昭和53年3月甲府市議会定例会会議録第5号

                午後1時21分 開議

○議長(小林淳光君) これより本日の会議を開きます。

 報告事項を申し上げます。

 休会中議長の元に請願2件が提出されました。

 右はお手元に配付いたしてあります請願文書表記載のとおり所管の委員会に付託いたしましたので御了承願います。

 次に、休会中基本構想並びに条例・予算・両特別委員会を開き、正副委員長の互選を行い、基本構想並びに条例特別委員長に、小河原正平君・同副委員長に、早川光圀君。

 予算特別委員長に、土屋直君・同副委員長に、内藤源一君がそれぞれ互選されましたので報告いたします。

 次に、三井五郎君は病気療養のため今会期中、清水清富君・上田英文君は一身上の都合により、関選挙管理委員長は一身上の都合により、赤羽病院長は診療業務従事のため本日それぞれ欠席する旨届け出がありました。

 以上で報告を終わります。

 これより日程に入ります。

 日程第1から日程第4まで4案を一括議題といたします。

 4案に関し総務委員長の報告を求めます。総務委員長 河西富夫君。

                (総務委員長 河西富夫君 登壇)

○総務委員長(河西富夫君) 去る15日の本会議において付託された案件について16日委員会を開会、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。

 まず議案第16号甲府市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定については、雇用保険法の施行に伴い失業者の退職手当に係る所要の改正及び勧奨による退職者に支給する退職手当の改善を行うためのものであり当局原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。

 次に、議案第42号昭和52年度甲府市一般会計補正予算(第7号)中当委員会所管分については、債務負担行為の補正中、中学校新設用地取得費に関連して、委員会は(仮称)北西中学開校の見通しを質したところ当局から現在未買収用地2,432平方米を残しているので、これの買収を年内に成立させ、昭和54年には校舎の建設に着工し、55年4月開校を目途として努力している旨の答弁がありました。これに対し委員中より、未買収地の取得に当っては、あくまでも地権者との話し合いにより円滑なる用地買収ができるよう慎重に対処すべきだとする要望意見があり、当局原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。

 次に、議案第45号昭和52年度甲府市商業高等学校移転建設事業特別会計補正予算(第2号)については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、請願第1号国民体育大会主会場の誘致について
 請願第3号屋内体育館床板改造工事等についての2件については、いずれも願意妥当と認め採択するものと決しました。

 最後に、請願第9号岡崎弘美琢美小入学について及び
 陳情第1号から第6号までの未熟児網膜症児の普通学校入学についての7件については、現場の受け入れ態勢等客観状況からして、現時点では時期尚早であるとする意見があり、採決の結果多数をもって不採択とするに決しました。

 なお、委員中より次のような希望意見がありました。

 一 普通学級に盲児を受け入れる一定の授業時間を設けること
 一 岡崎弘美ちゃんが今後1年間基礎教育を受けて、普通校への入学見通しがついたならば、普通校入学をも検討すること
 採択された請願については9月議会で結果の報告を求めます。

○議長(小林淳光君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。――質疑なしと認めます。

 これより日程第1 議案第16号及び日程第2 議案第45号の2案を一括採決いたします。

 二案に対する委員長の報告は可決であります。

 二案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異義なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第3 請願陳情書について採決いたします。

 まず、請願陳情書の中、請願第1号及び請願第3号の2件に対する委員長の報告は採決であります。

 2件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって請願第1号及び請願第3号の2件については委員長の報告のとおり決しました。

 次に、請願陳情書の中、請願第9号及び陳情第1号から陳情第6号まで7件に対する委員長の報告は不採択であります。

 7件については委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                (賛成者起立)

○議長(小林淳光君) 起立少数であります。

 よって請願第9号及び陳情第1号から陳情第6号まで7案については委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第5から日程第8まで4案を一括議題といたします。

 4案に関し民生委員長の報告を求めます。民生委員長 小林匡君。

                (民生委員長 小林 匡君 登壇)

○民生委員長(小林 匡君) 去る15日の本会議において、当委員会に付託された案件につき、昨日委員会を開き慎重に審査した結果を報告いたします。

 議案第44号昭和52年度甲府市交通災害共済事業特別会計補正予算(第2号)
 議案第47号昭和52年度甲府市病院事業会計補正予算(第3号)
 議案第42号昭和52年度甲府市一般会計補正予算(第7号)中当委員会所管分についての3案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、請願第7号被爆者援護施策について、請願第8号老人福祉センターの新設について、請願第17号心身障害者授産施設開設についての3案は、いずれも願意妥当と認め採択するものと決しました。

 なお、採択と決した請願は9月定例会において、その処理の経過及び結果について報告を求めます。

○議長(小林淳光君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第5 議案第44号及び日程第6 議案第47号の2案を一括採決いたします。

 2案に対する委員長の報告は可決であります。

 2案は委員長の報告のとおり決することに御異義ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第7請願書について採決いたします。

 本件については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第9から日程第16まで8案を一括議題といたします。

 8案に関し建設経済委員長の報告を求めます。建設経済委員長 武川和好君

                (建設経済委員長 武川和好君 登壇)

○建設経済委員長(武川和好君) 去る15日の本会議において当委員会に付託された議案・請願について16日委員会を開会、慎重に審査した結果について報告いたします。

 まず議案第34号から39号までの市道路線の認定については、いずれも当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。

 次に、議案第42号昭和52年度甲府市一般会計補正予算(第7号)中(建設経済所管)については、当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。

 次に、請願第4号・第6号・第27号の3件については、いずれも願意妥当と認め採択するものと決しました。

 なお、採択された請願の経過と結果の報告は9月議会に求めます。

○議長(小林淳光君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか、――質疑なしと認めます。

 これより日程第9 議案第34号から日程第14 議案第39号まで6案を一括採決いたします。6案に対する委員長の報告は可決であります。

 6案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第15請願書について採決いたします。

 本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって本件は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、日程第17から日程第34まで8案を一括議題といたします。

 8案に関し水道委員長の報告を求めます。水道委員長 原田正八郎君。

                (水道委員長 原田正八郎君 登壇)

○水道委員長(原田正八郎君) 去る15日の本会議において、当委員会に付託されました議案について、16日委員会を開き慎重に審査いたしました経過と結果をご報告いたします。

 まず議案第42号昭和52年度甲府市一般会計補正予算(第7号)中当委員会所管分
 議案第43号昭和52年度甲府市下水道事業特別会計補正予算(第6号)及び
 議案第48号昭和52年度甲府市水道事業会計補正予算(第2号)の3案は、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第40号請負契組の変更契約締結について(住吉幹線下水道管布設工事(シールド工))
 議案第41号請負契約の変更契約締結について(山城幹線下水道管布設工事(シールド工)の2案は、それぞれ道路管理者との協議内容に変更をきしたため、契約変更をしようとするものでありますが、委員会は山城幹線の増額と工期延長の変更について、現在県で施工している県道精進湖線改良工事との関連で、やむを得ない点は理解できるが、下水道事業の工事は規模も大きく、わずかな変更でも多額な経費を要し工期にも影響をきたすおそれがあるので、主体性をもって対処し、安易に変更すべきではないとの意見が多く出されたのに対し、当局から、今後は関係機関等との事前協議には万全を期し、慎重に対処するとの表明がされましたので、委員会もこれを了承し、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第51号請負契約の締結について(大津終末処理場曝気沈砂池建設工事)及び
 議案第52号請負契約の締結について(大津鎌田川幹線下水道管布設工事(シールド工))の2案については、委員会は、特に総務部検査担当の意見も聴取する中で審査を行った結果、下水道関係の工事は、国の景気浮揚策により工事量も増大してきており、特殊技術や資材を必要とするため、施工業者も県外大手企業により行われる部分が多いが、下水道部職員の専門的知識・技術の向上を図り、人的配置についても十分対応できる体制を整えるとともに、県内業者施工のための指導育成についても配慮すること。また、工事検査に当っては、地下に埋設されてしまう工事であるので慎重に対処することを強く要望し、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

 次に、議案第53号財産の取得について(大津終末処理場汚泥処理施設用地)は、取得価格について質したのに対し、当局から不動産鑑定に基づいて取得するものであるとの答弁があり、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。

○議長(小林淳光君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか、――質疑なしと認めます。

 これより日程第17 議案第43号から日程第23 議案第53号まで7案を一括採決いたします。

 7案に対する委員長の報告は可決であります。

 7案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第4・日程第8・日程第16・日程第24議案第42号昭和52年度甲府市一般会計補正予算第7号について採決いたします。

 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。

 本案は各常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって本案は各常任委員長の報告のとおり可決されました。

 次に、日程第25から日程第27まで3案を一括議題といたします。

 3案に関し甲府刑務所移転促進に関する調査特別委員長の報告を求めます。小沢網雄君。

                (甲府刑務所移転促進調査特別委員長 小沢網雄君 登壇)

○甲府刑務所移転促進特別委員長(小沢綱雄君) 去る15日の本会議において当委員会に付託された議案・請願について同日委員会を開会、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。

 まず議案第46号昭和52年度甲府市刑務所跡地開発事業特別会計補正予算(第3号)については、新営刑務所用地取得費等が主なものであり、当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。

 次に、議案第54号財産の取得及び処分について
 議案第55号昭和52年度甲府市刑務所跡地開発事業特別会計補正予算(第4号)についての2案は、朝気1丁目の現刑務所の敷地・建物・工作物等の一切を25億5,072万8,000円で取得し、市が堀之内町に取得した刑務所用地と刑務所の建設に要する費用を24億5,152万5,000円で処分するための案件でありますが、委員会は、現刑務所の購入価格は市当局及び県選出の国会議員等の政治折衝により、当初予定した価格より安く購入することができたが、堀之内町の刑務所用地は市が取得した額より安い評価となったため、財政負担が多くなることが予想される。したがって、今後の事業執行にあたっては、分譲地の処分がスムースに行えるようにするなどして財源確保に一層の努力をすべきだと強く要望いたしました。

 また、新刑務所の建設は、本年5月に契約の運びとなる予定であるとの説明がありましたが、委員会は不況の折でもあり、業者指名については、法務省との協議事項に指定されているとはいえ、市長の権限が侵害されることのないよう慎重に行うべきだとの要望を付し、2案については当局原案のとおり異議なく可決するものと決しました。

○議長(小林淳光君) 以上で報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか――質疑なしと認めます。

 これより日程第25 議案第46号から日程第27 議案第55号まで3案を一括採決いたします。

 3案に対する委員長の報告は可決であります。

 3案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって委員長の報告のとおり可決されました。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため3月18日から3月29日まで12日間は休会いたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(小林淳光君) 御異議なしと認めます。

 よって3月18日から3月29日まで12日間は休会することに決しました。

 休会明け本会議は3月30日午後1時より開会いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。

                午後1時45分 散会