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更新日:2024年11月14日
印伝(いんでん)の名前の由来は、印度伝来によるといわれています。
鹿の革を松脂でいぶし、漆で紋様を染め出したもので、かつては武士用具のすね当てやよろい兜にも使われていました。
現在では、独特な手法を用い、財布、バッグ、ベルトなどに使われています。
鹿革をいぶす「燻(ふ)すべ」。革が褐色になるまで、何度もくり返すんだそう。
革の模様がムラにならないよう、職人が様子を見ながら、上にあるドラムを回転させます。
古くから伝えられる「燻すべ技法」で柄づけされた革。煙と松脂でこんなふうに柄ができるんですね!
鹿革を染色して型に合わせて裁断します。
手彫りした和紙の型紙に漆を刷り込んでいきます。簡単そうに刷り込んでいますが、ムラにならないようにするのは、かなりの職人技!!
このほかにもいろいろな色を重ねたカラフルな模様もあります。デザインに合わせて、一つひとつていねいに縫製されます。
株式会社 印傳屋上原勇七
電話055-220-1660