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2024年2月号・「荒川ダム」高さ約88mのダムを下から見上げてきました‼

202402-1市北部の関東山地・国師ヶ岳を源流とする荒川をせき止めている「荒川ダム」。今回は事前に許可をいただいて、ダム内部を実際に歩きながら見学し、貴重な体験をしました。

※荒川ダム(昭和61年3月完成)と能泉湖

 

 

荒川ダムの役割

荒川ダムは、ロックフィルダムという型式で、岩石などを主材料としてつくられているダムです。主に①洪水の調節、②流水の正常な機能維持、③上水道や農業用水の補給、④管理用発電の4つの役割を果たしており、水害の防止から生活用水の確保まで、私たちの生活に必要不可欠であることを再認識しました。

普段は見ることのできないダム内部

202402-2管理事務所職員さんの案内のもと、ダムの石積みに沿うように設置された長い外階段を下りました。石積みを間近で見るまでは、ほぼ壁のようなイメージでしたが、意外となだらかな斜面でした。

※約370段の外階段と下から見上げたダム

 

 

202402-3そこから、ダム建設工事の際に荒川の流れを迂回させていた仮排水路を通り、ダム堤体の真下にある監査廊を歩きました。監査廊ではダムの漏水などが無いかを調べているそうです。監査廊から堤体内部にある約350段の階段を上り、管理事務所へと戻りましたが、階段の勾配がきつく、ダム内部の点検には体力が必要だと感じました。

※監査廊に続く約350段の急階段

ダムの見学に行ってみませんか?

昨年9月から見学を再開しており、小学生の校外学習から観光目的まで多くの方が訪れているそうです。見学では、ダムの役割の説明のほか、「洪水調節で大量の水を放流する際に川で遊んでいると危険なので、サイレンを鳴らしている」など、注意喚起も行っているとのこと。

202402-4今回の見学では、「荒川ダム開発の記録」というDVDを見せていただきました。ダム建設の過程が映像で残る貴重な資料で、事前に予約をすれば、どなたでも鑑賞可能だそうです。

※事務所では貴重な資料を鑑賞できます

 

 

今月の市民レポーター/武田 和巳(たけだ かずみ)

takeda_kazumiダムの石積みは、ダム近くの「原石山」から粉砕して出た石を積み上げたそう。また、ダムの一番の役割は、暴れ川と呼ばれた荒川の洪水を防ぐことと知りました。急な外階段を下りて見上げる荒川ダムは迫力満点です。脚に自信のある方は、ぜひダムを真下から見上げてみてください。

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