ホーム > 歴史 > 信玄公(武田家)ゆかりの場所

ここから本文です。

更新日:2024年2月7日

信玄公(武田家)ゆかりの場所

 武田神社 たけだじんじゃ

武田神社

甲斐の名将・武田信玄公をまつった神社で、大正8年(1919)に創建されました。この地は、元来、武田氏三代が63年に渡り国政を執った由緒ある「つつじヶ崎」の館跡で、国の史跡に指定されています。つつじヶ崎の館は戦国大名の館としては全国最大規模を誇るものです。菱和殿(りょうわでん)の天井画には、山梨県内で見られる草木・禽獣(きんじゅう)やキノコが描かれ、幽玄な世界を醸し出しています。

 甲斐善光寺 かいぜんこうじ

甲斐善光寺

信玄公によって創建された甲斐の名刹。信玄公は、長野善光寺が川中島の戦いで戦火に遭うのを心配して、本尊の阿弥陀如来をはじめ諸仏や寺宝類を甲府に移しました。武田氏の滅亡以後も徳川家康らの手厚い保護を受けてきました。本堂と山門は国の重要文化財になっています。撞木(しゅもく)造りの本堂は、東西約38m、南北約23m、高さ約26mもある堂々としたもので、東日本最大級の木造建築物です。

甲斐善光寺所蔵・木造源実朝坐像について

 積翠寺 せきすいじ

積翠寺の画像

境内の巨石から泉が湧き出ていたことで、石水寺と呼ばれていましたが、後に積翠寺と改められました。信虎夫人がこの寺で信玄公を産んだといわれ、現在も産湯をくんだ井戸や産湯天神が残っています。信玄公はこの寺で和漢連句の会を開き、その記録が残されています。

  • アクセス:甲府駅北口からバス15分・積翠寺下車、徒歩5分
  • 所在地:甲府市上積翠寺町984
  • 電話:055-252-6158

 要害城跡 ようがいじょうあと

要害城跡の画像

積翠寺背後の釣り鐘をふせたような要害山に、信玄公の父・武田信虎公が永正17年(1520)に築いたのが要害城です。標高は770m。戦の際に立てこもるのを目的とした詰め城で、山頂を整形して主郭とし、山腹にも連続的に郭を配置し防備を固めています。
遊歩道が整備され、山頂(城の主郭部)までは約30分。土塁や堀跡など城の遺構も見ることができます。

  • アクセス:甲府駅北口からバス15分・積翠寺下車、徒歩15分
  • 所在地:甲府市上積翠寺町
  • お問い合わせ:055-237-5702(甲府市役所観光課)
  • ホームページ

 信玄公墓 しんげんこうはか

信玄公墓の画像

信玄公の遺体を火葬した場所だといわれ、火葬塚とも呼ばれています。
信玄公の墓はこのほか、山梨県内では大泉寺、恵林寺、長野県の諏訪湖、長岳寺と竜雲寺、和歌山県高野山、愛知県福田寺、京都の妙心寺など全国にあります。
これは信玄公が遺言によって、喪を3年間秘めていたことや万一の外敵を恐れて、埋葬地を秘密にしていた結果ともみられています。

  • アクセス:甲府駅北口からバス8分・護国神社入口下車、徒歩10分
  • 所在地:甲府市岩窪町
  • お問い合わせ:055-237-5702(甲府市役所観光課)

 大泉寺 だいせんじ

大泉寺

大永元年(1521)、武田信虎が天桂禅長を開山として建てた寺で、信虎の菩提寺です。
天正2年(1574)3月、信虎が信州で没した時、その遺骸を国元に送り、ここに埋葬されました。
この寺も戦災のため、法堂、庫裡などを焼失しましたが、幸い、武田3代の霊廟、総門、宝蔵は火をまぬがれ、霊廟には信虎・信玄・勝頼3代の肖像が安置されています。

  • アクセス:甲府駅北口からバス5分・武田3丁目下車、徒歩10分
  • 所在地:甲府市古府中町5015
  • 電話:055-253-2518

 入明寺 にゅうみょうじ

入明寺の画像

この寺には、信玄公の二男・武田信親(竜宝・竜芳)のお墓があります。
信親は幼少から目を患い、盲目に。半僧半俗となり、「お聖道様」とも呼ばれました。また、信州の海野城の城主になった時には、海野次郎信親と名乗りました。
天正10年(1582)、武田勝頼が天目山の戦いで敗れると、信親は入明寺境内で自刃(42歳)。寺には、位牌や信玄公から8代後の護信が作った信親の木像が伝えられています。

  • アクセス:JR身延線南甲府駅から徒歩15分/甲府駅南口からバス15分・伊勢町営業所下車、徒歩15分
  • 所在地:甲府市住吉4-13-36
  • 電話:055-235-5337

 信玄公像 しんげんこうぞう

信玄公像の画像

昭和44年4月12日(信玄公の命日)に甲府駅前に武田信玄公銅像建立奉賛会から寄附により設置されました。昭和60年に甲府駅ビル西側の現在地に移転されました。銅像の高さは3.1m、重さ5t、台座はみかげ石で作られています。

  • アクセス:甲府駅南口から徒歩1分
  • 所在地:甲府市丸の内(甲府駅南口駅前広場)
  • お問い合わせ:055-237-5702(甲府市観光課)

 信虎公像 のぶとらこうぞう

信虎公像1

2019年のこうふ開府500年を記念して、甲府の礎を築いた武田信虎公の業績を知ってもらおうと甲府商工会議所が企画・制作を行い、甲府駅北口よっちゃばれ広場に設置しました。銅像の高さは2.1m、重さは400kg。右手に軍配を持ち、武田氏の本拠地つつじが崎館(現武田神社)を背に、甲斐国を統一した後登ったと伝えられている富士山を見据えています。

  • アクセス:甲府駅北口から徒歩1分
  • 所在地:甲府市北口(甲府駅北口よっちゃばれ広場)
  • お問い合わせ:055-237-5702(甲府市観光課)

 

甲府五山 こうふござん

甲府五山の画像

甲府(府中)五山は、信玄公が府中やその周辺に定めた5つの寺院のことです。

長禅寺・東光寺・能成寺・円光院・法泉寺で、いずれも武田氏とゆかりの深い寺院です。

甲府五山のページへ