山梨県の市川三郷町は手すきの和紙で知られ、その歴史は平安時代にさかのぼると言われています。もちろん武田家の御用紙に用いられ、徳川家の御用紙としても幕府に献上されたそうです。そんな市川和紙をはじめとする、日本の温もりのある紙を用いた小物を数多くセレクトした「くるむ」。カラフルで、ギフトにも喜ばれそうなものがたくさん揃っています。駅前の甲州夢小路の中にある人気店です。
こちらは、市川大門にある「大直」の紙ブランド「めでたや」の祝儀袋。
人気の高いご朱印帳やご朱印帳ケースがずらり。
季節の風物詩の紙細工は可愛らしくて見ていて飽きません。ぶどうと桃、かき氷。
山梨の伝統工芸品の甲州印伝の小物も豊富に揃えていて、ぶどうや紫陽花などの柄が目を引きます。男性には変わり市松などの柄も人気だそう。札入れ、がま口、キーケース。鹿革に漆で模様をつけた印伝は手に馴染み、使い勝手のよさそうなものばかりです。
美しい和紙を一枚から買うことができるのもうれしい。アイデア次第で、暮らしのなかの色々な機会に活かせそうです。
TEXT:MARI KATSURA PHOTO:MIDORI YAMASHITA