平成5年3月甲府市議会定例会会議録第5号

                午後1時01分 開議

○議長(依田敏夫君) これより本日の会議を開きます。

 直ちに日程に入ります。

 日程第1から日程第4までの4案を一括議題といたします。

 4案に関し総務委員長の報告を求めます。

 総務委員長 海野平八郎君。

                (総務委員長 海野平八郎君 登壇)

○総務委員長(海野平八郎君) 御報告申し上げます。

 去る3月9日の本会議において、当委員会に付託されました案件について3月10日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 まず、議案第12号 平成4年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)
 議案第13 号平成4年度甲府市交通災害共済事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第11号 平成4年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、請願第3-10号「子供の権利条約に関する条約」の早期完全批准を求めるための請願については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 最後に、請願第5-1号 プルトニウム輸送及びプルトニウム利用政策に反対する請願については、核兵器の材料であるプルトニウムを作り続ける原子力発電所を廃止し、プルトニウム利用政策を中止させるためには採択すべきであるとの意見と、原子力発電が直ちに核兵器の開発につながるものではなく、また原子力発電所の稼働を中止すると、国民生活への影響が多大であるので不採択にすべきであるとの意見が出され、採決の結果、多数をもって不採択とするものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(依田敏夫君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第1 議案第12号及び日程第2 議案第13号の2案を一括採決いたします。

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 2案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、2案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第3請願書について採決いたします。

 まず、請願書のうち請願第3-10号について採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長報告のとおり採択されました。

 次に、請願第5-1号について採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は不採択であります。

 本件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長報告のとおり不採択されました。

 次に、日程第5から日程第8までの4案を一括議題といたします。

 4案に関し、民生文教委員長の報告を求めます。

 民生文教委員長狐塚公男君。

                (民生文教委員長 狐塚公男君 登壇)

○民生文教委員長(狐塚公男君) 去る3月9日の本会議において、当委員会に付託されました案件について3月10日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。

 まず、議案第14号 平成4年度甲府市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)及び議案第17号 平成4年度甲府市病院事業会計補正予算(第3号)の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第11号 平成4年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、教育振興費に関連して、コンピュータ等の教育機器の選定・導入については、教育委員会が主体性を持って十分調査・研究をするとともに慎重に対処し、誤解を受けることのないような方途を講じるよう要望する意見がありました。

 最後に、請願第4-4号 保育園・心身障害児通園事業における人材確保と保育施策の充実を求める請願については、願意妥当と認め採択するものと決しました。

 なお、本請願については、9月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。

 以上で報告を終わります。

○議長(依田敏夫君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第5 議案第14号及び日程第6 議案第17号の2案について採決いたします。

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 2案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、2案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第7 請願書について採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は委員長報告のとおり採択されました。

 次に、日程第9から日程第12までの4案を一括議題といたします。

 4案に関し、経済都市開発委員長の報告を求めます。

 経済都市開発委員長 宮川章司君。

                (経済都市開発委員長 宮川章司君 登壇)

○経済都市開発委員長(宮川章司君) 御報告申し上げます。

 去る3月9日の本会議において、当委員会に付託されました案件について3月10日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。

 議案第15号 平成4年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計補正予算(第2号)
 議案第16号 平成4年度甲府市中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)
 議案第30号 財産の取得について及び議案第11号 平成4年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分の4案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(依田敏夫君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第9 議案第15号について起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(依田敏夫君) 起立多数であります。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第10 議案30号について討論に入ります。

 討論の通告がありますので、発言を許します。

 石原 剛君。

                (石原 剛君 登壇)

○石原 剛君 議案第30号 財産の取得について、アーバンスタディセンター等用地取得に反対する討論を行います。

 新都市拠点整備は、県がつくる北口センターと、市のつくるアーバンスタディセンターの二つのビルを中心として、大規模小売店や企業のオフィスビルの立地を想定しています。

 今回取得しようとする用地は、現在でも坪単価150万円、将来はさらに高価になると考えられます。こうした計画は、かつてのテクノポリス構想と同じく、多大な人と資金を投入しながら県外大企業の進出のためになっても、市内中小企業の振興には役立つどころか、新たな障害を持ち込むことになるでしょう。地価の高騰、住環境の悪化、地元中小小売店の営業破壊、さらには交通混雑や大気汚染等が起こるであろうことは容易に予想されます。

 問題なのは、計画の中心になっているアーバンスタディセンターですら、市の公共施設を入れることにはなっていますが、具体的な内容はいまだに定まっていないなど極めてあいまいなことです。新都市拠点整備事業全体の成否も、来るか来ないかわからない県外大企業にかかっており、これも極めてあいまいです。結局最後に残ったものは膨大な市民負担だけとなることも考えられます。

 甲府市は、来年度予算に地方拠点都市整備法に基づく基本構想策定費用として1,300万円の予算を計上し、地域指定に向けて動き出しています。指定地域の拠点として、この新都市拠点整備事業を位置づけ、その中でもアーバンスタディセンターは中心となるであろうことが予想されます。地方拠点都市整備法は、東京23区内の産業業務施設の再配置を目的にした法律であり、地方の自主的な発想から生まれたものではないために、地方自治の侵害につながる危険性も持っています。今まで以上にこの計画に懸念を持たざるを得ません。

 よって、以上のような問題をはらむ用地取得には反対をするものです。

 以上をもって反対討論といたします。

○議長(依田敏夫君) 以上で通告による討論を終わります。

 ほかに討論はありませんか。

 これをもって討論を終結いたします。

 これより日程第10 議案第30号について起立により採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者 起立)

○議長(依田敏夫君) 起立多数であります。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第11 議案第16号について採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は可決であります。

 本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第13から日程第18までの6案について一括議題といたします。

 6案に関し、建設水道委員長の報告を求めます。

 建設水道委員長 大村幾久夫君。

                (建設水道委員長 大村幾久夫君 登壇)

○建設水道委員長(大村幾久夫君) 去る3月9日の本会議において、当委員会に付託されました案件について3月10日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。

 議案第18号 平成4年度甲府市下水道事業会計補正予算(第4号)
 議案第19号 平成4年度甲府市水道事業会計補正予算(第1号)
 議案第31号 市道路線の認定について(酒折一丁目1号線)
 議案第32号 市道路線の認定について(国玉通り線)
 議案第33号 平成4年度甲府市一般会計補正予算(第5号)及び
 議案第11号 平成4年度甲府市一般会計補正予算(第4号)中当委員会所管分
の6案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 以上で報告を終わります。

○議長(依田敏夫君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 これより日程第13 議案第18号から日程第17 議案第33号までの5案を一括採決いたします。

 5案に対する委員長の報告は可決であります。

 5案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、5案は委員長報告のとおり可決されました。

 次に、日程第4 日程第8 日程第12及び日程第18 議案第11号を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 本案は各常任委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は各常任委員長報告のとおり可決されました。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため3月12日から3月19日まで8日間は、本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(依田敏夫君) 御異議なしと認めます。

 よって、8日間は本会議を休会することに決しました。

 休会明け本会議は3月22日午後1時より開会いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

                午後1時21分 散会