ホーム > 結婚 > 今どきの結婚事情

更新日:2019年4月1日

ここから本文です。

今どきの結婚事情

深沢葵様と篠原源成様甲府市と山梨英和大学が連携で行っている「学生の結婚観醸成事業」に協力している山梨ウエディング協議会理事で古名屋グループのウエディング事業部営業統括マネージャー篠原源成さん(写真右)と、サドヤ シャトー・ド・プロヴァンスのチーフプランナー深沢葵さん(写真左)に、今どきの結婚事情について伺いました。

 

山梨英和大学の学生が行った模擬結婚披露宴をサポートしてみた感想は?

学生のみなさんが2カ月という短期間で衣裳、装飾、料理、イベントなどをさまざまなコンセプトを自分たちで考え、実現したことに驚きました。また、周りに結婚している人がまだ少ない年代なので、模擬披露宴を行うまで結婚式がどういうものか知らない人がほとんどでしたが、取り組み前にサドヤで実際の式場を見学し、模擬披露宴を自分たちで行ったことで、「結婚や結婚式について以前より考えるようになった」という声も聞くことができ、事業の目的が達成できたと感じています。

模擬披露宴で参考にしたいと思ったことはありましたか?

現在、弊社では入籍をされるカップルを対象に結婚式等を提供していますが、今回の模擬披露宴のテーマの副題が「LGBTと私たちの未来」ということもあり、入籍ができないカップルへの対応についても考える機会をいただきました。

最近の人たちの結婚観はどう変化していますか?

結婚の意義を「今後の人生を過ごすための場づくり」ととらえている傾向が強いです。一方で「結婚しなくても幸せ」と考える人が増加しています。「子どもを作るのであれば結婚すべきである」という考えも減少していて、多様な生き方や価値観が許容されつつあると感じています。

結婚式を挙げる意義はどこにあると思いますか?

結婚式は「自分が主役の舞台」を経験できる滅多にない機会です。人生の新しいスタートを大切な人たちから祝福してもらい、幸せを分かち合うことができるのが披露宴です。また結婚式は「二人が初めて行う作業」です。準備、本番と行うことはとても多いですが、日常生活では味わえない喜びを感じられ、相手のことを理解するきっかけにもなります。

そして、結婚式は「両親への感謝のためのもの」でもあります。両親に今までの感謝の気持ちを言葉で伝えられるとともに、パートナーとともに歩む姿を見てもらうことが両親を安心させることになります。

最近の結婚式の傾向は?

結婚式の演出は自分たちらしい表現やアットホームなムード、自分たちの気持ちが参列者に伝わることを望まれる方が多いです。実際にガーデンでの結婚式やカジュアルなドレスコードを設けた披露宴などを行ったことがあり、多様になっていると感じています。またご両親やゲストを大切にされ、参列者との絆が感じられる結婚式を希望される方たちも増えています。

結婚式についての課題とこれからの対応は?

全国と同様に山梨も人口が減っていて、その速度は予想以上に速く、それに伴い結婚式も減っています。多様な結婚式を提供できることを広くPRし、多くの方が結婚式を挙げ、結婚式を通じて産業の拡大や人口の増加にも貢献できればと考えています。

深沢さんが考えるウエディングプランナーという職業の魅力は?

深沢葵さん結婚されるお二人の幸せをみなさまにお届けできることです。そして参列されたみなさまの幸せな笑顔が見られることも魅力だと感じています。