平成元年6月甲府市議会定例会会議録第5号 午後1時06分 開議 ○議長(福島 勇君) これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 市長から追加議案の提出について通知がありました。 右は、議事日程記載の日程第34 議案第83号でありますので、朗読を省略いたします。 次に、石原貞夫君外7名から甲議第6号 厚生年金の支給開始年齢繰り延べ等に反対する意見書提出についてが提出されました。 右は、議事日程記載の日程第37でありますので、朗読を省略いたします。 以上で報告を終わります。 これより日程に入ります。 日程第1 議席の変更についてを議題といたします。 今回、新会派が結成されたことに伴い、議席の一部を変更いたしたいと思います。 その議席番号及び氏名を職員に朗読いたさせます。 (書記、議席番号と氏名を朗読)
18番 小野雄造君を 19番へ ○議長(福島 勇君) お諮りいたします。 ただいま朗読したとおり、議席の一部を変更することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに決しました。 それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれお着きを願います。 (新議席に各自着席) ○議長(福島 勇君) 次に、日程第2から日程第18まで17案を一括議題といたします。 17案に関し総務委員長の報告を求めます。 総務委員長 村山二永君。 (総務委員長 村山二永君 登壇) ○総務委員長(村山二永君) 去る6月28日の本会議において当委員会に付託されました案件について6月29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案第60号 甲府市職員給与条例の一部を改正する条例制定について
次に、請願第1−9号 宇野総理大臣の女性問題真相究明の決議を求める請願
最後に、請願第1−8号 消費税廃止のための意見書提出を求める請願 以上で報告を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので発言を許します。加藤 裕君。 加藤 裕君。 (加藤 裕君 登壇) ○加藤 裕君 日本共産党を代表し、今議会の総務委員会で審議された消費税廃止を求める意見書提出に関する請願、並びに宇野総理大臣の女性問題真相究明の決議を求める請願が、不採択とされたことに対し反対討論を行います。 まず消費税ですが、4月1日に実施をされてからの市民の怒りと反対は、鎮静化するどころかますます広がってきています。世論調査でも「消費税に不満」が九割にも達し、その理由の第一は、生活必需品への課税であります。「こんな悪税は今すぐ廃止を」が、国民の気持ちであります。しかし、自民党は、消費税については、ただすべきはただすと声高に見直し論を振りまいていますが、見直し論は、国民の批判にこたえるかのような印象を振りまきながら、あくまで消費税の定着と存続を図ろうとするものです。公約違反の消費税は、直ちに廃止すべきであります。よって、本請願が不採択とされたことに反対をするものです。 次に、宇野総理大臣の女性問題真相究明の決議を求める請願についてであります。宇野総理大臣の女性問題が週刊誌で報道され、国会でも取り上げられました。それが事実であるなら、一国の宰相としてあるまじき重大問題といわなければなりません。国会での追及に、宇野首相は、私生活上の問題であるとして答弁を拒否しています。しかし政治家が、ましてや首相が高潔な倫理を求められる公人であることは明らかでありますし、今回の報道が事実無根であるなら、当然抗議、告訴してしかるべきです。リクルート解明に幕を引き、みずから金権腐敗にまみれた姿と、こうした女性蔑視の態度は、お金の力で地位も名誉も女性も買えるという点で、根っこは一つであると指摘せざるを得ません。 人間の尊厳を踏みにじり、人間を人間として扱わない人物が、日本の男女平等、地位向上を進める先頭に立つべき婦人問題企画推進本部の本部長です。甲府市議会がこの請願を不採択とすることによって、甲府市における男女平等、婦人の地位向上と権利を守るために設置された婦人問題懇話会の取り組みを後退させるような事態を生み出すことになりかねません。 よって、本請願が不採択とされたことに反対をいたします。 ○議長(福島 勇君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結いたします。 これより日程第2 議案第60号から日程第12 議案第80号まで11案を一括採決いたします。 11案に対する委員長の報告は可決であります。 11案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、11案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第13 請願書について請願第1−8号 消費税廃止のための意見書提出を求める請願から、日程第15 請願書について 請願第1−13号 消費税廃止のための意見書提出を求める請願まで3件を一括起立により採決いたします。 3件に対する委員長の報告は不採択であります。 3件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○議長(福島 勇君) 起立多数であります。 よって、3件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第16 請願書について 請願第1−9号 宇野総理大臣の女性問題真相究明の決議を求める請願について起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○議長(福島 勇君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第17 請願書について 請願第1−11号 衆議院解散総選挙の実施を求める意見書の採択を求める請願についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○議長(福島 勇君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第19から日程第23まで5案を一括議題といたします。 5案に関し民生文教委員長の報告を求めます。 民生文教委員長 斎藤憲二君。 (民生文教委員長 斎藤憲二君 登壇) ○民生文教委員長(斎藤憲二君) 御報告申し上げます。 去る6月28日の本会議において当委員会に付託されました案件について6月29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案第61号 甲府市学校職員給与条例の一部を改正する条例制定について 次に、議案第66号 和解及び損害賠償の額の決定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、これに関連して委員からまだ和解に至っていない相手がいるが、その和解の見通しをただしたのに対し、当局から今後も誠意を尽くし、円満解決を図るための話し合いを続けていきたいとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第19 議案第61号から日程第22 議案第82号まで4案を一括採決いたします。 4案に対する委員長の報告は可決であります。 4案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、4案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第18及び日程第23 議案第58号 平成元年度甲府市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本案に対する総務、民生文教の各常任委員長の報告は可決であります。 本案は、総務、民生文教の各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は総務、民生文教の各常任委員長の報告のとおり、可決されました。 次に、日程第24から日程第27まで4案を一括議題といたします。 4案に関し経済都市開発委員長の報告を求めます。 経済都市開発委員長 宮川章司君。 (経済都市開発委員長 宮川章司君 登壇) ○経済都市開発委員長(宮川章司君) 御報告いたします。 去る6月28日の本会議において当委員会に付託されました案件について6月29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
議案第59号 平成元年度甲府市農業共済事業会計補正予算(第1号) 次に、陳情第1−1号 平成元年度甲府たばこ販売促進協議会関係の助成については、願意妥当と認め採択するものと決しました。 なお、本陳情については、9月定例会でその処理の経過と結果について報告を求めます。 以上で報告を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第24 議案第65号から日程第26 議案第59号まで、3案を一括採決いたします。 3案に対する委員長の報告は可決であります。 3案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、3案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第27 陳情書について陳情第1−1号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。 次に、日程第28から日程第33まで6案を一括議題といたします。 6案に関し建設水道委員長の報告を求めます。 建設水道委員長 秋山雅司君。 (建設水道委員長 秋山雅司君 登壇) ○建設水道委員長(秋山雅司君) 御報告いたします。 去る6月28日の本会議において当委員会に付託されました案件について6月29日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
議案第69号 市道路線の認定について (里吉7号線) 以上で報告を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより日程第28 議案第68号から日程第33 議案第73号まで、6案を一括採決いたします。 6案に対する委員長の報告は可決であります。 6案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、6案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第34 議案第83号を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長 原 忠三君。 (市長 原 忠三君 登壇) ○市長(原 忠三君) 本日追加提案いたしました案件につきまして御説明申し上げます。 議案第83号「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に準じ、投票及び開票管理者並びに立会人等の報酬の額の改定を行うものであります。 御審議の上、御協賛を賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております日程第34 議案第83号については、総務委員会に付託いたします。 委員会審査のため暫時休憩いたします。 午後1時32分 休 憩 午後2時03分 再開議 ○議長(福島 勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま総務委員長から委員会審査結果の報告がありました。 これより、日程第34 議案第83号を議題といたします。 本案に関し、総務委員長の報告を求めます。 総務委員長 村山二永君。 (総務委員長 村山二永君 登壇) ○総務委員長(村山二永君) 御報告申し上げます。 先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案について休憩中委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。 議案第83号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(福島 勇君) 以上で報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 これより、日程第34 議案第83号について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から目下委員会において審査中の事件及び所管事項の調査につき、会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。 お諮りいたします。 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査、及び調査に付することに決しました。 次に、日程第35 甲議第5号 常任委員会委員の選任を行います。
常任委員選任については、委員会条例第6条第1項の規定により これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました以上の諸君をそれぞれの常任委員に選任することに決しました。 ただいま選任いたしました各常任委員は、休憩中それぞれ委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会の構成を終わるようここに招集しておきます。 暫時休憩いたします。 午後2時07分 休 憩 午後4時44分 再開議 ○議長(福島 勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中、各常任委員会を開き、正副委員長の互選を行いましたので報告いたします。
総務委員会委員長 牛奥公貴君 (早川武男君「議長、動議」と呼ぶ) ○議長(福島 勇君) 早川武男君。 ○早川武男君 時間延長の動議を提案をいたします。 内容につきましては、現在市政クラブ、社会党、公明党で動議の提出を予定をしておりますので、延長の動議を提出いたします。 ○議長(福島 勇君) ただいま、早川武男君から会議時間を延長されたいとの動議が提出されました。 本動議は、会議規則第16条の規定により、一人以上の賛成者が必要となっております。 よって、本動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○議長(福島 勇君) 起立多数であります。 所定の賛成者がありますので、本動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、本動議は可決されました。 よって、本会議の会議時間を延長をいたします。 暫時休憩いたします。 午後4時46分 休 憩 午後7時08分 再開議 ○議長(福島 勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中、中込孝文君から副議長辞職願が提出されました。 お諮りいたします。 この際、副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、この際副議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。 副議長辞職についてを議題といたします。 中込孝文君の除斥を求めます。 (中込孝文君 退場) ○議長(福島 勇君) まずその辞職願を朗読いたさせます。 (書記、副議長辞職願を朗読) 辞 職 願
私は、このたび一身上の都合により副議長の職を辞したいので、許可くださるようお願いいたします。
平成元年7月3日 ○議長(福島 勇君) お諮りいたします。 中込孝文君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって中込孝文君の副議長辞職を許可することに決しました。 中込孝文君の入場を求めます。 (中込孝文君 入場) ○議長(福島 勇君) ただいま副議長が欠員となりました。 お諮りいたします。 この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、さように決しました。 これより副議長選挙を行います。 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は、指名推選とすることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決しました。 第81代副議長に岡 伸君を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長から指名いたしました岡 伸君を副議長の当選人と定めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました岡 伸君が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました岡 伸君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 岡 伸君の発言を求めます。 岡 伸君。 (岡 伸君 登壇)(拍手) ○岡 伸君 一言簡単にごあいさつを申し述べさせていただきます。 ただいまは、先輩・同僚各議員の絶大な御支援によりまして、第81代副議長に当選をさせていただきました。 栄誉ある甲府市議会の副議長として、恥じることなく私の冠たる議長を補佐し、当局と一体となって市政の発展のために努力をいたしてまいりたいと存じます。 どうぞ先輩・同僚各議員並びに当局におかれまして、御指導、御鞭撻賜りますよう心からお願い申し上げまして、一言だけごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(福島 勇君) 次に、前副議長中込孝文君から、副議長辞職に当たってごあいさつしたい旨の発言を求められておりますので、この際発言を許します。 中込孝文君。 (中込孝文君 登壇)(拍手) ○中込孝文君 副議長を退任するにあたりまして、一言ごあいさつさせていただきます。 昨年の6月議会で副議長に皆さん方から御推挙いただきまして、1年間、こうしてここに無事に退任をすることができました。これもひとえに議員の皆さん方、また原市長をはじめとする当局の皆さん方の大変な御協力のたまものでありまして、心からお礼を申し上げる次第でございます。 福島議長、ことしの四月まで関東議長会の会長をいたしておりまして、大変何といいますか、関八州を飛び回っておりまして、大変なお忙しい中を議長代行も大変させていただきました。議会の代表として必ずしも適任でなかったかもしれませんけれども、いただきました御協力に心からお礼を申し上げる次第でございます。 自分では、多少なり王佐の才もあるんではないかと、こう思っておりましたけれども、こんな形で議長に一歩先にやめることに対して、大変恥じ入るところもあるわけでございますが、これからも経験を生かして甲府市政発展のために一生懸命頑張りますので、皆さん方のまたともに皆さん方のお力もいただきたいと、こんなことをお願いを申し上げる次第でございます。 御協力に対して、心からお礼を申し上げまして、退任のごあいさつにさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(福島 勇君) 次に、休憩中、早川武男君外3名から、甲議第7号 議長不信任についてが提出されました。 お諮りいたします。 この際、本件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福島 勇君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第7号 議長不信任についてを議題といたします。 この件につきましては、私にかかわりのあることでございますので、副議長と議長席を交代いたします。 (議長 福島 勇君「退席」、副議長 岡 伸君「着席」) ○副議長(岡 伸君) 早川武男君から提案理由の説明を求めます。 早川武男君。 (早川武男君 登壇) ○早川武男君 甲府市議会会議規則第14条の規定により、議長不信任についてを提出いたします。 提出者は私、賛成者は中西 久、飯島 勇、小林康作の各議員であります。 提案理由は、お手元に配付した文書の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていだだきます。 福島 勇議長は、議会のルールを尊重せず、市議会の運営を混乱させた責任は大きいものがあります。 よって、我々は、現議長のもとで引き続いて議会活動を進めていくことは困難であると判断するところであります。 よって、議長を不信任とするものであります。 以上です。 ○副議長(岡 伸君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――村山二永君。 ○村山二永君 つい、先日まで同じ会派で、大変御指導を願った大先輩の早川議員に、こういう形で質問をするということは、非常に私にとっては悲しいことでございますけれども、今立場が異なりましたので、その辺を理解をしていただきながらお聞き取りを願いたいと、こう思うわけでございます。 この提案理由の中で、福島 勇議長は、議会のルールを尊重をせず、市議会の運営を混乱させた責任は大きいとありますけれども、この1年間私は福島議長は誠心誠意議会のルールを守り、この市議会の権威を保つために最大限の努力をしてきたと、高く評価をいたしております。 さらにそのためには、先ほど退陣いたしました中込副議長、さらに議会運営委員会の皆さん、さらに河西事務局長はじめ多くの方々が、議会ルールを逸脱をしないように慎重にも慎重の上に議会の運営をさせ、混乱をさせたというふうな事実は、全くこの1年間存在をしていなかったことは事実だろうと思います。 したがって、私は「この議会ルールを尊重せず、市議会の運営を混乱させた責任は大きい」とあるというこの表現が、具体的にぜひ御説明を願いたいと、このように思うわけでございます。これが第一点でございます。 仮にもう一つ、議会ルールを尊重せずという言葉が慣行を守らなかったということで、もしそういう意味がこのルールという言葉の中に裏腹にあるとするなら、私どもは、皆この提案者の皆さんと同しように市政推進協の会員として同じ会費を出し、原市政を支えるという立場で、つい先日まで努力をしてきた仲間です。 なぜこの私ども仲間に向かってこういう事情であるから一緒に集まって慣行なら慣行、あるいは福島議長辞表を出してほしいとか、あるいは依田監査委員辞表を出してほしいと、一人でも私どもの会派に言ってきた事実もないわけでございます。したがって、このルールという言葉が、慣行を守らないというふうに理解をしたとしても、そういう呼びかけを私どもの残留市民クラブに話を持ちかけてきたことは、だれ一人いないわけでございます。それを福島議長が、いわゆる正式なルールと理解はできますけれども、仮に慣行的な、言うなら手順を取らなかったという言葉に置きかえたとしても、私どもそうしたともに歩んできた我々に何らの話もなくて、そういう言葉を使うということは、きのうまで私どもの親しい友達であり、先輩であったこの提案者でございます早川先生、中西先生、飯島先生あるいは小林先生たちに対して、私は率直に2年生ではございますけれども、つね日ごろ高くその力量、人格を評価をしてきただけに、非常に無念断腸の思いでございます。なぜ、きょうテレビを見ていましたら、私どもを除いて皆さんで笹やで御飯を食べながら役員の問題を話し合いをしているというのがテレビに映っておりました。私どもも今もまだ市政推進協の一員であります。会費も出しております。それをなぜ私どもも呼ばずに、会の議会の役員構成を話をして、さらにその上に立ってなおかつまだ福島議長慣例に従ってやめてほしいにも、依田敏夫監査委員にも慣例に従ってやめてほしいにも、一言も言ってきた事実がないじゃありませんか。そういう事実がないにもかかわらず、こういう不信任案が出るということは、人道的にも人間的にも私は福島議長の人格を損ねるような提案だと、こう言わざるを得ないわけであります。 非常に尊敬いたしております先輩各位の提案に対して失礼な言葉があったかもしれませんけれども、私の心境としてはまさに断腸の思いで、涙を流さんばかりの思いで、この点について提案者になぜそうであったのか、この言葉の上に使われている意味についても明快な御説明をぜひお願いをしていただきたい、こういう意味で質問を申し上げる次第でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(岡 伸君) 早川武男君。 ○早川武男君 お答えをいたします。 この提案理由につきましては、これでそれぞれ村山議員さんにも御理解がいただけるだろうと思うわけでありますけれども、それぞれ賛成者各党、各会派十分慎重に審議をいたしまして、何にいたしましても過去特別事情のない限り甲府市議会におきましては、それぞれ経験をしない人たちがみんな経験をしていくというようなことを含めたり、また特にことしにおきましては百周年の重大な時期でもあるというような、いろんな含みの中で当然新議長が選任をされるというふうなことは、別に私がこの本会議で細かく申し上げなくても、甲府市議会開闢以来大体、私どもが参画してからは議長、副議長、三役等については一年交代でやっていくというふうな形で運営をされてきたことは、私が今さら申し上げるまでもないわけであります。 つい先日まで村山議員さんらと一緒に同じ会派で議会の運営に加わってきたわけでありますけれども、あえて私もちょっと触れますけれども、昭和47年ごろかと思いますけれども、たまたま甲府に関東議長会の会長がまいりまして、大体当時実は私が選任をされまして、少し任期が残って議長改選の時期を迎えまして、関東の各市にちょうど155市ぐらいありましたか、甲府は、議会の申し合わせ、1年交代という甲府市議会は、ルールにのっとって議長の改選を行う。したがいまして、関東市議会の会長も当然辞職をしていくということになるわけでありますが、そういうことについて副会長市、理事の市に連絡を取りましたところが、中途で甲府市議会の都合で議長の交代はあんまり、やはり160市の関東の市の立場を考えないではないかというような、いろいろありましたけれども、当時、現在市民クラブの会長の内藤秀治君、また私の隣にいます三井五郎氏等が中心で、やはり「早川君、甲府の市議会は1年交代でいくのが決まっておるんだと、関東はさることながら、議長を辞任すべきだ」と、かなり強く迫られましたが、私も実は一日考えておりましたところが、不信任を出すことになったというふうなお話もございました。しかし、先ほど村山議員さんも言われましたように、一年を振り返ってみて、不信任を食らうような行動はとったこともなく、福島さんと同じように関東150数市を一生懸命、特に私はまだ当時40を少し過ぎた程度のころでしたから飛び歩いて、一生懸命やった経過があるわけですが、その一例を見ましても、やはり甲府市議会におきましては、議長は1年交代でやると、この一例を見てもはっきりわかっているわけであります。 福島さんが、こういう申し合わせをどういう理由か知りませんが、ひとつ尊重をせずに辞表も出す傾向もない。私どもが、福島さんのところへ行って「ぜひやめてください」なんて、議長は法的には4年間の任期があるわけですが、しかし申し合わせというものは、厳然と甲府市議会にはあるわけであります。 この一例を私はあえて申し上げたわけでありますが、なおその点についてはひとつ御理解をいただきたいことと、一言のあいさつもなく会派が云々ということになりましたけれども、新体制の結成については12名が参画をいたしました。 これは現在のクラブで行動をともにしたでは、原市政の大型プロジェクトの推進ができないと、これは趣意書に全員がそのことに賛同をして、私たちも署名をしたわけであります。この点についてもあるいは少し大げさかもしれませんが、政策的に考えが違うのかどうかわかりませんが、そういうことに全員がたまたま一致したというふうなことで、これも私は御理解をいただけるだろうと思います。 また、先日まで一緒にやってきた仲ですから、原市政の推進等について少なくともお互いに大型プロジエクトのそれぞれ推進、例えば焼却場の問題一つとりましても、第二次総合計画の中で位置づけられたものが、第三次総合計画で中期に位置づけられるというような状態で、とにかく停滞をしてきているという中で、私どもは、今御質問がありましたように、そういうものの中で考え方の相違等も、参加した人たちからいろいろ十分討議を重ねて出発をしたというふうに私は記憶しておりますけれども、これは全員でそういう格好になっておりますし、現在は中西 久が会長でおりますので、私どもで余り言及をいたしませんが、大体、今村山議員が御質問になったのは、私が申し上げた経緯の中から十分御理解を賜りたいと思います。 以上。 ○副議長(岡 伸君) 村山二永君。 ○村山二永君 今お伺いをいたしておりますと、この表面的な理由よりかも、むしろそうした裏返しのことの方が大きな理由だということがよくわかったわけでございますけれども、それにいたしましても、まだ市民クラブが全員19名健在の際、福島議長は、「後継者が円満に定まった場合には、私は快く身を引きます」と、こういうことを当時の中西会長にもお伝えをした経過がございます。しかし分裂をした以後、そういう経過も福島議長には何ら伝えられておらないわけでございまして、そうした慣行を守る努力も福島議長は、最大限の努力を意思表示をした経過もあります。 そういう経過等もございますので、こうした経過を踏まえて、さらにまた私どもが同じ市政推進協という同じ組織にありながら、役員改選の中では全く蚊帳の外に置かれて、特に現職の議長でさえ蚊帳の外に置かれて推移をされ、慣行が慣行であり、後継者がこうであるから辞表を出していただきたいならいただきたいという、こういう話も全くなく、さらに監査委員についても全くだれがどうだかという話はないわけでございますので、当初私どもの福島議長や依田監査委員が言った事実を裏付けるような行為を取ってくれなかった結果が、そういうふうなことになったということであって、その責任がすべて福島議長が議会のルールを尊重せず、市議会の運営を混乱させたというその表現は、私は大先輩の方々の提案ではございまするけれども、非常に不信任案の提案の理由がまことに薄弱だと、このように考えざるを得ないわけでございます。 先輩の皆さんからの提案でございますから、私も言いにくい点もございますので、以上で終わりますけれども、そういう点もぜひひとつ提案者の皆さんは、経過等も十分御理解をしていただきたい、こういう意味を込めて私の意見も含めながら質問をこれで終わります。 ○副議長(岡 伸君) ほかに質疑はありませんか。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております甲議第7号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第7号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので発言を許します。宮島雅展君。 宮島雅展君。 (宮島雅展君 登壇) ○宮島雅展君 不信任案の提案理由でありますけれども、「福島勇議長は議会ルールの尊重をせず、市議会の運営を混たさせて責任を問うて」ということでありますけれども、私はこの1年間、名誉ある甲府市議会の議会運営委員長として、議長の諮問事項を議するにあたって、議会ルールの遵守と各党各会派の御意見を公平に取り入れた上での全会一致の方法での議会の運営を心がけてまいりました。そして福島議長は、すべてこの議運の方針を受け入れ、それにのっとって議会運営をしてきたのであります。 議長就任時から現在に至るまで、福島勇議長が議会運営委員会の方針に反して議会運営をしたことは一度もございませんでした。少なくともこの議場に御出席のすべての皆様、このこと熟知しているはずでございます。 このような理由で不信任案を提出されるのは、ひとり議長だけではなく議運の各メンバー、そして委員長であります私、副委員長であります堀内君に対しても、全くもって残念至極の出来事であります。 よって、この不信任案に対して断固反対の表明をして討論といたします。ありがとうございました。 ○副議長(岡 伸君) ほかに討論はありませんか―――宮川章司君。 宮川章司君。 (宮川章司君 登壇) ○宮川章司君 私は、不信任案に賛成する立場から一言申し述べたいと思います。 先ほど来、早川提案者から提案理由につきまして述べられました。私は議会運営というものは、議長が最高の責任者だろうというふうに思っている次第でございます。 したがって、過去福島議長が、この1年間の中で議運のルール、そういうものを守ってきたと、こういうことでございますけれども、しかしながら今回市民クラブが分かれました。その経過の中ではいろいろ提案の中にもございましたんですけれども、もっと大事なのは、やはり福島議長が、この全員の議員の中から選ばれているわけでございまして、逆に相談がなかったということであるならば、議長のイニシアチブをやはり取るべきのが議会の責任者だろうと、いうふうに私は思うのでございます。いろんな理由があろうかと思いますけれども、しかも今までの経過を見てみますと、1年ということでお互いの信頼の中で交代をしてきたわけでございます。そういう意味合いからいきますと、会派が分かれたという経過もございましょうけれども、やはり議長としてこの収拾というものを、みずからが図っていくというのが議会運営のあり方だろうというふうに今思っている次第でございます。 まことに先輩の議長に対しまして敬意を表するわけでございますけれども、議場の最高の運営の責任者として、やはり積極的に各会派、そういうものを取りまとめるという努力もしなければ、議長というのは務まらないんだろう、というふうに私1年生で大変不勉強でございますけれども、率直に感じておりますので、私はそういう意味合いで、もっともっとこの議会がよくなるような、積極的な対応が欲しかった、ということをもちまして、不信任の提案に対して賛成をするものでございます。よろしくひとつお願いします。 ○副議長(岡 伸君) ほかに討論はありませんか―――上田英文君。 上田英文君。 (上田英文君 登壇) ○上田英文君 何も言わずに黙っていようと思っておりましたけれども、皆さん議会全員が、議長、副議長というものについての大変大きな誤解をしたまま、この問題が片づけられてしまっては大変だと思いますから、あえて私も討論の立場に立ちました。御了解ください。 先ほど早川議員が、私も若いときに同じような目にあってやってきたと、これはですから、甲府市議会の厳然たるルールだったと、このルールを福島議長が違反したんだと、こういう趣旨の提案と質問に対する説明をされておりましたけれども、なるほど申し合わせとして甲府市議会はそういうようなことをやってまいりましたが、一番肝心要のことをお忘れになっているんではないでしょうか。たまたま各会派の会長なり、あるいは幹事長なりという立場の人が、今回はそれぞれ常任委員会の役職をどうしょうかとか、あるいは今言う議長、副議長をどうしょうかとか、こういう話し合いは大いにいたしますけれども、いずれにいたしましても、それはやめていただくということが前提で話をしているということをお間違いになっては困ります。 特に議長、副議長というのは、甲府市議会を代表する、これはだれ一人として文句のつけようがない立場の最高の栄誉者であります。その栄誉者に勝手気ままに本人の意思も取りつけずに、一人歩きをしてやめるだろう、やめさせてしまえ、こういうことでおやりになったのが今回、早川先輩たちのおっしゃるやり方であったということであります。これは大変な誤りであります。まず本人がおやめになるかならないか。この意思表示を取りつけない限り、首を切つちまえ、こういうことで幾ら大先輩だからといっても自由におやりになれるとしたら、大間違い。この筋を曲げたら議会ルールはそれこそあなたたちが議会ルールをへし曲げて勝手に飛び歩いたといわざるを得ません。このことをよく議員が承知しなければなりません。 仮に、常任委員会の委員長、副委員長たりともこのことについては同じだと私は心得ております。したがって、宮川議員が何やら訳のわからないことを言いましたけれども、そういうことをルールというわけです。ですから、議会全体の役職というものは、勝手気ままに切ったり、切られたり、そういうものでないということだけをはっきりと御明示願いたいと思います。 以上であります。 (早川武男君「中込孝文君はルールを守ってやめました。」、上田英文君「それは党派の都合です」と呼ぶ) ○副議長(岡 伸君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結いたします。 これより、本案を起立により採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立) ○副議長(岡 伸君) 起立多数であります。 よって、甲議第7号については可決されました。 福島 勇君の除斥を解きます。 次に、7月3日付委員会条例第11条の2の規定に基づき、岡 伸から都市構想に関する調査特別委員会を、一身上の都合により辞任いたしたいので許可されたいとの申し出がありました。 本日辞任を許可いたしました。 よって、都市構想に関する調査特別委員会に欠員を生じました。 お諮りいたします。 この際、都市構想に関する調査特別委員会の補欠委員の選任についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、この際、都市構想に関する調査特別委員会の補欠委員の選任についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。 都市構想に関する調査特別委員会の補欠委員の選任を議題といたします。 お諮りいたします。 都市構想に関する調査特別委員会の補欠委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により中込孝文君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、中込孝文君を都市構想に関する調査特別委員会の補欠委員に選任することに決しました。 次に、日程第36 甲選第1号 甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員の選挙を行います。
本件は、甲府地区広域行政事務組合議会議員のうち お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、選挙の方法については、指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長から指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、議長から指名することに決しました。
甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員に お諮りいたします。 ただいま指名いたしました諸君を、甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました諸君が、甲府地区広域行政事務組合議会の補欠議員に当選されました。 ただいま当選されました諸君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 次に、日程第37 甲議第6号 厚生年金の支給開始年齢繰り延べ等に反対する意見書提出についてを議題といたします。 石原貞夫君から提案理由の説明を求めます。 石原貞夫君。 (石原貞夫君 登壇) ○石原貞夫君 案文を朗読し、提案理由にかえさせていただきます。 厚生年金の支給開始年齢繰り延べ等に反対する意見書。 政府においては、民間労働者の加入する厚生年金の支給開始年齢を現行60歳から65歳へと、段階的に繰り延べようとしておりますが、労働者の60歳定年制は今日でも定着したとはいえず、まして65歳定年制に至っては、極めて例外的なものに過ぎません。したがって、政府は労働者の定年後の安定した生活を確保するために、雇用と年金は結合しなければならないという原則に立ち、支給開始年齢の繰り延べ計画を撤回すべきであります。 また公的年金の財政状況が窮迫するとして保険料の引き上げを行おうとしていますが、このことは国民への過大な負担を強いるものであり、年金財政の安定にあたっては安易に国民に負担転嫁をするのではなく、国家財政の歳入歳出構造の見直しを図る中から、国民の合意の得られる負担とすべきであります。 さらに政府は、鉄道共済年金の財政赤字対策として厚生年金・地方公務員共済年金等の被用者年金から毎年1,500億円を拠出しようとしていますが、鉄道共済年金の財政窮迫は、国及び旧国鉄当局の責任にかかわる部分が多い。したがって、国と清算事業団及びJR各社の責任によって財政措置をされるよう強く要望するものであります。 右、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成元年7月3日 甲府市議会 あて先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、自治大臣であります。 提出者は私、賛成者はさきの総務委員会7名全員であります。各会派、議会の皆さん方の全員の御賛成をいただけますように、心からお願い申し上げたいと思います。 なお、字句の訂正等につきましては議長に一任いたします。 以上です。 ○副議長(岡 伸君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって甲議第6号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより本案を採決いたします。 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、甲議第6号については提案のとおり可決されました。 ただいま甲議第6号が可決されましたので、請願第1−1号については、みなし採択として処理いたします。 ただいま可決されました意見書について、条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に一任することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(岡 伸君) 御異議なしと認めます。 よって、さように決しました。 以上をもって本定例会に提案されました議案及び請願等の審査を全部終了いたしました。 この際私から、虚礼廃止等に関する声明を発表させていただきます。 虚礼廃止等に関する声明。 甲府市議会議員は、市民のニーズに沿った行政を推進し、あわせて時代の変化に即応し、もって地方自治の確立に努める使命を担っており、日ごろからこれらに邁進しておるところであります。 しかしながら今日、政治に対する住民の不信が高まり、倫理性の欠如を指摘する声は強く、即時適正な対応が迫られております。 よって甲府市議会は、このような事態を重視し、市民の負託と信頼にこたえるため、甲府市自治連合会の寄附辞退決議を十分理解し、尊重するととともに公職選挙法の規定をより厳守し、公正かつ健全なる議会政治を遂行していく考えであり、この推進にあたっては市民の理解と協力を求めるよう努めてまいります。 また、正しい交通秩序を確立して、悲惨な交通事故をなくし、市民生活の安全を確保することは全市民の願いであります。昨今におけるいわゆる暴走族による交通事故の多発、負傷事件の発生など、市民に不安と多大な迷惑を与えており、今や大きな社会問題となっております。 よって、甲府市議会は、市民の安全にして平穏な生活を著しく妨げる暴走行為を許さない社会環境づくりに最善の努力を尽くす考えであります。 よって、ここに甲府市議会として声明いたします。 以上をもって会議を閉じ、6月甲府市議会定例会を閉会いたします。 午後7時57分 閉会
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