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更新日:2025年5月1日
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本市では令和6年度、地球温暖化対策への取組として、地域特性に応じたバイオマスエネルギーの活用を推進するため、農業従事者の協力を得る中で、新たなバイオマス燃料である「ヤマトダマ」の地産地消に向けた実証事業を行いました。
バイオマス燃料の生産に特化した新品種の植物です。成長速度が早く、わずか半年で最大6mに達します。成長した幹や枝などの木質部分は、乾燥させることでバイオマス燃料として利用でき、ゼロカーボンの実現に寄与することが期待されます。
市内の8か所の遊休農地などにおいてヤマトダマを栽培し、栽培前後の土壌の性質や収量、温度等のデータを収集・分析することで、本市がヤマトダマの栽培に適しているかを明らかにしました。
甲府市農業センターにおいて、本市関係者や農業委員等の協力を得る中で、計200ポットにヤマトダマの種をまきました。
ヤマトダマが発芽し苗が成長したため、6月に市内8か所の協力農家の農地及び本市の施設にて、ヤマトダマの植替えを行いました。
6月の植替え時に10cm程度であったヤマトダマは、夏の猛暑の中で急速な成長を遂げ、8月には3mに達した場所もありました。
12月、最大3mを超える高さにまで成長したヤマトダマの収穫を行いました。また、1つの苗から数百個の種を採取しました。
本市農業委員や農家の方々を対象に、ヤマトダマの実証結果の報告会を開催しました。
報告会では、栽培前後の土壌の性質や収量、温度等のデータ分析の結果などから、ヤマトダマに適した生育環境等について報告を行いました。
令和6年度ヤマトダマ実証結果報告書概要版(PDF:5,210KB)
本実証結果から、ヤマトダマの成長には1日を通して日照時間を確保できる場所が適しており、日照時間・気温ともに全国トップレベルである本市は、その適地であるということなどが明らかになりました。
今後においても、ヤマトダマの地産地消の確立に向け、引き続き取り組んでまいります。
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〒400-0831 甲府市上町601番地4
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