かつて日本一の水晶の産地として知られた山梨。ジュエリー産業は、水晶玉の加工から始まりました。水晶の枯渇から一度は翳りをみせましたが、様々な原石を輸入することにより、現在のように発展。最近では、ジュエリーデザイナーたちが、自身で水晶などの研磨加工ができることで、再度注目を集めています。このムーブメントを牽引するのが、ジュエリーショップが増えつつあるオリオンイースト通りにある「TO LABO」の甲州水晶貴石細工の伝統工芸士で代表の大寄智彦さん。ぜひ訪れてみて。存在感のある、ローズクオーツとスモーキークオーツのリング、各¥180,000(税別)。
同じものはふたつとない、天然石のジュエリー。オパールのリング(右)¥120,000(税別)、(左)¥52,000(税別)、ネックレス(各)¥78,000(税別)。
工房の機能も併せ持つショップは、2014年3月にオープン。ほかにはない、はっとするデザインのものが多く、一期一会の出会いが期待できます!
幼い頃から水晶に触れる環境に育った、3代目伝統工芸士大寄さんのジュエリー。甲府の歴史や環境がはぐくむチャーミングなものばかりです。
TEXT:MARI KATSURA PHOTO:MIDORI YAMASHITA