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更新日:2020年6月19日

令和2年度日本遺産認定!

この度、甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡~水晶の鼓動が導いた信仰と技、そして先進技術へ~』が日本遺産に認定されました!

日本遺産とは

日本遺産ロゴ

地域に点在する史跡や伝統芸能などの有形・無形の文化財をパッケージ化し、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーとして「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用し、地域活性化を図ることを目的としています。

甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡~水晶の鼓動が導いた信仰と技、そして先進技術へ~

ストーリーの概要

昇仙峡一帯の山地は、水の塊と信じられていた水晶を産出する水源信仰の地であり、地域を流れる荒川上流を訪ねると、悠久の時をかけた浸食により形成された大小の滝や巨石、奇岩に驚かされます。水が作った芸術品ともいえるこの渓谷美は、江戸時代末期に行われた新道開削により奇跡的に出現したものですが、地域の人々の熱意により日本有数の景勝地として磨きあげられてきました。そして、昇仙峡一帯で産出された豊富な水晶とその加工技術は、匠の技として日本一のジュエリ―産業の基盤となり、更には人工水晶製造技術へと繋がってスマートフォンなどの電子機器に使用されるなど、過去から現代に至る私たちの生活を支えているのです。

ストーリーの主な構成文化財

【御嶽昇仙峡】

覚円峰

巨岩や奇岩、奇石群を擁し、希少な造形美を形成する日本有数の渓谷。

 

【燕岩岩脈】

燕岩岩脈

この岩脈は黒富士火山を構成する火山岩類のひとつで、昇仙峡の形成に大きく関わっている。
何万年も続いた火山活動の歴史を語りかけてくれる貴重な自然遺産である。

 

【金峰山五丈岩】

金峰山五丈岩

五丈岩は標高2,599mの金峰山山頂にある巨大な花崗岩で、金櫻神社の本宮となっている。
山頂からは、水の信仰に関わる土馬や水晶玉などが発見され、出土品は山梨県立博物館に展示されている。
山頂の美しい眺望は、修験者のみならず、多くの登山者や写真・文学愛好者をも魅了している。

【金櫻神社大々神楽付面と衣装】

金桜神社

修験の地である金櫻神社に室町時代から奉納されている民俗芸能。二十六座のうちには修験の所作が随所に認められ、金峰山麓に育った特異性を持つ。
その舞は、今もなお五月の例大祭において、山々の桜、新緑の木々とともに人々を魅了する。

 

【長田円右衛門顕彰碑】

長田円右衛門顕彰碑

昇仙峡という呼称以前、御嶽が広く世に知られるきっかけとなった新道を開拓した長田円右衛門。村人を助け、文人画家を招き、遊覧客を接待した。
甲府勤番士にも支えられ、甲府代官所とも連携した。その功績は顕彰碑に刻まれ、昇仙峡の中心の地で今の世も多くの人々にたたえられている。

【金櫻神社の御神宝】

金櫻神社御神宝

金櫻神社の御神宝。
この水晶玉の加工技術は京都で水晶玉加工販売をしていた玉屋の番頭弥助が水晶買い付けの際、金櫻神社の神官達に伝授したといわれている。

 

【塩澤寺地蔵堂】

塩澤寺地蔵堂

天暦9年(955)、空也上人開創と伝える。古湯・湯村温泉郷にあり、湯治・療養・観光・登山等、信仰厚い厄除け地蔵尊をお守りする。
毎年2月13日正午から14日正午に開かれる「厄除け地蔵尊祭り」には県内外から大勢の人々で賑わう。
古くから地域の信仰、湯村観光の要所である。

【湯谷神社】

湯谷神社

大同3年(808)、弘法大師によって開湯されたのが湯村前身である志麻の湯。
志麻の世より信仰され、秋葉権現、大宮さん、湯村温泉郷の守り神である湯谷大権現を合せて祭神とする。
なかでも湯谷権現は慶長6年(1601)の検地帳(広瀬家古文書)にも書かれており、中世を今に伝える歴史遺産である。


上記以外にも、ストーリーを構成する文化財はまだまだあります。芸術的な渓谷美を楽しみながら、過去から現在、そして未来へと紡がれていく昇仙峡のストーリーをお楽しみください。