甲府に本当にそうした役割が担えるのか、担えるとしたら、どのようなリソースが必要なのだろうか、ということを、市が中心になって検討して10月中を目処に提案する、ということです。その点について、是非皆さんのご専門の観点から、考え方や動き方に関する提案を今日いただけると、10月に会議を何回もできる訳ではないので、非常に有意義なものになると考える。

<座長>
文面の中に、反省の弁が述べられており、うまくいかなかったということは、もう総括している。その文章の中に奥歯にモノの挟まったような印象があるのは、実は下からの盛り上がりがないということについての問題点、それが書けなくているからである。つまり、LLCまちづくり甲府をつくったが、かつての第3セクターと同じで、結果的にはうまくいかなかった。その際に、下から、民からの盛り上がりがないということを市の文章に書けないということがあると思います。つまり下からの盛り上がりがない以上、おそらく行政が主体で何でもやるという心づもりがないということです。そこまでは責任は取れません、ということだ。それを受けて民としてどのように取り組んでいくのかということを委員に伺いたい。

<委員>
私は甲府の中心街に出店するときに、LLCまちづくり甲府の大量の議事録を最初から全部読んだが、それは皆さん一生懸命議論をしていて、目標に向かって頑張っていたと印象深いのですが、これだけ考えたのに、なぜそんなに物事が動かないのかと思った。そんな中、民の代表ではありませんが、私は何でも先頭切って花火を上げるのが好きなので、どんどんやってきた。
行政の限界はもちろん分かっているので、自分がどんどん何でもして、別の委員たちのチームとか、そういう人たちが賛同をしてくれて、イベントや合コンやマルシェというものが、発展して今に至っている。
こうやって、まちづくり会社というのは、一つの役割も歴史もあって、だんだん形や方向を変えていかなければいけない、という文面が行間にひしひしと感じられる。
だから本日の資料を見て、行政がLLCについて「今まではダメだったかもしれない」、「でも、これからこうしたい」という前向きの言葉が書いてあり、それを補完するのがストリート再生チームなどとなる。いろいろな思いを持った人たちが市内外からいっぱい集まっており、まさにこれはチャンスだと思うし、行政がまちづくり甲府について、こうやって文章で総括したことについては敬意を表したいと思う。このように資料を出してくるということは、市役所が本当に変えようという意識の現れだと思うので、これからも私は具体的に動いて行きたいと思う。

<座長>
大変心強いご意見だった。

<委員>
多分今日参加をしていらっしゃる皆さんは、何かモヤモヤしていると思われる。先ほどの委員の発言もそうだが、それを私なりに考えると、先ほど市からの話を聞いて、非常に厳しい中でお話をされていると感じました。とはいえ、市役所がやるべきことには限りがある。それでいて今回は、今後の計画に落とし込んでいかなければならず、そこに合わせて中心商店街のことを考えていくには、市が提示している作り方になると思う。
でも、これを見ていくと決定的に一番大事な、そこにいる「商店街の人たちが変わる」ということが書いていない。
「行きやすい」とか「駐車場が使いやすくなる」とか「イベントをする」とか。それではやはり人は来ないのではないかと思う。前回の議事録を見ると、ある委員が「休みの日に中心街に来たいとは思わない。ここには買いたいものがないから」という話をされた。道が花で飾られてきれいになっても、買いたいものがなかったらやっぱり行かないと思う。本当に大事なことというのは、これは実は市役所のやることではないのだが、「商店街の人たちが変わる」という点が入っていないので、この文章だけ見ると、これだけ全部成功しても多分人は来ないだろう、と皆思っているので、何となくモヤモヤしてしまう。「これで本当に大丈夫か。一番大切なものが抜けているのではないか」という思いではないか。
中心商店街で仕事をされている人、住んでいる人、または関係があってそこに行ったりする人たちがどう考え、どうしたいか、という点がやはり抜けているし、その辺とのコミュニケーションをどうとっていくか、そこが本当は一番大事なところです。この部分が見えてこないと、何度も出たとおり、「箱だけ良いものを作っても中身がなければ人が来ない」という話になりかねないと思う。

<副市長>
委員はいつも人が大事だとおっしゃり、私たちも本当にそうだと思う。今日はあえて、ストリート再生チームに対する委員の評価を、是非いただきたいと思う。本日の原案を作った市では、「人」というところについてはストリート再生チームにすごい思いを込めている。ただ、これも今年始めたばかりなので、いろいろ試行錯誤しながらやっており、実際8奉行などというように、商店街の人もすごく力を入れて、いろんなアイデアを出してくれてやっている。
その雰囲気というか、実際取り組んだものが具体的に見えてきたりすると、また全然変わって来ると思うが、まだそういう状況でもない。この取り組みが現状にとどまらず発展していけば良いが、今委員がおっしゃった意味で考えれば、ストリート再生チームにもかかってくると思う。その点、委員については、ストリート再生チームの今の状況というのはかなりご存じだと思うので、そこを本日参加している皆さんに理解を深めていただく意味でも、ご評価いただければと思う。

<委員>
私もストリート再生チームの一員なので、非常に苦労をしながら、少しずつだが進んでいるという状況である。これについて、もちろん批判もしないし、応援を全面にしなければいけないと思うが、やはり足りないところが2つあると思われる。
1つは、ストリート再生チームというのは外部から入ってきた奉行さんが多いので、その奉行と一緒に、まちに関係がある、関わりが直接ある方々がもっとコミットしていくということが絶対重要であり、その先には、話題になっている「おもてなし」が重要だと思う。お金は必要なく、おもてなしである。そこにいる人たちが、いかに来てもらった人たちに気持ち良く「また来たい」「あの人に会いたい」という気持ちを起こさせるようなおもてなし。この形は、いくつかあると思いますが、そこは議論していく必要があると思う。
それからもう1つは、県内には、直接、今現在中心市街地に関係ある人たちではなくても、昔連れてきてもらって、何らかの思い出のある人たちがいっぱいいると思うので、そういう人たちにもっと愛着を持ってもらうということである。
どちらかというと、残念ながらココリのこととかいろいろあって、「もう中心街はダメだな」と評価を下してしまっている人が多いのかもしれないが、そこにもう一回「そうじゃないよ」と。何かのきっかけで少しまちづくりに対して手伝ってもらうことを通じて、愛着を持ってもらう。自分が良くなってもらうためにやっているんだから、いろんな人にクチコミで「俺も関わっているから、一緒に行ってよ」というようなファンを増やしていく、ということだと思う。コアなところでおもてなしを作っていくところとファンを作っていく、そういうところがストリート再生チームに加わってくると、一連の取り組みはさらに加速をしてくるだろうと考える。

<座長>
おっしゃる通りで、今委員の言われた2つのところこそが、ストリート再生チームに課せられているミッションなのだと思う。
そういうものが盛り上がってきて、そしてLLCまちづくりが企画する計画がうまく進むような方向への上昇気流が発生するかどうか、という点がおそらく市が、自信を持てないでいるところではないか、と思われる。また相変わらず、第3セクターまがいのものを作ってしまって、議論だけして終わりになるのでは困る。そのような中でまちづくりに長く関わってこられた立場として、商工会議所の委員にお話をお願いしたい。

<委員>
少し前に市と論点整理の打ち合わせをして、私は長くまちづくりに携わっているから把握しているが、そうでない方も多いので、少し前からの経緯について話をしたい。
中心市街地が疲弊をしてきて、中小企業庁とかはマイナー中心市街地の大切さというのは分かっていましたが、国土交通省などは郊外開発をずっとしてきたわけです。その中で、大店法(大規模小売店舗法)がなくなって大店立地法(大規模小売店舗立地法)という法律に変わったり、都市計画法も改正したりもした。
その頃、およそ10年少し前に中心市街地活性化法という法律ができた。まちづくり三法といわれ、当時はまちづくりの推進母体をTMO(TownManagementOrganization)を主体にやっていこうということだったのだが、そこが数年で実は倒れてしまった。なかなか、先ほど言った第3セクターのまちづくり会社みたいなものも、ある意味TMOになったり、商工会議所がTMOになったりしたところが多かったのだが、なかなかそれではうまくいかない。
改正されて、その時に中心市街地活性化基本計画を市で作った。そのころの計画の内容というのは、概略的にこういう方向性が示されているレベルのものだったと思う。
これでもうまくいかないということで、国の方でも今度は内閣総理大臣が認可する、もっと具体的な行動計画まで示せというになり、現行の中心市街地活性化基本計画となっている。このポイントは、各市町村がイニシアティブをもってやらないと認可しないというところで、認可したところには、優先的に補助金を付けて、ハードなりソフトなり重点的に応援をしていきます、というところである。
今、中心市街地活性化基本計画を立てて、中心市街地の活性化に取り組んでいるのは、山梨県の中では甲府市だけである。改正される前は、大月や韮崎も作ったと思うが、ちょっと厳しくハードルが高くなっても続けられているのは甲府だけであり、そういう意味で、甲府の取り組みは評価していただきたい部分もある。
その中で甲府ではもう一度、中心市街地活性化計画の委員会を立ち上げて第2期計画を作るという話になっている。
おそらく第2期計画の中には、駅前や8番街のアーケードを平成27年には解体することから、その後のあの辺の商店街がどうしていくか、ということも含まれてくるのですが、そういった部分については、この会議ではなく、計画の策定委員会で議論していただく方向性にあり、この会議で扱う内容としては、例えばココリや銀座ビルの再生というテーマで、中核施設を中心に変わる可能性があるので、それを中心にどういったまちづくりをしていこうか、ということだと私は感じている。
こうした経緯の中で、まちづくり会社がなぜ出来たかというと、中心市街地活性化基本計画の主にソフト事業を推進する組織を作りましょう、ということが計画に位置づけされたので、市と会議所が中心となって、山梨中央銀行にも応援していただいて、まちづくり甲府というものを立ち上げた、ということがある。
事務所は昨年までは、会議所の2階の一室を事務の拠点としていたが、今年の4月からは、会議所のものづくりとかいろんな担当と一緒の1階のフロアで、相互に情報交換をしながら運営しているのが実態である。
今、実は2名しか職員がおらず、それもプロパーではなくて、会議所と市役所の人材1名ずつの構成である。今の体制でのLLCまちづくり甲府の役割として、コーディネーター役や、人と人の結びつけ役のようなところに徹しないと、目に見えた効果というのは出てこないと思われる。そういった意味では先ほど委員がおっしゃったような、ストリート再生チームをきちんと回していけるような組織にするということは、非常に重要な意味を持つのではないかと思われる。
まちづくり甲府の方向性としては、やはり繋ぎ役や企画に徹し、現場の細かい作業というのは、現場の方々に任せてだんだんやらなくても済むような方向になってくれれば良いと思っている。

<座長>
今の委員の発言の中に非常に重要な要素があると思う。つまりLLCにそこまでの判断をさせるのではなくて、もっと現場に近いところで、ファシリテーターとして活躍してほしい、ということだと思う。

<副市長>
かつてどこかで、まちづくり会社はソフト事業を中心にやるという決めがあった。それが今のLLCまちづくり甲府がポイントカード事業を行うことやマルシェの事務局の委託を受けていることにつながっている。そうした活動を通じて、いろんな情報が入って来て、いろんな専門家とも連携することでノウハウを蓄積して、実際商店街の人たちのやる気を結びついてまちづくりをやっていく、という今おっしゃっていただいたような役割につながってくると思う。
もう一つは、そのLLCまちづくり会社がハードそのものを持つということについて、今われわれがどう考えるかということが問われていると思う。
全国的に見ても成功例は少ないものの、北陸の方には、実際に駐車場などの不動産を保有・運営していて、そこである程度大きなお金を持ったり、いろんな情報が集まってきたりするから、ソフトも併せてやっていく、といった具合に、ハードとソフトと両方ちゃんとハンドリングしているまちづくり甲府と同じような形態の会社もある。甲府のまちづくりで遅れているものは何か。また、遅れているものをいきなりいろいろ出来ないにしても、優先順位をつけてやっていくとすると、その中でまちづくり会社が引き受けていく役割はソフト面だけで良いのか、ということを問いかけている面もあるということである。

<座長>
大所高所から見て、どうすれば良いと思うか。やはり強力な何かがないと難しいだろうか。

<委員>
大所高所かはともかくとして、甲府の中心街の中で、やはり今シャッターが下りているところには、何か店舗が入ってほしい。かつその店舗は市民に喜んでもらいたい。住む人が増えるインフラはできるかもしれない。ひょっとしたら周りを少し開発すれば駐車場ができるかもしれない。だから人が集まってくれるような店を入れたいというは、多分共通な思いだと思う。ただ、一方で風営法の適用店舗みたいなものが、どんどん開店してしまう状況がみられるのは、いかがなものかという、極端だがそういう思いは多分共有できるのではないか。
そういう個々の店舗を行政がセレクトすることはなかなか難しい。民間のある意味自由競争の世界があって、地元にトライしてみたいという若者がいれば、そういう人にやらせてみて、それをバックアップするために補助金を出すか出さないか、という議論になってくるだろう。あるいは県外から出店したいという人もいるかもしれないし、逆にまちのイメージが固まっていく中で、県外のこの店に是非出店してほしいから来てくれないか、と誘致することも場合によっては必要かもしれない。
私が気にしているのは、何年か後には中心商店街に人が集まる店が並んで欲しいわけですから、その店を選んだり、声をかけたり、店を出したいという若者の窓口になったりするのは誰なんだ、ということです。それをLLCがやるのか、行政がやるのか、あるいは商店街の組合がやるのか。いずれにしても5年後とか10年後には、マンションができて人が賑わうまちで、空き店舗が一つもない。先ほどの大きな区分でいうと、駅前が観光エリアで商店街は日常生活のものが揃う区割りがいい。そういうゾーニングで行こうということであれば、そのゾーニングの考え方に反しない店舗が、やはり自由闊達に出入りできるようにする必要がある。当然、地権者との調整などいろいろなことが起こってくるだろう。そういう仕事をやるのは誰なのか、ということを決めないといけない。それをまちづくり会社にやらせるというのであれば、それなりのマンパワーや資金を投入しなければいけなし、逆に市は後ろに回ってバックアップするという体制を作らなければいけない。そこの枠組みを決めて、例えば、明日からでもどういう店舗に声をかけるか、どういう人に声をかけて競争させるかということを優先順位を付けて時間軸をおいて、進めていくというのが理想です。それに近づくための段取りを誰がどうやっていくのか。それはやはり、ある意味で誰かがトップダウンで決めるしかない。市がやるなら市がやる。会社を作るなら会社を作る。誰かがどこかで決めなければならない。それをスケジュールも含めて決めていきましょうということだと思う。

<副市長>
今委員がおっしゃったことがまさに、今日の資料の2ページ目の「まちづくり会社」の2つ目の丸印のところの言わんとするところである。
今まで我々は、LLCを作ったものの、そこに本当にアウトソーシングしたのか、していないのか、分かっていないのです。もしかしたら先ほどご説明したように、企画部地域政策課が担当となって検討した結果、LLCを本当に一生懸命アクティブにしようじゃないか、という答えもあるし、私は個人的にはそれが良いと思うが、あるいはそうではなくても、そういうことをやるとまた誤解のもとだから市に戻そうじゃないかとか、という答えかもしれない。いずれにしても、それを早く決めないといけない。それが先ほど私も申し上げた、雪だるまの芯を作ることであって、それを資料の中で企画部地域政策監が担当となってと書いてありますが、これは市が全部やるということではなくて、LLCをどのようにしていくのか良いのか、ということを仮の誰かを決めて考え、その後、皆でどのようにしていくのかを考えることを始める、ということなので、委員の皆さんにはそのことについてご意見をいただきたいと思います。

<委員>
前回の会議で戦略と戦術は違うから、という話をしたので、戦略の話だけをされるとこういう形になるのかな、という気もする。
我々はやはり現実的な商店街の有様を見ていると、そこをどうするかという評論家的な議論に入りやすいのですが、やはりそこのところは、本当に責任のある主体を決めて、いろいろ考えていかないとならない。店舗の事業者の選定の議論だけをここでしても、やはり仕方ない。
あえて再生戦略と名付けているところを考えると、今までもいろいろなことをやってきたが、今までは責任ある人が誰もいなかったのではないかということになると思う。今度こそが本当に最後のチャンスとすれば、どこが責任の主体となってやってもらうか、というところの最後の砦というのは、新生のまちづくり甲府が責任をもってプロジェクトの推進からきちんと進めていく。副市長のいうように、ソフトもハードも含めて、どのくらいの力が持てるかというのはこれからの検討だが、そこが責任を持ってもらう。個別の戦術面については、ストリート再生チームの方でやってもらう。その方向性の議論を求められていたと理解するのにこの時間がかかったのかな、という気もする。
ただ、そういう面でいえば、まちづくり会社がこの中身だけで本当にいいのか、という判断が非常につきにくい点が多々あるものの、中心街を活性化するための責任ある主体をつくり、そこを軸にさらに細部も含めて検討していく、という方向性については、私は賛成である。

<委員>
先ほど他の委員が言われたように、中心商店街の空き店舗をなくすということを考えると、個人に頼るとか行政がやるというのは無理だと思う。甲府駅ビルでも、専門のセクションが数人がかりで一生懸命リーシングに動いていても空き店舗が出てしまう。それを駅から離れた場所の商店街で全てを埋めようとすれば、それなりに力のあるノウハウを持った人を入れて、きちんとこのLCCまちづくり甲府というところを立ち上げていかないと、絶対に無理だと思う。
仮に観光客相手ということであれば、例えば甲府の地場産業を軸に据えたまちづくりをしていけば良いと思うが、さきほどの話で観光は対象外ということから、基本的に地域住民の方の集うまちをつくりたいということであれば、イオンモールよりも魅力的なまちをつくらないと人は来ない。
イオンモールは日本でも有数の競争力を持つ大手企業が運営していて、その威信をかけてあれだけの商業施設を埋めてきている。甲府の人が、甲府に愛着があって甲府の地元商店街の地元商店を優先して使って頂けるのであれば良いのだろうが、実際には甲府の人も人気のあるナショナルチェーンのほうが魅力があれば、そういったものを扱っているイオンモールへ行ってしまうという現状を考えると、他からの資本も持って来なければ多分まちは活性化しない
また並行して、LLCまちづくり甲府は、地元での起業を育てることも考える必要があると思う。そのためには若い人たちなどの起業を資金面やノウハウの面で支援していくことが不可欠なので、LLCまちづくり甲府が本気でこれらに取り組もうとするなら、2人では絶対に無理なわけで、かなりいろいろな人材を集めないとおそらくは機能しないと思われる。
私としては是非そういったことをやっていくことを期待したい。

<委員>
一番びっくりしたのは、甲府の街に人が全然いないこと。社員を募集してもとほとんどは遠くから来て「ガソリン代ください」と言うくらい。
そこで甲府市が魅力ある街になったうえで、中心地も活性化するという連動が大事だと思う。そのためにはやはり、甲府市が住みやすい街というコンセプト、ビジョンを出すことが必要なのではないか。
全国に中心市街地に弊社と取引のある小売店があるが、駅前は甲府も含めて皆一緒である。決して甲府市が駄目だというのではなくて、どの都道府県に行っても東京以外は皆停滞し、お客さんは全部イオンやイトーヨーカドーに取られている、という様子である。
そのような中でも、例えば、流山市を見てみると「夫婦になったら住もう」、ということで30代が急増しているのです。その背景には“バスで子どもを預けてもすぐに仕事に行ける”というように設備を整えていることがある。
足下を見ると、今、甲府市の駅前から八王子、新宿に通っている女性もいます。それでなぜ甲府市に住んでいるのかというと、旦那さんが甲府市に住んでいるので、朝7時のあずさに乗って仕事に行っているから。そんな中から、例えば“甲府市に住んで東京に働こう”というのも一つのビジョンになると思う。
私はここで先ほど皆さんがおっしゃるように、何を議論するのか、何に意見を求められているのかが分からなかったのですが、私が一番やってほしいのは、甲府市がやはり良い市になってほしいし、人が集まってほしいし、話題になってほしいし、PRをしてほしいです。そしてコンセプトを出しながら、甲府市に住まう人を増やしていくような、連動ができればもっと良いと思われる。私はココリや銀座ビルが今後どうなるのかはよく分からないが、甲府市全体で盛り上げていくという中で、一つ「市」というものを入れていかないとどこかずれてしまうのではないか。そうしないと人も集まらないし、良い店ができたとしても遠くからは集まらない。
最後に一つだけ言うと、今、私は子どもが生まれたので、子どもを育てる場所というものをもっと充実する考え方に立った体制をつくっていってほしいということだ。

<座長>
今の委員のお気持ちは分かるが、甲府市全体という問題よりも、中心市街地問題というのが喫緊の課題となっている。街全体が住みよい街というコンセプトでもっと大括りにできるゆとりがあれば良いのですが、今はそこまで遠くから攻めていく時間的ゆとりはないと思います。それこそ、明日、明後日をどうするかというところまで来ている。直近の問題としてとらえるといかがか。

<委員>
市街地にしても何のコンセプトに基づいてのマンションなのか、とか、ココリもどんなコンセプトに基づいていたけど、どうだったかというとらえ方が非常に大事かと思う。どういうふうな家族、どういう方々に集まってもらい、どういうふうな住まいをつくるのかというコンセプト、ビジョンというのが重要だと思う。

<委員>
まちづくり会社を主体としていくのかという話だが、「そもそも何が問題でどう改善できるから、これを継続する」という話になっていくのなら良いが、そういうあたりが見えにくいので、そこをPDCAを回せる形できちんとしてほしい。改善の方向性について話をしていくと、おそらく核となるまちづくり会社があって、中心市街地のプロデューサーのような役割を果たしていく、といった形の方がいろいろとやりやすいと思うのでぜひそうしていただきたいと思う。前回までの反省と問題点をクリアにした上で、「だから今回ここを直します」という改善点までを含めた話をセットで提案していただけると議論がしやすかったと思う。

<委員>
全国的に見ても、まちづくり会社が成功しているところは中心市街地の活性化につながっている場合が多いと思われるので、まちづくり会社の成功は中心市街地活性化の近道なのだと思う。
本来、市でこういった街にしたいという施策などがあり、それをまちづくり会社が実働部隊となって市の施策を実現するという仕組みが一番理想なのだと思う。まちづくり会社でやらせる意味合いとしては、一つはやはり、先ほどの委員の発言にもありましたが、市がなかなか「この店はダメ」と言いづらいところをまちづくり会社が「ここはダメ」などと言えるメリットと、もう一つは市には無い発想で民間側と一緒に事業採算性を考えるので、継続性が確保されるという点である。
先ほど来の話で出た途中で頓挫するという可能性が少なくなる。事業採算性を考えながら市がやりたいことが実現できるということなので、まちづくり会社を使う形が一番いいと思われる。
具体的に言うと、例えば、甲府市は学生や単身赴任者の方が非常に多いと思われるので、資料には独身寮や社宅の建築支援と書いてありますが、これをやると市が決めたのなら、それはまちづくり会社が、「この建築支援をしましょう」とディベロッパーをすることで、市がやりたいことを実現していくと即効性が非常にあるのではないかと思います。
また、まちづくり会社は市の支援を受けながら、学生や単身者にマンションを提供するのに収益を得るので、それを次の投資につなげていくことで、継続性が生まれると思う。
今までソフト面に限っていたというのは非常に良いことだと思うが、やはりなかなか収益性には結び付きづらく、収益性を結び付けて次に原資とすることが大事だとすると、何か不動産というハードを持って事業を展開しつつ収益を得ることが良いのではないか。

<委員>
皆さんのお話を頂く中で、とりあえず、このまちづくり会社が主体で中心街のまちづくりを推進することが一番近道なのではないかと思われる。それはそれで大いに結構なことなのだが、この会社を誰が運営の主体でやるのか、体制をどう整えるのか。責任と権限をどのように与えるのか、ということをもう少ししっかりお示しいただけると、それについてさらに議論が深まるものと思われる。

<座長>
今の委員のご意見を受けて、市としては10月中旬というのは確約できるのか。

<地域政策監>
今、鋭意進めているところであり、その意気込みは文面に書いた通りというところである。最終決定ということではないものの、各所で協議をしているところである。

<座長>
はい、ありがとうございました。産業部長。産業部もこれにはコミットしてくるのですか。

<産業部長>
中心市街地活性化基本計画に関連して、産業部でおそらく30近い事業を実施していると思うが、その実態として今、この結果が出ているというのは、このまちづくり会社が機能していなかったという部分も当然あると思われる。
現在、ストリート再生チームの事務局をLLCが担当しているので、ストリート再生チームを絡めて、いかに効率よく市の補助メニューを使用していくかは、今後の再生への道の一つのポイントとなるので、市役所の組織の中でも、十分連携を図りつつ、進めていきたいと考えている。

<座長>
ありがとうございました。他にご意見はいかがか。

<委員>
私の発言がきっかけで、今日の話しが進んだ面もあるのではないかと思う。たくさんの資料をいただくのも良いのだが、時間がない中、テーマを絞っていただけると良いということ。ぜひ、次回は前もって資料をいただき、経緯をふまえた改善策などの意見がもっと活発に出るような会議になるにしていただきたい。そうすれば、会議のスタートから皆さんのご意見が出すぎて大変、という会議になると思う。
またこれまでの議論とは関係なく、ここの会議に出るにあたり、自分の2人の娘に「甲府市の街はどういう街だったらいい?」と聞いてみたところ、一番最初に言われたのは、「甲府市には何も期待していない」ということだった。それでも「何かヒントくれないかな」と話したら、この通りごとにテーマや内容を絞ってみるのはどうか、ということを言っていた。例えば若い人のものがたくさん売っている通りとか、先ほど、この会議では観光は関係ないとのことでしたが、「ここに来れば山梨の良いものが買える」という山梨の名産品をそろえた通りとか。そういうものはイオンにはなく、観光の要素も取り入れながら展開してみては良いのではないかと思う。そもそも人というのは自分の作ったものだと思うと、一生懸命に接客するものである。
また、高校生の娘は「ライブハウスがあればいい」と言っていた。音楽がもっと手軽にできるお店だったり、楽器が買えるお店があったり、それに付随する楽譜屋さんがあったり、もしそこにそういう通りがあるのであれば行きたいということだった。
あとは車に乗っている娘はやはり駐車場のことを言っていた。どうしてもどこに停めればいいのか分からない。私も買い物に来た時にやはりどこに行けばいいのか分からない。もしまちの姿、ゾーニングのような議論をする際や出店するお店を選ぶ際などには考慮してほしい。また、そういうことに今の商店街の中で関わっているお店があるのであれば、自分の店はこういうお店だということをもっとアピールしてもらいたいと思う。
イベントにしても、外から来るイベントも良いが、できれば商店街の方々が、どういうお祭りをして、どういうイベントを現在しているかという、実際の話をこの会議の中に持ってきていただき「それでは、もっと盛り上げるためにはどうするか」という話しにつながる流れができれば、もっとみんなの意識が共有できて分かりやすいのではないかと思う。

<座長>
最後に言われたところについては、それぞれのチームがあるので、そのチームからの報告を受けるような機会をつくりたいと市と話しているところである。その時に個々の問題点、それをこのタウンレビューチームの中で検討する、あるいは報告を受けて何かアドバイスできるものがあればする、というような機会を作ったらと考えている。
また、今日になって資料がいきなり来たというのは全くその通りです。座長である私ですら資料が来たのは今日の11時頃だったわけで、市が相当に切迫しているという事情があるということをお汲み取りいただきたい。とはいえ、もう少しゆとりがほしいので、もう少しがんばっていただきたいところもある。

<委員>
1つ前に話しに戻りますが、まちづくり甲府を存続させてこれまで以上に大きな仕事や役割をしてもらうにあたり、本当に大きな仕事をするのであれば、やはり民間の人を据えるのが良い。責任と権限を与えて覚悟を持ってあたってもらう人じゃないと、今回の流れでいくといろいろなところでブレイクスルーをしていかなければいけない部分がたくさん出てくると思うので、それができる人でなければいけないと思う。
ではどうやって選ぶかというと、公募をかけるということもあるし、非常にネットワークがたくさんある市会議員の人たちから優秀な人材の推薦をしてもらうのも一案だと思う。なぜかというと、推薦した議員の方が予算措置の面で協力していただくことが期待でき、活動に予算の裏付けをとりやすいことは良い街にする動きの安定感につながると思うからである。

<座長>
それは、福祉対策費にするよりは、そこから売り上げが上がるくらい、税金が取れるくらいの仕組みにしてしまえばいいわけです。本来はそういうものであって、中心市街地から所得税や法人税がどんどん入るというのが本来の筋なのだから、それがそうなっていないことに問題があるので、みすみす稼ぐ場所を失っているのが中心市街地問題なのですよね。商店街でお店を出している本チームの委員のように、必ず納税をしていただく人を一人でも多く増やすということが我々の仕事であるということです。

<委員>
商店街の商店主はそれこそ、がんばっている。しかし、皆さんは商店主は“がんばっていない”と悪口を言う。自分はそれをはじめは遠巻きに見ていたが、“中心商店街は駄目だ”と悪口を言われる状況が見ていられずに中心街に飛び込んだところがある。ただ、打ち手はすべて打ち、万策尽きたという感覚が商店街の中にある。一方で状況の打開のために助力を仰ぐわけにもいかないとの考えもあるように思える。私は率直に悪いところは悪いと認め、これからに向けて、各所からの協力を得る姿勢を商店街が示すことが大事だと思う。
まちづくり甲府にしても行政も成功に向けて着手したが日本各地と同様にうまくいかない。まちづくり甲府だって一生懸命やったのです。皆、悪くなろうと思ってやったわけじゃないけれど、こうなってしまった。だからこれからは皆で責任を共有して、僕も他の委員も甲府以外の人もどんどん入ってきて何とかしようとしているこの一番良いタイミングを無駄にしてはいけないと思う。
商店の人も、もう自身の手には負えない時代になっていることを分かっているはずである。口には出さないし、そういう顔つきをしないが、ただ、そういう状況も忘れないでほしいと思います。


<委員>
今日の議論の中軸になったまちづくり甲府のことについてですが、まちづくり甲府はオリオンイーストを手掛けた。批判はいろいろあったが、具体的に動いたということを私はとても評価している。ただ、商店街サイドから見てもオリオンイーストに手を付けることを最初に聞いた時は「おい、大変なことになるからよせや」と腹の中で思ったものの、前面だけとはいえファサード整備を何とかした。だから今回のまちづくり甲府という合同会社に露骨なことを言うと、甲府市と商工会議所と中銀が100万円ずつ出して、残りは小さな商店街から集めて作ったというのが実態である。私が所属する朝日通り商店街は10万円の出資だが、一応出資をしないとまずいかなと思っただけの話というのが実際のところである。
とはいえ、せっかくある組織であることから活用することを考えると、ここは副市長に直訴するのですが、ここ1、2年だけでもいいのでもう1人、もしくは2人、市から人を出して体制を強化して頂きたいということである。今、会議所から1人、甲府市から1人出るだけの中で、ここに書いてあるのを具体化するというとマンパワーという意味では不足する。
先ほどの委員の発言の通り、商店主は一国一城の主なので、言いたいことを言う向きがある。それを何とかまあまあとまとめていかないと話は前には進まない。では店種の選別を実際にやろうとしても、おそらく出来ないでしょう。だけど流れとしてはそういう流れをつくることはできる。例えば、コンパクトシティというのを掲げて十何年やっていると、その方向にだんだんなってくるということもある。だから、委員の皆さんに言いたいのは、商店主は決して何もしていないわけではなく、いろいろなことをしているということ。ただ方向と想いが必ずしも合っているわけではない、という状況なのである。
また、長い歳月による経緯の積み重ねから、「このことについてはこういうもの」という固まったものがあるのも事実である。それを副市長が着任して、今まで何にしても動かなかった銀座ビルの問題をあっという間に動かした。ラストチャンスなので動きを止めずに、まちづくり甲府の体制の強化とそれを軸として権限移譲をしていただかないとなかなか前には進めないのではないか。
また、地域の商店街もストリート再生チームも決して「俺は知らない。行政で勝手にやってくれ」と言っているわけではないので、それを巻き込んでいただきたい。ただ、商店街には力があるところと、実質的には1人しかいなくて何も出来ませんという商店街もあるわけで、その辺はお含みいただいた上で、ここ2年くらいの間、集中的に力を貸していただくことで「甲府が変わったな」と言われるようなところへ持っていければと思う。そのためには総花的にならずむしろオリオン通りから銀座通りにかけて集中してやっていく、ということである。

<座長>
だいたい皆さんの意見は出尽くしたと思うので、この線で進めてまいりたいと思う。予定の時間になったので会議はこれで閉じさせていただきたい。
それでは市から「甲府中心市街地基本計画策定スキーム」についての追加があるので、説明をお願いしたい。

<まちづくり課長>
(資料により説明)

<座長>
ありがとうございました。それでは司会を戻します。

(2)その他

<地域政策室長>
座長、ありがとうございました。また委員の皆さまにおかれましても、貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございました。以上をもちまして、平成25年度第2回甲府タウンレビューチームの会議を終了させていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

 

以上

 

 

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