更新日:2019年3月29日

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DVとは

DVとは、「ドメスティックバイオレンス」の略で、配偶者(事実婚や同棲を含む)や恋人など、親密な関係にある、または関係にあったものからの暴力」という意味で使用されます。被害者の多くが女性であり、女性の人権を著しく侵害する社会的問題です。また、この暴力は繰り返され、エスカレートする傾向があり、家庭内で起こることから、被害者は孤立しがちです。

だからこそ、女性自身が、DVに気づき、早めに相談すること、そして、関係機関が連携し、適切な対応を行うことが大切となります。

甲府市における状況

平成27年度甲府市男女共同参画市民意識調査において、配偶者や恋人から受けた被害行為で「あった」がとした回答は、次のとおりとなっています。

大きな声でどなるの結果

「DV」の種類

身体的暴力

殴る、たたく、蹴る、腕をつかむ、髪をひっぱる、物を投げつけるなど

精神的な暴力

無視する、大声で怒鳴るなど

性的暴力

嫌がっているのに裸等を撮影する、中絶を強要するなど

経済的暴力

生活費を渡さない、洋服などを買わせない、仕事をさせない

子どもを利用した暴力

子どもに暴力をふるうと言って脅かす、子どもを危険な状況に遭わせるなど

社会的暴力

交友関係や実家との付き合い、メールの内容等を細かく監視する

ここがポイント!

Q:被害者には、どんな影響を及ぼしますか

A:暴力を振るわれた本人は心身に深いキズを残します。

身体的に、外傷、あざ、打撲、火傷、骨折など受けるだけでなく、精神的には、緊張、イライラ、無気力、自責の念、不安など、様々な影響を生じます。

Q:いっしょにいる子どものことが気がかりだけど、将来的にどんな影響がでますか?

A:子どもも両親の暴力を目のあたりにすることから、大きなストレスを受けます。また、父親から暴力を受けた母親が子どもに、虐待を行ってしまうこともあります。

暴力の目撃により、なかには、自分の育った家庭での人間関係のパターンから、感情表現や問題解決の手段として暴力を学習することもあり、心身の発達に影響を及ぼします。このため、こどものケアも非常に重要なこととなります。

Q:家庭の問題だけでなく、女性を取り巻く社会的なことも関係があるのではないですか?

A:DVには、現在社会の構造的な問題が関係しています。

長年にわたる「男は仕事、女性は家庭」といった男女間の固定的役割分担意識や男尊女卑の残存、妻で職業に就く人が少なく、収入がないといった経済格差など、個人としてはどうにもできない構造的な問題も大きく関係していると考えられます。

Q:なぜ、逃げることができないのですか?

A:被害者には、恐怖感や無力感等から、行動を起こせない状況が見受けられます。

暴力を受けたことで、「逃げたら、何されるかわからない」といった恐怖感から家を出る決心がつかないとか、「このまま、どうすることもできない」といった無気力状態に陥るとか、子どもの安全等が気にかかり、逃げることに踏み切れないとか、手持ちのお金があまり無く、暮らしていくのにお金のことが心配等、様々な問題が存在しています。

Q:DVは、繰り返されるの?

A:暴力には、負のサイクルがあり、巻き込まれると簡単には抜け出せない場合も出てきます。

暴力には、一定のサイクルがあり、当事者の間に次第に緊張が高まり、次の段階で暴力を振るう時期が来て、その後、「もうやらない、許してくれ」と泣いて謝り、プレゼントをするなどしてやさしくなる、でも、その後は、また同じことを繰り返すといったパターンが見受けられます。ただし、全てがこうしたケースに当てはまるわけではないので、サイクルがなくても注意が必要です。

Q:暴力を振るうのは、どんなタイプの人ですか?

A:加害者の状況を見ると、年齢、学歴、職業などで、一定のタイプといえるものはありません。

人当たりが良く、後で周囲から「あの人が暴力を振るっていたなんてとても想像できない」と思われたりする人もいますし、普段から人に対して暴力的な人もいます。場合によっては、アルコール依存や精神疾患等が関連して暴力を行っていると考えられる人もいます。

甲府市の取組み

  • 甲府市では、この問題に対応するために、「甲府市配偶者等からの暴力の防止及び被害者支援基本計画」を策定し、「DVのない社会の実現」を目指し、庁内関係課や甲府市男女参画推進委員会等と連携し、取組みを実施しています。
  • 甲府市及び甲府市男女共同参画推進委員会では、女性に対する暴力をなくす運動週間(11月12日~25日)に、甲府駅前で、街頭啓発活動を実施しました。通行する市民の皆さんに、DV防止パンフレットの配布を行い、意識醸成を図りました。
  • 甲府市男女参画推進委員会では、甲府市役所1階市民活動室における「パネル展開催」や「甲府大好きまつり」会場でアンケートを実施する等のDV防止の啓発活動を行いました。
  • 甲府市では、下記の「甲府市女性総合相談室」」を開設しています。被害者のニーズに応じて、「山梨県女性相談所」や「福祉事務所」等と連携した相談支援に取り組むとともに、トラブル解決のために法的な必要がある場合には、「法テラス」(日本司法支援センター)を紹介するなど、迅速で適切な対応に努めています。
    相談された方の個人情報は、厳重に守ります。一人で悩まず、ご相談ください。

甲府市女性総合相談室

電話:055-223-1255

相談受付:

電話相談 月曜日~土曜日 午前9時00分~午後4時00分

面接相談 月曜日~金曜日 午前9時00分~午後4時00分

相談内容:女性に係る各種相談(DV、家族や自分自身の悩みなど)

他の機関による相談窓口

山梨県女性相談所

電話:055-254-8635

相談受付:

電話相談 月曜日~金曜日 午前9時00分~午後8時00分

面接相談 月曜日~金曜日 午前9時00分~午後5時00分

相談内容:女性に係る各種相談(DVを含む)、保護、自立支援

山梨県立男女共同参画推進センター

電話:055-237-7830

相談受付:

電話相談 月曜日~土曜日 午前9時00分~午後5時00分

面接相談 月曜日~金曜日 午前9時00分~午後4時00分
(第2・第4月曜日は休み)

相談内容:女性に係る各種相談(DVを含む)、情報提供

山梨県警察総合相談室

電話:055-223-9110

相談受付:24時間受付(土日・祝日・夜間は警察署の日直又は宿直の警察官が対応)

相談内容:DV相談など

女性の人権ホットライン

電話:0570-070-0810

相談受付:

電話相談 月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時15分

面接相談 月曜日~金曜日 午前9時00分~午後5時15分

相談内容:DV相談など