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更新日:2022年11月30日

太宰治ゆかりの地をめぐる

県立文学館→清運寺→御崎神社→新居跡→喜久の湯→湯村温泉郷

作家・太宰治が新婚時代を過ごしたゆかりの場所をめぐり、太宰治の世界に思いを馳せるコースです。

太宰治についてのページ

県立文学館

県立文学館の画像

※2022年12月1日(木)〜2023年4月下旬頃まで、館内設備工事のため休館となります。

山梨県立文学館は、全国でも例の少ない県立の文学資料博物館です。山梨県出身の文学者を中心に、山梨を描いた作品、さらに、日本文学史上に大きな業績を残した文学者の資料を収集・保存しています。芥川龍之介、太宰治らの草稿・ノート類等も展示しています。

清運寺(せいうんじ)

清運寺の画像

太宰が御坂峠の天下茶屋を下り、結婚直前に住んでいた下宿・寿館の前の道は清運寺の参道になっていて、中央には大きな敷石があったそうです。

現在は、アスファルトの道路になっていますが、太宰が執筆の合間に散歩がてら通ったであろうその参道の敷石は、現在、境内の藤棚の下に敷き詰められています。

また、清運寺には幕末の志士・坂本龍馬のいいなづけ・千葉さな子(佐那・佐那子)のお墓があります。

御崎神社(みさきじんじゃ)

御崎神社の画像

太宰は、執筆の合間に住まいの御崎町周辺をぶらぶらと歩いていたようです。御崎神社もその1つ。太宰の家からは目と鼻の先にある神社です。当時、着流しに下駄という姿で散歩をしていた太宰を目撃した人もいるのでは?

御崎神社は、初めは石和(現:笛吹市)にまつられ、武田信虎がつつじヶ崎に館を構えた(現:武田神社)時、館の守護神として、館の三の曲輪に遷座。その後、甲府城や城下町の鎮守として現在の場所に移し、まつられています。

  • アクセス:甲府駅からバス5分・朝日5丁目下車、徒歩3分
  • 所在地:甲府市美咲2-10-34
  • 電話:055-252-4519

新居跡(太宰治碑)

新居跡(太宰治碑)の画像

太宰と妻・美知子は昭和14年1月に新居となる御崎町の借家に移りました。御崎町での生活は、8か月という短い期間でしたが、充実した日々を過ごしたようです。

新居は昭和20年の甲府空襲で焼けてしまいましたが、現在は新居があった場所に「太宰治僑居(きょうきょ)跡」の石碑があります。

  • アクセス:甲府駅からバス5分・朝日5丁目下車、徒歩2分
  • 所在地:甲府市朝日5丁目

喜久の湯

喜久の湯の画像

太宰は毎日3時ごろまで机に向かい、それから近くの「喜久の湯」に行って、汗を流したといわれています。

喜久の湯の創業は昭和9年。今でも地元の皆さんの憩いの場として親しまれています。

  • アクセス:甲府駅からバス5分・朝日5丁目下車、徒歩1分
  • 所在地:甲府市朝日5-14-6
  • 電話:055-252-6123

湯村温泉郷

湯村温泉郷のイメージ画像

甲府駅からバスで15分。古くは、志麻(摩)の湯と呼ばれ、大同3年(808)に弘法大師によって開かれたと伝えられる温泉で、「信玄公の隠し湯」としても有名です。

湯村温泉郷にある「旅館明治」は、太宰が小説を執筆したことで有名な宿です。

太宰は、明治でも最も眺めの良い部屋を指定していたそうで、執筆は2番目に明るい部屋で、寝起きは1番明るい部屋と決まっていたそうです。

現在でも少しかたちを変えてではありますが、太宰の泊まった部屋が残されており、部屋の正面には太宰の作品などが展示してあります。

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