平成8年3月甲府市議会定例会会議録第6号

                午後1時00分 開議

○議長(飯沼 忠君) 3月12日は休会の日ですが、議事の都合により特に会議を開きます。

 これより本日の会議を開きます。

 報告事項を申し上げます。

 川名正剛君外6名から甲議第4号 住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書提出についてが提出されました。

 印刷の上、お手元に配付いたしてありますので、御了承願います。

 以上で報告を終わります。

 これより日程に入ります。

 日程第1 甲議第4号 住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見
書提出についてを議題といたします。

 川名正剛君から提案理由の説明を求めます。

 川名正剛君。

                (川名正剛君 登壇)

○川名正剛君 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。

 住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書(案)

 政府は昨年12月、住宅金融専門会社(「住専」)の不良債権の一次損失分として、6,850億円の公的資金を投入する処理案を閣議決定し、平成8年度予算にこれを組み込み、現在国会において審議中であります。

 しかし、その審議の過程では、監督官庁である大蔵省や母体行を始めとする金融機関の責任、さらには住専の不良債権の回収状況などが明確にされておらず、このような状況の中では、政府原案の公的資金を投入して債権処理をすることには、国民の理解が得られておりません。

 したがって、この処理に当たっては原因と責任を明確にした上で、処理方法を検討すべきであると思います。

 よって、甲府市議会は住専処理に関する問題については、国会での審議を十分に尽くし、国民の大多数の理解を得られるまで、政府においては慎重に対処すべく強く望むものであります。

 以上、地方自治法第99条第2項の規定より意見書を提出する。

 平成8年3月12日  甲府市議会

 あて先は内閣総理大臣であります。

 なお、字句の修正等については、議長に委任いたします。

○議長(飯沼 忠君) 以上で説明は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか―――質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。

 よって、甲議第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。

 これより本案を採決いたします。

 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。

 よって、甲議第4号については、提案のとおり可決いたしました。

 ただいま可決いたしました甲議第4号の意見書については、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。

 ただいま甲議第4号の意見書案が可決されたことにより、総務委員会付託中の請願第8−4号、第8−5号の2件については、みなし採択として処理いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

                午後1時05分 散会