更新日:2021年5月19日
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令和3年5月13日(木曜日)午前10時00分~
本庁舎4階大会議室
おはようございます。よろしくお願いします。お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、4月末に発出された緊急事態宣言が、昨日から期間が延長されるとともに対象区域が拡大されるなど感染拡大に歯止めがかからない状況となっております。私も、市民の皆様に、大型連休を前にして、緊急事態宣言の対象地域への往来の自粛を呼びかけさせていただくなど、日常生活に様々な制約を伴う感染症対策にご理解いただく中、ご協力をいただくことをお願いしました。県内におきましても、感染力の高い変異株の感染が拡大し、まだまだ収束の兆しが見えない状況が続いておりますことから、ご自身をはじめ、ご家族など大切な方を守るため、感染予防の意識を一層高めていただき、基本的な感染防止対策の徹底や、感染リスクが高い行動は避けていただきますよう、改めてお願いいたします。
こうした中、本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて大きな鍵となり、希望の光であるワクチン接種を、相生地区の高齢者500人を対象に実施し、本日で、1人2回の接種が終了予定となっております。
本日は、希望する高齢者へのワクチン接種を7月末までに終わらせる今後のワクチン接種スケジュールについて、主にお話させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の発表項目、3項目につきまして、お話をさせていただきます。
1つ目は、新型コロナワクチンの高齢者への接種スケジュール及び接種券送付についてであります。初めにモデル接種と先行接種の状況について報告させていただきます。資料の1-1をご覧ください。
本市におきましては、モデル接種といたしまして、4月17日(土)から旧相生小学校体育館において、相生地区にお住まいの65歳以上の高齢者の方で、事前にお申し込みをいただいた500人を対象に接種を行い、順調に接種が行えており、本日、すべての方の2回の接種を終了する予定となっております。
また、高齢者施設の入所者及び従事者に対しまして、重症化やクラスターの発生を予防する観点から、一般の高齢者より先行して、施設でのワクチン接種を4月19日(月)から実施しております。これまでに、市内の介護老人保健施設の入所者及び従事者に接種を行い、昨日、5月12日(水)までに入所者344人、従事者341人の合計685人に接種を実施しております。今後は、特別養護老人ホームなど、接種対象施設を拡大する中で、接種を継続してまいります。
続きまして、それ以外の65歳以上の高齢者を対象とした接種スケジュールにつきましては、接種を希望する高齢者に対し、7月末までに一人2回の接種終了を目的として、ワクチンの供給量が安定する6月から接種を開始することとし、予約開始時の混乱を少しでも回避するため、5月24日(月)には、まずは市内全域の今年度75歳になる方を含めた75歳以上の方、約28,000人に接種券を発送するとともに、6月1日(火)から予約受付を開始してまいります。予約につきましては、電話またはオンラインにて受付けます。
続いて、65歳以上75歳未満の方、約25,000人につきましては、6月1日(火)に接種券を発送し、6月17日(木)から予約受付を開始してまいります。全国的にも予約時の混雑が報告されておりますが、接種は必ず受けることができますので、安心してご予約いただきたいと思います。
接種開始時期については、75歳以上の方への接種は、6月5日(土)から、65歳以上75歳未満の方への接種は、6月20日(日)から接種を開始いたします。
接種の方法としては、旧相生小学校体育館や東西南北の公民館、アイメッセ山梨等で行う集団接種と身近なかかりつけ医や市立甲府病院をはじめとする総合病院で行う個別接種を組み合わせて実施してまいります。
特に持病のある方については、かかりつけ医にご相談の上、接種できるかどうかを受診時に確認していただき、かかりつけ医で接種が可能な場合は、そちらで接種していただきますようお願いいたします。
なお、高齢者への接種を7月31日までに終了することを目標としておりますので、集団接種を希望される方につきましては、ワクチン接種1回目のご予約を6月末までに、遅くとも7月7日までに、お申し込みいただきますようお願いいたします。
この度、高齢者への7月末の接種完了に向けまして、甲府市医師会及び甲府市歯科医師会、甲府市薬剤師会など各職能団体の皆様には、全面的にご協力いただいております。この場をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。引き続き、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
今後は、6月の接種開始に向けて、安全、安心に接種していただけるよう、鋭意取り組んでまいります。
なお、これまでのモデル接種の実施状況につきましては、参考に資料の1-2にお示しさせていただきましたので、ご確認ください。
ワクチン接種につきましては以上でございます。
2つ目は、甲府市インターンシップ受入助成金事業についてであります。資料の2をご覧ください。
甲府市内の中小企業者等による、インターンシップの受け入れを積極的に促進することにより、企業における人材の育成・確保と学生の地元定着を図るため、「甲府市インターンシップ受入助成金事業」を実施いたします。
ここで言う、「インターンシップ」とは、学生を対象に甲府市内の中小企業者等が実施する就業体験を言いますが、民間の調査機関が企業と学生における採用・就職活動についてまとめた「就職白書2021」によりますと、2021年卒を対象に対面でのインターンシップを実施した企業は79.7%、この企業における内定者の内、インターンシップ参加者の割合は82.5%となっております。
また、2019年12月に発表された山梨大学のインターンシップ中間報告によりますとインターンシップに参加した学生の約96%が職業観形成の参考になったと回答しており就職活動、採用活動のいずれにもインターンシップが関わっている状況が伺えます。
本市におきましても、これまで「就職応援合同企業説明会」を開催するなど、学生の就職活動と企業の採用活動双方を後押ししてまいりましたが、この度、インターンシップの必要性を感じながらも、諸々の負担を考えると、実施に踏み切れないといった市内事業者の声も聴く中で、インターンシップによる学生受け入れの促進と、市内の中小企業者等の負担を軽減するため、受け入れ企業に対して、助成金を交付する事業を実施することとしました。
この事業は山梨県内の市町村においては、初めての試みとなります。
受付開始は、令和3年6月1日(火)からとし、受け入れ人数に関らず、受け入れた日数に応じて1日あたり10,000円、年間50,000円を上限として交付いたします。
なお、助成金の対象要件や申請方法等につきましては、お手元の資料の裏面に記入してありますので、ご参照いただければと思います。
甲府市内の中小企業者の皆様に、この助成金をご活用いただくことで、人材の育成と企業の活力向上の一助となればと考えております。
3つ目は、「こうふPR大使武田ハルくん」についてであります。資料の3をご覧ください。
本年の信玄公生誕500年を契機に本市を市内外にPRするため、甲府市のプロモーションキャラクターとして新たに「こうふPR大使 武田ハルくん」を任命いたしました。
ハルくんは、これまで本市のホームページ内にあります「わくわくキッズ」というコーナーに登場し、本市の歴史を案内する“甲府愛”に溢れたキャラクターとして親しまれてまいりました。
白い毛をあしらった兜を被り、右手に軍配を持った男の子で、その風貌はまるで信玄公さながらであります。また、“ハルくん”の名前は、信玄公が元服時に名乗っていた「武田晴信」に由来しています。
子どもたちがハルくんを目にした際、「何で信玄くんじゃないの?」と不思議に思い、ハルくんを通して郷土の英雄である武田信玄公に興味を持ち、学ぶきっかけとなって欲しいとの願いも込めております。
そしてこの度、ハルくんが本市のプロモーションキャラクターとしてデビューするにあたり、イラスト22ポーズと、色につきましてはカラー、グレースケール、モノクロの3色をご用意いたしました。みなさまには是非ハルくんのイラストを様々な場面でご活用いただき、市民のみなさまをはじめ、多くの方々にハルくんを知っていただき、愛していただきたい、そして利用していただきたいと思います。
イラストは甲府市に申請していただくことで使用でき、使用料は無料です。
申請の流れにつきましては、お手元の資料をご参照ください。
信玄公が今もなお、時代を超えて愛される武将であるように、ハルくんも世代を超えてみなさまに愛されるキャラクターとなるよう、ハルくんとともに信玄公生誕500年を盛り上げてまいりたいと思います。
よろしくお願いいたします。
本日の発表は以上であります。
(記者)
ワクチン接種の7月末までに完了予定というスケジュールについてお伺いします。
元々政府の指針が出る前までは、9月中までのスケジュールとなっていて、それから前倒しの計画を立てられたと思います。施設の確保はできたとの話ですが、人員については過密スケジュールで行っていかないとならないことだと思いますが、どうしてこのようなスケジュールが組むことが出来たのか、経緯を教えていただきたい。
(市長)
今年のゴールデンウィークも、あるいは今年の様々な状況も去年の新型コロナウイルス出現の時と変わらないという、忸怩たる思いを、私たち行政も、市民の皆様もお持ちだと思います。
そして、そのコロナ収束への鍵はやはり、ワクチン接種しかないと思っておりました。
その中で、ワクチンの供給を間違いなくするという菅総理みずからの決意も述べられました。
一日も早く市民の皆様方に、そして1人でも多くの皆様方にワクチン接種をしてもらいたいということで7月末までに、希望する高齢者すべての方々にワクチン接種をしようという、甲府市の意思として、9月中までを7月末までと再構築させていただきました。
接種会場を今までの公民館にプラスして、広い場所を予定し、今までも最大限ご協力をいただいておりました甲府市医師会、甲府市薬剤師会、さらには、甲府市歯科医師会の皆様方にもご協力をいただく中で、目標に向けて準備が整いつつあると思っており、できるだけ多くの方々にワクチン接種をしていただいて、社会全体で免疫体制を整えていきたいということで、本日発表させていただきました。
(記者)
このスケジュールでワクチン接種を終わらせるために、人員確保の面では、どのように可能にしたのか具体的に教えていただきたい。
(市長)
もともと甲府市は、医療従事者の皆さんとの連携について、普段から非常に良好にさせていただいており、お互いに意思疎通も図られております。
その中で、集団接種、個別接種を並行してやっていくという合意が取れておりました。ワクチンの供給時期、供給量が予定通りであれば、必ず接種完了できると思っております。その時期が確定し、間違いなく安定してワクチンが入ってくるということでありますので、供給されたワクチンを、早く確実に接種に結びつけたいとの思いで、再構築いたしました。
医師会の先生方とも綿密に協議を重ねる中で、会場の規模や医師の人数をモデル接種の状況も見ながらシミュレーションを重ね、改めて計画を立てさせていただきました。
(記者)
集団接種の会場数は、大きく6ヶ所という認識でよろしいでしょうか。
(福祉保健部長)
接種会場数につきましては、7会場でございます。
具体的には、旧相生小学校、東西南北の公民館、アイメッセ山梨、甲府記念日ホテル、この7ヶ所でございます。
(記者)
接種方式による内訳について、個別接種の回数と集団接種の回数の算出方法を伺いたい。
(福祉保健部長)
まず、クリニックで行っていただきます個別接種については、例年インフルエンザの予防接種を実施していただいておりますので、その実施件数より最大件数を算出して見込んでおります。
また、市内の病院においても、一日の予防接種件数より最大数を設定いたしております。
残りの集団接種での接種については、7月末までの接種完了目標に合わせて計算し、日程、会場を設定しているところでございます。
(記者)
高齢者の希望によっては、集団接種の件数が増えたり個別接種の件数が増えたりと変動するということでよろしいでしょうか。
(福祉保健部長)
持病を持っていらっしゃる方はかかりつけ医にまずご相談いただき、かかりつけ医で接種するか、集団接種の会場で接種するか決めていただければと思います。
また、集団接種の人数が増えたら予約ができないというご心配もあろうかと思いますが、その場合につきましては、接種会場の時間の設定を変更する、あるいは他の会場、例えば市役所本庁舎を会場にするというような想定をしております。予約状況を見ながら、設定をしていきたいと考えております。
(記者)
個別接種の予約も、6月1日、ないし6月17日から始まるということでよろしいでしょうか。また各々のクリニックに電話して予約するということでよろしいでしょうか。
(保健衛生監)
先ほどのスケジュールのとおり、75歳の以上の方と75歳未満の方の接種券を少し時期をずらした形で送付しますので、接種券が届きましたら、市内のワクチン接種に協力していただける医療機関で個別接種の受け付けをしていただければと思います。
クリニックについては各クリニックへ、それから病院については、市のコールセンターにお問い合わせいただければと思います。
(記者)
7月末の接種完了を実現するにあたってアイメッセ山梨を大規模会場として用意したとのことですが、アイメッセ山梨で1日に接種できる人数は最大何人になりますでしょうか。
(保健衛生監)
アイメッセ山梨で一日に接種できる最大人数は2180人でございます。
その他の会場と合わせて1日最大3000人の接種を見込んでおります。
(記者)
アイメッセ山梨だけで2180人接種できるという話ですが、アイメッセ山梨での接種会場の設置期間はどのくらいでしょうか。
(福祉保健部長)
8日間を予定しております。
(記者)
時期は6月中や7月中旬など決まっているのでしょうか。
(福祉保健部長)
6月が4日間、7月が4日間、計8日間を予定しております。
具体的には、6月19日、20日、23日、24日の4日間と7月10日、11日、14日、15日の4日間を予定しております。
(記者)
1回目の予約を遅くとも6月末ないしは7月7日までにお願いしたいとのことでしたが、それを過ぎてしまうと、予約ができないということでしょうか。それとも接種予約はできるが7月末までに接種完了が間に合わないということでしょうか。
(保健衛生監)
高齢者全員の方の接種を目指しておりますので、7月7日を過ぎても予約はできますが、7月31日までに、高齢者の接種を完了して、次の世代の接種を始めることを目指しておりますので、高齢者の方にもご協力をいただかないとできないと思います。
迷われる方もあると思いますが、いろいろご相談にものりますので、早く決断していただき、接種を受けるという方はなるべく6月中に申し込んでいただければ、7月31日までにほとんどの方は完了するということになります。
ぜひ、市民の方にもご協力をいただきたいところでございます。
よろしくお願いいたします。
(記者)
いつまでに予約しないとワクチン接種を受けられないということはないということでしょうか。
(保健衛生監)
もちろんでございます。
受けられないことはございませんが、高齢者の接種を7月31日までに完了して、そして次の世代にも広げていくためには、早く行うということが必要ですので、ぜひご協力をいただきたいと思います。
(記者)
7月末まで接種を受けるか悩み、それから接種を受けようとしても予約できるということでよろしいでしょうか。
(保健衛生監)
もちろん大丈夫ございますが、できるだけ早いご決断をお願いしたいと思います。
(記者)
計画上では予定通り高齢者の皆さんが6月末ないしは7月7日までに予約をしていただければ、7月末までには高齢者の接種が終わるという理解でよろしいでしょうか。
(保健衛生監)
皆様のご希望に沿って行うワクチン接種でございますので、申し込みいただかないと、高齢者のワクチン接種が完了しませんので、よろしくお願いします。
(記者)
接種予約の方法は先行接種の時と同じようにされるのでしょうか。
(市長)
電話とインターネットで予約を行います。
(記者)
接種会場が幾つか分かれているかと思いますが、予約の時に本人が希望できるのか、それとも市の方で振り分けるのか、どのように行うのでしょうか。
(保健衛生監)
早い時期をご希望の方は空いている場所ということになると思いますし、また、自宅と接種会場が近いほうがいいという、例えば公民館で受けたいという希望があればそのようにさせていただきたいと思いますので、予約時にご確認させていただきたいと思います。
本人の希望をお聞きして予約を入れていきます。
(記者)
高齢者のワクチン接種のスケジュールが今回7月末までということで、喫緊に終わらせないといけないということになると思いますが、これについて改めてお気持ちをお願いします。
(市長)
一向に収束の気配を見せず、また変異株も出てきたことで、まだ予断を許さない状況、まだ感染が広がる状況にあって、やはり収束への最大の鍵はこのワクチン接種だと思いますので、1人でも多くの市民の皆様方に接種していただきたいと思い、また国の方針も7月末までということであることから、高齢者の皆様、そして次の世代へとしっかりとつなげて、社会全体でコロナウイルスに勝っていきたいという思いでいっぱいであります。
そして、このスケジュールを発表させていただくことに至ったのは、やはり担い手であります甲府市医師会の皆様、薬剤師会、歯科医師会の皆様方の全面的な協力がなければできませんので、心から感謝申し上げたいと思います。
また、私ども職員も頑張っていきたいと思いますので、是非とも市民の皆様方には、アフターコロナに向けてご協力を心からお願いしたいと思います。
(記者)
アメリカの陸上チームが成田市で事前キャンプを予定していたが、中止を伝えたということです。甲府市はフランスのレスリングチームなどが事前キャンプ地としていますが、もし中止等の情報があったら教えてください。
(市長)
本市は、フランスの卓球チームとレスリングチームの事前キャンプ地としていただいております。今月入ってからもフランスの卓球連盟、レスリング連盟とメールでの連絡を取り合っております。
現時点では両チームの事前合宿は予定通り準備をされているということであり、卓球につきましては、甲府市総合市民会館、レスリングにつきましては山梨学院大学で、予定通りの準備を進めているところであります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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